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肥料散布機10選|畑作業を効率化!背負式や自走式などタイプ別のおすすめや中古情報を解説


肥料の散布には欠かせない『肥料散布機』について、タイプ別にご紹介します。トラクターに取り付けて使うタイプや、動力散布機、手まき型の散布機、動力散布機などなど。圃場の広さや、土壌の性質に合わせたおすすめの散布機を、一度に見比べることができます!

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肥料散布機

出典:写真AC
肥料を広範囲にまきたいときに便利な肥料散布機。用途や畑の広さによってぴったりのアイテムが変わるので迷ってしまいますよね。今回は肥料散布機の種類や選び方、おすすめのアイテム10選をご紹介します。より手頃な物をお探しの方向けに、中古のアイテムや自作できる肥料散布機についても解説していきます。

肥料散布機って?

肥料散布機
出典:写真AC
肥料散布機とは、畑に肥料をまくための機械です。重労働な肥料散布を楽に効率的に進められる便利なアイテム。種類や形はさまざまで、簡易的な「手持ち式」から本格的な「自走式」など、選べる幅が広いのも特徴です。物によっては肥料だけでなく農薬や融雪剤なども散布できます。

肥料散布機の種類と選び方

肥料散布機
出典:写真AC
肥料散布機は大きく分けると「手持ち式」「背負式」「手押し式」「自走式」「けんいん式」の5種類。それぞれどのような場合に向いているかが異なりますので、選び方を詳しく解説していきます。どのタイプにするか迷っている人は要チェックです。

家庭菜園には「手持ち式」

家庭菜園など、小規模の畑には「手持ち式」の肥料散布機がおすすめです。2~3Lほどの肥料が入れられる物が多く、コンパクトで気軽に使いやすいのもポイント。均一に肥料がまけるので、一つ持っておくと便利ですよ。ハンドルを回したり振ったりしてまく手動タイプと、電池で動く電動式の2種類から選べます。

中規模の畑には「背負式」か「手押し式」

家庭菜園よりは大きめな中規模の畑には、「背負式」か「手押し式」の肥料散布機がおすすめです。「背負式」は肥料の入ったタンクを背負って、歩きながら肥料を散布します。手動式とエンジン式の2種類があり、より時短したい人にはエンジン式がぴったり。「手押し式」は手押し車のような形をしており、容器にあいた穴から肥料を落として散布します。融雪剤もまくことができるタイプで、肩や腰に負担をかけたくない人にうってつけです。

広い大規模な農園には「自走式」

農園などの広くて大規模な畑には「自走式」がおすすめです。エンジンを使って自動で走行しながら肥料をまくことができ、労力や体の負担が少ないのがうれしいポイント。鶏糞(けいふん)や牛糞などの水分を含んだ肥料は散布できないので要注意です。費用が高額になる点がデメリットですが、レンタルできるところもあるので、使い心地をチェックしてから購入するのもおすすめ。

農家さんなら「牽引式」

耕運機やトラクターなどの機械を持っている人には、「牽引式」の肥料散布機がおすすめです。短時間で効率的に肥料がまけるので、大規模農園にうってつけ。苗の植え付けと同時に肥料が散布できますよ。購入する際には、持っている耕運機やトラクターに取り付けられるかどうかをしっかり確認するようにしましょう。

おすすめの肥料散布機

ここからは、おすすめの肥料散布機を10選ご紹介します。先ほどご紹介した5種類のアイテムをそれぞれピックアップしました。どのタイプを購入しようか悩んでいる人はぜひチェックして、参考にしてみてくださいね。

1. 手軽に使える手動タイプの肥料散布機

セフティー3 散布穴付きボトル マルチ散布器 SMM-DX

注ぎ口が長く、まきたいところをしっかり狙えるつくり。肥料だけでなく、除草剤や融雪剤にも使えます。握りやすいハンドルで疲れを感じにくく、効率的に均一に散布できますよ。穴の形状は3種類に切り替え可能。

種類手持ち式
散布方法手動
容量約2L
サイズ幅280×高さ120×奥行き145mm
重量0.2kg

2. 手動ながら均一にまくことが可能

スコッツ 手動式肥料散布機

アメリカの園芸用品ブランド・スコッツ製の肥料散布機。肥料はもちろんのこと、細かい種や融雪剤などを散布するのに使用することも可能です。金額も手ごろなので初めて肥料散布機を使う人にもおすすめ。

種類手持ち式
散布方法手動
容量約2.6L
サイズ約330×200×220mm
重量約600g

3. 電池で動いて均一にまける手持ちタイプ

みのる産業 電池式散粒機 LM-91

単一乾電池4本で動く電動タイプ。約5mの散布幅があり、10アールあたり8分で肥料がまけますよ。散粒板の回転によって均一に肥料が散布でき、約5時間の連続使用が可能です。農薬や麦などの種子にも使用できます。

種類手持ち式
散布方法電動
容量9L
サイズ290×280×420mm
重量
1.7kg

4. 疲れにくい工夫がうれしい背負いタイプ

山啓産業 DXまくぞーくん

布タイプの袋に肥料を入れて背負えるアイテム。背負板付きで重さの負担を分散するので、疲れにくいですよ。外枠は腐食しにくく、袋は水洗いも可能。全面を均一にまけるパターンとスジまきできるパターンを選べるので、用途に合わせて切り替え可能です。

種類背負式
散布方法手動
容量約20L
サイズ-
重量約3kg

5. ハイパワーに肥料を飛ばすエンジン式

HAIGE HG-3WF-3

最長15mの範囲に肥料を散布できるエンジンタイプの背負式。歩き回らなくても広範囲に肥料が行き渡るので、労力が少なくて済みますよ。持ち手と一体型のサイドレバーを使って、簡単に散布量の調整が可能です。

種類背負式
散布方法エンジン
容量14L
サイズ490×420×710mm
重量11kg



6. ブロードキャスターにもなる手押し式

ワークス MBC-30PRO

10インチの大型タイヤ付きで、田畑でも走行しやすいつくり。融雪剤や種子の散布にも使用可能です。散布範囲を0.5~3.6mに調節できるフラップ付きで、散布の向きも調整可能。付属のレインカバーを付ければ、雨風から肥料を守れます。

種類手押し式
散布方法手動
容量30L
サイズ970×570×870mm
重量12kg

7. ムラなくまけて肥料焼けの心配なし!

バロネスダイレクト 焼砂・肥料手押し式散布機

軽い力で広範囲にまけると評判の手押し式散布機。エッジガードを使用することで、肥料をまきたい場所の外にまいてしまうことを防ぐことも可能。3.2kgと軽量なので取り回ししやすいのも魅力です。

種類手押し式
散布方法手動
容量12L
サイズ全長920×全幅400×全高730mm
重量約3.2kg

8. 見た目もおしゃれな肥料散布機

GARDENA 436-20

ドイツのガーデニングブランドのアイテム。散布幅を1.5~6mに調整でき、散布口の開閉は手元のハンドルで操作可能です。プラスチック製なので、腐食や破損しにくく、長く使用できます。肥料や融雪剤、砂利もまくことができますよ。

種類手押し式
散布方法手動
容量18L
サイズ435×399×580mm
重量約4kg

9. 三菱重工製エンジン搭載の自走式

カンリウ工業 自走式肥料散布機 まきっこ MF1002

100Lもの大容量なタンクを備えた自走式の肥料散布機です。粒状の肥料や乾燥堆肥、糠などをまくことができます。三菱重工製のエンジンを搭載し、パワフルに肥料を散布。全面散布と左片散布が可能です。

種類自走式
散布方法エンジン
容量100L
サイズ1380×860×1020mm
重量102kg

10. 付属のかくはん棒でムラなくまける

丸山製作所 肥料散布機 MMB-103-2

肥料を投入するホッパーが丸い形をしており、肥料が入れやすいのが特徴。粒状肥料だけでなく、バーク堆肥も散布可能です。かくはん棒が付いているので、散布ムラを防いで均一にまけますよ。

種類自走式
散布方法エンジン
容量100L
サイズ全長1400×820×1020mm
重量120kg

肥料散布機の中古事情

肥料散布機
出典:写真AC
ここからは、中古の肥料散布機について解説していきます。簡易的な手持ち式などは気軽に購入しやすいですが、自走式や牽引式など、大規模な畑に向いている肥料散布機は特に高価になりがちです。そこでおすすめなのが中古の肥料散布機。必ずほしい機種の在庫があるわけではないのがデメリットですが、状態の良い物であれば、新品と変わらず使用できますよ。中古の肥料散布機を購入できるサイトを二つご紹介します。

ヤフオク!

出品されている商品の種類や数が最も多いのがヤフオク!です。オークション形式で出品されている物の値段は落札価格によりますが、定額で出品されているアイテムもあります。牽引式であれば安い物で2万円から購入でき、自走式では15万円ほどで出品されている物も。運がよければオークションでさらに安く購入できるアイテムもあります。個人でのやりとりになるので、商品の状態は要チェックです。
ヤフオク!

農キング

中古の農業機械を専門に取り扱っているサイトです。肥料散布機の出品数は多くはありませんが、店舗で買取された中古の機械を購入できるので、個人でのやりとりより安心感がありますね。値段は、牽引式で2~20万円ほどで出品されており、新品で買うより確実に安く手に入れられます。
農キング

肥料散布機は自作できる?

畑
出典:写真AC
肥料散布機は買うと高いので、自作できないかな?と考える方もいるのではないでしょうか?実はペットボトルを使えば、簡易的な手持ち式の肥料散布機を作ることができます。材料は空のペットボトルだけなので、実質無料で肥料散布機が作れます。

必要な材料・道具

  • 1.5Lのペットボトル
  • ドリル
  • カッター

作り方

  1. ドリルを使ってペットボトルのふたに十字の穴をあける。(ここから肥料が出てくるので、穴のあけ過ぎには要注意)
  2. ペットボトルの底から5cmくらいの場所に、カッターやドリルを使って横に半周分切れ目を入れる。
  3. ペットボトルの半周分切れ目を入れたところから底に向かってカットしていき、スコップのような形状に切って完成。
使い方は、スコップ部分を肥料の入った袋に入れ、すくうように肥料を取り、肥料をまきたい場所でペットボトルのふた側を下にするだけ。ふた部分から線状に肥料が落ちてくるので、狭い場所でも肥料がまきやすいですよ。肥料の落ちる量が少ないと感じる場合は、ペットボトルのふたにあけた穴を広げてみましょう。好みの出具合に自分で調整できるのもメリットですね。家庭菜園など、小規模な畑に肥料をまきたいときにおすすめです。
共働き夫婦のヘーベル日記|子育て世代の暮らしを楽しむ方法「芝生の肥料散布装置を自作してみた」

散布機を上手く使って効率化!

肥料散布機
出典:写真AC
広い農場に散布機は非常に強い味方です。身体への負担が減るだけでなく、大幅に時間も短縮できるので、その分を別のことに使えるようになります。ひいては収穫量や余暇の増加につながるため、まだ導入していない方は真っ先に導入を検討してみましょう!

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