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【家庭菜園】子どもが喜ぶカラフルなカリフラワー6種類|秋収穫品種


夏でも楽しめるカリフラワー栽培、今年はちょっとカラフルに挑戦してみませんか? 真っ白な定番はもちろん、オレンジや紫、黄緑など、子どもが思わず「これなあに?」と目を輝かせるような色とりどりのカリフラワーも、家庭菜園でしっかり育てられます。 見た目が楽しいだけでなく、栄養も豊富で、料理に彩りを添えるのにもぴったり。 収穫から調理まで、家族みんなで楽しめるのがうれしいポイントです。

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さつき

植木屋&ガーデニングライターです。1級造園施工管理技士・2級造園技能士の資格を活かし、植物と暮らしをつなぐガーデニングをお手伝いしています。「何を植えればいい?」「うまく育たない…」そんな悩みに寄り添いながら、植物がもっと元気に育つ小さな工夫やコツを丁寧にお伝えしています。「楽しそう!」「やってみたい!」と思える、実践しやすく役立つ記事を目指しています。…続きを読む

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【家庭菜園】子どもが喜ぶカラフルなカリフラワー6種類|秋収穫品種
この記事では、秋に収穫できるおすすめのカラフルカリフラワー6品種を、育てやすさや特徴とともに比較。さらに、夏の高温期でもきれいに色づく育て方のコツもわかりやすくご紹介します。家庭菜園をもっと楽しく、おいしく。今年の秋は「育てて楽しい・食べておいしい」家庭菜園を始めてみませんか?

【比較表】カリフラワーの種類を徹底比較!

品種名難易度種まき時期収穫時期生育期間耐暑性
スノークラウン★★★1〜2月

7〜8月
5〜6月 11〜12月約100日強い
美星(びせい)★★★2〜3月

7〜8月
6月

11月
約100日非常に強い
バロック★★☆1〜2月

7〜8月
5月

11月
約105日強い
オレンジブーケオレンジ★★★7〜8月11〜12月約105日中程度
バイオレットクイン

(加熱で緑)
★★★2月

7〜8月
6月

11〜12月
約100日強い
ロマネスコ黄緑★★☆2〜3月

8月
6〜7月

11〜1月
約130日中程度
<難易度の見方>
  • ★★★|初心者にもおすすめの育てやすさ
  • ★★☆|やや注意が必要な中級向け
  • ★☆☆|上級者向けの難しさあり

家庭菜園におすすめ!白いカリフラワー3選

白いカリフラワー3選
家庭菜園でまずチャレンジしたいのが、定番の白いカリフラワーです。ここでは、育てやすく、子どもも喜ぶおすすめの品種を厳選して3つご紹介します。

スノークラウン|子どもも食べやすい定番の白

カリフラワー 種子 スノークラウン (1.3ml)
出典:Amazon

難易度:

★★★

特徴

スノークラウンは、純白で大玉のカリフラワー。クセがなく甘みがあって子どもにも食べやすいのが特徴です。病気にも強いため、家庭菜園を初めて行う方にも安心して育てられます
  • 生育期間:約100日
  • 耐暑性:強い
  • 春まき:1〜2月に種まきして、5〜6月に収穫
  • 夏まき:7〜8月に種まきして、11〜12月に収穫

おすすめ料理

甘みがありクセがないので、サラダやスープにぴったりです。

美星(びせい)|コンパクトで使い切りミニサイズ

難易度:

★★★

特徴

手のひらサイズのコンパクトさが特徴で、少人数の家庭でも使い切りやすく便利です。狭いスペースでもしっかり育ち、初心者にも向いています
  • 生育期間:約100日(定植後は約65日で収穫)
  • 耐暑性:非常に強い
  • 春まき:2〜3月に種まきして、6月に収穫。
  • 夏まき:7〜8月に種まきして、11月頃に収穫。

おすすめ料理

生でも美味しく食べられるので、サラダやピクルスなどにもおすすめ。シャキシャキとした触感が楽しめます。

バロック|秋収穫にも春収穫にも対応できる万能型

難易度:

★★☆

特徴

大玉で純白、肉厚で緻密な花蕾が特徴。風に強く多様な気候にも対応でき、安定した収穫が期待できます。家庭菜園でも収穫量が多いのが魅力的です。
  • 生育期間:約105日
  • 耐暑性:強い
  • 春まき:1〜2月に種まきして、5月に収穫
  • 夏まき:7〜8月に種まきして、11月頃に収穫

おすすめ料理

幅広い料理に使える万能型。グラタンや温野菜として調理するのがおすすめです。

彩りが楽しい!カラフルカリフラワー3選

カラフルカリフラワー3選
家庭菜園で育てるなら、見た目も楽しいカラフルなカリフラワーもおすすめです。

オレンジブーケ|甘みが強く加熱しても映えるオレンジ色

オレンジブーケ
 
出典:楽天

難易度:

★★★

特徴

明るく鮮やかなオレンジ色で、料理の彩りとして活躍。色素はニンジンなどにも含まれるカロテンなので、栄養価も高いのが魅力です。茹でても色落ちが少なく、鮮やかな色を楽しめます。
  • 生育期間:約105日
  • 耐暑性:中程度(真夏の育苗は暑さに注意しましょう)
  • 夏まき専用で、7〜8月に種まきして11〜12月に収穫

おすすめ料理

温野菜やシチューなど、加熱料理に最適。加熱後も色鮮やかで、子どもも喜ぶメニューに仕上がります。

バイオレットクイン|紫→緑に変化!調理が楽しくなる品種

バイオレットクイン

難易度:

★★★

特徴

収穫時は鮮やかな紫色で、加熱すると鮮やかな緑色に変わるユニークな品種。子どもたちと一緒に色の変化を楽しめます。病気にも暑さにも強く、栽培が比較的簡単です。
  • 生育期間:約100日
  • 耐暑性:強い
  • 春まき:2月に種まきして6月収穫
  • 夏まき:7〜8月に種まきして11〜12月収穫

おすすめ料理

生のままサラダやスムージーにするのもよし、ピクルスや軽く茹でた温野菜にすると色の変化を楽しめます。

ロマネスコ|「これなあに?」と盛り上がる不思議な見た目

ロマネスコ

難易度:

★★☆

特徴

円すい形の花蕾(フラクタル構造)が特徴的で、収穫するたびに感動を味わえます。食感はコリコリとしていて、ナッツのような風味があり、味はカリフラワーとブロッコリーの中間的な印象。料理が楽しくなる品種です。
  • 生育期間:約130日
  • 種まき時期と収穫時期:
  • 春まき:2〜3月に種まきして、6〜7月収穫
  • 夏まき:8月に種まきして、11月〜翌1月収穫

おすすめ料理

サラダや蒸し物、炒め物にぴったり。特にパスタやバターソテーなどの洋風料理にもよく合います。

夏の家庭菜園でカリフラワーを色鮮やかに育てるコツ

白いカリフラワー 夏にカリフラワーを育てるなら、暑さ対策や色づきの工夫がポイントになります。色鮮やかに育てるためのちょっとしたコツを、ここでご紹介します。

白い品種は「葉かぶせ」で純白に

白いカリフラワーを純白に育てるコツは「葉かぶせ」※です。直射日光が花蕾(からい)に当たると、黄ばんだり、うっすら緑色になってしまうことがありますが、葉でやさしく覆うことで純白のまま育てられます。やり方はとっても簡単
  • タイミング:花蕾が直径5〜6cmになったころ
  • 方法:内側の若い葉を2〜3枚を、花蕾の上にふんわりとかぶせて光を遮る
※「葉かぶせ」とは、カリフラワーや白菜などで行う伝統的な栽培方法で、収穫部分を葉で包み込み、色づきや品質を守る技術のことです。

ほんのひと手間ですが、仕上がりの美しさがまったく違ってきます。家庭でも本格的な見た目のカリフラワーが収穫できますよ。

カラフル品種はしっかり日光を当てよう

カラフルなカリフラワーは、白い品種とは逆に、日光をたっぷり浴びることで発色がきれいになります。オレンジ・紫・黄緑などの品種は、光が不足すると色がくすんでしまうことがあるため、日当たりには注意が必要です。

日光をしっかり当てるためには、株間を広めにとって植え、株のまわりの雑草もこまめに取り除きましょう。また、背の高い植物の陰にならないよう、植える位置にも気を配ると安心です。

特に紫系やオレンジ系は、光をたっぷり浴びることで色がより濃くなり、カロテンやアントシアニンなどの栄養価も高まります。

暑さに負けない!高温期の管理ポイント

夏のカリフラワー栽培では、強い日差しや地温の上昇、乾燥がストレスになります。おいしいカリフラワーを育てるために、次のポイントを意識して管理しましょう。
  • 朝のうちに水をたっぷり与える
  • 敷きわらやマルチで乾燥&地温上昇の防止
  • 葉が混んできたら軽く間引く
白色品種の場合は、遮光ネットを使って直射日光をやわらげる方法も有効です。ひと手間加えるだけで、夏場でもぐんと育てやすくなりますよ。

通販で買えるカリフラワーの種

野菜種 カリフラワー スノークラウン

野菜種 カリフラワー スノークラウン
花蕾は均斉のとれた純白の大玉で、肉厚く、品質は早生種中では特筆。



美星 種

コンパクトで密植のできる早生カリフラワーです。生育力があり、葉が花蕾を包むように育つため、花蕾はきめが細かく純白です。重さ350gくらいの使い切りサイズで生食にも適します。



カリフラワーの種 バロック

【 バロック 】 カリフラワー 種 カリフラワーの種 サカタのタネ

 一般地の秋どりに最も適し、春まき初夏どりにも適する早生品種。熟期は秋どりで75日前後。



種子 オレンジブーケ・カリフラワー

花蕾面は淡いオレンジ(黄)色で、ピーマン並みのカロテンを含みます。生育旺盛でつくりやすく、結束の必要がいりません。花蕾の色は加熱調理後も変色せず、食味もよいです。


種子 バイオレットクイン・紫カリフラワー

生育旺盛でつくりやすく濃紫色の花蕾が収穫できます。花蕾は豊円・肉厚でしまりがよく、日持ちにすぐれています。花蕾に熱を加えると、美しいみどり色に変化します。



カリフラワー:ロマネスコの種 野菜タネ

美しい模様のような見た目のカリフラワー。カリコリ食感のイタリヤ野菜。


まとめ

ロマネスコ
画像:ロマネスコ

カリフラワーといえば白いイメージが強いですが、最近は色とりどりのカラフルな品種も人気です。家庭菜園でもしっかり育てられる品種も増えており、子どもと一緒に収穫や調理を楽しめるのも魅力のひとつです。

白い品種は「葉かぶせ」で美しい純白に、カラフルな品種はたっぷりの日光で発色を引き出すなど、それぞれに育て方のコツがあります。

家庭の食卓に彩りと楽しさを届けてくれるカリフラワー。この秋は、お気に入りの品種を育てて、家族みんなで収穫のよろこびを味わってみてはいかがでしょうか?

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