でも、ペンキ塗りが初めての人は、どの塗料が最適でどうやって塗ったらいいのかわからない人も多いのでは?自己流で失敗する前に、塗料の種類や効果、塗り方を知っておきましょう。
見た目だけじゃない!塗料で木材長持ち
ところが、塗りなおしを怠っていると、いつの間にか虫が棲み着いたり、雨水が染み込んだりして腐食します。あとで後悔しないためにも、定期的に木材の状態をチェックして再塗装するようにしましょう。
防腐塗料の種類
造膜タイプと浸透タイプ
造膜タイプの塗料とは?
木材の表面に膜を作り、紫外線や雨、湿気による劣化や害虫の侵入などを防ぎます。浸透タイプの塗料とは?
木材の内部に浸透するため、内部からの虫食いや劣化を防ぎます。また、剥がれたり膨らんだりしないので初心者でも作業が容易です。造膜?浸透?…どちらを選ぶべき?
2つのタイプを比較すると以下の通りです。造膜タイプの塗料は耐久性が高いと言えます。雨や湿気の多い地域ではこちらがおすすめ。でも、木目を楽しみたい、楽に塗装をしたい人は浸透タイプをお試しください。塗料のタイプ | 造膜タイプ | 浸透タイプ |
特徴 | 木材の表面に膜を形成 | 塗料が内部に染み込み木目を損なわない |
メリット | 耐水性、撥水性に優れて耐久性がある | 剥がれや膨れなしで作業簡単。DIY向け |
デメリット | 膨れや割れが発生することも | 吸水しやすく乾燥に弱い |
塗り替え頻度 | 様子を見ながら5〜8年ごと | 様子を見ながら短期スパンで行う |
水性塗料と油性塗料
水性と油性…どちらが最適?
それぞれの特徴を表にまとめてみました。水性は、室内でも使えて環境や人体に影響が少ないので人気があります。今までの水性塗料の短所を払拭した高品質の水性塗料も出回っているので、好みに合わせてチョイスしましょう。水性塗料 | 油性塗料 | |
希釈物質 | 水 | シンナー |
メリット | 臭いが少ない 取り扱いが簡単 環境と人体に負荷が少ない | 一度塗りでもOK 木材に密着しやすい 乾燥時間が短く光沢がある |
デメリット | 気温が低いと乾きにくい | 臭いがきつい |
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おすすめ水性防腐塗料4選
造膜・半造膜タイプ
キシラデコールコンゾラン
・用途:屋外木部/パーゴラ・ガーデンファニチャー・ログ材・ラティス・ウッドプランター・木柵など
・カラー:18色
・塗布面積の目安:1缶/14〜23平方メートル
・内容量:3.5kg
ウッドスキンコート
・用途:着色用下塗り塗料
・カラー:9色
・塗布面積の目安:4kg/約40平米
・内容量:4kg
浸透タイプ
水性XDエクステリアS
臭いも少なく、塗装作業もらくらくはかどります。
・用途:屋外木部用/ガーデンテーブル・パーゴラ・ラティス・窓枠・ぬれ縁・門扉・ウッドデッキ・木部外壁・ベンチ・板塀・木柵など
・カラー:10色
・塗布面積の目安:1缶/ 6.4~9.6平方メートル
・内容量:1.6L
水性ガーデン用カラースプレー
・用途:ラティス・トレリス・プランター・家具・ウッドクラフト・工作品など未塗装の木製品
・カラー:8色
・塗布面積の目安:300ml/ 0.8~1.1平方メートル(2回塗り)
・内容量:300ml
油性防腐塗料おすすめ5選
浸透タイプ
アサヒペン 木材防虫防腐ソート
・用途:屋外木部/上記以外にベランダ・ぬれ縁・戸袋・雨戸・ベンチなど
・カラー:3色
・塗布面積の目安:1缶/ 7.5平方メートル
・内容量:2.5L
キシラデコール
・用途:屋外木部/門扉・ウッドデッキ・ぬれ縁・フェンス・ルーバー・パーゴラ・ガーデンファニチャー・ログ材・ベンチ・ラティス・ウッドプランター・木柵など
・カラー:16色
・塗布面積の目安:1缶/ 3~5平方メートル(2〜3回塗り)
・内容量:0.7L
ペンキ塗り2~3回程塗りましたが落ち着いた雰囲気で仕上がりました。
出典: Amazon
クレオトップ
・用途:屋外木部/木柵・杭・木棚・支柱・板塀・ウッドデッキなど
・カラー:2色
・塗布面積の目安:1缶/ 53平方メートル
・内容量:16L
いつもは、小さな缶入りで購入していましたが,足りないので購入しました。木製のプランターカバーの外側、ラティス、雨ざらしのヨシズも塗ると、長持ちの仕方が全く違います。特にラティスの持ちは全く違います年に1度の塗り替えで、すでに数年が経過しましたが劣化しません。匂いはありますが、3日もすればなくなります。沢山の色はないですが、この色味で満足です。
出典: Amazon
オスモカラー フロアクリアー
・用途:屋内木部/木質フローリング・コルクタイル ・壁・天井・湿気の多いキッチンや浴室脱衣場・家具・建具・幼児用玩具など
・カラー:透明3分つや、透明つや消しの2タイプ
・塗布面積の目安:1缶/ 9平方メートル(2回塗り)
内容量:750ml
本来のフロアーの塗装ではなく、自作したテーブルトップの塗装のためにこの#3062を購入し、2回使いました。少し粘度が高いのですが布でしっかりとすり込むように塗装すると、かなり広がりがよく、むらなくきれいに仕上がりました。テーブルでありがちな、コーヒーや汁などをこぼした場合も、撥水性が高いので安心です。実際に水をこぼして実験してみましたが、水滴がコロコロできて、気持ちが良いくらい水をはじきました。これから、様々な用途に使えそうです。
出典: Amazon
アメロス
・用途:屋内の家具や屋外の外壁や木柵など
・カラー:8色(ショップによって扱っていないカラーもあり)
・塗布面積の目安:1缶/ 4平方メートル(2回塗り)
・内容量:375ml
油性タイプの塗料の塗り方
ここでは油性タイプ塗料の塗り方と注意点をご紹介します。水性タイプをお使いの人も参考にしてみてくださいね。
Step1. ヤスリがけする
小さな木材ならサンドペーパーを使って手作業でヤスリをかけても良いのですが、大物となると一苦労…。
そこで利用したいのが電動サンダーです。仕上がりは使用するサンドペーパーの種類によって変わるので、お好みによって使い分けましょう。
サンドペーパーの番号 | 仕上がり | 使用例 |
40〜100 | 粗い | 塗装剥がし、木材の角を丸める |
180〜240 | 普通 | 塗装前の下処理やサビを取る |
320〜1,000 | 細かい | 最終仕上げ用 |
・ペーパーサイズ:マジック式93×185mm/クランプ式93×230mm
・重量:1.4kg
DIYにハマり木材を加工して楽しんでいたのですが、やはりヤスリがけはかなりの重労働…小さいものなら良いのですが、大型のものを作ろうとすると相当の面積をゴシゴシするはめになります。大型の壁面収納を作ろうと思いましたが、板のあまりの多さに辟易したためこちらの商品を購入しました。
出典: Amazon
Step2. 作業前から有機溶剤に注意を怠らない
油性塗料は水性塗料と同じく刷毛やローラーで塗るのですが、油性塗料に溶剤が含まれているので少々注意が必要です。有機溶剤は揮発性なので、缶をあけた瞬間から空気中の有機溶剤濃度が上昇します。少量だからと気を許さずに注意をして使いましょう!油性塗料を使う前に知っておくべき注意点は以下の通りです。
・窓はあけたままにして換気する
・皮膚に着くとかぶれる場合もあるので、手袋やメガネをつける
・溶剤は可燃物なので、タバコ厳禁。蚊取り線香も×。静電気を起こしやすい衣服は避ける
Step3. マスキングテープを貼る
仕上がりがすっきりと見えるように、塗りたくない部分にマスキングテープを貼ります。その後、必要に応じてマスカーなどを利用して、汚したくない部分を養生します。・サイズ:1100mm×12.5m
ペンキ塗りとなると古新聞をマスキングテープで貼って養生をしなければなりませんがこの商品はマスキングテープを貼ったら終わりです後ははビニールを開くだけ簡単に養生が終わります後はペンキを塗るだけです、終わったらまるめて捨てるだけ実に手間いらずの商品です。
出典: Amazon
Step4. 缶の中身をよく混ぜ合わせてから塗装する
塗料の顔料は下に沈んでいます。使う前に缶を閉めたまま上下にしたり、缶をあけて刷毛などでよく混ぜ合わせます。その後、塗る場所に合わせて、ローラーや刷毛を使って塗装していきます。・サイズ:25×15×24cm
Step5. よく乾燥させる
塗装後は、ある程度乾いたら状態を見ながら2度塗りします。2度塗りが乾いて、ムラがなくなったらOK。塗料の種類にもよりますが、一日乾燥させれば完成です。次回にそなえて、使用した刷毛やローラーを洗うことをお忘れなく!
・容量:400ml
・標準使用量:30~50ミリのハケの場合:約20ml
防腐塗料でDIYをもっと楽しく!
できれば作業中も体に安全で環境にも優しい塗料を使って、自分の健康にも気を配りながらDIYを楽しんでいきましょう。