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トラクターのタイヤ交換|農閑期にチャレンジ!


トラクターのメンテナンスの中でも特に重労働なのがタイヤ交換。「自分1人では交換なんて無理!」と思いがちですが、専用の工具を用意して、手順さえ守れば誰でも交換できますよ。タイヤ交換の方法やおすすめ工具をご紹介します!

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出典:PIXTA
トラクターのメンテナンスの中でも特に重労働なのがタイヤ交換。「自分1人では交換なんて無理!」と思いがちですが、専用の工具を用意して、手順さえ守れば誰でも交換できますよ。ここでは、タイヤ交換の方法やおすすめ工具をご紹介します!

トラクタータイヤの交換方法は?ステップ式でご紹介!

作業は必ず平らな場所で行いましょう。

Step1. 道具を用意する

タイヤ交換に必要な道具を準備します。
・ジャッキ、ジャッキスタンド
・ビードブレーカー
・ハンマー
・タイヤレバー
・ブラシ
・グラインダー
・空気入れ(コンプレッサーがおすすめ)
・石けん水またはビード専用潤滑油)

Step2. タイヤを車体から外す

トラクターをジャッキアップし、ジャッキスタンドで車体を固定しておきます。ボルトを外して車体からタイヤを取り外します。

Step3. タイヤをリムから外す

空気を抜いたのち、ビードブレーカーを使いタイヤをリムから外します。裏表ともに外すこと。

Step4. リムを起こす

ビードを足で踏みながらタイヤを回していきます。さらにタイヤレバーを使ってリムを起こしていきます。

Step5. チューブを抜く

タイヤをリムから外し、チューブを引き出します。

Step6. ホイールからタイヤを外す

タイヤレバーを使い、タイヤをホイールから外します。

Step7. 外したホイールにメンテナンスを施す

ブラシやグラインダーを使って、ホイールに付いたゴミや汚れを落としましょう。

Step8. ホイールに新しいタイヤを入れる準備をする

新品タイヤのビードに石けん水、またはビード専用潤滑油(ビートワックス)を塗ります。

Step9. タイヤのリムを叩いてホイールに組み込んでいく

タイヤの回転方向をチェックし、タイヤリムをハンマーで叩きながらホイールのリムに組み込みます。このとき絶対にホイール本体を叩かないこと!

Step10. チューブを入れる

チューブを入れます。少しだけ空気を入れると作業性が良くなります。バルブの位置に注意しながら、タイヤに空気を入れます。

Step11. 反対側のタイヤリムも組み込んでいく

タイヤをひっくり返し、裏側のタイヤリムを足で落としていきます。

Step12. 空気圧は適正に

すべてのリムがしっかり入れば完成!コンプレッサーなどで適正な空気圧にします。適正空気圧はトラクターの説明書で確認しましょう。

動画でも交換方法をチェック!


タイヤ交換におすすめの工具やアイテム

これがないと始まらない!3tまで持ち上げ可能の油圧式ジャッキ

ウェイモール 油圧ジャッキ ローダウン車対応

3tまでの機械を持ち上げられる油圧式のジャッキ。デュアルポンプなので楽にジャッキアップができます。

・サイズ:高さ140×幅32×奥行60cm
・重さ:約34kg
・最低位:7.5cm
・最高位:50cm
・材質:スチール
・耐荷重:3t

タイヤの取り外しに必須!KTC製タイヤレバー

京都機械工具(KTC)タイヤレバー MCOL-260

トラクターのタイヤ交換には必需品といってもいいタイヤレバー。ホイールからタイヤを取り外すのに使います。リムとサイドビードの間に差し込みやすい形状で、スムーズに作業ができますよ。

商品サイズ:高さ26.5×幅3×奥行1.5cm
重さ:170g

もっと簡単にタイヤ交換するならビードブレーカーがおすすめ

ProTOOLs タイヤビードブレーカー TOOL244

15~21インチまで対応。これ一台で時間のかかるビード落としがスムーズにこなせます。軽くてコンパクトなので収納がしやすく、作業時も扱いが楽ちんです。

・適応タイヤサイズ:15~21インチ
・サイズ:高さ36.5×幅17×奥行65cm
・爪部分サイズ:12.5×5cm
・最大開口幅:22.5cm


タイヤの組み込みが楽に!スポンジ付きビードワックス

DAYTONA タイヤビードワックス 28515

ビード部に塗ることで滑りを良くし、タイヤをホイールに組み込みやすくするビードワックス。付属のスポンジで、買ったらすぐに使えますよ。口コミでは「今まで中性洗剤と水を使っていたけど、ワックスを使用し作業時間が半分になった」と驚きの声が。

・内容量:40g

タイヤを素早く適正圧に!コンプレッサー&タイヤ交換セット

アネスト岩田キャンベル エアコンプレッサー タイヤ交換セット HX400499

エアコンプレッサーとインパクトレンチ、タイヤチェック、ダスターとエアーホースがセットになった便利なセット。これ一つですぐにタイヤ交換が始められます!

・タンク容量:30L
・制御圧力:0.67~0.85MPa
・吐出空気量:60・65L/min
・重さ:31kg
・サイズ:高さ63.5×幅74×奥行35.5cm

タイヤ交換の目安・タイミングは?



出典:写真AC

ラグが減ってきたら交換しよう

自動車のタイヤと違い、トラクターのタイヤはスリップサインがない場合がほとんど。タイヤのラグの高さが減ってきたら交換を。そのままにすると牽引力が落ち、燃費も悪くなってしまいます。

タイヤのひび割れにも注意

ひび割れのまま作業を続けるとバーストの原因に。亀裂を少しでも見つけたら早めに交換しましょう。

業者にタイヤ交換を依頼したら価格はどのくらい?

出典:写真AC
タイヤ交換はメーカーの販売店やJA、整備工場などが対応しています。工賃は、タイヤのサイズやトラクターの機種によって異なるため、業者に相談しましょう。

トラクターのタイヤのサイズや種類は?

出典:写真AC
トラクターのタイヤは、水田専用、水田・畑兼用、牧草地用など、用途によってタイプが異なります。せっかく交換するなら、作業がはかどるぴったりの物を選びたいですね。

トラクターのタイヤの種類や特徴、サイズの見方などはこちらから。

トラクターのタイヤは圃場に合わせて選ぶのがコツ

出典:写真AC
トラクターをはじめとする農機は、地域内で使用する時期が重なるもの。業者に依頼してもなかなか対応してもらえないことも。自分でタイヤ交換ができたらいいですよね。農閑期を利用して挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

教えてくれたのはこの人

→こぐま農場やさいひろば:https://koguma.theshop.jp/

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