目次
-
- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
米を作るとはどのようなことなのか、稲作の仕事についてご案内します。
稲作とは?
稲作の歴史|中国からの伝来。そして日本各地へ
日本で稲作を行っている農家の数は?
また、専業農家が減少し、農業所得以外を主とする兼業農家が増えています。同時に、複数の個人または世帯が共同で農業を行う組織経営体が増加傾向にあります。
収益はどのくらい?
稲作経営の農業所得を向上させるためには、品質や収量の向上はもちろん、生産コストの削減が必要です。規模が大きく、生産性の高い経営体が大きな収益を上げることができるといえます。
米の需要|高まる外食・中食向けニーズ
主食用米の中で、需要が高まっているのが外食・中食向けの米です。外食・中食などの業務用途では、例えば寿司など、使われ方によって求められる品質がさまざまであることや価格が手ごろであることも重視されるため、コメの生産段階で販売先を検討し、ニーズに合わせた生産、販売を行っていくことが求められています。
また、国では、飼料用米の生産量について、2025年のまでに110万トンに増産する目標を設定しており、飼料用米により生産した豚肉、牛肉、鶏卵等のブランド化の取り組みが広がっています。
参考:平成29年度『食料・農業・農村白書』(平成30年5月22日農林水産省公表)
日本で栽培されているコメの品種
順位 | 品種 | 比率(%) |
1 | コシヒカリ | 35.0 |
2 | ひとめぼれ | 9.2 |
3 | ヒノヒカリ | 8.6 |
4 | あきたこまち | 6.8 |
5 | ななつぼし | 3.4 |
稲作のスケジュール
時期 | 仕事 | 内容 |
3~4月 | 苗作り | 土を入れた苗箱に種もみをまき、ビニールハウスの中に置きます。 |
4~5月 | 代かき | 代かきとは、田んぼの土を砕いて、土の性質を良くすること。田植えの前にトラクターや耕運機を使って行います。 |
5月上中旬 | 田植え | ほとんどが田植え機によって行われています。 |
6~7月 | 水の管理・追肥 | 田んぼに水を入れ、水の量を調節します。また、稲の様子を見ながら、肥料などを少しずつ与えます。 |
9~10月 | 稲刈り・脱穀 | 稲を刈ります。コンバインという機械を使えば、脱穀も同時にできます。 |
9~10月 | 乾燥・もみすり | 乾燥機で熱風をかけて乾燥させます。もみからもみがらを取ります。 |
作業工程のポイント
1. 積極的な土作り
土壌診断を基に、適切な土作りをします。有機物が適正量含まれているほ場では、異常気象でも生育が安定します。有機物の確保は重要です。2. 健やかな苗作り
苗代で育てる苗の良否が本田での生育や収量を左右します。水や温度を適切に管理して、元気な苗を育てましょう。3. 効率的な雑草防除
ほ場に凹凸があると、凸部から雑草が生えてきますので、ほ場を均平に整えます。その他、除草剤の適宜防除で雑草対策を徹底します。4. 病害虫の防除
病害虫は年によって程度や種類が変わります。稲を観察して、日頃から注意を払う必要があります。5. 水管理の徹底
植えたばかりのイネは弱いので、水は深めのままとし、ある程度育った後、中干しという田んぼを乾かす作業をします。出穂直後はイネが最も水を必要とするなど、水管理を徹底することが、収量・品質の向上につながります。6. 作付設計と適期収穫
品種や作付時期の組み合わせによって、収穫時期を分散したり、適期収穫に努めます。稲作の仕事の特徴|気象に左右される難しさの一方で大きなやりがいも
一方、機械化が進んだことで、生産性が向上しているとともに、体力的な問題がネックになることが少なくなっているほか、自然を相手に、どのような品種の米をどのように育て販売するか工夫して、できたお米を消費者に届けることは大きなやりがいとなるでしょう。
経験がなくても、農業法人などに就職し、いろいろなことを教わっていけばキャリアを積むことができます。