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主要な電動工具メーカーの一つに「HiKOKI(旧日立工機)」があります。「HiKOKI」はもともと「技術の日立」で知られる日立グループの企業であったことから、HiKOKI製の電動工具は優れた品質を有していると定評があります。HiKOKIが提供する電動工具、そしてサービスについて調べながら、HiKOKIについての理解を深めていきましょう。
HiKOKI(旧日立工機)の電動工具、その特徴は?
HiKOKIの電動工具は「工機ホールディングス株式会社」が提供しています。HiKOKIは、かつて「日立工機」というブランド名でしたが、親会社の変更に伴い、2018年10月から「HiKOKI」のブランド名に変更となりました。プロも納得!HiKOKI(旧日立工機)の高い技術と品質
「HiKOKI」の電動工具には、日立工機の時代から培ってきた高い技術力が集約されています。業界最高レベルの性能を発揮する電動工具もあり、プロも納得の品質です。高い技術力を有しているがゆえにユーザーの信頼性が高いことも「HiKOKI」の電動工具の特長と言えるでしょう。HiKOKI(旧日立工機)ならではの2年保証!
HiKOKIの電動工具には「2年保証」の製品があります。保証が付いていない製品が多くを占めている中で、2年間の保証が付いているHiKOKIの電動工具は安心感があると言えるでしょう。2年保証が付いている製品は以下の通りです。保証期間中、取扱説明書に従って正常な状態で使用していれば、保証を受けられます。
・ACブラシレスモーター搭載製品
・高圧エア工具(一部を除く)
・マルチボルト/6.0Ahリチウムイオンバッテリー
注記:
・ACブラシレスモーター搭載製品、高圧エア工具で2年保証を受ける場合、「ユーザー登録」が必要となります。
詳しくは、HiKOKIホームページ「2年保証製品」ユーザー登録を参照してください。
・マルチボルト/6.0Ahリチウムイオンバッテリーの保証は、購入日から2年以内、もしくは充電回数が1500回(BSL3660は1000回)以内です。2年以内に規定の充電回数を超えた場合は対象外となります。
HiKOKIホームページ:3つの2年保証
18Vと36Vの両方に対応!「マルチボルトバッテリー」
HiKOKIでは「マルチボルト」のバッテリーを取り扱っています。マルチボルトバッテリーの特長やマルチボルトバッテリーに対応する製品を紹介していきます!マルチボルトバッテリーとは?
HiKOKI独自のバッテリー「マルチボルトバッテリー」は、18Vと36Vの2種類の電圧の電動工具・充電器に対応します。18Vと36Vの切替は自動的に行われるため、18Vの電動工具も36Vの電動工具も、マルチボルトバッテリーを装着すれば動かすことができます。また、マルチボルトバッテリーは、18V用と36V用、両方の充電器で充電が可能です。小型・軽量タイプ「BSL36A18」
サイズは18Vのバッテリーとほぼ同じでありながら、36Vの出力が可能となっています。小型・軽量ながらも十分なパワーを発揮し、効率的に作業を進められることから、ユーザーとしては頼もしく感じられます。高出力・高容量タイプ「BSL36B18」
「BSL36B18」は、小型・軽量タイプのバッテリー「BSL36A18」と比較すると、出力は約1.3倍、容量は約1.6倍と、高出力・高容量となっています。18Vで使用すると8.0Ahとなるため、バッテリーが長持ちしやすくなります。注記:どちらのバッテリーも充電が可能なのは、スライド式のリチウムイオン電池対応充電器です。18Vの差し込み式充電器で充電することはできません。
マルチボルトバッテリーが装着可!36V対応の電動工具【4選】
バッテリーの電圧が18Vから36Vにアップしたことで、コードレスタイプの電動工具でありながら、AC電動工具に近いパワーが発揮されるようになりました。実際に36Vの電動工具を使用して、そのパワフルさを体感してみましょう!1. ネジ締めスピードが約10%向上|業界最高レベルを実現!
マルチボルトコードレスインパクトドライバー「WH36DA」は、高電圧化したことにより電池が減ってもネジ締めスピードが低下しにくくなりました。ネジ締めスピードは18V製品比で約10%向上し、ネジ締め能力は業界最高レベルを実現しています。太く、長いネジの締め付けもスピーディーです。HiKOKI WH36DA
・1充電あたり作業量目安:約3,700本(ナゲシビス径4.0×長さ50mm/杉材 下穴なし)
・最大締付トルク:180N・m
・回転数: 0~2,900(回転/分)
・打撃数: 0~4,100(回/分)
・バッテリー:リチウムイオンマルチボルト蓄電池 36V-2.5Ah、18V-5.0Ah
・サイズ:幅29×奥行127×高さ237mm(BSL36A18装着時)
・重量:1.6kg(BSL36A18装着時)
・セット内容:本体、バッテリー×2、電池カバー、急速充電器、プラスビット・ケース
2. 穴開け径がさらに大きく、スピードアップで作業を効率化!
マルチボルトコードレスドライバードリル「DS36DA」は、18V製品と同サイズでコンパクトでありながら、穴開け径、穴開けスピードがそれぞれ向上しています。木材の穴開け能力は102mmまで、サイディングは200mmまで対応しており、穴開け作業が大幅に効率化しました。HiKOKI DS36DA
・1充電あたりの作業量:木工穴あけ 約70個(使用錐 径38mm/材料 SPF 76mm厚)
・最大トルク:低速 138N・m、高速 80N・m
・回転数:低速 0~500(回転/分)、高速 0~2100(回転/分)
・バッテリー:リチウムイオンマルチボルト蓄電池 36V-2.5Ah/18V-5.0Ah
・サイズ:幅78×奥行204×高さ262mm
・重量:2.3kg(BSL36A18装着時)
・セット内容:本体、バッテリー×2、電池カバー、急速充電器、プラスビット、ケース、サイドハンドル
3. コードレスタイプながら、AC機を上回る出力を発揮!
マルチボルトコードレスディスクグラインダー「G3610DA」は、最大出力1270Wで、AC機従来品の出力である960Wを上回る能力を発揮します。最大回転数は1分間に1万回転なので、コンクリートの切断も楽に行えます。オートモード搭載で、負荷に応じて回転速度が自動的に切り替わります。HiKOKI G3610DA
・最大出力:1,270W
・研削砥石寸法:外径100×厚さ6×内径15mm
・1充電あたりの作業量:約15m(コンクリート切断/切込み深さ10mm)
・バッテリー:リチウムイオンマルチボルト蓄電池 36V-2.5Ah/18V-5.0Ah
・サイズ:全長357×ギアカバー全高60mm
・重量:2.6kg(サイドハンドル、バッテリー装着時)
・セット内容:本体、バッテリー×1、電池カバー、急速充電器、レジノイドフレキシブルトイシ、ホイルガード、サイドハンドル、スパナ、ケース
4. 切断スピードは18V比で2倍!サイレントモード搭載で騒音が低減
マルチボルトコードレス丸ノコ「C3606DA」は、18V製品と比較すると切断スピードと切断時のパワーが向上しています。そのパワーはAC機に匹敵するほどで、厚さ66mmの木材もスピーディーに切断できます。また、サイレントモードに切り替えれば、騒音が低減されます。HiKOKI(旧日立工機)のおすすめセットと収納ケース
電動工具のセットはバッテリーの相互利用ができ、また見た目もすっきりするので初めて買う人には特におすすめです!ここではHiKOKIが販売している電動工具セットをご紹介します。そのほか、HiKOKIでは電動工具用のケースも販売。さまざまな大きさがありますが、積み重ねができるのですっきりコンパクトに保管できますよ。ドライバードリル+ミニグラインダーに、トーチライトとラジオがセット!
電動工具はドライバードリルとミニグラインダーがセットになっています。そして、コードレストーチライトとコードレスラジオがセットになっているので、作業の効率アップに最適です。バッテリー(2個)と急速充電器のほかに、電池パックに接続できるUSBアダプタもセットされており、現場でUSB機器が使用できます。電動工具を整理収納!HiKOKI(旧日立工機)のシステムケース
高さ別にタイプ1~4の4種類から選べる、HiKOKIのシステムケース。それぞれ幅と奥行は同じサイズなので、積み重ねて保管できます。タイプ4以外のケースは、電動工具を衝撃から守るスポンジを内蔵。別売りの専用キャスターを利用すれば、移動も楽々です。キャスターを利用すれば、システムケースの移動が楽々!
キャスターにはラッチが4カ所についており、上記のシステムケースとの連結が可能です。4輪が自由に動き、小回りがきくので動きやすく、さらに前輪2カ所のストッパーで安全性にも配慮されています。持ち手が付いているので、持ち運びにも便利です!HiKOKI(旧日立工機)の新技術を搭載!最新電動工具【4選】
HiKOKIでは「マルチボルトバッテリー」のように独自性の高い、優れた製品の開発に積極的に取り組んでいます。ここでは、HiKOKIが培ってきた技術の結晶とも言える新商品を紹介していきます。1. コンパクトで狭い場所での作業に最適、しかもバッテリーは高容量!
コードレスインパクトドライバー「WH12DD」は全長134mmで、コンパクトさは国内トップクラス。狭い場所でのネジ締め作業が効率的に行えます。バッテリーはコンパクトながら4.0Ahの高容量!ブラシレスモーターを搭載しており、高効率で経済的です。HiKOKI WH12DD
・1充電あたり作業量目安:なげしビス締付 約500本(呼び径3.8×長さ50mm ラワン材/下穴なし)
・最大締付トルク:135N・m
・回転数: 0~3,200(回転/分)
・打撃数: 0~4,000(回/分)
・バッテリー:リチウムイオンバッテリー10.8V
・サイズ:幅28.5×奥行134×高さ×219mm(BSL1240装着時)
・重量:1.1kg(BSL1240M装着時)
・セット内容:本体、バッテリー×2、電池カバー、急速充電器、プラスドライバビット、ケース
2. 木材の穴開け目安は約450本|連続作業に適したドライバードリル!
コードレスドライバードリル「DS12DD」は、全長149mmのコンパクトサイズながら、4.0Ahの高容量バッテリーを使用。1充電あたりの作業目安は、木ねじの締め付けが約270本、木材の穴開けは約450本と、連続作業に適したドライバードリルとなっています。3. 高効率モーターと高出力バッテリー搭載でパワフル!ブレーキ付きで安全性向上
マルチボルトコードレスディスクグラインダー「G3618DA」は、高効率のブラシレスモーターと高出力のバッテリーがパワフルな作業を実現。また、ブレーキ機能が搭載されているため、砥石の回転が迅速に停止し、安全性も向上しています。4. 厚さ47mmまで切断!1充電でSPF材を約220本カット可能
マルチボルトコードレス丸ノコ「C3605DA」は、パワーがさらにアップした新製品で、切断能力、重負荷切断時の最大押付荷重は18V製品比で2倍以上となっています。厚さ47mmまでの木材が切断可能で、1回の充電で切断できるSPF材は約220本。効率的な切断作業が行えます。激安でHiKOKI(旧日立工機)の電動工具を入手するには?
HiKOKIの電動工具を激安で入手するなら、中古品の購入がおすすめです。ここでは、HiKOKIの電動工具を中古で安く手に入れられるサイトをご紹介します。激安価格ならオークションが狙い目!
Yahoo!オークションで日立工機の電動工具を見る通販サイトの中古はこちら
地元で中古品をお得にゲット!
無料広告の掲示板で、メンバー募集や求人募集などのほか、中古品の販売も行われています。中古品の購入は、売る人から直接受け取る形となるため、売る人と買う人が地元同士であることが基本です。中古品が激安で販売されていたり、未使用の新品が安く売られていたりすることがあります。近くの人が欲しい電動工具を販売していれば、ぜひ利用してみましょう。ジモティー
HiKOKI(旧日立工機)の電動工具を修理に出す方法は?
HiKOKIの電動工具の修理について、HiKOKIのホームページを参照すると、販売店制度をとっているため、製品をご購入された販売店・ホームセンターを通じてお申し付けください。
(引用:HiKOKIホームページ)
と記載されています。
そのため、HiKOKIの電動工具を修理に出したい場合は、購入した店舗に修理を依頼するのが基本となりますが、ネットでHiKOKIの電動工具を購入した場合、どこに修理を依頼すれば良いのかわからない、と困ってしまうことがあるのではないでしょうか。
そんなときには、HiKOKIのホームページから申し込める修理依頼がおすすめです。
WEBによる修理はどのような流れで行われる?
WEBによる修理は、簡単にまとめると以下の流れで行われます。ホームページの「修理お申込み画面」に必要事項を入力し、送信 → 修理品を発送 → 修理見積もり → 見積額でOKであれば修理の申し込み → 修理実施 → 修理完了・発送 → 修理品到着・修理代金支払い → 修理品の動作確認
詳しくは、HiKOKIホームページ「修理お申込みから発送まで」を参照してください。
大手電動工具メーカーのHiKOKI(旧日立工機)とマキタ、どちらがおすすめ?
上記でも述べてきたように、HiKOKIは技術力の高い「日立」の流れを受け継ぐメーカーであり、電動工具の品質もお墨付き。しかし、高品質の電動工具といえば、まずは「マキタ」の名が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。実際のところ電動工具を選ぶなら、HiKOKIとマキタ、どちらがおすすめなのでしょうか?
HiKOKI(旧日立工機)のおすすめポイントは?
HiKOKIの電動工具のバッテリーには、高電圧である36Vのものがあり、AC機に匹敵する性能を発揮します。36Vに対応する電動工具の数は109種類です(2018年11月現在)。さらに、ACブラシレスモーター搭載製品、高圧エア工具、マルチボルト6.0Ahリチウムイオンバッテリーは2年保証がついています。2年保証は自信の証しといえるのではないでしょうか。マキタのおすすめポイントは?
マキタは、電動工具のラインナップが幅広い点が特長で、18Vのバッテリーで使用できる電動工具の数は192種類にのぼります(2018年12月現在)。また、マキタの特長として挙げられることは、全国の主要な都市に営業所を設置している点です。営業所に電動工具を直接持ち込んでの修理が可能であり、迅速な修理に対応しています。アフターサービスが万全であれば利用者としては安心できます。結論:どちらがおすすめ?
HiKOKIとマキタの電動工具はどちらも品質が高いことから、甲乙付けがたいところですが、HiKOKIは作業効率の高い36Vの電動工具が100種類以上もラインナップされています。スピーディーかつ効率的に作業を進めたい方には、HiKOKIの電動工具をおすすめします!カタログでHiKOKI(旧日立工機)の新製品をチェック!
HiKOKIはさまざまなWEBカタログを発行していますが、電動工具に関連したWEBカタログとしては、「電動工具・総合カタログ」と「DIY工具・総合カタログ」があります。電動工具・総合カタログ
「電動工具・総合カタログ」は全ページ数236ページにわたり、ネジ締め、穴開け、切断、研削などの電動工具のほか、釘打ち機やエア工具などのプロ向けの工具まで、HiKOKIで取り扱う電動工具を網羅しています。HiKOKIの主力商品は「36Vマルチボルトバッテリー」を搭載した電動工具であり、カタログの最初の方のページにて詳しく紹介しています。36Vマルチボルトバッテリーで使える電動工具は109種類にのぼり、力の入れようが感じられます。DIY工具・総合カタログ
「DIY工具・総合カタログ」には、インパクトドライバーやディスクグラインダー、丸ノコなど、DIY向けの電動工具が中心に掲載されています。HiKOKIの電動工具は、DIY向けでありながらもプロ並みの機能が搭載されており、作業をスムーズに行うことができます。各WEBカタログについては、以下のリンクから参照できます。なお、WEBカタログの閲覧はブロードバンド環境が推奨です。ブロードバンド環境が利用できない状況でWEBカタログを閲覧した場合、データ量を多量に消費しますので十分にご注意ください。
・「電動工具・総合カタログ」
・「DIY工具・総合カタログ」