レーキを使ってサラサラ土壌に!正しい使い方と用途に合った選び方を解説

畑や庭の整地に使うレーキの種類や、正しい使い方といった基本情報から、おすすめのアイテム、さらにはホームセンターの材料で作れるレーキの自作方法も紹介しています。熊手やトンボとは何が違うの?という疑問にも回答!


女の子がレーキを持っている様子

出典:写真AC
庭の落ち葉を集める、畑の土を砕く、または野球グランドの整地など幅広い場面で使用されるのが「レーキ」です。日常生活ではあまりなじみのない道具ですが、1つ持っているだけで、お庭がある方や野菜作りをしている方は重宝します。いまいちどんな使い方をすればいいかわからない方でも、用途と種類のポイントを理解すれば十分使いこなせますよ。ここではレーキの種類や選び方、おすすめのレーキをご紹介します!

レーキとは?

土をならしている様子
出典:写真AC
整地や集草作業に使われる農具のことをいいます。古くは細杷(こまざらい)や手杷(しゅは)などとも呼ばれていました。馬やトラックに付けて、それらの力で畑の土を砕く場合は、馬鍬(まぐわ)などとも呼ばれます。馬鍬の歴史は古く、ヨーロッパの中世や中国では4世紀頃には似たような道具が使われていたといわれています。

現代ではレーキという名前が一般的。語源は英語の「Rake(レーキ)」からきています。「かきはらう、かきならす、掃除する」といった意味です。

レーキの種類

ガーデンレーキ

庭の落ち葉や雑草を集める作業に特化したレーキのことをいいます。細かな草をかき集めるように、爪がたくさんついています。作業シーンに合わせて伸縮できるものが多く。細かく集草したり、広範囲の落ち葉を集めたりできます。
ITEM
CLUB.J ガーデンレーキ
全長:800~1560mm

アメリカンレーキ

丈夫な爪部分で土の塊を砕いたり、石を集めたりする作業に適しています。爪と爪の間隔は若干広く、細かすぎる葉の集草には向きません。丈夫な爪のため、固い土を砕いたり、駐車場の砂利を整地する作業を行うときに使用しましょう。
ITEM
千吉 アメリカンレーキ
全長:1350mm

グランドレーキ

広範囲の庭や校庭を整地するのに重宝する道具です。グランドを平らにすることを目的としているため、爪がなく平らな木の表面で土をならすような構造になっています。木製の製品が多く広範囲をならすために大きな形状ですが、重量が軽く作られています。
ITEM
エバニュー グランドレーキ
・全長:170cm
・重量:1.3kg

バンカーレーキ

バンカーをレーキでならしている様子
出典:写真AC
ゴルフコースのバンカーの砂をならすために使用します。砂をならしやすいように爪が付いているのが特徴です。バンカーショットをした後に使うことが一般的で、後続の方のためにならしておくのがマナーとされています。また、コースの向きに沿って、バンカーの横に置いておくのもマナーとされています。

レーキと熊手・トンボの違いとは?

熊手とトンボ、実はどちらもレーキの一種なんです。

熊手とは?

熊手でゴミを回収
出典:写真AC
レーキの一種で、扇子形をしています。細い爪がいくつも付いていて、見た目が名前の通り熊の手に似ているため、「熊手」といわれます。片手で持てるコンパクトな物から柄が長い物まであり、ホームセンターなどでは現在も伝統的な竹製の熊手を購入することができます。

縁起物としてお祭りなどで販売されているのは、幸運やお金をかき集めるという、商売繁盛を願ってのものです。

トンボとは?

野球のグランドをならしている様子
出典:写真AC
トンボは一般的には聞いたことがない方も多いかもしれませんが、野球やサッカーなどをしていた方ならなじみ深い道具です。レーキの一種ですが、幅広い範囲を平らにならすために作られた形状の道具の総称です。そのため、別名「グランドレーキ」「ならしレーキ」などとも呼ばれます。トンボという名前は、見た目の通り昆虫の「とんぼ」のような形からきています。

鍬(くわ)とも違うの?

鍬(くわ)
出典:写真AC
レーキは広範囲を一度に整地したり、土を砕いたりする作業に向いており、表面から浅い範囲の土が作業対象になります。一方で鍬は深く耕したり、大きな塊の土を砕いたりする作業に向いています。しかし、広範囲を作業するのには向いていません。どちらも長所と短所があるため、特徴を把握して2つの道具をうまく使いこなすと効率的に作業できます。

便利なレーキ|おすすめ4選!

レーキは形状や大きさだけでもさまざまな種類があります。使用用途や扱いやすさ、また作業する面積などで購入するアイテムを選びましょう。ここではおすすめのレーキを紹介します。

除草対策に活躍|ピーラーレーキ

ITEM
金象印 雑草ピーラーレーキ
余分な土を取らずに、少ない抵抗で除草ができます。草取り・草集め・土かきに。1丁3役の優れものです。

・全長:1200mm
・重量:560g
・材質:アルミ製

花壇のお手入れに|ミニレーキ

ITEM
千吉 木柄ミニレーキ
片手で持てる便利なレーキです。花壇の手入れや、小さなスペースの畝をならす作業に作業におすすめです。

・全長:360mm
・重量:300g

芝生の中に苔が繁殖してしまい、苔の除去作業に使っています。10年くらい使っていましたが、刃先がすり減ったため買い替えです。なかなかいいですよ。


清掃作業の万能アイテム|マルチ清掃レーキ

ITEM
E-Value マルチ清掃レーキ
ゴミを集めてすくう作業に最適です。水路の清掃などで便利なアイテムです。

・全長:950mm
・重さ:700g

鍬のようにパワフル|鍬レーキ

ITEM
千吉 鍬レーキ
先端の刃が鋭い爪になっているため、土の耕し、細かく砕く作業に向いています。鍬のようにパワフルな作業ができます。

・全長:1300mm
・重量:900g

畑の柔らかい地面の雑草取りに使用しています。 根が浅い物は取れますが 根が深く取れない物は小型の鎌(ギザギザの刃の付いた)で採ります。 全て立ったままの作業で畑作業が楽になりました。 又 水深30㎝程度での貝採りにも使用出来ています。


レーキの使い方を写真で解説!

土をならす

Step1. 土の塊を砕く

レーキで土を砕いている様子
撮影:matsuta
畝などの表面に残る細かい土の塊を砕きながら平らにするには、レーキの刃を深く差し込まず細かく左右に動かす動作を繰り返しましょう。大きな塊だけが表面に浮き上がってくるので、最終的につぶしたり、手でほぐしたりして塊を完全になくしていきます。

Step2. 土の表面を平らにする

土を平らにする場合は、レーキを大きく左右に動かして広範囲をならします。腰を痛めないように体全体を使って作業するようにしましょう。徐々につぶしきれなかった塊が再度出てきますが、端に寄っていくので足でつぶしましょう。
土の表面を平らにする
撮影:matsuta

畝を作る

Step1. 畝を作る

畝の中心に向かって土を寄せる様子
撮影:matsuta
畝と畝の間の通路の部分から、畝の中心に向かって土を集めてかまぼこ状にします。畝に雨水がたまらないように高低差を作るようにしましょう。

Step2. 畝の表面をならす

苗や種を植える畝の表面に凹凸ができないように、レーキでならしていきます。低くなっているスポットがあると雨水が1カ所に集まり、その部分が固くしまってしまいます。また、種を植えた場所に水が集まると種が腐ってしまうためていねいにならしましょう。

レーキでサッチをかき出す

落ち葉の様子
出典:写真AC
サッチとは庭の落ち葉や刈り草など、地表の表面から浅い部分に堆積した層のことを示す総称。完全に土壌に入ってないため、微生物分解が進まず毎年蓄積していきます。掃除にレーキを使うと、表面の芝生などをカットすることなく、サッチだけを除去することができます。

サッチの問題点

サッチは溜まると土壌の通気性や水はけを悪くします。結果、病原菌の発生原因となることもあります。土壌に存在する微生物の働きも弱らせてしまい、さらに分解効率を悪化させたりもします。なるべくサッチが無い土壌を目指しましょう。

サッチの除去におすすめのレーキは?

サッチを取り出すときは、アルミ製の熊手やガーデンレーキがおすすめです。表面をなでるように動かして細かいサッチを取り出すため、爪が細くなっているレーキだと簡単に除去作業できます。

サッチを捨てるゴミ箱も買おう

伸縮自在の便利ゴミ箱|ジャンピング集草バッグ

庭に大きなゴミ箱を常に置いておくと景観が気になりますよね。折りたためるジャンピング集草バッグは、使わないときはコンパクトに収納できておすすめです。
ITEM
ジャンピング集草バッグ
・サイズ :175L
・重量: 800g
・カラー:グリーン

使いやすさ重視|ちりとり集草バッグ

ちりとりのように使える集草バックです。持ち運びやすい持ち手もついているため、庭を移動しながらサッチを回収する作業に手軽にできます。
ITEM
ちりとり集草バッグ
・容量:60L
・カラー:グリーン

レーキを自作しよう

整地用のレーキならホームセンターの材料や、自宅の廃材からでも簡単に作れます。わざわざ高い物は必要ないという方には自作がおすすめです。自信の家庭菜園スペースに合わせてレーキ幅も調整できるというDIYならではの魅力も。

Step1. 木材を用意する

木材を準備します。

・土をならす部分(木材):19×89×900mm
・支え板:ベニヤ板を正三角形にカットしておきます。
・持ち手部分(木材):19×38×1800mm
イラスト:matsuta

Step2. 三角形の支え板を取り付ける

イラスト:matsuta
土のならし板の中心部分に、画像の矢印部分と同じように三角形のベニヤ板を釘打ちして固定します。この板が支え板となります。強度を高めたい場合は、インパクトドライバーでビス止めしましょう。

Step3. 持ち手を付ける

イラスト:matsuta
三角形の頂点から垂直に伸びるような形で、柄を取り付けて行きます。支え板の中心部分に合わせて、釘打ちしていきましょう。
【ワンポイント】
釘打ちする前に木工ボンドを付けると強度が上がります。

レーキは掃除から畝作りまで万能アイテム!

女の子がレーキで芝を掃除している
出典:写真AC
レーキは掃除をする場面に役立つアイテムです。家庭菜園で考えれば、サラサラの土づくりから畝立までできるため一つ持っておいても損はしません。メンテナンスも不要で、一度購入すれば長く使えますよ!

紹介されたアイテム

CLUB.J ガーデンレーキ
千吉 アメリカンレーキ
エバニュー グランドレーキ
金象印 雑草ピーラーレーキ
千吉 木柄ミニレーキ
E-Value マルチ清掃レーキ
ジャンピング集草バッグ
ちりとり集草バッグ

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まつたかずき

市民農園のスタッフをしながらライターとして活動しています。野菜づくりを誰もが気軽に出来る趣味にすることを目標に、初心者の方でも興味を持っていただける記事を執筆していきます!

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