暖地にもおすすめ！サマーガーデンを彩る暑さに強い宿根草【Garden Story連携企画】

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一度植え付ければ何年も花が楽しめ、コストパフォーマンスもよい植物として人気の宿根草。しかしながら、宿根草の中には高温多湿な日本の厳しい暑さに弱いものも多く、夏に元気がなくなる種類も少なくありません。
今回は、宿根草の中から、暑さに強く、夏のガーデンの彩りにもおすすめの品種を7種セレクトしてご紹介します。

夏の庭でも楽しめる宿根草7選

一度植え付ければ何年も花が楽しめる宿根草の庭ですが、暑い時期は咲くものが少なくなったり、暑さに負けてしまって庭が寂しくなりがち。しかし、宿根草にも暑さに強くて猛暑の中で咲く花はたくさんあります。ここでは、暑さに強くて見ごたえがある、色鮮やかでスタイリッシュな宿根草を7種ご紹介します。

また、植えてすぐに咲く一年草とは異なり、宿根草は開花までに時間をとって、その場所になじんだ状態にしておくのがよく咲かせるコツ。よく根が張って充実した株は、暑さや寒さに対しても強くなるので、開花期の半年以上前に植え付けておくのがおすすめです。

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セレクト1 宿根フロックス

宿根フロックスは多くの種類があります。そのなかでも、夏に咲くパニクラタ（パニキュラータ）種は背が高く、色鮮やかなものが多いので、夏花壇の後方の彩りなどにぴったり。品種改良が盛んで、カラフルなものから落ち着いた花色までバリエーションも豊富です。陽射しや暑さ、乾燥にもある程度耐え、寒さにも強いので、植えっぱなしでも毎年楽しめます。

日当たりがよく乾き気味の場所を好み、風通しの悪い日陰や多湿の環境では、間延びしたりうどんこ病にかかりやすいので注意しましょう。花が咲き切っても、花茎を切る前に花がらを指でつまむように丁寧に引き抜いておくと、再び中央からつぼみが出て繰り返し開花してくれます。冬は落葉するので、茎は短く切り戻しましょう。

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セレクト2 エキナセア

夏の宿根草の代表格、エキナセア。日本ではバレンギクという名前でも親しまれています。初夏から真夏にかけて開花し、暑さはもちろん寒さにも強いため、暖地から寒冷地まで、ほとんどの場所で育てることができる宿根草です。以前はピンクが主体だった花色も、次々と新しい品種が誕生して、花色や花型のバリエーションが豊富になり、より花壇でも使いやすくなりました。免疫力を高めるハーブとしても注目され、品種によってはハーブティーにも活用できます。

エキナセアを育てるポイントは、日当たりと水はけのよい場所に植え付け、水切れに気をつけること。とても丈夫で寿命が長く、ほとんど手をかけなくてもよく育ちます。株が大きくなると中心が蒸れることがあるので、生育が衰えたら株分けや植え替えをしましょう。

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セレクト3 バーベナ・ボナリエンシス

三尺バーベナとも呼ばれるバーベナ・ボナリエンシスは、背が高くなる大型の宿根草タイプのバーベナ。細い茎の先にボール状に小さな紫色の花をまとまって咲かせる野生味のある草姿で、ナチュラルガーデンやボーダーガーデンにぴったりです。手を掛けなくても毎年花を咲かせてくれ、こぼれ種でもよく増えます。

日当たりと水はけのよい場所であれば放任してもよく育ちます。こぼれ種でも増えるので、不要な株はある程度大きくなったら移植するとよいでしょう。花が終わったら軽く花茎を切り戻します。

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セレクト4 アガパンサス

梅雨時期から咲くアガパンサスは、長い緑色の葉に爽やかな青紫や白色の花を手まり状にたくさん咲かせる、存在感のある多年草です。やせ地や強い乾燥にも耐え、丈夫で手がかからないので、公園や路地の植栽にもよく活用されています。1ｍを超える大型種から鉢植えで育てやすい小型種まであり、花壇のアクセントになるほか、単体で鉢植えにするのもおすすめです。

日当たりと水はけのよい場所で栽培し、庭植えの場合は水やりはほとんど不要です。常緑種と落葉種があり、落葉種のほうがより寒さに強いですが、どちらも土が凍結しない場所で管理しましょう。生長が早いので、数年ごとに植え替えや株分けを行います。

セレクト5 アーティチョーク

大型で見ごたえのあるアザミの仲間で、欧米では大きなつぼみを食用にする野菜としても有名です。つぼみを収穫しなければ、アザミに似たインパクトのある大きな紫色の花が咲き、深い切れ込みの入った大きな銀色の葉もおしゃれな雰囲気で、開花期以外もカラーリーフとして楽しめます。

アーティチョークは草丈1ｍ以上と大株に育ち、移植を嫌うので、スペースをしっかりとって植え付けましょう。一年を通じて日当たりのよい場所で育て、植え付けの際には元肥をしっかり入れておくとよく育ちます。大株に育つので、狭い場所には不向きです。

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セレクト6 カンナ

カンナは色鮮やかな花もさることながら、大きな美しい葉が魅力的な宿根草。銅葉や黄金葉、鮮やかな縞斑（しまふ）が入るものなど個性的なカラーリーフ品種も多く、花壇でも絶好のフォーカルポイントになってくれます。性質も丈夫で、暑さはもちろん寒さにもある程度耐える育てやすい植物です。

日当たりと水はけがよい、肥沃な土地を好みます。高温期は肥料も水もたっぷりと与え、休眠する冬は乾燥気味に管理しましょう。冬季は休眠するため、水やりを控えて乾燥ぎみに管理します。冬季に-7℃以下になる寒冷地では越冬は難しいので、晩秋に地上部を切り落として掘り上げ、新聞紙などで包んで屋内で管理し、翌春にまた植えつけましょう。

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セレクト7 ニューサイラン

シャープな長い葉を株元から何本も立ち上げるニューサイラン。ユニークな株姿は花壇の中でも存在感があり、植栽の引き締めやアクセントとしても活躍します。3mにも達するような大型種からコンパクトに育つ小型種まであり、鉢植えにしてフォーカルポイントにするのもよいでしょう。大きな葉はアレンジメントにも活用できます。

よく日の当たる水はけのよい場所で育て、大きく育つ品種を植える場合にはスペースを十分に確保しておきます。ある程度耐寒性もありますが、品種により弱いものがあるので防寒対策をするとよいでしょう。株分けで増やすことができます。

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暑さに強い宿根草で夏の庭を彩ろう！

ここでご紹介した以外にも、暑さに強い宿根草はまだまだあります。暑さに強い宿根草を選び、過湿や蒸れに注意し、風通しよく育てれば、夏の庭でも宿根草栽培を楽しむことができますよ。一年草とも上手に組み合わせながら、季節を通じて彩り豊かなガーデンづくりに活用してみてはいかがでしょうか？

「Garden Story」には、日々を彩る花や植物の育て方、初心者から通まで楽しめるガーデニング情報がたくさん掲載されています。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。