融雪剤の効果的な使い方とは?まくタイミングや車のさび防止対策も!

積雪地帯には必須アイテムの融雪剤。凍結防止にも効果的です。最近は種類も多く、塩分が抑え目のさびにくいものもあります。今回は融雪剤の成分や効果、選び方、まくタイミングなどの使い方をお伝えします。


雪が凍った路面

出典:PIXTA
雪国では、降り積もった雪を効率良く片付けるためにさまざまな工夫がなされています。融雪剤は雪を解かすだけではなく、路上に雪を積もらせない凍結防止の効果も持っており、寒冷地での生活には欠かせないものとなっています。この記事では、そんな融雪剤の基本的な知識から、まき方のコツ、おすすめの商品まで詳しくご紹介します。

融雪剤とはどんなもの?|成分と仕組み

融雪剤がまかれた路面
出典:PIXTA

融雪剤の成分と種類|塩化カルシウム以外も!

一般的な融雪剤は「塩化カルシウム」が主な成分です。塩化カルシウムは水に溶けやすく、雪上にまくことで水分と反応して熱を発生させ、一度に多くの雪を溶かします。雪国の一般家庭では、この塩化カルシウムを主成分とする融雪剤がよく使われています。
また、塩化カルシウムのほかには、尿素や活性炭などを主成分とする融雪剤もあります。特に尿素はコンクリートや金属への負荷が小さく、植物や人体への影響もないので、庭や畑などにも安心して使用することができます。

融雪剤が雪を溶かす仕組み

融雪剤は、化学反応や物質のもつ熱量を利用して雪を解かす薬剤です。雪を溶かす仕組みは含まれる成分によりますが、多くの融雪剤は水と反応して熱を発生させ、雪を解かします。また、水が凍る温度である「凝固点」を0℃から-50℃まで下げてくれるので、極寒地でも効果を発揮。道路などにまくと雪が凍りにくくなり、スリップ事故の防止に役立ちます。

融雪剤と凍結防止剤|効果に違いはあるの?

融雪剤がまかれた土地
出典:写真AC
融雪剤のほかに、「凍結防止剤」と呼ばれるものがあるのを知っていますか?両者はよく似ていますが、融雪剤は「塩化カルシウム」、凍結防止剤は「塩化ナトリウム」でできているという違いがあります。
塩化ナトリウムでできた凍結防止剤は、凝固点の引き下げ効果は塩化カルシウムほどではありませんが、ゆっくり水と反応するので持続性があり、雪が降り積もる前にまいておくことで凍結防止や積雪防止になります。

融雪剤の選び方

路上に置かれた融雪剤箱
出典:PIXTA
上記のように融雪剤の多くは塩化カルシウムを成分としているため、金属やコンクリートを腐食させるなど、散布した周辺に悪影響を及ぼすことがあります。しかし最近では、塩化カルシウム以外の成分でできた融雪剤も発売されているので、使用場所に合わせて種類を選ぶことも可能になりました。駐車場には車がさびにくい尿素成分のもの、植物の周辺には土壌に影響を与えないものといったように、使用場所によって違う成分の融雪剤を使い分けると良いでしょう。

融雪剤をまくタイミングは?|メーカーにまき方・使い方を聞いてみた

融雪剤
出典:写真AC
融雪剤を使ってみたいけれど、どんなタイミングで、どのようにまけば良いのかわからない…という方も多いと思います。そこで融雪剤を製造しているメーカーに、使い方に関するアドバイスをもらいました!

まくタイミング

融雪剤は、雪が降ってからまくことで、雪を溶かし除雪します。種類にもよりますが、アイスバーン状になった雪にも効果を発揮します。固まった雪の上にまくと1時間ほどでシャーベット状になり、雪かきがスムーズにできるようになります。

融雪剤メーカーからアドバイス

融雪剤は一度まくと、水で流れてしまうまで効果を発揮しますよ!

融雪剤の適切な使用量

薄い雪や氷には、1平方メートルあたり50~80gが適量です。ある程度の厚さ(5cmほど)の雪には、100~150g程度と多めにまきましょう。

融雪剤メーカーからアドバイス

新雪でフワフワしている場所は、まいた箇所だけ穴が開いてしまうことに。また、雪が積もり過ぎた場所では融雪剤が流れてしまうので、効果が半減してしまいます。融雪剤は、踏み固まったような雪に特におすすめです。

おすすめの融雪剤6選

1. 自治体でも使用されている信頼の融雪剤

ITEM
讃岐化成 ロードクリーン
香川県に拠点をおく讃岐化成は、塩化カルシウムを使った融雪剤のトップメーカーです。このロードクリーンは、積雪地帯の自治体でも採用している定番商品。日陰で固まった雪もどんどん溶かします。

・内容量:25kg
・成分:塩化カルシウム

2. 塩害の起きにくい塩化マグネシウム成分

ITEM
ソフトウエハー 塩化マグネシウム
塩化物成分の融雪剤のなかでも、ソフトウエハーは「塩化マグネシウム」。塩化カルシウムや塩化ナトリウムに比べて、塩害が起こりづらいメリットがあります。

・内容量:25kg
・成分:塩化マグネシウム


3. 車がさびない!尿素成分の融雪剤

ITEM
コンパル 無塩 凍結防止剤 融雪くん
尿素を主成分とする凍結防止・融雪剤です。金属の腐食やコンクリートの浸食が少ないため、気軽に散布できます。塩化剤と同様に速効性があり、持続性にも優れているため、事前散布・事後散布とも効果が期待できます。ただし、マイナス15度以下では使用不可。

・内容量:5kg
・成分:尿素

自宅の駐車場に、腐食を気にせず使えるので、非常に良いです。


4. 大容量でコスパよし!

ITEM
塩化カルシウム(粒状)
道路の凍結防止剤として利用できるほか、防湿剤や乾燥剤、冷凍機のブライン (冷却液)、 防塵剤としても活用できます。

・容量:25kg
・成分:塩化カルシウム

今回4年ぶりの大雪で自宅マンション前はよくいえば1本裏の静かな環境なのですが、日陰になるので雪が氷となり中々溶けなかったので困っていましたが、塩化カルシウムのおかげで通行もしやすくなりました。


5.  即効性と持続力に優れる融雪剤

ITEM
エコワンダーEX
特殊加工の塩化カルシウムと塩化ナトリウムが、素早く氷や雪を溶かし、長期間再凍結を防止。また、ヒトデ抽出成分の吸着力により、塩化イオンの排出を最大90%まで抑え、コンクリートや鉄部、植物などへの塩害を最小限に留めます。

・内容量:10kg
・成分:塩化カルシウム、塩化ナトリウム、ヒトデ抽出成分、腐食防止剤、その他

6. 融雪剤には液体タイプも!

ITEM
科研 一般家庭用 凍結防止剤
こちらはちょっと珍しい液体タイプの凍結防止剤。雪かきをした後の路面が、凍結しないように散布するタイプです。サトウキビ成分から作られており、塩素を含まないので環境に優しいのが魅力。液体タイプはまきやすいですが、顆粒状のものに比べると割高になるため、玄関先などの狭いスペースにおすすめです。

・内容量:1.4L
・成分:サトウキビ成分配合

凍っているところにピンポイントで使いました。自動車を錆びさせたくなくてこちらを選択しました。氷が解けますが、広範囲には量が必要です。


融雪剤を使うと車がさびる?使うときの注意点とは

タイヤの周辺が錆びた車体
出典:PIXTA

車がさびないようにするには

融雪剤の成分・塩化カルシウムには塩分が含まれているので、車に付着したまま放置するとさびの原因となります。もし融雪剤が車に付着してしまった場合は、すぐに水で洗い流すようにしましょう。冬場は高速道路など融雪剤を散布している場所が多いので、こまめに車の洗車をするように心がけると安心です。

融雪剤の使用場所について

塩化物である融雪剤を大量にまくと、土壌の塩分濃度が上がります。その結果、植物が根から水分を吸収しにくくなり、枯れてしまうことも。土壌への影響が懸念される融雪剤は、植物が植えてある花壇や畑などにはおすすめできません。

融雪剤をまくときは手袋を

塩化カルシウムは水と反応して発熱する性質があります。また、水分を吸収することから手が荒れてしまうこともあるので、融雪剤は素手で触らないようにしましょう。散布する際は、水を遮断するゴム手袋の着用をお忘れなく。

融雪剤を効率的にまくなら散布機がおすすめ!

広い範囲に融雪剤をまくときは、散布機の使用をおすすめします。手作業よりも、効率的かつ均一に散布することができますよ!

効率良く散布できるハンディタイプ

ITEM
セフティー3 融雪剤散布器
手軽に使えるハンディタイプの散布器です。握りやすいハンドル形状で疲れにくく、残量を目視しやすい透明ボトル。排出穴は3種類の形状で、さまざまなまき方が可能です。

・容量:2L

冬場融雪剤を入れて持ち歩いています。部分凍結した路面があったらバイクが通れる部分だけ巻いて使用します。日陰部に思いがけない凍結部があったりするので少量持ち歩くのにちょうど良い大きさです。量が少しなので過信して山間部に入り込んだりするのはお勧めしません。


融雪剤をすくって撒くだけ!

ITEM
融雪剤散布スコップ
適量散布ができるトビラ式のスコップ。一度に融雪剤が落ちることがないので、均一に散布することができます。

・サイズ:約幅9.7×奥行29.5×高さ6.5cm
・容量:約350g
・重量:約100g

先週の大雪で雪かきをしましたが、まだまだ日陰の雪が溶けません。融雪剤を購入しましたが均等に上手く散布できないで居りました所、この商品をお隣の方が使っているのを拝見しました。すぐにネットで検索し購入。一ヶ所にまとまって散布されること無く良い感じです。


ハンドルを回すだけの楽々操作

ITEM
アステージ ガーデンスプレッター GSR-1
ハンドルを回すだけで、手を汚さず広範囲に除雪剤を散布できるすぐれもの。約450gと軽量なため、手軽に持ち運びができます。融雪剤以外にも、粒状肥料や種子の均等散布にも使えます。

・サイズ:幅23.8×奥行22.8×高さ21cm
・タンク容量:最大2L
・散布範囲:最大3m
・重量:約450g

広範囲の散布も手軽にできる手押し車式

ITEM
種子散布機 DBS-25
広範囲の融雪剤散布には、こちらの手押し式の散布機がおすすめです。散布幅が約55cmと広く、内蔵のかくはん棒で効率よく均一に撒くことができます。調整レバーで散布量の調節も可能。

・サイズ:幅70.4×奥行68×高さ 83cm
・散布量調整:25段階
・重量:3.3kg

融雪剤を活用して雪かきを効率的に!

凍った路面
出典:PIXTA
融雪剤は、まくだけで雪を解かしてくれる冬の強い味方です。豪雪には向きませんが、軽い積雪ならスコップなどで雪かきするより、少ない労力で作業できますよ。効率良く活用して、大変な雪かき作業の時間を短縮しましょう!

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AGRI PICK 編集部
AGRI PICK 編集部

AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。