ラナンキュラスを球根から育てよう!

「とても魅力的」「光輝を放つ」「美しい人格」などの花言葉をもつラナンキュラス。今回はラナンキュラスの育て方を伝授します!ラックスをはじめとした人気品種の解説や、おすすめの球根をご紹介します。春のお花季節にそなえて時期をのがさず栽培をスタートさせましょう!!


出典:PIXTA
薄い花びらがふんわりと重なり合う、優雅なラナンキュラス。色や形のバリエーションが豊富で、ブーケやフラワーアレンジメントの主役としても活躍する花です。春先にはつぼみや花のついた鉢植えが出回りますが、じつはラナンキュラスは、秋に球根を植えて育てることもできます。気に入った品種を選んで、じっくりと世話をしながら、美しい花が咲くまでの様子を間近に眺める……今シーズンは、そんな楽しみ方に挑戦してみませんか?

1. ラナンキュラスとは?どんな植物?

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ラナンキュラスはキンポウゲ科キンポウゲ属の植物で、その鮮やかな色彩から、日本では、花金鳳花(はなきんぽうげ)という豪華な漢字が当てられています。キンポウゲ属は世界中に分布していますが、現在「ラナンキュラス」と呼ばれているのは、中近東からヨーロッパ南東部が原産のラナンキュラス・アシアティクスという種類を改良したものです。

秋に球根を植え、春に花を咲かせる球根草花で、大きなものでは直径15cmほどにもなる大輪の花をつけます。たくさんの花びらが重なった姿が特徴的で、花色は赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、グリーン、紫などさまざま。改良によって毎年のように新しい品種が生まれ、グラデーションやバイカラーなど、より華やかなものが登場しています。

2. ラナンキュラスの花言葉

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ラナンキュラスには、「とても魅力的」「光輝を放つ」「美しい人格」などの花言葉があり、どれも意味合いがよいことから、結婚式のブーケやお祝いの席を飾るアレンジメントなどに人気です。また、花色ごとにそれぞれ違った花言葉があるので、品種を選ぶときや、誰かへの贈り物にするときなどの参考にするとよいでしょう。

ラナンキュラスの花言葉

赤:あなたは魅力に満ちている
ピンク:飾らない美しさ
オレンジ:秘密主義
黄色:優しい心
白:純潔
グリーン:お祝い、名誉
紫:幸福

3. 球根から育てるには?時期はいつ?

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ラナンキュラスの球根は、夏の終わりごろから出回ります。乾燥した状態で売られているので、そのまま土に植えると、急激に水を吸って傷んでしまうことがあります。少し手間はかかりますが、植え付け前に下記の手順で吸水させましょう。ポイントは、乾きすぎたり湿りすぎたりしないように、水分量をうまく調節することです。

また、暑い時期に植えるのも球根が傷む原因になります。植え付けは、日中の気温が20℃以下になる10月下旬〜11月に行いましょう。

球根の吸水のさせ方

1. 使い捨てのフードパックなどの容器に、半分ほどバーミキュライトを入れて、水で軽く湿らせます。
2. ラナンキュラスの球根を重ならないように並べ、湿らせたバーミキュライトを足して球根を埋めます。
3. ふたをして冷蔵庫に入れ、1週間ほど置きます。バーミキュライトが乾かないように、ときどき確認して、軽く湿る程度に霧吹きで水やりします。
4. 球根が水を吸ってふっくらしたら、植え付けできます。

 

バーミキュライト 2L

ITEM
DIY バーミキュライト
蛭石という鉱物を高温で焼いた資材で、内部にすき間が多いため、通気性、保水力、保肥力が高いのが特徴。種まきや挿し木、庭土の土壌改良などに利用できます。

・内容量:2L

4. ラナンキュラスの植え方



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球根の吸水が完了したら、さっそく植え付けましょう。鉢でも地植えでも育てられますが、地植えにする場合は、じめじめした場所を避けて、日当たりと水はけのよい場所を選びましょう。開花は翌年の3〜5月ごろ。同じ時期に開花するパンジーやビオラ、チューリップなどと寄せ植えにして楽しむのも、華やかでおすすめです。

Step1. 土の準備

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土や、球根用培養土を使うのが手軽です。地植えにするときは、事前に石灰をまいて土を中和し、赤玉土や腐葉土、肥料を混ぜ込んで、水はけがよく養分のある土に改良しておきましょう。

 

SCG球根・草花の培養土 5L

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平和 草花・球根の培養土(SCGシリーズ)
無機質原料が中心の清潔な培養土で、室内でも安心して使用できます。成長段階に応じて効果を発揮する、3種類の肥料を配合。

・内容量:5L

Step2. 植え付け

鉢の大きさは、4〜5号鉢(直径12〜15cm)に1球が目安です。いくつか植える場合や寄せ植えにする場合は、球根の間隔を15cm程度あけられるように、大きめのものを準備してください。鉢の底に水はけをよくするための鉢底石を敷き、縁から5〜6cm下まで培養土を入れます。芽のついている方を上にして球根を土に差し込み、土を3cmほどかぶせます。植え付け後の水やりはせず、2〜3日たってから土が湿る程度に水やりをします。地植えの場合も、球根を植える間隔や深さは同様です。

Step3. 冬の管理作業

ラナンキュラスは寒さにあまり強くないので、鉢植えは雨風や霜の当たらない暖かい場所で育てます。過湿にならないように注意して、土が乾いていたら、たっぷりと水やりをしましょう。地植えの場合は、霜よけを設置するなどの寒さ対策をします。霜よけをすると雨が当たらなくなるので、鉢植えと同様に水やりをします。

 

苗ドーム 角型 1枚入り

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苗ドーム 角型
花苗や野菜苗の霜よけや雨よけ、保温に使える便利アイテム。上部の換気穴が、内部の温度の上がりすぎを防ぎます。

・サイズ:幅24cm×長さ64cm×高さ21cm
・適合プランター:55~65型

Step4. 追肥

葉が増え始めたら、固形肥料を月に1回のペースで与えます。また、2週間に1回程度、液体肥料を与えると、大きな花をつけるようになります。肥料の散布量や希釈の倍率などは、製品のパッケージを参照してください。

 

花ごころ 球根の肥料 400g

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花ごころ 球根の肥料
効果がゆっくりと長続きする有機配合肥料。花付きをよくするリン酸成分が多く含まれています。

・内容量:400g

そのまま使える花工場 植物全般用 700ml

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住友化学園芸 そのまま使える花工場 植物全般用
草花、野菜、ハーブなどに幅広く使える、速効性の液体肥料。希釈せずにそのまま使えます。

花壇だけでなく、芝生などにも使用できるため、スプレイヤーで芝生と花壇の両方に一度に使えて便利です。
容量も多いので、コストパフォーマンスも良く使用しやすいと思います。

花壇では草花が元気になるような「気」がしますよ。(笑)
きっと、お花はそういう「気」も養分にして元気になっていくのだと思います。


Step5. 開花中の管理作業

3月ごろになるとつぼみがつき、花が咲き始めます。開花中は雨に当てないほうが、長く楽しむことができます。咲き終わった花をそのままにしておくと病気が出やすいので、早めに切り取りましょう。

5. 花が咲き終わったら?

咲き終わったラナンキュラスをそのまま1か月ほど植えておくと、球根が太り、掘り上げて上手に保存すれば、秋にもう一度育てることができます。花が終わる頃に追肥をストップし、葉が黄色く枯れ始めたら水やりも控えます。葉が完全に枯れたら球根を掘り上げ、土を落としてネットに入れ、風通しの良い日陰に吊るして保存しましょう。湿気に当たるとカビが生えたり腐敗したりするので気をつけてください。土に植えっぱなしにするのも避けましょう。

6. ラナンキュラスのおすすめ品種



出典:写真AC
定番のピンクや赤、白のほかに、ブラウンやグリーンなどのシックな色や、バイカラー、リバーシブルなど、ラナンキュラスにはたくさんの花色がそろっています。一重咲き、八重咲き、スプレー咲きなど、形もバリエーション豊富で、どれを育てようかつい迷ってしまいそう。そこで、トレンドのシリーズを中心に、人気のラナンキュラスをご紹介します。

ドリーマー

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ドリーマー
「万重咲き」と呼ばれるボリュームのある花が咲き、切り花にも大人気のシリーズ。赤、ピンク、黄色、白の4色展開で、ピンク色の縁取りのあるバイカラー種もあります。

・内容
Amazon:7球×2袋入り
楽天市場:7球入り

アーサーホワイト

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アーサーホワイト
光沢のある花びらがふんわりと重なる八重咲きタイプ。

・内容
Amazon:6球×2袋入り
楽天市場:6球入り

ビクトリアオレンジ

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ビクトリアオレンジ
一輪でも絵になる、ビビッドなオレンジ色。ビクトリアシリーズは、ほかにパープル、イエロー、ピンク、ホワイトの5色がそろっています。

・内容
Amazon:60ml×2袋セット
楽天市場:60ml

ピコティ

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ピコティ
花びらに美しい縁取りが入った、芸術的なバイカラー種。

・内容
Amazon:60ml×2袋セット
楽天市場:60ml

グラスホッパー

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グラスホッパー
ふわふわ丸い花の中心にグリーンの差し色が入る、人気のシリーズ。

・内容:4球入り

ラックス「ミノアン」

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ピカピカと光沢のある花びらが特徴の、ラックスシリーズ。「ミノアン」は深みのあるオレンジ色が印象的な品種です。次々と蕾が上がり開花するスプレー咲きタイプで、切花としても大人気です。

ラックス「ピュタロス」

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同じラックスシリーズの「ピュタロス」は、見ているだけで元気が出るような、鮮やかなイエロー。らせんを描くように重なった花びらは、春の庭を立体的に彩ってくれます。

7. 季節を運ぶラナンキュラス

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豪華で魅惑的なラナンキュラス。咲き誇る姿を庭で眺めるのも、切り花にしてアレンジメントを楽しむのも、どちらもすてきですね。育て方はやや上級者向けと言えますが、ポイントをきちんと守れば、成功率もアップ。春の開花を楽しみに、ぜひ挑戦してみてください!

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Akiko Isono
Akiko Isono

編集者兼ライター。家庭菜園・ガーデニング専門誌の編集に8年間携わり、現在は雑誌やムック、WEBを中心に、植物、農業、環境、食などをテーマとした記事を執筆。好きな野菜はケールとにんじん。