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田舎暮らしってどんな暮らし?人口7,500人の町に引っ越してみたら|脱・東京!北海道でメロン農家になりたい夫婦の農業研修記 No.1

コロナ禍をきっかけに東京を離れ、メロン農家になるべく北海道安平町へ移住した夫婦の農業研修日記の連載がスタートしました!第一回は、「田舎暮らしってどんな暮らし?人口7,500人の町に引っ越してみたら」。移住生活に興味と関心のある人必読!移住者のリアルをレポートします。


菜の花

撮影:小林麻衣子
新規就農をめざして東京から北海道にIターンした夫婦が、農業経験なし、土地なし、人脈なしの状態から研修をスタートし独立するまでの道のりをつづります。はたして2人は無事に新規就農できるのでしょうか?

3月なのに暑い!?北海道の春

白鳥
撮影:小林麻衣子
町のあちこちで真っ白な根雪が残る3月の北海道。早春と呼ぶにはいささか早く、ダウンジャケットを着込んでも肌寒い北の大地で、私は汗だくになりながら農作業をしていました。
「冬の北海道は寒いと思っていたけれど、まさか暑いとは…!」
移住して早々に半袖のTシャツの出番が来るとは思ってもみませんでした。

というのも、このときビニールハウスの中でメロンの種まきをしていたからです。農業をしている人からすれば「当然でしょ!」と言われてしまいそうですが、ビニールハウスの中って本当に暖かいんです。いや、むしろ暑いくらい。外で小雪が舞っていても、ハウスを締め切ったら中はほかほか。炎天下の夏になれば、恐ろしいことに気温は40度近くなります。そんな農家にとって当たり前のことを知ったのも移住してからのことでした。

コロナ禍をきっかけにIターン

エゾシカ
撮影:小林麻衣子
私が北海道安平町(あびらちょう)に移住してきたのは2021年3月。特産品のメロンで新規就農するべく、地元農家さんのもとで夫婦で農業研修に取り組んでいます。生まれも育ちも東京都の夫と生まれも育ちも神奈川県の私。親戚に農家がいるわけでもなく、北海道には文字通り縁もゆかりもありませんでした。大学卒業後はそれぞれサラリーマンとして働き、東京23区(しかも山手線の内側!)に住んでいた私たちが、北海道に移住し農業を始めようと思い立ったきっかけは、コロナ禍で始まったテレワークでした。

農業を仕事にしたい!

最初の緊急事態宣言が出された2020年4月、当時会社員だった夫は完全在宅に切り替わり、それから毎日家で仕事をする日々が始まりました。私は都内のオフィスに出勤することが多かったのですが、2人そろって在宅勤務という日も。2DKの手狭なマンションで仕事をするうちに、だんだんと息が詰まっていくような感覚になりました。同僚や取引先とのコミュニケーションも画面越しか電話越し。「もしこの先ずっとこの働き方になるのだとしたら、これは本当に自分がやりたい仕事なのか……?」そんな思いがよぎるなか、ふと思いたったのが農業です。

農業関連の出版社に勤めていた私は、かねてから「移住をしたい!」あわよくば「農業を仕事にしたい!」と考えていました。そこで夫を誘って、近くで開催されていた新規就農フェアに参加。その場で安平町と出会いました。そこから、とんとん拍子で話は進み、気付いたら1年後には北海道の地に降り立っていました。

東京から北海道へ移住|人口7,500人の暮らしって?

追分駅
撮影:小林麻衣子
東京から北海道に移住すると言っても、正直なところ現地での暮らしぶりは未知数でした。北海道を訪れたのは学生時代に1度と会社員時代に出張で何度か来たことがあるくらい。移住前に2度現地見学に行きましたが、冬の北海道はほとんど未経験。「住めばなんとかなるでしょ!」と半ば勢いで移住してきてしまいました。この点は少し反省しています。では、田舎暮らしとはどんな暮らしなのでしょうか?

安平町の人口は約7,500人で、東京都でいうと八丈島の人口(約7,100人)と同じくらいのとても小さな町です。ちなみに移住前に働いていた会社のオフィスがある新宿区の人口は約34万人。その差はなんと45倍です!移住前は「きっと田舎だから買い物は不便だし、ご近所付き合いとかも濃密だろうなぁ」などと勝手に想像していました。

住環境は移住前よりも充実!

実際に移住してみると、東京に住んでいたときと変わらないかそれよりも充実した生活が送れています。スーパーは歩いて5分のところにあるし、病院やコンビニも近い。うれしいことに、読書をしながらゆったりくつろげそうなカフェまであります。東京では家賃約12万円で2DKの小さな家に住んでいましたが、その家賃の半分以下で、以前よりも広い家に住むことができています。冬の寒さも、暖房設備がしっかりとしているおかげで、室内ではむしろ暑いくらいです。

大自然と隣り合わせの生活

ただし、北海道ならではのことも。朝7時すぎになると、「××地区でヒグマが出たので、ご注意ください」と町内放送が流れるのには驚きました。春先にはエゾシカの群れが道路を駆けていったり、車を走らせているとキタキツネと目が合ったりするなど、生活と大自然が常に隣り合わせです。

また、交通手段は車が基本。最寄り駅には電車が1時間に1〜2本来ますが、買い出しや移動のほとんどは車です。東京では月に1度レンタカーに乗るか乗らないか、というペーパードライバーだった私もなんとか車の運転には慣れてきました。心配していたご近所付き合いも、集合住宅暮らしなので、都会とさほど変わりません。農家さんと付き合いがあると野菜をもらうことも。ナガイモやキュウリ、トマトなど季節の野菜をたくさんいただくので、おかげさまで食卓が豊かになりました。

おしゃれじゃないけど、ちょうどいい田舎暮らし

バックカントリー
撮影:小林麻衣子
田舎暮らしと一口に言っても、イメージするものはさまざま。雑誌に紹介されているような、古民家をリノベーションしたり、手作りの野菜で自給自足したりするような「おしゃれな暮らし」を想像する人もいるかもしれません。でも、私はおしゃれではなくてもほどよい田舎暮らしがあることをお伝えしたいのです。

とにかく自然は豊かだし、人混みが少ないのはもちろん、満員電車に乗る必要もありません。不便に感じていることといえば、時々無性にファストフードが食べたくなることでしょうか(笑)。最寄りのファストフード店が家から約30kmのところにあるので毎回断念しますが。会社帰りに終電までお酒を飲んだり、朝まで遊ぶような生活はできないけれど、その分家族でゆっくりと時間を過ごせます。そんな平凡だけれど普通の時間の使い方ができるのも田舎暮らしの魅力ではないでしょうか。

気になる農業のお話はまた次回に!

小林麻衣子プロフィール
神奈川県出身、北海道在住。大学卒業後、農業系出版社で編集者として雑誌制作に携わったのち、新規就農を目指して夫婦で北海道安平町に移住。2021年4月からメロン農家見習いとして農業研修に励むかたわら、ライターとしても活動中。

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小林麻衣子

北海道在住のライター。農業系出版社で編集者として雑誌制作に携わったのち、新規就農を目指して移住。現在は農家見習い兼ライターとして活動中。

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