目次
家庭菜園やベランダ菜園では、夏野菜真っ盛りですね。たくさん採れた野菜でおいしい料理を作って食べるのも楽しみですが、この夏はお子さんと一緒に野菜スタンプを作ってみませんか。普段は捨ててしまう野菜の根っこなどの切れ端を活用して、夏の思い出を形にしてみましょう。お子さんの夏休みの工作、自由研究にもぴったりです。
野菜スタンプで楽しく学びながら夏野菜に親しむ
日ごろ何気なく食べている野菜も、切り方によって印象はさまざまに変化します。縦や横に切ったり、お子さんと一緒に形の違いをじっくり観察してみるのも楽しいですね。外側の色や形とはまったく違った中身に驚いたり、スタンプづくりは野菜への興味と関心を持つきっかけにもなりそうです。用意する材料
・野菜(ゴーヤ、オクラ、ピーマンなど、お好きなもの)
・スタンプ台または絵の具(布に押す場合はアクリル絵の具)
・パレット、筆洗用の器(絵の具を使用する場合)
・新聞紙、またはレジャーシート(汚れ防止)
・ハガキ、画用紙、手ぬぐいなどスタンプを押したいもの
野菜の断面っておもしろい!まずは野菜を切ってみよう
ゴーヤ|輪切りにしてワタや種を観察
苦味のあるゴーヤは、子どもが苦手な野菜のひとつですね。白いワタや種を捨ててしまうという人もいるかもしれませんが、実はビタミンCや食物繊維、カルシウムなどの栄養素が豊富です。今回は、緑色の皮と白いワタの部分も一緒に使ってスタンプを作ります。
オクラ|輪切りや縦半分にカット
切るとネバネバする成分は水溶性の食物繊維のペクチンです。輪切りや縦にカットしたら、スタンプ台や絵の具で色をつける前に、キッチンペーパーなどでネバネバ成分を拭いておきましょう。ピーマン|ヘタとおしりの部分をカット
ピーマンには青臭さを感じる香り成分ピラジンと、渋み成分クエルシトリン由来の独特の風味があり、苦手意識を持つ子どもも多いのではないでしょうか。クエルシトリンはポリフェノールの一種です。食べるのは苦手でも、野菜スタンプを通してピーマンに興味を持ってくれるといいなと思います。
野菜スタンプ用にはピーマンの上下をカットして、大きさの違うものを用意してみてください。
ぺたぺた簡単!野菜スタンプで作るオリジナルはがき
野菜をカットしたら、切り口に好きな色を塗ってオリジナルカードを作ってみましょう。ハガキに野菜スタンプを押して、なかなか会えない親戚やお友達にお便りを書いてみませんか。季節感あふれるカードに、心温まるメッセージを添えて送ってみてくださいね。スタンプとして使った後は、残った野菜をおいしく食べる
スタンプにした野菜は、インク部分を洗い、1cm程度切り落として廃棄します。残った野菜はおいしく料理して、最後まで感謝を忘れずにいただきましょう。苦いゴーヤも食べやすくなる!とっておきの方法とは?
ゴーヤがどうしても苦手だという人に、苦味を和らげるおすすめの方法を紹介します。プレーンヨーグルト大さじ1に塩小さじ1/2を入れ、スライスしたゴーヤにもみ込んで15分以上置いてください。その後、しっかり絞って料理のトッピングに使います。今回は夏の定番メニューのそうめんに添えました。苦味が軽減されるうえに、しっとりしてとてもおいしいです。
ヨーグルトがお好みでない場合は、15分置いた後に軽く水洗いしてから絞って使ってください。
8月14日(土)13:00〜インスタライブ「野菜スタンプでオリジナルはがきを作ろう!」開催!
夏休みに、お子さんと一緒に野菜スタンプを作ってオリジナルのポストカードを作ってみませんか。8月14日(土)13時よりAGRI PICKの公式インスタグラムで「野菜スタンプでオリジナルはがきを作ろう!」をテーマにインスタライブを開催します。オリジナルポストカード以外にも、布を使った作品づくりも紹介する予定です。一緒に作ってみたい人は野菜(ゴーヤ、オクラ、ピーマンなど、お好きなもの)、スタンプ台または絵の具(布を使用する場合はアクリル絵の具)、絵の具を使用する場合はパレット、筆洗用の器、新聞紙、またはレジャーシート(汚れ防止)、ハガキ、画用紙、手ぬぐいなどをご用意ください。皆さんからのたくさんのコメントもお待ちしています。
ご視聴方法はこちら。
インスタライブ「野菜スタンプでオリジナルはがきを作ろう!」
【配信日時】2021年8月14日(土)13:00〜13:30予定 ※状況により終了時間は前後する場合があります。
【講師】大内優紀枝(JEWEL FRUITS CREATOR、野菜ソムリエ、食育インストラクター)
【視聴方法】下記のAGRI PICK公式インスタグラムにアクセスし、ご自身のアカウントでログインしてご視聴ください。※事前にインスタグラムアカウントの作成をお願いします。
AGRI PICK公式インスタグラム
大内 優紀枝(おおうちゆきえ)プロフィール
1979年、青森県北津軽郡中泊町生まれ、実家は小さい港町にある魚屋で父は現役の漁師。上京後、育児をしながら日本の震災時の食の安全性を独学で学び、家庭菜園から畑作りまでを行う。
2014年に一般社団法人日本野菜ソムリエ協会 野菜ソムリエ、特定非営利活動法人 NPO日本食育インストラクター協会 食育インストラクターを取得後、地域密着の小さな料理教室を主宰。都内小学校、公民館での食育講師を務めながら、青果の仲卸会社と飲食店のメニュー開発にも携わる。
JEWEL FRUITSでフルーツカッティングと野菜の飾り切りプロ養成講座講師の資格取得後は飾り切りをメインに、野菜と果物、魚を切ることを主に活動している。
ウェブサイト:https://www.h-bon.com