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洋らんのカリスマにお話を聞きました!座間洋らんセンター加藤 春幸専務
座間洋らんセンターでは神奈川県下最大級の1200坪のガラス温室で、毎日愛情をかけながら年間約5万鉢、200品種の洋らんたちを育てています。世界らん展、全国花き品評会をはじめ多くのコンクールで受賞しているトップの洋らん農家でもあります。今回お話を伺った加藤専務は座間洋らんセンター創立と同じ年に生まれた洋らんをこよなく愛する座間人です。座間洋らんセンターHP:http://zamaorchids.sakura.ne.jp/kaisyaannai.html
ブログ・座間洋らんセンター専務の小部屋:https://blog.goo.ne.jp/zamaorchids
森の妖精や貴婦人のスリッパ?!花屋では見られない洋らん温室ツアー
まず加藤さんが案内してくれたのは座間洋らんセンターの出荷場と直売場を兼ねた温室。大輪から小さなものまで色とりどりの胡蝶蘭が咲き誇っています。その中でも普通のお花屋さんではまず見られないという珍しい品種を見せてくださいました。リカステ
「森の妖精」という別名もあり、かわいらしく引き込まれるような魅力があります。パフィオペディラム
リップと呼ばれる下の花びらが西洋の靴のような形をしていることから「貴婦人(女神)のスリッパ」とも呼ばれ、世界で最も愛好家の多い洋らんでもあります。洋らんは2万5千種あるといわれており、品種改良されたものも含めると数十万種もあるそうです。ツアーではほかにも加藤専務おすすめの春ならではの品種を紹介しています。(下記の画像をクリックするとツアーの様子までジャンプします)
座間洋らんセンターの胡蝶蘭仕立ての極秘テクニックを大公開
次に加藤さんが案内してくれたのは、出荷の一つ前の段階、花を咲かせるステージの「開花温室」です。白く美しい花をつけた胡蝶蘭が、南向きに一斉に咲いています。20輪の花をつけた茎が1鉢に3本、計60輪の花をつけたプレミアムホワイトという品種が座間洋らんセンターの看板商品なのだとか。1つの花を咲かせるのに1週間、7~8分咲きのタイミングまで3カ月ほどこちらの温室で温度管理をして出荷します。花をきれいに咲かせるキモは仮支柱にあり!極秘テク教えます
観賞価値の高い美しい胡蝶蘭を育てるためのキモとも言える、仕立てのポイントについても加藤専務に伺いました。詳しくはこちらの動画をチェック!
一鉢100万円?!加藤専務自慢の逸品
通常の胡蝶蘭は一茎20枚のところ30枚の花がついた加藤専務ご自慢のこちらの胡蝶蘭。背の高さも通常の1.5倍。あるお店ではご祝儀価格で一鉢100万円で売りに出されたそう。週末畑.comではほかにもさまざまな農家さんの知恵とテクニックをご紹介!
ビッグデータやAIによる農業の効率化が注目されるなか、そこには記録しきれない匠の農家の知恵や工夫や知見があります。「週末畑.com」では、農家自らが畑で野菜に触れながら匠の知恵を語ります。ぜひ動画を覗いてみてください。週末畑.com運営元:株式会社エーフラット