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収穫や山菜採りの相棒に「背負いかご」を!その魅力に迫る!!


たくさんの荷物を運べて、両手が自由に使えるとっても便利な「背負い(しょい)かご」。果実の収穫や薪拾いなど、傾斜がある場所などの作業にも向いています。竹製やプラスチック製など、販売されているおすすめの背負い(しょい)かごと、竹のかご、ひもの作り方も紹介!

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MitsuyaNao

埼玉県の山奥で、約1反のブルーベリー畑を管理しています。ハイブッシュとラビットアイを約20品種栽培中。野菜、花、ハーブなども育てています。AGRI PICKでは、家庭菜園や園芸の初心者に向けた記事を中心に担当。他メディアでも多数執筆中。…続きを読む

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出典:PIXTA
移動や作業中に、両手がフリーに使える背負い(しょい)かご。畑作業や山仕事をする人ならぜひ持っておきたい便利なアイテムです。この記事では、昔ながらの背負いかごの魅力や種類、おすすめ商品、手入れの仕方などを紹介します。

背負い(しょい)かごって?

出典:PIXTA
背負いかごとは、農作物や山菜などの収穫物や畑で使う道具を入れ、背負って運ぶための道具です。古くから日本人の身近にあった竹を編んで作られており、肩にかけるためのひもが2本付いています。とても軽いので身体に負担がかかりにくく、両手を自由に使えるのが特徴です。最近は、メンテナンスしやすいプラスチック製の背負いかごも販売されています。

背負いかごによく使われる竹の種類

背負いかごに使われる竹の種類はさまざま。柔軟性があり、色艶も良い「真竹(まだけ)」や、細くしなやかな「鈴竹(すずたけ)」、寒冷地の積雪にも負けない「根曲竹(ねまがりたけ)」などで作られています。

竹製背負いかごの編み方の違い

竹製の背負いかごには「ゴザ目編み」や「四ツ目編み」などの技法が用いられています。編み方によって重さや入れられる物のサイズが変わるので、どんな用途に使いたいのかイメージしながら選びましょう。

ゴザ目(笊目)編み

名前の通り、縦には太めの竹、横には細めの竹を通したゴザのような編み方でつくられています。強度がありそこそこの重量に耐えられるのが魅力。編み目の間に隙間がほとんどないため、ミニトマトやベリー類など小さな収穫物にも適しています。通販で買える背負いかごは、この編み方のものが主流になっています。

四ツ目編み

出典:写真AC
同じ太さの竹を交互にクロスさせ、ダイヤのような形の隙間を等間隔に作った編み方です。通気性が良く、お弁当箱でもこの編み方が用いられるものがあります。「通気性は必要だけど、細かいものを入れるから穴は大きすぎないほうがいい」という方におすすめです。

六ツ目編み

出典:写真AC
左右斜めと横に竹を通し頑丈に仕上げた編み方で、編み目が六角形に見えるので「六ツ目編み」と呼ばれます。ざっくりしていて隙間が大きく、細かな収穫物には不向きですが、その分とても軽いのが特徴です。

【やっぱり天然素材!】竹製の背負いかご

竹製の背負いかごの良さ

背負いかごといえば竹製!自然素材ならではの香りや風合いが魅力です。プラスチック製よりも手入れは大変ですが、軽いので身体に負担がかかりにくく、大切に使えば何十年と長持ちしますよ。繊維がすべて平行に並んでいるため、しなやかで折れにくく、とても丈夫です。
肩紐は、さまざまな色の布を使って手作りされているものが基本なので、色合いや太さも千差満別。通販で購入した場合、届くまでどんな色が来るかわからないのも楽しみの一つです。

おすすめの竹製背負いかご

スタンダードな背負いかごはこちら

竹製 背負いかご

中身を出し入れしやすい丸く大きな口です。ゴザ目編みなので、小さなベリー類の収穫にも便利。肩ヒモも手づくりなので、デザインや色は一つひとつ違います。

・サイズ:幅34×奥行32.5×高さ45cm
・素材:竹
・編み方:ゴザ目(笊目)編み

狭い場所もスイスイ歩ける

竹背負い籠 丸小

小さいものの収穫におすすめの小サイズ。取り回ししやすいので、農作業の道具を入れる目的だけに使うのもオススメです。

・サイズ:直径24×高さ33cm
・素材:竹
・編み方:ゴザ目(笊目)編み

ゴザ目編みと四ツ目編みを組み合わせ!

gannbarou 竹製背負いかご

ゴザ目編みと四ツ目編みが組み合わさったデザイン。内面の凹凸が少なく、隙間もほとんどありません。小さい収穫物でも気にせず入れられる、オールラウンドな背負いかごです。

・サイズ:幅38×奥行33cm(上部)、高さ38cm
・重さ:約1.5kg
・素材:竹
・編み方:ゴザ目(笊目)編み

たくさん入る深めサイズ

竹製背負いかご角型・大

やや深めに作られており、たっぷり入ります。楽天市場でランキング1位を受賞したこともある人気商品です!

・サイズ:幅41×奥行32×高さ46cm
・素材:竹
・編み方:ゴザ目(笊目)編み

軽さ重視の人に!六ツ目編みの背負いかご

背負いかご(六ツ目)

自然素材を使用した職人お手製の竹かご。六ツ目編みなので、ゴザ目編みのものよりも断然軽いのが特徴です。こだわりの口部分は、かなり頑丈に作られているので、側面に編まれた竹が飛び出ることがありません。

・サイズ:直径40×高さ42cm
・重さ:0.8kg
・素材:真竹
・編み方:六ツ目編み

背負いかごのひもは交換可能!

背負いかごのひもは負荷がかかりやすく、使っているうちにだんだん傷んできます。そんな時は、ひもだけ新しいものに交換しましょう。肩に食い込みにくく、手編みベルトと竹かごをつなぐひも掛け部分が、しっかりしているものを選んでくださいね。

背負いかご用 肩紐

すれてほどけたりしてしまう肩紐の、交換用2本セットです。手作りなので、どんな色合わせの紐が届くか楽しみですね♪

【メンテナンスが楽!】プラスチック製の背負いかご

プラスチック製の背負いかごのメリット

プラスチック製の背負いかごもあります。背負いかごより無機質な見た目ではありますが、水洗いできて便利です。また、内側に突起などがなく、収穫物や道具を傷つけないのも魅力です。

おすすめのプラスチック製背負いかご

負荷を減らす肩当て付き

アロン 背負かご ベルト付

取り出し口に向かってだんだん広くなる形状なので、出し入れが便利!背負いベルトには、肩が痛くなりにくい幅広の肩当てが付いています。

・サイズ:幅53×奥行41×高さ50cm
・重さ:約2.4kg
・素材:プラスチック

軽い&目立つ色で使い勝手◎

ソフト背負い篭 角

かご自体が柔らかなビニールでできていて、重さも1kg以下で軽いのが特徴です。ハッキリとした目立つカラーなので、畑に置き忘れることも少ないですよ!

・サイズ:幅41×奥行33×高さ46cm
・重さ:約0.68kg
・素材:ポリプロピレン

竹の背負いかごの手入れ方法

出典:写真AC
年月とともに深い色へと変化し、味が増すのも竹製背負いかごの魅力です。形にはやり廃りはほとんどなく、普段からお手入れをすれば何十年と使っていけます。手入れのポイントを知って、大切に愛用しましょう!

普段の手入れのポイント

雨や収穫物の水滴で濡れたときはできるだけ早く拭き取り、風通しの良いところで陰干しして乾燥させます。日なたに長時間干しておくと、乾き過ぎて割れることがあるので注意しましょう。また、重いものを入れ過ぎると肩ひもが外れたりちぎれたりすることもあります。無理のない範囲で使ってくださいね。

長期保管する場合

納戸や物置、家の中など、雨風が当たらない場所で保管します。背負いかごをしまった場所は締めっぱなしにせず、できるだけ換気をするとカビが生えにくくなります。市販の乾燥剤、防虫剤も一緒に置いておくと効果的です。

竹製背負いかごと肩ひもの作り方

背負いかごは、縦に割って細くした竹を編み合わせて作られます。動画で名人の背負いかご作りを見てみましょう!硬そうな竹をスッスッと切り、繊細に組み上げていく匠の技は圧巻です。家で手作りは難しいですが、各地で背負いかご作りのワークショップなどが開かれているので、興味がある人は体験してみてくださいね。

匠の技を見てみよう!


肩紐の作り方

背負いかごの肩ひもが汚れたりちぎれたりしたら、その部分だけ自分で作ってみるのもありです。麻縄4本を束ねて、そこに細く割いた布を編み込んでいきます。布は使い古しのものでOK。リサイクルにもなって素敵です。
囲炉裏暖炉のある家「肩ひも自作、背負い子完成!」

畑で、山で、背負いかごをフル活用!

農作業や山仕事をするなら、何かと便利な背負いかご。長靴やタオル、軍手、お弁当、スマホなど、いろいろ入れて持って歩けます。スーパーの袋をセットすれば雑草取りにも使えますし、春は山菜狩りで、秋はきのこ狩りで活躍しますよ。一年中フル活用できるお気に入りの背負いかごを、ぜひ見つけてみてくださいね!


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