今回はそんなベラボンの特徴や使い方のコツなどをご紹介します。手間なくガーデニングを楽しみたい方必見です。
ヤシの実チップ「ベラボン」とは|土の代わりに使える園芸資材
ヤシの実は本来水を吸いませんが、特殊加工することで吸水性を豊かにし、土の代わりに使える資材として生み出されました。
ベラボンの基本的な使い方|植え方のコツ
植え込む際はしっかりと押し込み、根が固定されるように硬めに植え込みましょう。
ベラボンのメリット
保温性・通気性
ベラボンはその伸縮運動の繰り返しにより土に動きが出るため、保温性、通気性が高い傾向にあります。たとえ水をやり過ぎたとしても通気性がいいので、根腐れを防いでくれてしっかりと根が張ります。
吸水性・排水性・水持ち・肥料持ちがいい
清潔
ベラボンは3~4回水に浸けてしっかりと洗浄、あく抜きされているので清潔です。土は素手で扱うと手が汚れますが、ベラボンはチップを触っても汚れないので手軽に扱えます。虫対策にも
さらにベラボンは虫対策にも有効です。ヤシの実は腐りにくい素材で、5年程度は腐りません。そのため、コバエなどがわきにくく、室内の観葉植物にぴったりです。ちなみに「亀の子たわし」も同じヤシの実が原料。水をかけても腐りづらいからこそ、たわしにも活用されているんですね。
軽い
ベラボンが園芸資材として支持される理由の多くにその軽さがあります。大きな鉢やプランターに土を入れると重くて移動が大変だった経験はありませんか?ベラボンは一般的な土の約1/3の軽さなので、大鉢でも楽に移動できます。
室内の観葉植物など模様替えや掃除で移動の多い植物にも便利です。
使用後は可燃ごみで出せる
使い終わったベラボンは庭の土にすき込んで再利用したり、可燃ごみとして出したりすることもできます。ベラボンのデメリット
向かない植物も
根が細いモウセンゴケやハエトリソウなどはベラボンだと根が張りづらいといった声もあります。このような植物を植える際は水を含ませて、とにかくよく固めて植えていくことが肝心です。
軽過ぎて鉢が倒れやすい
環境によってはベラボンの軽さがデメリットになることもあります。ベラボンそのものが軽いため、プランターもプラスチック製などの軽いものにしてしまうと、風が吹いたときに倒れやすく危険です。
また、背の高くなる植物の場合は、大きくなったときにベラボンのみだと支えづらくなる可能性があります。
植えてからしばらくするとベラボンが根になじんで水持ちも良くなり重さも出てきますが、重さのある鉢を使ったり鉢底に重い石を入れたりするといいでしょう。
ベラボンの種類
あく抜きベラボン|花や土壌改良、マルチングなどに
あく抜きベラボンは販売から40年のロングセラー商品で、ラン、バラ、菊などの花のほか土壌改良、マルチングなど多用途に使えます。サイズはS・M・Lがあり、最も多く使われているのがM粒です。・サイズ:M
・原産地:タイ
バラの株元に、霜よけや防虫や防草のために、バークチップを置きましたが、チップが白っぽくなるし、裏にカビとナメクジがくっつき、やめました。それで、このベラボンがいいと聞き、早速交換しました。風で飛びそうな感じもしますが、今の所良さそうです。コガネムシが株元から入り込む予防になればいいなあと思います。
出典: 楽天市場
ベラボン・プレミアム|観葉植物におすすめ
ベラボン・プレミアムはあく抜きベラボンに加工を加え、ふるいで選別してあく抜きも強化したプレミアム仕様です。あく抜きベラボンと違い、乾いたままでも土と同じように使用できるため、水につける手間がかかりません。
・サイズ:3M
・原産地:タイ
他の植物より断然お水ゴクゴク飲むカラテアに使っています
ベラボンを栄養剤水溶液に浸して、ぎっちりハンギングに詰めました
明らかに水保ちと元気さ、軽さも違います
水やりの間隔が他の植物と揃って楽です
梅雨時も特にカビ臭い等ありませんでした
出典: Amazon
ベラボン・サキュレント|多肉植物専用
こちらは多肉植物専用に作られたベラボンです。通気性が良く、湿度が苦手な多肉植物に最適なタイプです。保温性もあるので根をやさしく守り、植物にかかるストレスを軽減する効果もあります。
土に混ぜずに単体での使用をおすすめします。
・原産地:タイ
多肉植物の寄せ植えに使いましたが今までの多肉植物の土より断然成長がいいですね。
虫もつかず散らからないので室内でも良いです。
出典: Amazon