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【比較表】夏まきOKなほうれん草おすすめ3品種
品種名 | 育てやすさ | 耐暑性 | 耐病性 | 栽培期間 | 葉の特徴 |
ジャスティス | ★★★ | ★★☆ | ★★★ | 約60日 | 濃緑で厚みのあるしっかりした葉 |
ミラージュ | ★★★ | ★★☆ | ★★★ | 約60日 | 極濃緑の剣葉。葉先が尖り、欠刻が深く美しい |
サンライト | ★★★ | ★★☆ | ★★★ | 約60日 | 濃緑で肉厚、楕円形の大葉 |
家庭菜園OK!ほうれん草おすすめ品種3選
ここでは、暑さに強く家庭菜園でも育てやすい、おすすめ品種を3つご紹介します。
ジャスティス|暑さ・病気に強い王道の品種
ジャスティスは、失敗を少なく育てたい方におすすめの、扱いやすくて頼れる品種。暑さや病気に強く栽培中のトラブルが少ないため、家庭菜園では定番の品種として人気です。
葉は濃い緑色で厚みがあり、加熱してもクタッとしにくいのが特長。
炒め物やおひたしにしても鮮やかな色合いが保たれ、味もよいので、お弁当のおかずにもぴったりです。
項目 | 内容 |
育てやすさ | ★★★ |
耐暑性 | ★★☆ |
耐病性 | ★★★ |
まきどき | 寒冷地:4月~8月中旬 温暖地:3月中旬~8月中旬 |
栽培期間 | 夏まき:約35日〜50日 |
葉の特徴 | 濃緑で厚みのあるしっかりした葉 |
発芽温度 | 15〜20℃ |
ミラージュ|高温期でもよく育つ初心者向け
ミラージュは、暑さや病気に強く、家庭菜園でも育てやすい春夏まき向けの人気品種です。葉は極濃緑でツヤがあり、先端がやや尖った剣葉タイプ。
草姿は立性で収穫しやすく、扱いやすさも魅力です。
耐暑性と耐病性に優れているため、家庭菜園でも安定した収穫が期待できます。
濃い緑色の葉は料理の彩りにも映え、栄養価も高いため、幅広い用途で活躍する万能型のほうれん草です。
項目 | 内容 |
育てやすさ | ★★★ |
耐暑性 | ★★☆ |
耐病性 | ★★★ |
まきどき | 寒冷地:7月下旬~9月中旬 温暖地:7月下旬~10月上旬 |
栽培期間 | 夏まき:約35日〜50日 |
葉の特徴 | 極濃緑の剣葉。葉先が尖り、欠刻が深く見た目が美しい |
発芽温度 | 15〜20℃ |
サンライト|トウ立ちが遅く育てやすい
サンライトも、家庭菜園で春〜初夏の栽培におすすめのほうれん草品種。トウ立ちが遅いため収穫のタイミングに余裕があり、比較的長く楽しめるのが大きな魅力です。
葉は肉厚で濃い緑色、大ぶりで見栄えも良く、料理にも映えます。
病気に強く、株張りも良いため、しっかり収穫したい方にぴったりです。
項目 | 内容 |
育てやすさ | ★★★ |
耐暑性 | ★★☆ |
耐病性 | ★★★ |
まきどき | 寒冷地:3月下旬~7月中旬 温暖地:3月中旬~7月上旬 |
栽培期間 | 夏まき:約35日〜50日 |
葉の特徴 | 濃緑で肉厚、楕円形の大葉 |
発芽温度 | 15〜20℃ |
春まき・夏まき・秋まき|ほうれん草の栽培時期
ここでは、季節ごとの違いをわかりやすく解説します。
季節でどう違う?春まき・夏まき・秋まきの特徴
季節ごとに「気温」と「日照時間」が異なるため、ほうれん草の育ち方にも大きく影響が出ます。タイミングや品種選びを工夫することで、どの季節でも栽培を楽しめます。
春まき
寒さが和らぎ始める時期で、生育は比較的安定します。ただし気温が上がるにつれて「トウ立ち」※が起きやすくなるため、早めにまくか、トウ立ちしにくい品種を選びましょう。
※トウ立ちとは、葉を収穫する前に花芽がつく現象です。葉がかたくなり、食味も落ちてしまうため、葉物野菜では避けたい状態です。
夏まき
気温が高くなる夏は、発芽しにくくなったり、病気が出やすくなったりする時期です。そのため、耐暑性や耐病性に優れた夏まき専用の品種を選ぶのが、栽培成功のポイント。
また、遮光ネットで直射日光を和らげたり、朝や夕方の涼しい時間帯に水やりをするなど、ちょっとした工夫を取り入れるのがおすすめです。
秋まき
気温が下がり始める秋は、発芽のタイミングさえうまくいけば育てやすい季節です。寒くなるにつれて虫の発生も減るため、農薬を使わずに栽培したい人にも向いています。
じっくり育てることで、甘みのあるやわらかい葉になります。
季節別|ほうれん草栽培カレンダー、種まきから収穫まで
どの季節でもうまくタイミングを合わせれば、家庭菜園でほうれん草を楽しめます。ただし、種まきから収穫までの目安期間に違いがあります。
以下に、季節別の栽培スケジュールをまとめました。
栽培時期 | 種まき時期 | 収穫時期 | 栽培期間(目安) |
春まき | 2月下旬〜4月 | 4月〜6月 | 約40日〜50日 |
夏まき | 7月〜9月 | 8月〜10月 | 約35日〜50日 |
秋まき | 9月〜11月 | 11月〜翌2月 | 約45日〜120日 |
ほうれん草の種まきでよくある質問
ここでは、家庭菜園を楽しむ方がよく感じる「これってどうなの?」という3つの疑問についてお答えしていきます。
プランターでも夏まきほうれん草は育てられる?
夏でもプランターでほうれん草は育てられます。ただし「耐暑性のある品種」を選ぶのが大切。
また、プランター栽培では温度や水分の変化を受けやすいため、以下のような工夫をすると安心です。
- プランターは深さ20cm以上あるものを選ぶ
- 日中の直射日光を避けて、半日陰で管理する
- 朝と夕方の涼しい時間帯に水やりをする
- 発芽までは新聞紙や遮光ネットで乾燥と高温を防ぐ
ちょっとした気配りで、真夏でもみずみずしい葉を楽しめますよ。
ほうれん草はどのくらい育てたら収穫できる?
生育が早いため、比較的短期間で収穫までたどり着けるのが魅力です。
種から育てる場合は、発芽後に株が込み合ってきたタイミングで「間引き」をしましょう。
間引いた葉はそのまま「間引き菜」として楽しめ、やわらかく風味もよいため、家庭菜園ならではの醍醐味です。
本格的な収穫の目安は、葉の大きさや手触り。
草丈が20〜25cmほどになったら、根ごと引き抜くか株元から切り取って収穫します。
葉がかたくなる前のやわらかいうちに収穫することで、甘みや食感がより引き立ちますよ。
タイミングを逃すとトウ立ちして味が落ちるため、状態をよく観察しながら、少し早めの収穫を心がけてください。
ほうれん草は連作障害がおこる?
ほうれん草は「連作障害」が出やすい野菜のひとつです。連作障害とは、同じ場所に同じ種類の野菜を繰り返し栽培することで、病気が出やすくなったり、生育が悪くなったりする現象のことをいいます。
ほうれん草の場合、べと病などの病気が発生しやすくなるのが代表的な例です。
これは、土の中に病原菌が残りやすいことや、同じ作物が特定の栄養分ばかりを吸収することで、土壌バランスが崩れてしまうことが原因。
連作障害を防ぐためには、次の対策が有効です。
- 同じ場所では最低1〜2年は間をあけて栽培する
- 豆類や根菜など、異なる種類の作物と交互に植える(輪作)
- プランター栽培の場合は、古い土を入れ替えるか新しい培養土を使う
今回紹介した通販で購入できるほうれん草
ホウレンソウの種 まき時期なが〜いほうれん草 ジャスティス
耐暑性があり、トウ立ちが遅く、萎凋病やべと病に強い。 葉は広く剣葉で、浅い切れ込みが入ります。草姿は立性で株張りがよく、たっぷりとれます。 その上、収穫時に折れにくい特長があります。
ホウレンソウ 早どりほうれんそう ミラージュ
強度の萎ちょう病耐病性品種です。草勢が強く、葉色が見事なほど濃い、育てやすいホウレンソウです。耐暑性が特に強く、高温期でもしっかり育ちます。[【種子】][【野菜】][【葉菜類】][【ほうれんそう】][JAN: ]
サカタのタネ どっさり ほうれん草 サンライト 種
種の内容量:750粒 トウ立ち遅く、早春〜初夏と夏〜秋まきができるべと病に強い品種です。 葉は横に広がらず、濃緑色で楕円の大葉です。 株張りよく、たっぷりとれて日もちもすぐれます。 緑黄色野菜の中でも抜群の栄養価の高さを誇るほうれん草。 特に抗酸化作用のあるカロテン、ビタミンCが豊富で、免疫力を高め、 肌の老化も防いでくれます。鉄やマグネシウムなどのミネラル類もたっぷり! 葉酸も多く貧血予防にも!
まとめ
今回ご紹介した「ジャスティス」「ミラージュ」「サンライト」は、暑さや病気に強く、プランター栽培も可能な品種です。
それぞれの特徴を比較しながら、ご自身の栽培スタイルに合った品種を選んでみてください。
ちょっとした工夫を取り入れるだけで、夏でもみずみずしいほうれん草を収穫できますよ。