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ガーデニング・植物の魅力や、花・緑にまつわる暮らしの楽しみを紹介している「Garden Story」。植物を取り入れたライフスタイルの発信とDIYや料理レシピなどの豊富なコンテンツが魅力的なサイトです。
AGRI PICKではGarden Storyとの連携企画として、毎月季節を彩る花をご紹介しています。
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冬の庭に美しい葉色が冴え渡るハボタン
冬の花壇や寄せ植えで活躍するハボタン。別名は「花キャベツ」ともいわれ、日本には食用として渡来しましたが、苦味があってあまりおいしくなかったことから、観賞用として改良されてきた歴史があります。以前はお正月の花材として直径30cmもある大株が人気でしたが、近年はほかの植物と合わせやすいように直径5cm前後の小型の品種も多数登場しています。気温が下がり始める10月ごろから一段と色が鮮やかになり、春は薹(とう)が立ち、菜の花に似た黄花が咲くまで長く楽しめます。
特徴的な葉型は5系統
丸葉系
ちりめん系
サンゴ系
高性系
矮性・ミニ系
このほかにも、艶やかな光沢のものやメタリックな質感の「プラチナケール」という新タイプなど、新しいハボタンが多数登場しています。
ハボタンがきれいに育つ土
ハボタンは、丈夫で育てやすい植物なので、それほど神経質になる必要はありませんが、有機質の豊富な土に植えると発色がより美しくなります。鉢で育てる場合は、市販の草花用培養土でOK。地植えの場合は、土に川砂やパーライトなどを混ぜ、水はけをよくしてから植えます。
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ハボタンにおすすめの肥料
ハボタンは、チッ素分が多過ぎると緑が強くなり、白やピンクの発色が悪くなります。そのため、肥料の“三大要素”である「チッ素(N)」「リン酸(P)」「カリ(K)」がバランスよく含まれる肥料(N-P-K=10-10-10)がおすすめ。
ただし、土を自分でブレンドした場合は、リン酸が不足しがちなので、リン酸分が多めのもの(N-P-K=6-40-15など)がよいでしょう。
肥料は元肥(もとごえ)といい、植えつけ時の最初の肥料として与えるのみでOKです。
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ハボタンの水やりの仕方
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ハボタンと冬の花材を使った寄せ植え
使った花材
・ハボタン・ガーデンシクラメン
・シキミア
・コプロスマ
・カルーナ・ガーデンガールズ
・イベリス
・ゴーチェリア・ホワイトベリー
寄せ植えの方法
奥は最も高さがあるシキミア、次にカルーナ・ガーデンガールズ、メインとなるハボタン、ガーデンシクラメンを中央に配置します。イベリスとゴーチェリア・ホワイトベリーを手前に並べ、華やかさを加え、白と赤で冬らしい寄せ植えに仕上げます。Garden Storyのこちらの記事もチェック!
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宿根草とハボタンの組み合わせもすてき
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ハボタンと同時期に見頃を迎える植物
草丈の低い植物
パンジー、ビオラ、アリッサム、オキザリス、チェッカーベリー、プリムラ・ポリアンサ(プリムラ・ジュリアン)背丈が中くらいの植物
キンギョソウ、ガーデンシクラメン、シロタエギク、スノードロップ(球根)、スイセン(球根)、ノースポールなど草丈の高い植物
スキミア、ナンテン、ストック、エリカなどもちろん、種類豊富なハボタンだけでも、すてきな寄せ植えに仕上がります。
ハボタンで美しい冬の庭を
ハボタンで美しく冬の庭を彩り、新しい年も華やかに迎えてくださいね。「Garden Story」には、日々を彩る花や植物の育て方、初心者から通まで楽しめるガーデニング情報がたくさん掲載されています。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。