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軽トラの必需品「荷台シート」って?
荷台シートはどんなもの?
荷台シートとは、その名の通り、トラックの荷台に被せるカバーシートのことです。トラックの荷台にかぶせることで、雨や雪、ほこり、日光などから、荷台に積んである農機具や商品などを保護します。また、運転中の揺れるトラックから荷物の落下を防ぐ役割もあります。荷台に合ったサイズなので、すぐに使用できる
軽トラの荷台のサイズは、メーカーが違っても共通の規格で作られてています。各メーカーの軽トラの荷台サイズを比較してみましょう。例えば、ダイハツのハイゼットトラック、トヨタのピクシストラック、スバルのサンバートラックの3台でみると、いずれも荷台フロア長が2,020mm、荷台長が1,940mmとすべて同サイズの規格です。軽トラ用の荷台シートもこれに合わせ、多くの場合あらかじめ軽トラの荷台にぴったり合うように作られています。ただし、同じメーカーでも軽トラの車種によっては荷台の大きさが異なる場合がありますので注意してください。ちなみに、荷台シートには軽トラ用のほか、1t、2t、2tロング、4t、10t用があるので、所有する軽トラに適合するか調べてから購入するようにしましょう。
メーカー別 荷台サイズ比較表
メーカー | 車種 | 荷台フロア長 | 荷台長 | ガード フレーム長 | 荷台幅 | 荷台高 |
ダイハツ | ハイゼット | 2,030mm | 1,940mm | 1,945mm | 1,410mm | 285mm |
ダイハツ | ハイゼットジャンボ | 1,990mm | 1,650mm | 1,670mm | 1,410mm | 285mm |
トヨタ | ピクシス | 2,030mm | 1,940mm | 1,945mm | 1,410mm | 285mm |
スバル | サンバー | 2,030mm | 1,940mm | 1,945mm | 1,410mm | 285mm |
スズキ | スーパーキャリィ | 1,975mm | 1,480mm | ― | 1,410mm | 290mm |
マツダ | スクラム | 2,030mm | 1,940mm | ― | 1,410mm | 290mm |
ホンダ | アクティ | 1,940mm (パネル~リアゲート) | 1,940mm | 1,920mm (鳥居からリアゲート) | 1,410mm | 290mm |
三菱 | ミニキャブ | 2,030mm | 1,940mm | 1,940mm(荷台有効長) | 1,410mm | 290mm |
軽トラ用荷台シートを選ぶポイント
軽トラ用の荷台シートにはさまざまなものがあるので、「どれを選んだら良いのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。軽トラ用荷台シートを選ぶポイントとなる、色の違いや耐用年数、素材、ハトメやゴムバンドの有無についてご紹介します。色の違い
シートの色にはグリーン、シルバー、黒などさまざまなものがあります。気をつけたいのは色による遮熱効果です。暗い色ほど熱を吸収しやすいため、シートの中の積み荷が熱をもちやすくなります。遮熱効果が特に高いものはシルバーですが、一方で、グリーンや黒は汚れが目立ちにくい特徴があり、用途に合わせて選ぶのが良いでしょう。耐年数と素材
荷台シートの素材には、主に「帆布」「ターポリン」「クール(アルミ蒸着)」「PE(ポリエチレン)」があります。どの素材のシートが良いのか気になるところですが、それぞれの素材ごとに一長一短があるので、目的や用途に合わせた素材選びが大切です。続いて、素材別のメリット・デメリットと耐年数を紹介します。荷台シート素材別メリット・デメリットおよび耐年数
素材名 | メリット | デメリット | 耐年数 (おおよそ) |
帆布 | ・雨や水に強い ・汚れたら洗える ・耐久性がある ・耐重力性がある | ・重い ・色褪せや色むらが現れる場合がある | 約5年 |
ターボリン | ・非常に丈夫で耐久性がある ・長時間の野外での使用でも傷みにくい ・原料価格が安い | ・質感にごわつきがある | 約3年 |
クール (アルミ蒸着) | ・保温、保冷機能がある ・酸、アルカリに弱い素材にもダメージを与えにくい ・フレキシブル性と耐屈曲性がある | ・大きなサイズでは高価になることがある | 約1年 |
ポリエチレン | ・原料価格が安い ・軽量 ・耐衝撃性や耐寒性に優れる ・酸やアルカリに強い | ・耐摩耗性が低い ・波や風の影響を受けやすい | 約3~6カ月 |
ハトメやゴムバンドが付属しているかどうかも重要!
荷台シートを購入する際は、商品にハトメ部分やゴムバンドが付属しているか確認しておくのが良いでしょう。シートを買った後でハトメやゴムバンドがないことに気づき、自分でハトメをつけないといけない、ゴムバンドを別途購入しなければいけない、となれば手間や費用も余計にかかってしまいます。おすすめの軽トラ用荷台シート8選
軽トラ用の荷台シートは、楽天市場やAmazonなどのオンラインショップ、ホームセンターなどで販売されています。たくさんの種類があり、実際に購入するとなるとどれを選んだら良いのか迷ってしまうかもしれません。おすすめの軽トラ用荷台シート8選をご紹介しますので、荷台シート選びの参考にしていただければと思います。定番の荷台シートはコレ!
遮熱効果に優れたシルバーカラーの荷台シートです。超厚手の#4000タイプのシートを使用、雨や雪から荷物を守る防水効果をもつほか、紫外線劣化防止剤入りで紫外線によるシート自体の劣化も防ぎます。リーズナブルな価格も魅力です。傾斜をつけて雨水から荷台を守る!
ポリエステル繊布に塩ビのコーティングがされた荷台シートです。前後でシート幅が異なっており、傾斜を付けて荷台に張るようになっていて雨水を溜まりにくくします。ハトメは24個と豊富、カラーも7色から選べます。軽トラック 荷台シート
本体サイズ | 前部200、後部180×長さ220cm |
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材質 | ポリエステル繊布+塩ビコーティング |
ハトメ数 | 24個 |
カラー | シルバー、ブラック/シルバー、ブルー/シルバー |
付属品 | 専用輪ゴムバンド10本、ひも4本 |
人気の迷彩カラー
895gと軽量でしなやかな扱いやすい荷台シートです。シート本体はポリプロピレン製で、燃やせるごみとして出してもダイオキシン類の発生を抑えた地球にやさしい素材でできています。藤原産業 SK11 軽トラック 荷台シート 迷彩
本体サイズ | 約170×210cm |
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材質 | ポリプロピレン(シート本体、周囲ロープ) |
ハトメ数 | 16個 |
付属品 | ゴムバンド10本 |
強度と防水性に優れたエステル帆布製シート
強度と防水性に優れたエステル帆布製の荷台シートです。190×210cmの大きさで重量が2.8kgと、厚手のしっかりとした生地で作られていますが、柔軟性のあるシートでコンパクトに折りたたむこともできます。カラーは、グレー、オリーブドラブ、グリーン、黒の4色を展開しています。人気のダイハツジャンボに!専用の荷台シート
ダイハツの軽トラ、ジャンボは、室内スペースを広くとった設計のため荷台長が短めです。そのため、一般的な荷台シートは長すぎてたるんでしまい、荷台にしっかりと張ることが難しいのですが、こちらのシートはそんなダイハツジャンボにぴったり合わせて作られています。カラーは白系の明るいものから黒まで全24色、シート四方は補強布で補強されていて、強度も安心です。マルヤマキャンバス ダイハツジャンボ用荷台シート
本体サイズ | 前部193、後部173×185cm |
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材質 | エステル帆布 |
ハトメ数 | 23個 |
付属品 | 1.5mの前部しぼり用金剛打ちロープ1本、10mのゴムバンド1本 |
完全防水PVC!新素材の荷台シート
完全防水PVC(ポリ塩化ビニル)の新しい素材を使用しており、高い防水性をもつ荷台シートです。防水性に加えて紫外線にも強く、雨や雪、日光などから積み荷を守ります。また、劣化にも強いシートで、従来のエステル帆布製シートより耐用年数が長いのも特徴です。四隅のハトメはプロテクターにより加固され、耐久性を向上させているのもポイント。防水PVC帆布 軽トラック荷台シート
本体サイズ | 190×210cm |
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材質 | 完全防水PVC帆布 |
ハトメ数 | 18個 |
付属品 | 5mのゴムロープ2本、1mのゴムロープ2本 |
平張り・スロープ張りのどちらもできる!防水荷台シート
シートの素材はポリエステルで、裏面に防水性の高いPVC素材による防水コーティングがされた防水荷台シートです。荷台に水平に張る平張りと傾斜をつけて張るスロープ張りの両用が特徴で、用途に合わせて使い分けることが可能です。また、しっかりと張れるように補強加工もされています。カラーはグリーン、シルバーの2色のバリエーションがあります。ボンフォーム 防水荷台シート
本体サイズ | 177×210cm |
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材質 | ポリエステル(裏面PVCコーティング) |
ハトメ数 | 18個 |
付属品 | ゴムバンド12本、アングルポスト固定用丸ヒモ2本 |
前垂れ付きで前方からの雨水を防ぐ
シートはポリエステルに塩ビ加工を施した帆布地で、高い強度と防水性、耐候性を備えています。特徴的なのは前垂れが付いていることです。荷台の床に敷くトラックマットと併用することで、荷台前方からの雨水の侵入を防ぎます。傾斜をつけて張るタイプなのでシートに水たまりができることもありません。シートのカラーはグリーンです。軽トラの荷台シートはオーダーメイドも可能!
オンラインショップやホームセンターなどで購入できる軽トラ荷台シートですが、お持ちのトラックの荷台規格に合わない場合などにおすすめなのが、荷台シートのオーダーメイドです。通販サイトでもオーダーメイドが可能ですので、ぜひ参考にしてみてください。お好みに合わせてオーダーメイド!
1cm単位でオーダーできる「エステル帆布」。防炎加工も施されています。幅は1~594cm、1~500cmまでオーダー可能です。既製品の荷台シートは大体同じような規格で作られています。そのため、「これくらいのサイズのものが欲しい」と思っても該当する商品がないことがあります。そういった場合にはお好みのサイズの荷台シートをオーダーメイドでつくってもらうのがよいでしょう。
トラックシート 防炎 エステル帆布
オーダー可能サイズ | 幅 1cm~594cmまで、高さ 1cm~500cmまで |
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素材、材質 | トラックシート用生地0.6mm |
色 | グリーン |
軽トラ用荷台シートの張り方|ゴムバンドの結び方を確認
荷台シートの張り方、ゴムバンドの結び方も確認しておきましょう。シートの張り方には荷台に水平にシートをかぶせる平張りと、傾斜をつけて張るスロープ張りがあります。基本の張り方
シートのハトメに取り付けたゴムバンドを、軽トラの車体フックに引っかけるのが基本的な張り方です。- ゴムバンドはあらかじめハトメに通しておきましょう。ゴムバンドがリング状の場合は、携帯電話にストラップを付けるのと同じようにして、ハトメにゴムバンドを通してください。
- ゴムバンドがひも状の場合は、ハトメに通してから結んでリング状にします。結び方は普通の「固結び」で大丈夫ですが、ゴムバンドには力がかかるので、ほどけないようにしっかりと結んでおきましょう。
平張り
平張りの場合、荷台にシートを広げたら、まず側面の一番前側のゴムバンドを荷台ステップに結びます。それから、残りのゴムバンドを軽トラの車体に付いているフックに掛けていきましょう。スロープ張り
スロープ張りは、シートを傾斜させ、雨水や雪がシートに溜まらないようにする張り方です。まず、シート前面部分のハトメに通したひもやゴムバンドを鳥居もしくは荷台前部と結んで固定します。続いて後部、それから側面の順で車体のフックにゴムバンドを掛けていくと、きれいに張ることができます。軽トラに荷台フレームを使えば雨や雪にさらに強くなる!
スロープ張りは荷台シートに雨水や雪を溜めない張り方で、雨水や雪の重さでシートを破損させる心配がありません。スロープ張りに便利なアイテムが「荷台フレーム」というものです。フレームを使用することで、きれいにシートを傾斜させることができます。シートに負荷をかけることなく雨水や雪を荷台の外に流すことができるので、こちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。軽トラック用荷台フレーム アルミ製
スロープ式のため、雨水が溜まりにくくなります。長さも調整できるため、ハイゼットジャンボにも対応。
材質 | アルミ製 |
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サイズ | 全長1.2~2.0m(伸縮式) |