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今回は、秋冬に美しい葉を保つ、おすすめのカラーリーフを5種ピックアップしてご紹介します。
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ヒューケラ
冬も美しい葉が楽しめる、常緑性のカラーリーフの代表格が、ヒューケラ。赤やオレンジ、黄色、黒、シルバー、ブロンズ、斑(ふ)入りなど、葉色のバリエーションが非常に豊富で、他の草花とも合わせやすい多年草です。寒冷地ではやや葉が少なくなりますが、強い霜の降りない地域であれば葉を茂らせたまま越冬します。初夏には花茎を立ち上げて小さな花も咲かせます。ヒューケラは丈夫で育てやすい反面、直射日光で葉焼けすることがあるのでシェードガーデンでの植栽におすすめですが、冬の日差しであれば日向でも十分育てられます。花がらや枯れ葉は早めに取り除き、株周りをすっきりと保つと見栄えがよくなります。
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アジュガ
あまり草丈が伸びず、グラウンドカバーとして人気の高いアジュガも、常緑で冬も葉を楽しめる多年草。艶のある葉は、寒い時期は色がいっそう濃く、美しくなります。ライムグリーンやブロンズ色、白やピンクの斑入りなど葉色もさまざまなので、花壇や寄せ植えで花に負けずに存在感を放ちます。春には花茎を立ち上げて小さな花も咲かせます。耐寒性が強く、日陰の庭でも育ちます。乾燥にやや弱いので、夏は半日陰となる場所で管理するとよいですが、冬の日差しであれば日向でも十分育てられます。伸ばしたランナーの先に次々と子株を出して広がるので、株間は広く取り、必要がない場所では移植したりランナーを切るなどして、生育範囲をコントロールするとよいでしょう。
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ジャノヒゲ
一年を通してスッキリとした細葉を茂らせ、冬でも庭をみずみずしく彩ってくれるジャノヒゲ。丈夫で育てやすく、草丈が低くまとまるので、グラウンドカバーとしてもよく利用されます。青々とした緑葉のほか、縦縞の斑が入る「白竜」、シックな黒い葉を持つオオバジャノヒゲ「黒竜」などの園芸品種が人気です。日向から半日陰まで場所を選ばずよく育ち、暑さ寒さにもとても強い丈夫な植物。庭植えの場合は根付いたら水やり、肥料ともにほぼ必要なく、植えっぱなしで手がかからないので、ガーデニング初心者にもおすすめです。
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シロタエギク
白く短い毛でびっしりと覆われた葉を持つシロタエギクは、シルバーリーフの中でも代表的な存在です。柔らかな質感の葉は耐寒性が強く、寄せ植えや花壇の名脇役として、冬のガーデンで活躍してくれます。一般的には切れ込みの入った葉ですが、切れ込みのない葉を持つ品種もあります。丈夫で育てやすいですが、高温多湿時には株元が蒸れやすいので、水はけと風通しがよい場所で栽培するとよいでしょう。初夏に黄色い花も咲かせますが、花を咲かせると株が弱って葉色が悪くなりやすいので、長く伸び過ぎたり、つぼみが見えたりしたら切り戻しをするとよいでしょう。
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ハボタン
冬の間も美しい葉を保ち、花壇や寄せ植えに活躍するハボタン。耐寒性が強く、丸葉系やちりめん系など品種のバリエーションも豊かで、選ぶのが楽しいカラーリーフです。以前は大株が主流でしたが、近年は品種改良が進んで寄せ植えなどでも扱いやすい小型の品種がさまざま登場しています。ハボタンは肥料が効きすぎても、また足りなくても葉の色が悪くなるので、ときどき液肥をやるとよいでしょう。また高温多湿を苦手とするので、夏越しさせる場合は、気温が上がってきたら徐々に水やりを控え、風通しのよい日陰または半日陰で管理しましょう。
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色彩の乏しい冬のガーデンを長く彩るカラーリーフ
落葉や花が少なくなることにより、寂しくなりがちな秋冬の庭を長く彩ってくれるカラーリーフ。今回ご紹介した5種はどれも丈夫で育てやすく、鉢植えや花壇で扱いやすい植物です。これらのほかにも、冬に美しい葉色を楽しめるカラーリーフはいろいろあるので、お気に入りを庭に取り入れてみてはいかがでしょうか。「Garden Story」には、日々を彩る花や植物の育て方、初心者から通まで楽しめるガーデニング情報がたくさん掲載されています。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。