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ガーデニング・植物の魅力や、花・緑にまつわる暮らしの楽しみを紹介している「Garden Story」。植物を取り入れたライフスタイルの発信とDIYや料理レシピなどの豊富なコンテンツが魅力的なサイトです。
AGRI PICKではGarden Storyとの連携企画として、毎月季節を彩る花や植物をご紹介しています。
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夏を涼しくする緑のカーテン
横浜市環境科学研究所の実験によると、緑のカーテンを設置すると、窓では約4℃、壁では約11℃表面温度が下がったそう。また、設置した部屋としない部屋とでは、室温に1.4℃の差があることもわかりました。しかも、普通の日よけは熱を吸収して熱くなってしまうのに対し、生きた植物で作る緑のカーテンは、植物が水分を蓄えて葉の表面から蒸散しているため、打ち水のように周りの温度を下げる効果も。花咲く植物や実がなるものを育てれば、葉の緑陰だけでなく花姿や収穫も楽しめますよ!
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緑のカーテンの作り方
栽培する植物を決めたら植え付けを。緑のカーテンに活用する植物は、夏もよく生育するものが多く、また直射日光の当たる場所で育てるため、鉢植えの場合は水がすぐに乾きがちです。水切れを予防するためにも、大きめの鉢に植え付けるようにしましょう。また、密なカーテンを作らせようと間隔を詰めて植えてしまいがちですが、それぞれの植物に応じた株間を取るようにご注意を。ゴーヤやアサガオは30cm程度、ヘチマは40cm程度の間隔が必要です。
ネットを固定できるような場所がない場合は、軒下などにフックを設置して取り付けます。下部はプランターの重みなどを利用して固定すると簡単です。支柱を使う場合は、地面に支柱をしっかり固定してからネットを取り付けましょう。ネットを利用するのが一般的ですが、場所によってはトレリスなどに植物を絡ませても緑のカーテンを作ることができますよ。
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夏を涼しく乗り切るために、緑のカーテンをつくろう!
緑のカーテンを作るコツ
苗を植え付けたら、ネットを張ってつるを絡ませながら生長させます。緑のカーテンを作るコツは、つるが伸びてきたら、つるの先端部分を切り取る摘心(てきしん)の作業をすること。この摘心を繰り返すことで脇芽が増え、ネット全体を広く覆うように生長させられます。土が乾いていたら、しっかりと水やりをしましょう。直射日光の当たる場所で育てるので、特に夏場は水が切れやすく、朝だけでなく朝夕2回与えたほうがよい場合もあります。また、生育が旺盛なので、植物の状態を見ながら、随時追肥を行いましょう。2カ月ほどで緑のカーテンが完成します。
緑のカーテンにおすすめの植物4選
ゴーヤ(ニガウリ)
アサガオ
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フウセンカズラ
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ツンベルギア・アラタ
緑のカーテンで、夏を涼しく乗り切ろう!
日よけや蒸散の効果で夏の暑さを和らげ、見た目も涼しい緑のカーテン。ここで紹介したのは、どれも夏の暑さに耐えられるだけの丈夫で育てやすい植物なので、誰でも簡単に緑のカーテン作りに挑戦できます。今年は窓辺に緑のカーテンを仕立てて、暑い夏を涼しく快適に乗り切ってみませんか?「Garden Story」には、日々を彩る花や植物の育て方、初心者から通まで楽しめるガーデニング情報がたくさん掲載されています。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。