目次
球根の花について
球根植物は個性的な株姿や魅力的な花を咲かせる種類が多く、コレクションする楽しみもあります。また世界に球根協会がいくつかあり、最新の詳細な情報を得ることができます。
球根の種類
鱗茎
非常に短くなった茎に、鱗片と呼ばれる肥大した葉が何重にも重なったものです。チューリップやスイセンのように皮に覆われる有皮鱗茎と、ユリなどのように皮に覆われない無皮鱗茎に分かれます。球茎
短縮した茎が肥大し、球状になったものです。肥大部分を覆う茎は、葉の基部に由来します。フリージアやグラジオラスなどがあります。塊茎
地中の茎が肥大し、球状または塊状になったものです。球根ベゴニアやシクラメンのように年々肥大する種類と、アネモネなどのように分球していく種類があります。塊根
ダリアやラナンキュラスは、肥大した根に多くの養分を蓄えます。塊根の上にある茎の基部(クラウン)から芽が出ます。根茎(地下茎)
地中で横に伸びる地下茎が球状にならず、全体的に肥大したものです。カンナやジンジャーなどがあります。植える時期
種類によって植える時期が異なるので、植える前に必ずチェックするようにしてください。球根植物は、寒さに弱い春植え球根と、寒さに強い夏植え球根と秋植え球根に、大きく分けることができます。春に花を楽しめるのは秋植え球根で、夏から秋に開花するのは春植え球根、秋から冬にかけて咲くのは夏植え球根です。植える時期の違う3つのタイプの球根植物を植えれば、年中花を楽しむことができます。
球根の保存方法
地上部の3分の2くらいが枯れたら、球根を掘り上げる適期です。球根を掘り上げた後、付いた土を乾燥させてよく落とし、オーソサイド殺菌剤800倍液に30分ほど浸して殺菌します。保存方法は種類によって違い、乾燥させたほうが良い種類と乾燥を嫌う種類の大きく分かれます。乾燥させる種類
通気の良いネットなどに球根を入れます。冬は凍らない場所に置き、夏は日陰の雨の当たらない、風通しの良い場所に置きます。種類:チューリップ、ヒヤシンス、グラジオラス
乾燥を嫌う種類
ビニール袋などに湿らせたバーミキュライトを入れ、その中に球根を埋めるように入れます。ビニールには密閉しないよう穴を数か所空け、冷暗所に置きます。また冬は凍らない室内などに置いてください。種類:ダリア、カンナ、ジンジャー
球根花の栽培方法
植え付ける際は、球根の上下を間違えないようにしてください。また種類によって球根を植える深さや間隔が異なるので、必ず確認するようにしましょう。
地植え
根付けば水やりが不要な種類が多いです。また一度植えればずっと楽しめる種類も多く、比較的手間がかかりません。種類によって適する日照条件はさまざまです。また土壌も排水を好むものから、湿り気のある場所を好むものまでさまざまです。条件のあう場所に必ず植えるようにしてください。植え付け前に腐葉土や堆肥などの有機物を植える場所周辺にすきこみ、土壌改良することも大切です。
プランターや鉢植え
スペースが限られるため、地植えより球根をやや浅く植えたり、間隔を狭めて植えることが多いです。またスイセンなど球根を深く植える種類は、根の生育スペースを確保するため、深さのある容器を選ぶようにして下さい。寄せ植えでは、日当たりなどの生育条件が同じ植物を選び、開花時のサイズを想定して植えるようにしてください。水やりは乾いてから与えるのが基本ですが、種類や時期によって与える間隔が変わります。
水栽培・水耕栽培
水栽培は、11月以降の寒い時期が適期です。温かい時期は、水温が上昇して球根が腐ってしまうので、避けてください。
すべての球根植物が水栽培できるわけではないので、水栽培に適した種類を選ぶことが大切です。
【春植えの球根花3選】種類・植え方・育て方
春植え球根は、熱帯地方が原産の種類が多いです。トロピカルムードの演出に最適な種類もあり、夏のガーデニングの主役になることでしょう。寒さには弱く、地域や種類によって、球根を掘り上げないと冬越しできない種類もあるので注意してください。グラジオラス
特徴
剣のような形の葉に鮮やかな大輪の花が穂状に咲く、夏花壇を代表する球根植物です。3月下旬から7月まで植え付けることができ、3~4カ月後に開花します。秋植え春咲きの系統もあり、小輪で可憐なイメージの花が咲きます。根元をバークチップなどでマルチングして乾燥を防ぐと良いでしょう。最低半日以上日光が当たる、日当たりの良い場所が適地です。
植え方・育て方のコツ
球根の高さの3倍程度の深さの穴を掘り、球根を底に置いて植え付けます。地植えでは植え付け時と花後の2回、リン酸とカリが多めに配合された緩効性化成肥料を与えて下さい。鉢植えでは葉が茂っている間、規定量の肥料を与えてください。花茎が伸びてきたら支柱を立てるか、根元に土寄せして倒れるのを防いで下さい。チューベローズ
特徴
夏から秋ごろに花茎が60cmから1mほどに伸び、先端に乳白色の花を穂状に付けます。花後に小さな球根が多くできますが、分けて植えても翌年花は咲かないことがほとんどです。花を毎年楽しみたい場合は、球根を新たに購入した方が良いでしょう。日当たりが良い場所を好み、乾燥を嫌います。
植え方・育て方のコツ
植える時期は春ですが、5月のゴールデンウィーク以降など、温度が上がってから植え付けると良いでしょう。鉢土の表面が乾き始めたら水やりし、夏は水切れに注意してください。花茎が伸びてきたら倒れやすいので、株元に土を寄せるか、支柱を立てます。球根ベゴニア
特徴
種類の多いベゴニアの中で、最も花が大きく美しい系統が球根ベゴニアです。開花期間は春から秋ですが、気温が30℃以上になると株が弱って花が咲かなくなります。12月になると球根の成長が早くなり、徐々に休眠します。ただし冬に最低温度を15℃以上に保ち、夜は電灯などで光を補って明るい場所に12時間以上置くようにすると、花が咲き続けます。栽培はやや上級者向きですが、手間をかけると豪華で美しい花を長期間楽しむことができます。春と秋は日光がよく当たる場所が適しますが、夏は日陰の風通しの良い場所で管理します。
植え方・育て方のコツ
ガーデン用の品種もありますが、鉢植えで育てる方が良いでしょう。5号鉢に球根の上部が少し出る程度に浅く植え付けます。用土の例としては、赤玉土4、バーミキュライト3、ピートモス3などがあります。雨は当てない方が良いので、室内の窓際か、5月以降は雨の当たらない軒下のような場所に置いてください。ガーデン用の丈夫な品種は、10月頃は雨風が当たる戸外でも管理できます。ただし11月以降は室内で管理した方が、失敗なく安心でしょう。冬に地上部が枯れたら、鉢のまま凍らない場所で越冬させます。
【夏植えの球根花3選】種類・植え方・育て方
比較的マイナーなイメージがある夏植え球根ですが、個性的な魅力のある種類が多いです。秋から冬にかけて開花し、花の少ない時期に開花する貴重な種類です。初心者にもおすすめな、丈夫な種類が多いのも魅力です。リコリス
特徴
本の秋の風物詩のヒガンバナもリコリスの仲間で、初心者にもおすすめの丈夫な植物です。地植えすれば植えっぱなしで大丈夫で、群植すると見ごたえがあります。生育期は秋から春で、植え付け後、葉が伸びる前に花が咲きます。花が終わった後にすぐ葉が出るタイプと、翌春に葉が出るタイプがあります。開花期に幅があり、7〜10月に開花します。日当たりと排水の良い場所を好みますが、半日陰でもよく育ちます。
植え方・育て方のコツ
球根が地面すれすれに隠れるよう植え付けます。地植えなら水やり等の手間がかかりませんが、鉢植えでは鉢土の表面が乾いたら水やりしてください。植えた年には咲かないことがありますが、性質上問題ありません。・カラー:黄色
黄色の彼岸花を見たのは初めて。我が家にも、咲いたらいいなと思い1球だけ購入しました。とにかく球根系は、初心者なので腐らせないように、頑張って育てます。届いた苗は、ビニールポットに植えられていて、スイセンの葉っぱに似た葉が出ています。
追伸…2013.9.8
庭の片隅に一輪、黄色いリコリスが初めて咲きました。葉が無いのに、茎だけ長く伸びて、その先にキレイな黄色い花が開いていました! 不思議な花ですね!これからの管理法を勉強します(笑)。
出典: 楽天市場
サフラン
特徴
スパイスなどの食用や、薬用などの重要な資源植物として有名です。10~11月の秋に開花する、淡紫色の甘い芳香のある花も魅力があります。クロッカスの仲間に属しますが、本種はサフランと呼んで区別しています。球根は明るい窓辺に置くだけで花が咲き、水やりの必要もありません。ただし土無しで開花させた場合は、花後に土に植えて栄養を蓄えさせるようにしてください。日当たりと排水の良い場所が適します。
植え方・育て方のコツ
地植えでも鉢植えでも育ちますが、鉢植えでは浅鉢を使うと良いでしょう。5センチほどの深さの穴に球根を植え付けます。地植えでは水やりの必要はありませんが、鉢植えでは鉢土が乾いてから水やりしてください。花後にリン酸が多い肥料を追肥し、球根を太らせるようにします。◆サフランの詳しい育て方はこちら
オキザリス
特徴
オキザリスは種類が多く、厄介な雑草の代表的存在のカタバミもオキザリスの仲間です。開花期や株姿はさまざまですが、長期間開花する種類が多いのが魅力です。夏植え球根として育てられる種類は、秋から花の少ない冬に咲き、貴重な存在です。適した環境なら、手間がかからず植えっぱなしでよく育ちます。日当たりと排水の良い場所を好み、過湿を嫌います。厳しい寒さを嫌うので、暖地以外は鉢植えにして冬は軒下などの寒さを和らげるような場所に移動すると良いでしょう。
植え方・育て方のコツ
植え付ける深さは、3~5cmくらいが目安になります。土質は選びませんが、排水の良い用土が失敗が少ないでしょう。乾燥には強く、水やりは乾いてから上げる程度で良いです。肥料はあまり必要としませんが、よく生育している時に窒素が少ない液体肥料を月に2~3回与えると、花付きが良くなります。
【秋植え・冬植えの球根花6選】種類・植え方・育て方
原産地の多くは、地中海や南アフリカなど、夏は高温乾燥し、冬は温暖な地中海性気候の地域です。花後に地上部は枯れ、休眠状態で夏越しします。
ツリガネズイセン(シラー・カンパニュラータ、ヒアシンソイデス・ヒスパニカ)
特徴
春に咲く、青やピンク、白色のベル状の花が魅力です。丈夫で初心者でも育てやすく、庭に植えっぱなしで大丈夫です。分類が変わったこともあって名前に混乱があり、注意が必要です。現在、シラー・カンパニュラータ、ツリガネソウなどの流通名で主に出回っています。シラー・カンパニュラータは以前の学名で、現在はヒアシンソイデス・ヒスパニカに変わっています。またツリガネソウの名は、切り花など比較的人気のあるキキョウ科のカンパニュラ・メディウムの別名でもよく知られ、混同する可能性が高いです。
比較的場所を選ばず、水はけが良ければ日なたから半日陰まで植えることができます。
植え方・育て方のコツ
10月ごろが植え付けの適期です。地植えでは腐葉土や堆肥などを混ぜた後、土が3~5cmほど球根にかぶせる程度に植え付けます。やや乾燥した場所を好むので、鉢植えでは鉢土の表面が乾いたら水を与えてください。地植えでは水やりの必要はないでしょう。肥料は多く必要としないので、植え付け時に緩効性肥料を元肥えとして与えれば良いでしょう。ラナンキュラス
特徴
花弁が幾重にも重なった美しい花は、4~5月にかけて咲きます。花色が豊富なので、好みの花を咲かせる品種を見つけやすいでしょう。花後に地上部が枯れたら、球根を掘り上げて保存する必要があります。日当たりの水はけの良い場所を好み、酸性土壌を嫌います。寒さには弱く、1〜2月の寒い時期は軒下などに置いて防寒すると良いでしょう。近年は従来の品種より耐寒性の強い、ラックスシリーズも登場しています。
植え方・育て方のコツ
霜が降りる場所では地植えにせず、鉢植えで育てる方が失敗が少なくおすすめです。気温が15℃以下、11月くらいが植え付け時期の目安です。球根は植え付け前にバーミキュライトの上に芽を下側にして置き、冷暗所で1週間ほどゆっくりと吸水させます。市販の培養土などを使って、球根に土が2~3cm程度かぶさるよう浅く植えます。肥料は植え付け時に緩効性化成肥料を与えるほか、冬でも花が咲きだしたら、リン酸の多い液体肥料を追肥して下さい。ただし4月以降は肥料を与えない方が、球根が腐りにくくなります。
◆ラナンキュラスの詳しい育て方はこちら
チューリップ
特徴
世界中で親しまれている人気の球根植物です。園芸品種が多く、花形や草姿がさまざまです。最近は、素朴な印象の原種チューリップもよく流通するようになってきました。品種によって開花時期に差がありますが、ほとんどは3月下旬から5月までに咲きます。なお一般の交配種のチューリップは翌年は開花しないか、花が小さくなるので、1年限りとして割り切った方が良いでしょう。日光がよく当たる場所が適します。半日だけ日光が当たるような場所では生育が遅れますが、花は咲きます。また乾燥を嫌うので、水切れさせると花が咲かなくなることもあります。
植え方・育て方のコツ
庭に植え付ける際は、あらかじめ腐葉土などの有機物を混ぜておきます。10〜11月に、球根2個分から3個分の深さの穴を掘り、植え付けます。植え付け後、地植えでも雨が10日以上降らずに晴れの日が続いたら、水やりすると良いでしょう。また鉢植えは、用土の表面が乾いたら必ず与えるようにしてください。肥料は植え付け時に、緩効性化成肥料を元肥えとして与えてください。また芽が出てきたら、花が咲くまで2週間に1回液肥を追肥すると、生育が良くなります。
◆チューリップの詳しい育て方はこちら
ヒヤシンス
特徴
3~4月に開花する、秋植え球根ではよく知られた植物です。1本の花茎に花を密に付けるダッチ系と、花茎が何本もでるローマン系に分かれます。ヒヤシンスといえばダッチ系が一般的ですが、ローマン系も流通するようになってきました。植えっぱなしでもよく咲きますが、花後に掘り上げた方が病害虫の被害に遭う心配がありません。日当たりと水はけの良い場所が適します。寒さに強く全国で栽培で栽培でき、初心者におすすめです。
植え方・育て方のコツ
10~11月に、地植えでは球根3個分の深さの穴を掘り、植え付けます。鉢植えでは地面すれすれの浅植えでも良いでしょう。肥料は植え付け時と花後に与えてください。水やりは地植えではほぼ必要ありませんが、鉢植えでは用土が乾いたら水やりしてください。◆ヒヤシンスの詳しい育て方はこちら
・カラー:赤色
水栽培にしました。根がでてきてからが時間がかかりましたが綺麗に咲いてくれ、その後に小さいながら二個目の花も咲きました。お正月から2ヶ月くらい楽しめました。
出典: Amazon
クロッカス
特徴
サフランのように秋咲きの種類もありますが、花の少ない2〜3月に開花するタイプが一般にはクロッカスとして知られています。背丈が小さく、大きな植物があると埋もれてしまうので、注意してください。最低半日以上、できるだけ日当たり良い場所が適します。寒さに強く、丈夫で初心者におすすめです。芝生の中に植えるなど、植えっぱなしで栽培できます。
植え方・育て方のコツ
開花時期が早いので、植え付けが遅くならないようにしてください。9月下旬から10月が植え付け時期の目安になります。球根2個分が、植え付けの深さと間隔の目安になります。肥料は植え付け時と花後に、カリ分の多い化成肥料などを与えてください。◆クロッカスの詳しい育て方はこちら
ヘメロカリス 球根
特徴
開花期は5~8月ですが、品種によってさまざまです。花茎が何本も伸びて次々と開花するので、長期間花を楽しむことができます。デイリリーの英名があり、花は1日花で、午前中の方が花が美しいです。2万種以上の園芸品種があるといわれ、花色や大きさもさまざまです。非常に派手な印象の花もあり、アメリカなどの海外で人気があります。
日当たりと水はけが良い場所を好みます。半日陰でも育ちますが、花数が少なくなります。暑さや寒さに強く、植えっぱなしでも育つ丈夫な植物です。
植え方・育て方のコツ
植え付け時期は4〜5月か、9〜10月です。寒冷地以外では秋植えのほうがよく育ちます。腐葉土などの有機物を3割程度混ぜた用土に、葉と茎の境目が、4~5cmの深さになるよう植え付けます。花茎についたすべての花が咲き終わったら、花茎の付け根から切ってください。
球根を水(水耕)栽培するときのコツ
水(水耕)栽培で育てるには
用意するもの
透明なプラスチック製の水耕栽培容器などは、100均などで容易に手に入れることができます。またペットボトルやコップなどにワイヤーを組み合わせて容器とすることもできます。室内で春の到来を感じたくて水栽培をするのに、プラスティックのポットでは感興半減です。
フロンティアガラスさんのポットは、古典的な花瓶の形状と、とっぷりとした質感で、花を咲かせる器としての美を備えています。
花壇植えと違って、伸びてきた白いヒヤシンスの根も鑑賞できるのが、ガラスのよいところ。お値段も手ごろで、
いくつもほしいです。
出典: Amazon
育て方・手入れ方法
水(水耕)栽培に適している球根は?
すべての種類が水栽培できるわけではありません。冬越えのために球根に栄養を多く蓄えている種類が、水栽培に適します。夏は水温が上がって球根が腐りやすく、暖かい季節は水栽培に不向きです。春に花を咲かせるヒヤシンスやクロッカスなどが、よく水栽培されます。水耕栽培を成功させるポイント
ヒヤシンスやクロッカス、スイセン、チューリップなどの秋植え球根を確実に開花させるには、一定の低温期間が必要です。室内の暖かい場所でずっと栽培すると、花が咲きません。12月までは戸外に置き、寒さに充分あてるようにしてください。また球根を購入するときは球根に多くの栄養を蓄えている大きめのものを選ぶようにしてください。ヒアシンスは、水栽培用の球根が販売されています。芽が出るまでは、容器の上に箱などをかぶせて暗い状態にしてください。芽が出たら外して日光に当てるようにします。
丈夫で強い球根は、植えっぱなしがおすすめ!
植えっぱなしで育てられる花の種類
春植え
アガパンサス:常緑性の品種はグランドカバーにも。カンナ:斑入り葉や矮性など多彩で豊富な品種です。
クロスコミア:環境適応性が強く、世界各地で野生化する種類も。
ジンジャー:芳香のある花はトロピカルムードの演出に最適。
ゼフィランサス:野生化するほど丈夫で、開花期間も長いです。
夏植え
コルチカム:土無し栽培も可能。スノードロップ:春を告げる下向きの白い小花が人気。
秋植え
アリウム小球性種(モーリー、ユニフォリウム):可憐な小花が魅力。ムスカリ:群生させると美しく、寄せ植えにも最適です。
ハナニラ(アイフェイオン):丈夫で手間がかからず、黄花や12月頃に咲く種類も登場しています。
シラー:大型のペルビアナなどがあり、初心者向けです。
植えっぱなしでいろいろ育てたい方に
多くの種類の植えっぱなし球根がセットになったものは、どんな花が咲くか期待できる楽しみがあります。種類を選ぶ労力が省けて気軽に植えることができ、毎年花を楽しむことができます。いろいろな種類を手間いらずで毎年楽しめるので、お財布にも優しいでしょう。植えっぱなしで増やすには?
日なたから日陰、湿り気のある土壌から排水の良い土壌を好むものまで、植物の種類によって生育に適する条件はさまざまです。種類ごとの栽培条件にあった場所に植えることが重要です。誤った場所に植えると生育不良になり、いずれは枯れてしまいます。増えすぎて窮屈になった場合は掘り上げ、球根をバラして植えなおしてください。再び生育が活発になり、さらに増えていきます。