- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
アグリイノベーション大学校とは
アグリイノベーション大学校は、仕事を続けながら週末だけで農業を学びたい方のための、社会人向け農業スクールです。運営するのは多方面で農業界のプラットフォームとなっている農業ベンチャー企業、株式会社マイファーム。週末開講の農業スクールというのが大きな特徴で、仕事を続けながら週末で農業を学びたい方に向けて、農業の技術や経営に関しての知識・理解を深める、学びのプログラムを提供されています。
農業技術の基礎から応用、就農を目指すにあたっての基礎知識、生産・流通・販売・その他のアグリビジネスといった農業経営に関する体系的な学び、さらに視野を広げて、「農」を基軸に、社会・地域の課題解決を考えるカリキュラム構成も特徴です。
農業分野における自身の適正・適職を見極めたい、地域農業の担い手となり地域リーダーを目指したい、「農」を起点とした豊かな働き方・暮らし方にシフトしたいと考えている人にはぴったりの学校といえるでしょう。
若者応援!!独自奨学金制度
今年から新たに始まったアグリイノベーション大学校の独自の給付型奨学金制度。金銭的な部分で立ち止まってしまう若者を応援することで、「ミライの農業界」によりふさわしい人材を育てようと設けられました。
特徴的なのが「給付条件」です。情報発信を条件にすることで、学んでいるうちから自己内省や自己発信の機会をつくるのが目的だそう。これは今後、農業の分野で経営者になるうえで大切な力を磨くことになりますね。
独自奨学金(給付型)の詳細はこちら:https://agri-innovation.jp/pdf/scholarship.pdf
奨学金(給付型)応募用紙はこちら:https://agri-innovation.jp/pdf/application_form.pdf
奨学金の給付額
支給される奨学金には2段階の応募審査があります。種別 | 給付額 |
第一種奨学金 | 受講料から200,000円を免除 |
第二種奨学金 | 受講料から100,000円を免除 |
奨学金の給付条件
1. 想いや考えを発信すること
1つ目の条件は、株式会社マイファームの公式YouTubeチャンネルまたは当校の公式ブログにて、活動報告(学びによる変化)を報告すること。動画は講義日の際に当校事務局スタッフが撮影し、YouTubeで紹介します。ブログは、ご自身で公式WEBサイト内のブログに執筆します。発信頻度は、2020年3月~2021年2月の11カ月間・月1回ずつ(YouTube月1回撮影またはブログ月1回執筆)。自身の日々の学んだ内容や、気持ちの変化、農場や作物のことなど、言葉にすることで、改めて「自身を見つめ直す機会」にもなるでしょう。
2. 仲間との出会い/共に学び合う機会への参加
2つ目は半年に1度の活動報告会への参加。第一種奨学金の給付対象者は、定期的に開催される農業者との交流会、勉強会に参加することも条件となります。
3. 広報活動への協力
アグリイノベーション大学校および株式会社マイファームの公式WEBサイトや冊子等に掲載される写真やコメントへの協力も条件となります。アグリイノベーション大学校事務局の想い
アグリイノベーション大学校事務局に、今回の制度を設けるにあたっての想いを聞いてみました。「近年、自治体さんと一緒に農業大学校の学生さん向けの農業インターン研修行うなど、ミライの農業界を担う若者に学びの場を提供する機会が多くなってきました。参加学生の多くからよくあがる声が『もっとこういう経営を学ぶ場が欲しいけど、お金がない』というものです。一般的にはお金があるところをターゲットにビジネスを行うことが鉄則ですが、私たちは数年後、数十年後の農業界のことを逆算しながら事業を行っていますので、ミライの種まきをする必要があると思っています。今回の給付型奨学金で金銭面的な後押しはもちろんのこと、自己発信をしてもらう機会も同時に設けることで将来的に全国各地で大きな花が咲き、立派な実をつけると信じています」
熱い想いがぶつかり合う環境が整ったアグリイノベーション大学校。この春、その門をくぐってみてはいかがでしょうか。アグリイノベーション大学校:https://agri-innovation.jp/