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エアーコンプレッサーはどんな用途に使われる?
エアーコンプレッサーはさまざまな場面で利用されています。代表的なのがタイヤ交換。エアーインパクトレンチでスピーディーに行えます。また、スプレーガンがあれば、広範囲の塗装が一度に行え、作業効率が格段にアップします。釘打ちも、エアーの力を利用すれば一瞬。
エアーコンプレッサーは農業現場でも大活躍します。エアーガンを使えば、複雑な構造の農機具も手の届かない場所まで手軽に清掃できるほか、凹凸があるジャガイモなどの農作物に付着している余分な土やゴミなどを簡単に取り除くことができます。
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エアーコンプレッサーの構造を理解しよう!
エアーコンプレッサーの主な部位の名称は以下の通りとなります。・圧力計:タンク内の圧力計と吐出口の圧力計の2種類があります。空気圧は吐出口側の圧力計で確認します。
・圧力調整バルブ:空気の排出量を調整する際に使用します。
・空気タンク:圧縮された空気をためておくタンクです。
・ドレンコック:空気が圧縮された際に発生したタンク内の水分を排出します。
エアーコンプレッサーの使い方をチェック!
エアーコンプレッサーの正しい使い方を理解しておくと、安全に利用できるうえに、長持ちさせることもできます。Step1. 電源コードをコンセントに差す
電源コードは直接コンセントに差し込みます。注意すべき点は延長コードを利用しないことです。長い延長コードを使用するほど電圧が低下してしまい、エアーコンプレッサーが本来の性能を発揮しにくくなるうえ、モーターに流れる電流が大きくなり、モーターが焼き付いてしまう場合があります。
コンセントから離れた場所で使用する場合は、エアーホースをつないで対応しましょう。
Step2. 空気圧を圧力計(レギュレーター)でチェック
エアーコンプレッサーのスイッチを入れると空気タンクに徐々に空気がたまりはじめます。空気圧は圧力計(レギュレーター)の目盛りでチェックしましょう。タンク内の空気圧が最大使用圧力に達した時点で一旦停止します。Step3. エアーホースとエアーツールを取り付ける
タンク内に空気がたまったら、エアーホースを取り付けます。バルブを回して圧力計の目盛りが「0」になったらエアーホースを取り付けましょう。エアーホースの先にエアーツールを取り付け、バルブを開けて空気が排出されるようにしておけば、準備完了です。なお、使用中に空気の排出量が多いと圧力が低下する場合がありますが、圧力が下がり過ぎると自動的にスイッチが入り、空気がたまり始めます。
エアーコンプレッサーのメンテナンスは確実に!
エアーコンプレッサーを使い終わった後は、以下の流れで作業を進めましょう。バルブを閉じてエアーホースを取り外す
スイッチを切った後は、エアーホースを安全に取り外すために、空気を排出するバルブを閉じます。空気吐出口側の圧力計目盛りが「0」になったらエアーホースを外しましょう。ドレンコックを開き、タンク内の水分を排出する
次にドレンコックを開きます。コックをひねるとタンク内にたまった水分が排出されます。ドレンをためたままにしておくと、タンクが腐食したり、本体内の各部品に悪影響を及ぼしたりして、故障の原因につながる場合があります。エアーコンプレッサーを長持ちさせるためにも、忘れずに行いましょう。オイル交換でエアーコンプレッサーが長持ち!
エアーコンプレッサーの種類によっては、機器を潤滑、冷却するためにコンプレッサーオイルを使用するものがあります。使っているうちにオイルに汚れがたまりやすくなるほか、オイルの劣化により性能を発揮しにくくなる場合があります。定期的にエアーコンプレッサーを使用している場合は、6カ月に1回の割合でオイル交換を行いましょう。オイルの排出口はオイルの注入口の近くにある場合が多いです。レンチなどを使って排出口のボルトを外し、オイルを全て抜いた後、ボルトを締めてから新しいオイルを入れます。
エアーが汚れ始めたらフィルター交換を!
エアフィルターは、圧縮空気に含まれるゴミや水分を除去して、きれいなエアーを送り出すほか、本体内の機器を保護する役割があります。エアーにオイル分や水分、細かなゴミが混じり、汚れを感じたときがエアーフィルターを交換するタイミングです。なお、エアーフィルターはシリンダーに取り付けるものやレギュレーターと一体化しているものがあります。交換する前に、本体のエアーフィルターの位置を確認しておきましょう。