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手荒れ・肌荒れのメカニズムと予防対策を肌ケアのプロが解説
農作業やガーデニングで手荒れがひどくなると、日常生活でも支障が出てしまうことも。痛みがある場合には、家事をするときにも影響が出たり、人前での視線が気になったりしますよね。そんな手荒れの原因から有効な対策方法を肌ケアの専門家が解説します!今回は創業以来10万人以上の肌の悩みに向き合い、サポートしてきた実績をもつ「株式会社アースケア」のスキンケアアドバイザー 稲谷さんにお話を伺いました。
手荒れ・肌荒れのメカニズム
肌は、いくつもの層が積み重なって構成されます。その一番外側の「角質層」は、約0.02mmの薄い組織でありながら、体に重要なバリア機能を果たしています。バリア機能
・外部の刺激や細菌などから身体を守る
・うるおいを保持し、乾燥から身体を守る
角質層の水分を、細胞間脂質とNMF(天然保湿因子)が蓄え、皮脂膜がその蒸発を防ぐ。これが、肌の持つ「うるおい保持機能」です。
しかし、手は、肌のうるおい保持機能が低下しやすい肌環境です。水分の蒸発を防ぐ皮脂腺が少なく、手の平にいたっては、皮脂腺がありません。そのうえ、「頻繁な手洗い・アルコール消毒・土や紙などに頻繁に触れる」などで、うるおいが奪われる機会も多いです。
手は、うるおい保持機能が低下しやすいうえに、うるおいが奪われる機会が多いことから、乾燥しやすい部位なのです。乾燥することで、バリア機能が低下し、乾燥=バリア機能が低下した状況が長く続くことで、外部からの刺激などに極度に弱くなります。その結果、カサつき、あかぎれや、かゆみ、湿疹(しっしん)などの手荒れの症状へと悪化します。
手荒れの主な症状と原因は?
・カサつき:乾燥が原因
・ひび割れ:乾燥が進み、肌が硬くなることで外部からの刺激に弱くなり、肌表面に亀裂が入る
・あかぎれ:ひび割れが悪化し、さらに深く裂けてしまう
手荒れを悪化させるNG習慣
こんな習慣のある方は要注意!農作業やガーデニング時にやってしまいがちな、手荒れの原因となるNG習慣を紹介します。素手で土や肥料に触れる
乾いた土は、手の水分を奪い、乾燥してしまいます。また、湿った土では、手に付着した土の水分が蒸発する際に、肌がもともと持っていた水分も一緒に蒸発する「過乾燥」が起きます。過乾燥は、乾燥状態を引き起こし、バリア機能を低下させます。また、酸性の肥料などに素手で触れることで、肌本来の弱酸性が崩れ、バリア機能の低下に繋がります。
ぬれたままにする
手をぬれたままにすることで、「過乾燥」が起き、乾燥してしまいます。・手洗いをした後
・水まきをした後
・汗を手で拭った後
・収穫物や道具など、何かを洗った後
摩擦する
肌は、物理的な刺激に、とても弱いです。農作業やガーデニングの際に、手に強い力がかかることが、大きな刺激になります。・土を掘る
・重いものを持ち上げる
・手をゴシゴシと拭く
・ハンドクリームを塗りこむ
紫外線を浴びる
紫外線を浴びることで、肌のバリア機能は低下し、乾燥してしまいます。紫外線量に変化はあるものの、季節や天候に関係なく、一年中紫外線は降り注いでいます。手荒れを防ぐための予防策
農作業やガーデニング時にできる手荒れ対策を紹介します。物理的な刺激は手袋で守る
作業時は手袋をはめて、肥料や土に直接触れないようにしましょう。ほかにも、ガーデニング用具を持ったり、使用したりする際の刺激も緩和できます。手をぬれたままにしない
手がぬれた際には、タオルでやさしくおさえるように水分を拭き取りましょう。紫外線対策をする
一年中、日焼け止めを塗りましょう。汗や摩擦で簡単に落ちてしまうため、ウォータープルーフのものを選び、2~3時間に1度塗り直しましょう。また、使用量が少ないと、紫外線カット効果が低下するため、たっぷり塗布するのも大切です。
うるおった状態を保つ
手肌をうるおった状態に保つことは、肌のバリア機能を維持し、健やかな手に繋がります。それだけでなく、作業中の避けられない刺激にも強くなります。肌はうるおうことで、柔軟になるためです。手荒れに悩まず、農作業やガーデニングを楽しむには、保湿することで、手の柔らかさを保つことがとても重要です。作業後や、手を洗ったあとにはこまめに保湿する習慣を身につけましょう。「ハンドクリームをこまめに塗っているけど、手荒れがよくならない」
実は、ハンドクリームで手肌はうるおいません。肌の保湿には、水分、保湿成分、油分が必要です。ハンドクリームは、油分主体でつくられます。そのため、いくら塗っても、油分しか補給されません。乾燥した肌は、油分が浸透しやすいので、一時的にうるおったように感じます。しかし、水分、保湿成分が補給できないため、肌は乾燥したままなのです。
肌の専門家が開発した「保湿ゲルクリーム」は、1本で水分、保湿成分、油分を、たっぷり補給できます。
アクアテクトゲルの詳細を見る
専門家がすすめる保湿ゲルクリームを編集部が使ってみた
肌ケアの専門家、アースケアが自信をもっておすすめするのが、「アクシリオ アクアテクトゲル」。乾燥肌や敏感肌に役立つ化粧品をコンセプトに2年もの歳月をかけて開発したそうです。ゲル状の保湿クリームで、たっぷりの水分と保湿成分、油分を同時に肌に与え、うるおった健やかな肌をつくってくれます。アクシリオ アクアテクトゲル
特徴
- 基礎化粧品はこれ1本でOK
- 香料・着色料・アルコール不使用
- 顔〜背中・かかとまで、全身の保湿ケアに使える
- なめらかなゲルで肌への刺激ゼロ
- メイクの上からでも保湿OK
成分
保湿に必要な成分をバランスよく同時に補給することができます。水、BG、グリセリン、アボカド油、ぺンチレングリコール、ベタイン、アルギニン、スクワラン、オリーブ果実油、ホホバ種子油、マカデミア種子油、カニナバラ果実油、イチョウ葉エキス、カワラヨモギ花エキス、アルニカ花エキス、モモ葉エキス、キダチアロエ葉エキス、トゲキリンサイ/ミツイシコンブ/ウスバアオノリエキス、グリチルリチン酸2K、コメヌカスフィンゴ糖脂質、ヒアルロン酸Na、水添レシチン、リゾレシチン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル〈C10-30〉)クロスポリマー、カルボマー、水酸化Na、クエン酸、フェノキシエタノール、メチルパラベン
アクアテクトゲルの詳細を見る日常的に農作業をしているAGRI PICK編集部のスタッフが、アースケア「アクシリオ アクアテクトゲル」を1週間使ってケアをして手肌の変化をリポートします!
農作業後の手肌の様子
1日農作業をした後の手の様子です。普段、農作業用の手袋をして作業していますが、細かい作業時に外してしまうことや水に触れる機会も多いので乾燥は付きもの。特に指先や関節周辺のカサカサやささくれが悩みです。鍬(くわ)を使って土を耕す機会も多いため、手のひらにはマメもできていて気になります。アクアテクトゲルを使ってみた
アクアテクトゲルを手の甲にのせ、全体になじませます。今まで使っていたハンドクリームは塗った後のベタつきが気になりましたが、アクアテクトゲルは水のようにプルプルで、すーっと肌に入っていくような感じ。ベタつきがなく、直後に手袋をしてもストレスなく使えそうです。
アクアテクトゲルを使用した1週間後
作業後、手を洗ってアクアテクトゲルで保湿するという習慣を1週間続けました。指先や関節の乾燥が以前よりも和らいできました。保湿した後もすぐ水に触れる機会が多いですが、水仕事の後でもうるおいが保たれているように感じます。アクアテクトゲルの詳細を見る
肌ケアのプロが回答!手荒れに関するお悩みQ&A
農業やガーデニング時の手荒れに関する疑問について、肌ケアの専門家、アースケアが回答します。Q.ハンドクリームを塗って手袋しても大丈夫?
肌に悪影響はありません。ハンドクリームの主成分は油分なので、肌をコーティングして刺激から守ってくれます。そのため、外部からの刺激を緩和させるためには有効です。
保湿目的であれば、お手持ちの化粧水や乳液を塗ってから、ハンドクリームを使用するか、1本で水分も油分も補給できるものを使用するのがおすすめです。その場合は、手袋などで長時間密封することで肌がふやけて、もろくなってしまう可能性があるため、通気性のよい手袋を使用しましょう。
Q.石鹸で何度も手を洗うのは手荒れの原因になる?
はい。石鹸で手を洗うと、汚れと一緒に肌のバリア機能に必要なうるおいを落とすことになり、肌が無防備な状態になります。過乾燥を防ぐために、手洗いの後、すぐに水気を拭き取り、保湿してください。
水を拭き取るときは、ゴシゴシ拭くのではなく、手をおさえるようにやさしく拭いてくださいね。
Q.アルコール消毒を頻繁に行うのは手荒れの原因になる?
はい。アルコールは、その特性上、水よりも蒸発するスピードが速く過乾燥が起きやすくなります。また、皮脂膜を取り去り、肌を無防備な状態にします。そのため、手洗い+アルコール消毒をするのではなく、どちらか一方で済ませて、その後、素早く保湿する対策が必要です。
Q.ケガをしているときにハンドクリームを使用してもいいの?
基本的に問題ありません。ただ、ハンドクリームでは傷口が治癒しないため、傷口には医薬品、手肌を保護するためにハンドクリームと、使い分けするのがおすすめです。
※医薬品は、医師の指導のもとご使用ください。
Q.ハンドクリームなどの使用頻度はどれぐらいがいいの?
どれだけ使っても問題ありません。水を使った後や、作業の後など、なるべくこまめに保湿していただき、肌のうるおった状態を保つことが手荒れのケアには重要です。
※医薬部外品のハンドクリームは、パッケージに記載の用法・容量を確認してください。
Q.手を洗うときに、水とお湯、どちらがいい?
汚れが落ちるのであれば、水で洗いましょう。手肌のうるおいを守る皮脂は、38℃のお湯で溶けて流れてしまいます。そのため、38℃以下のぬるま湯を使うのがおすすめです。
手荒れに悩む季節、保湿ケアでうるおいをキープしよう
農作業やガーデニングなど手先を使う作業にはどうしても手荒れが付きものです。正しい対策や作業後のケアを行うことできれいな手肌を保ちましょう。アクアテクトゲルの詳細を見る
問い合わせ先
株式会社アースケア大阪府豊中市上新田2丁目21番5号
ホームページ:https://earthcare.co.jp/
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