【Garden Story連携企画】秋こそ美しい！ガーデンデザインに動きを演出するオーナメンタルグラスおすすめ5種

最近では、ガーデニングでも幅広い品種が取り入れられるようになってきた「オーナメンタルグラス」。わずかな風にも揺られ、庭に動きをもたらしてくれるグラスは、ナチュラルガーデンはもちろん、モダンガーデンにもよく似合います。今回は、そんなオーナメンタルグラスの中から、魅力的な5種類をご紹介します。

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オーナメンタルグラスとは

オーナメンタルグラスとは、葉や穂などが装飾的にも美しいグラス類（草）の総称です。非常に丈夫で育てやすいものが多く、風にしなやかに揺れる葉や穂の動きは、庭のデザインの一部としてとても魅力的。柔らかな新葉から秋の穂、初冬の枯れ姿まで、季節の移ろいを感じさせる姿が楽しめます。

シンプルな見た目ながら庭に動きを与えてくれるグラスは、ナチュラルな雰囲気の庭にあうばかりでなく、じつはモダンな空間にも効果的に使える植物。コンクリートなど固い素材と対照的なやわらかな草姿が、優しいアクセントになります。
そんなグラスが最も魅力を増すのは、多くが穂を出す秋の季節。陽射しを浴びて輝くグラスの穂は独特の空気感を持ち、花々と組み合わせてガーデン素材に活用すれば、秋らしい演出にぴったりです。

ここでは、あまり大型に成長しない扱いやすいグラスの中から、秋に美しい穂が楽しめるおすすめの種類を5種ご紹介します。

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おすすめ1｜ミューレンベルギア・カピラリス

霞（かすみ）のようなエアリーな穂が、ガーデン風景を幻想的に演出してくれる美しいグラス。草丈90cmほどと、ある程度大きく育ちます。ピンク色の穂はもちろん、しなやかな針状の細長い葉も魅力です。
常緑のグラスですが、長く栽培していると姿が乱れてくるので、春先か梅雨時のタイミングで短く刈り戻してやるときれいに保てます。

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おすすめ2｜ペニセタム・ピロサム

通称「銀狐（ぎんぎつね）」とも呼ばれる、フサフサした白い穂が愛らしい品種。秋だけでなく、初夏から秋まで繰り返し穂を出し続け、観賞期間が長いのが特徴です。草丈50cm程度にまとまる、ふんわりした草姿も自然な雰囲気。
丈夫で育てやすいですが、雨の多い日本では伸び過ぎて倒れやすいため、梅雨から夏にかけて数回切り戻しをしながら株姿を保つとよいでしょう。

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おすすめ3｜パープルファウンテングラス（ペニセタム・セタケウム「ルブラム」）

ペニセタムの一種で、すっと伸びた光沢のあるブロンズの葉がおしゃれなグラス。草丈80cm程度で、濃厚な葉色が、色彩の引き締め役として花壇や寄せ植えに活躍します。秋には葉色が濃くなり、また銅色が美しい穂も観賞できます。
耐寒性は5℃程度と低いため、越冬させる場合は凍らせないよう室内に取り込むなどするとよいでしょう。成長が早く、一年草としても十分楽しめます。

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おすすめ4｜ペニセタム「ファイヤーワークス」

人気のパープルファウンテングラスの斑（ふ）入り品種で、葉に白いラインが入ります。夏の葉色は緑に近く、斑も白で爽やかな見た目ですが、秋になると鮮やかな赤やピンクに染まり、名前の通り花火のような姿に。秋は穂も楽しめます。太陽に当たると、色濃く発色します。草丈80cm程度。

おすすめ5｜カラマグロスティス・ブラキトリ

夏の後半から秋にかけて、白い羽根のような穂が出るグラスです。80cm前後のちょうどよい高さの白い穂が風に揺れ、逆光を受けてキラキラと輝きます。穂の色は季節が進むとピンク色に変わり、その変化もまた美しいです。
丈夫な性質で、暑さ、寒さ、乾燥に強く、こぼれダネでよく増えるため、場所に余裕があれば群生を楽しむのもおすすめですが、増えすぎないよう注意も必要です。

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グラス類を取り入れてオータムガーデンを演出しよう！

一口にオーナメンタルグラスといっても、遠目では霞がかかったように見える透明感のあるものや、フンワリとした尾っぽ状のもの、ススキのような箒（ほうき）状のもの、長い針状に直立するものなど、穂の形状はさまざま。斑入りやカラーリーフなど、魅力的な葉色が楽しめるものも多くあります。
今回はある程度の大きさに収まる中型種をご紹介しましたが、大きな庭に映える大型のグラス類を取り入れて、フォーカルポイントや季節の見どころとしてよりダイナミックに庭を演出するのもいいですね。

グラスの穂や細長い葉は、花々と互いに引き立てあう名脇役。秋に一層輝きを増すオーナメンタルグラスを、ガーデンに取り入れてみてはいかがでしょうか？

「Garden Story」には、日々を彩る花や植物の育て方、初心者から通まで楽しめるガーデニング情報がたくさん掲載されています。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。