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【Garden Story連携企画】この季節だけの春の味!山菜を自宅で育てて収穫しよう


ガーデニング・植物の魅力や、花・緑にまつわる暮らしの楽しみを紹介している「Garden Story」との連携企画! 今月は、独特な香りやほろ苦さが楽しめる春の山菜から、自宅の庭でも育てやすい3つの種類を紹介します。それぞれの特徴や栽培のコツ、おいしい食べ方もお届けします!

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ざるの上に置かれた春の山菜

提供:Garden Story
山菜といえば、旬を感じられる春の味覚の一つ。独特の苦みや香りを持ち、天ぷらやお浸し、和え物、汁物にしてもおいしくいただけますが、なかなか手に入りづらい食材でもあります。山菜が好きだけれど手に入れられないという方は、庭で育ててみませんか?山菜の中には、自宅の庭で栽培できるものもありますよ。自分で育てた季節の味わいを存分に楽しみましょう。

ガーデニング・植物の魅力や、花・緑にまつわる暮らしの楽しみを紹介している「Garden Story」。植物を取り入れたライフスタイルの発信とDIYや料理レシピなどの豊富なコンテンツが魅力的なサイトです。
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山菜とは

ざるに入ったふきのとう
提供:Garden Story
山菜とは、野山に自生している、食べられる植物のこと。食用になる野山の植物の総称なので、一年を通していろいろなものがありますが、フキノトウにワラビ、ゼンマイ、ウルイ、ギョウジャニンニクなど、とくに春の芽吹きのときのものが有名です。古くから野原や山裾に自生するものが採取されてきた山菜ですが、山に採りに行くのは、なかなかハードルが高いのも事実。最近では山菜の苗も販売されていて、庭で栽培を楽しむ人が増えています。

山菜採りのルール

春に生えたこごみ
出典:写真AC
山などで山菜の採取を楽しむ際には、次のようなルールに注意が必要です。

採ってよい場所か確認しよう

山菜は山の恵みですが、山を所有し、山菜を育てている農家の方もいるので、摘む場所が禁止区域でないかを確認しましょう。

クマに注意!

山菜が芽吹く頃は、クマが冬眠から覚める時期です。山菜の生えているようなところは、クマやマムシなど野生動物の生活エリアなので注意が必要。一人では行動しないことを心がけ、大きな話し声を上げるか、ラジオをかけて歩くとよいといわれています。

食べられるものかよく確認を

ドクゼリなど、山菜によく似た毒草もあるので、十分に調べてから収穫しましょう。初めての場合は、山菜採り名人によるガイドツアーなどを利用し、詳しい人と一緒に行動したほうが安心です。

根こそぎ採らない

山菜は地上部の食べられる部分だけを採り、根ごと採らないようにします。根が残っていれば、翌年以降もずっと収穫が楽しめます。

食べられる分だけ収穫を

たくさんの収穫を求め、無理をして遭難するケースや、危険な場所にあるものを採ろうとして事故につながることも。山菜採りは謙虚さが肝心です。収穫の際も周りの草木を傷めないよう注意し、ゴミなどはすべて持ち帰りましょう。

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自宅に山菜ガーデンをつくろう!栽培しやすい山菜3選

2つのざるに置いた3種類の山菜
提供:Garden Story
山菜は林床の木漏れ日の中で育つものが多く、元気に育つ植物が限られるシェードエリアの素材におすすめ。あまり栽培のイメージがないかもしれませんが、日本に自生しているものばかりなので意外と育てやすく、一度植えたらよく増えて毎年姿を現す宿根草ばかりです。植えた年は株を充実させるために収穫を我慢し、山菜採りは2年目から楽しみましょう。栽培の際は、有機肥料を適宜与えるとよく育ちます。

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【二十四節気】フキノトウ、ワラビ、ゼンマイほか、啓蟄に育てたい山菜 

コゴミ

自生するコゴミ
提供:Garden Story
多年生のシダ植物で、地掘り苗が流通しています。乾燥や夏の強い日差しに弱いので、半日陰の場所を選んで植え付け、水切れしないように管理しましょう。成長が非常に早く、植え付けから1年後を目処に収穫できます。
収穫は4月下旬〜5月頃で、新芽が出たら地際で切り取ります。大きく育つと年に2〜4本のランナーを出すので、子株取りをして増やせます。アクが少ないので食べやすく、わたを取り除いてお浸しや和え物、天ぷら、汁物に活用できます。

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ツワブキ

黄色い花を咲かせるツワブキ
提供:Garden Story
キク科の多年草で、ポット苗で出回っています。入手したら、日なた〜半日陰を選んで植え付けます。古くから日本に自生する植物で、放任でもよく育ちますが、植え付けから収穫までは1〜2年おいて、株を充実させるとよいでしょう。花の少ない10〜12月頃に黄色い花を咲かせ、観賞価値も高い山菜です。
収穫の適期は5〜6月で、地際で切り取ります。葉は切り取って葉柄だけを残し、アク抜きしてから調理に利用します。独特の風味があり、和え物、炒め物、佃煮、塩漬けなどに向いています。

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ウルイ

自生するウルイ
提供:Garden Story
ユリ科の多年草。ガーデナーには、別名のギボウシのほうがなじみ深いかもしれません。シェードガーデンでも人気のギボウシですが、山菜として食されるものはウルイと呼ばれ、ポット苗が流通しています。半日陰で、水はけがよく、保水性もある場所で育てましょう。植え付けから収穫までの目安は1〜2年です。
4月下旬〜5月に新芽が出たら、地際で切り取って収穫します。シャキシャキとした食感で、軽く湯通ししてからお浸しやサラダ、酢味噌和えなどに用います。植え付けから3〜4年して大株に育ち、芽が10本以上つくようになったら株分けして増やせます。

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山菜調理のポイント

山菜の天ぷら
提供:Garden Story
ほろ苦い春の山菜は、アクが強いものが多いのが特徴。食べ過ぎると、お腹を壊してしまうこともあります。調理の際は、素材に合わせてアク抜きをし、美味しくいただきましょう。アク抜きの方法は、主に次の3通りです。

水にさらす

たっぷりの水に10分ほどさらすことで、アクを抜く効果と同時に、食感も良くなります。ウド、ノビル、コゴミ、ウルイ、セリなど、アクの少ない山菜は、水にさらした後は生で食べられます。

揚げる

油で揚げると、香りは残しながらアクを飛ばすことができます。アクの少ないタラの芽、フキノトウ、コシアブラ、ヨモギ、コゴミなどに。

ゆでる

アクの強いワラビやゼンマイは重曹を入れてゆでます。フキは米のとぎ汁や米ぬかでゆでるとよいでしょう。

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山菜・野草・春の芽吹き野菜から 生命力をいただく旬のレシピ集

自宅で春の味覚を育てよう!

今回ご紹介した3種類以外にも、自宅で栽培できる山菜苗はいろいろ流通しています。半日陰を好むものが多いので、光が当たりにくいシェードガーデンの有効活用にもぴったり。自宅でお好きな山菜を育てて、旬の味を存分に味わってみてはいかがでしょうか。

「Garden Story」には、日々を彩る花や植物の育て方、初心者から通まで楽しめるガーデニング情報がたくさん掲載されています。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
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