目次
ハダニが増える季節はいつ?
高温・乾燥が続く梅雨明け〜夏に注意
ハダニは、高温で乾燥した環境が続くと発生しやすくなります。
梅雨明け後に晴天が続く時期は、葉のかすれが出ていないか早めに確認しましょう。
- 梅雨明け後に晴天が続く
- 真夏日が増えてきた
- 雨が少なく葉が乾きやすい
このような時期は、水やりのついでに葉裏を見ておくと安心です。
小さなかすれのうちに見つけられれば、防除も軽く済みます。
ベランダや鉢植えでも増えやすい
ハダニは畑や庭だけでなく、ベランダや鉢植えでも発生します。
雨が当たりにくく、土や葉が乾きやすい場所はとくに注意が必要です。
| 場所 | ハダニが増えやすい理由 |
|---|---|
| ベランダ | 風通しが悪く、照り返しで高温になりやすい |
| 軒下 | 雨が当たらず、葉裏が乾きやすい |
| 鉢植え | 土が乾きやすく、水切れしやすい |
| 株が混み合う場所 | 葉裏を確認しにくく、発見が遅れやすい |
乾きやすい場所ほど、こまめに確認しましょう。
葉のかすれはハダニかも?見分け方

症状だけで判断せず、葉裏の虫や糸の有無まで確認しましょう。
ハダニ被害で出やすい症状
ハダニに吸汁された葉は、白く抜けたようにかすれて見えます。
被害が進むと、葉色が悪くなったり、葉全体に症状が広がったりします。
- 葉が白っぽくかすれる
- 細かい白い斑点が出る
- 葉色が悪くなる
- 葉裏に小さな虫や糸が見える
- ひどいと葉が落ちる
白いかすれに加えて、葉裏に小さな虫や糸が見える場合はハダニを疑いましょう。
ハダニと間違えやすい症状
葉が白くなる原因は、ハダニ以外にもあります。
うどんこ病や葉焼けなどと見分けるため、症状の出方を確認しましょう。

葉裏チェックのコツ
ハダニは葉裏に多くつくため、表面だけを見ても気づきにくいことがあります。
葉を傷めないよう、そっと持ち上げて確認しましょう。
- 葉をそっと裏返す
- 白い紙の上で軽く払う
- 葉の付け根も見る
- 混み合った部分を確認する
- スマホや虫眼鏡で拡大する
白い紙に落ちた点が動けば、ハダニの可能性があります。
初期発生を見逃さないポイント
ハダニ防除は、数が少ないうちに気づくことが大切です。
次のような場面では、早めに発生を疑いましょう。
- 葉に小さなかすれを見つけたとき
- 高温乾燥の日が続いたとき
- 鉢土が乾きやすくなったとき
- 周辺の鉢で被害が出たとき
初期のかすれを見逃さなければ、防除の手間も少なく済みます。
農薬前に試したい水スプレー防除
ハダニを見つけたら、まず水スプレーで数を減らす対策から始めます。
初期発生なら、農薬を使う前に取り入れやすい防除方法です。
水スプレーが効く理由
ハダニは乾燥した環境で増えやすい害虫です。
水スプレーを使うことで、葉についたハダニを洗い流しやすくなります。
- 葉の乾燥をやわらげる
- ハダニを物理的に洗い流す
- 初期の増加を抑えやすい
数が少ないうちなら、こまめな水スプレーだけで被害を抑えられることもあります。
葉裏にしっかり当てるコツ
水スプレーは、ハダニが多い葉裏に当てるのがポイントです。
- 葉を軽く持ち上げる
- 葉裏に霧吹きやシャワーを当てる
- 葉の付け根にも水をかける
葉の表面だけにかけても、十分な効果は期待しにくくなります。
植物を傷めないよう、やさしく洗い流すイメージで行いましょう。
水スプレーは朝の涼しい時間に行う
水スプレーは、朝の涼しい時間帯に行うのがおすすめです。
葉が乾く時間を確保でき、水やりと一緒に習慣化しやすくなります。
- 気温が低く作業しやすい
- 葉が乾く時間を確保できる
- 水やりと一緒にできる
夕方に行う場合は、夜まで葉がぬれたままにならないよう注意しましょう。
被害葉は早めに取り除く
白くかすれた葉は、元の緑色には戻りにくいです。
被害が強い葉は、株の負担を減らすためにも早めに取り除きましょう。
- 全体が白くかすれた葉
- 葉裏に虫や糸が多い葉
- 黄色く傷んだ古い葉
- 風通しを悪くしている葉
取り除いた葉は、鉢のそばに置かず処分します。
水スプレーで追いつかない時のスプレー・農薬選び
葉のかすれが広がる場合は、スプレー剤や殺ダニ剤を検討します。
農薬は、対象作物・使用回数・収穫前日数を確認して使いましょう。
| 葉の状態 | 選び方 |
|---|---|
| 小さな白いかすれがある | 葉裏チェック+水スプレー |
| 葉裏に虫が少しいる | 食品成分・天然成分タイプ |
| かすれが広がっている | ハダニに適用のある園芸用スプレー |
| 株全体に被害がある | 殺ダニ剤タイプ |
| 野菜・ハーブに散布したい | 対象作物と収穫前日数を確認 |
迷ったら、まずは葉の状態を確認します。
野菜やハーブに使う場合は、対象作物と収穫前日数をラベルで確認しましょう。
子どもやペットがいる家庭の注意点
子どもやペットがいる家庭では、散布中に近づけないことが大切です。
食品成分・天然成分タイプでも、使用方法は必ず確認しましょう。
- 散布中は近づけない
- 風の強い日は使わない
- 使用後は手を洗う
- 収穫前日数を確認する
- 手の届かない場所に保管する
ベランダでは、洗濯物や隣家への飛散にも注意します。
初期なら食品成分・天然成分タイプ
ハダニが少ない初期なら、食品成分や天然由来成分のスプレーも選択肢です。
効果を出すには、葉裏までムラなく散布しましょう。
おすすめ商品例
- ベニカナチュラルスプレー
有用菌、植物油、水あめなど、天然由来の有効成分を配合した家庭園芸向けスプレー。ハダニのほか、アブラムシ類やうどんこ病などの初期対策にも使えます。
- ベニカナチュラルスプレー
- アースガーデン/ロハピ
食品原料99.9%でできた殺虫殺菌剤。ハダニやアブラムシ類、うどんこ病などに対応し、庭やベランダでも使いやすいスプレーです。
- アースガーデン/ロハピ
- アーリーセーフ
天然物由来の有効成分を使った希釈タイプの殺虫殺菌剤。野菜類やハーブのハダニ、アブラムシ類、コナジラミ類、うどんこ病の防除に使えます。
- アーリーセーフ
被害が広がったら殺ダニ剤タイプ
水スプレーで追いつかない場合は、殺ダニ剤タイプを検討します。
使う前に、ラベルで次のポイントを確認しましょう。
- ハダニ類に効果があるか
- 育てている作物に使えるか
- 収穫前日数は問題ないか
- 使用回数を守れるか
同じハダニ用でも、作物によって使える農薬は異なります。
ラベルで対象作物・使用回数・収穫前日数を確認しましょう。
おすすめ商品例
- コロマイト乳剤
土中の放線菌が生産する天然物から見つけられた成分を使った殺ダニ剤。ハダニの卵から成虫まで効果があり、水スプレーで追いつかない場合の選択肢になります。
- バロックフロアブル
ハダニの卵や幼虫に効果を示す殺ダニ剤。成虫への効果は弱く遅効性のため、発生初期に使うのが基本です。
ローテーション散布が大切な理由
ハダニは増えるのが早く、同じ農薬を続けると効きにくくなることがあります。
薬剤によって、卵・幼虫・成虫のどれに効きやすいかも異なります。
同じ薬を何度も続けず、作用の違う薬剤を使い分けましょう。
ラベルの使用回数を守り、効きが悪い場合は園芸店などで相談すると安心です。
ハダニ防除でやりがちなNG対策
ハダニ対策は、やり方を間違えると効果が出にくくなります。
とくに次の3つは避けましょう。
- 葉の表面だけに水をかける
ハダニは葉裏に多くいます。水スプレーは、葉裏までしっかり当てましょう。 - 真夏の日中に葉水をする
真夏の日中は、植物にも人にも負担が大きい時間帯です。朝の涼しい時間に行いましょう。 - 同じ農薬を続けて使う
同じ農薬を続けると、効きにくくなることがあります。ラベルの使用回数を守り、同じ薬の連用は避けましょう。
- 葉の表面だけに水をかける
ハダニを再発させない予防方法
ハダニは、一度減っても再発することがあります。
防除後も、葉裏チェックと乾燥対策を続けましょう。
葉裏チェックを習慣にする
水やりのついでに葉裏を見るだけでも、早期発見につながります。
新芽、葉の付け根、混み合った葉裏はとくに確認しましょう。
水やり時に葉水も取り入れる
高温乾燥の日は、朝の水やり時に葉裏へ軽く葉水をします。
乾きやすい株や、かすれが気になる株を中心に行いましょう。
風通しと水切れを見直す
ハダニ予防には、植物のまわりの環境づくりも大切です。
乾きすぎる場所や、熱がこもる場所を見直しましょう。
- 鉢同士を詰めすぎない
- 混み合う葉を軽く整理する
- 土の乾きすぎを防ぐ
- 室外機の前を避ける
- 照り返しをやわらげる
少し鉢の位置を変えるだけでも、風通しや乾き方は変わります。
まとめ|葉裏チェックと水スプレーで早めに防除
ハダニ防除は、葉のかすれを見つけた初期対応が大切です。
まずは葉裏を確認し、朝の涼しい時間に水スプレーで洗い流しましょう。
被害が広がる場合は、食品成分タイプや殺ダニ剤をラベルに沿って使い分けます。
水やりのついでに葉裏を見る習慣をつけて、野菜や花を元気に育てていきましょう。




















