農業界にも新型コロナウイルスの感染拡大の深刻な影響が出ています。その半面、農家を応援しようという取り組みも広がっています。
農家のための救援策はこちらの記事を参照。
休校やイベント自粛で販売先のなくなった農産物を救え!
#新型コロナで困っています|ポケマル
全国の農家や漁師などの生産者と消費者を直接つなぐ、ネット通販サービス「ポケットマルシェ(ポケマル)」では、「#新型コロナで困っています」タグを用意。出品者はこのタグをつけた商品を理由を添えて出品し、応援したい消費者と結びつける仕組みです。
「私たちも消費者を応援したい!」という生産者も出てきているそうで、こちらは「#新型コロナを吹き飛ばせ」タグで探すことができます。
売上に悩む飲食店と生産者向け応援プログラム|食べチョク
こだわり生産者から直接商品を購入できるオンラインマルシェ「食べチョク」では、販売先がなくなった生産者に向けて、全商品の送料500円を食べチョクが負担する応援プログラムを実施。注文受付期間は4月30日(木)までです。「コロナでお困りの生産者さん」特集ページ:https://www.tabechoku.com/groups/64
また、「客足が乏しい」という飲食店の声を受け、 シェフの仕入れコストを削減できるよう、 全商品の10%を食べチョクが負担し、 SNSで集客支援を行う飲食店向けの応援プログラムも行っています。
シェフの推薦する⽣産者と消費者をマッチング|GREAT FARMERS to TABLE
音楽プロデューサーの小林武史氏が代表理事を務める一般社団法人APバンクが立ち上げた「GREATFARMERS TO TABLE(グレートファーマーズトゥーテーブル)」。参加するのは、名だたるシェフが推薦する生産者たち。コロナウイルス感染拡大に伴い飲食店向けの生産物の出荷ができなくなった食の生産者と、外出・外食を自粛し宅内での生活を余儀なくされている消費者とをマッチングする取り組みです。
食べて応援学校給食キャンペーン|農林水産省
農林水産省も、学校給食用に納入予定だった食品の販路確保のため特設通販サイトを開設。通販サイト「うまいもんドットコム」で「食べて応援学校給食キャンペーン」を展開しています。該当商品はすべて送料無料。
めったに食べられない給食メニューということもあってか、開設当初はサーバーが落ちたほどの人気ぶり。
大ロットにも関わらず売り切れが続出しているとのこと。
https://www.umai-mon.com/user/collection/1100
卒業式やイベントの中止で花が売れない…
今年は5月が「母の月」に
例年、母の日は生花店が混み合い、配送も集中することから、日本花き振興協議会は5月を「母の月」として、当日(5月10日)にこだわらず花を贈ろうと提唱しています。第一園芸の調査によると、「母の日にギフトを贈る」と答えた228人のうち「母の日に限定せず、無理のない時期にギフトを送りたい」派が約4割とのこと(第一園芸調べ)。花いっぱいプロジェクト|農林水産省
農林水産省では「花いっぱいプロジェクト」として家庭や職場での花飾りや花の購入促進の取り組みを行っています。農林水産省公式Youtubeチャンネル「BUZZ MAFF」にアップされた動画に視聴者釘付け!
廃棄するのは忍びない…|Facebookコロナ支援・訳あり商品情報グループ
地域や業界を支えてきた農林水産業者や加工業者を救済するためのFacebokの公開グループ「コロナ支援・訳あり商品情報グループ」。応援したいメンバーが26万人以上が参加しています。廃棄するくらいなら…と訳あり価格で販売された商品には申し込みが殺到。食品のみでなく、花や工芸品も出品されています。https://www.facebook.com/groups/248092736319363/
生花を買い取りドライフラワーに|RIN
生花店や花農家から在庫過多になった生花を買い取り、一定期間乾燥させてドライフラワーに。そのドライフラワー広を使って室内や広告・ディスプレイ、結婚式などを装飾する活動です。感染者が出たらどうしたらいい?資金繰りに困っている…農林水産省が対応
5/1更新|農林水産省・各省庁等による支援策まとめ
農林水産省だけでなく、他省庁の支援策もまとめられています。新型コロナウイルス感染症の影響を受ける農林漁業者・食品関連事業者への支援策:https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/support.html
農林水産省のガイドラインを参照
農林水産省は新型コロナウイルス感染症の予防対策、新型コロナウイルス感染症患者発生時の患者・濃厚接触者への対応、生産施設等の消毒の方法などをガイドラインに示しています。新型コロナウイルス感染者発生時の対応・業務継続に関するガイドライン:https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/ncv_guideline.html
資金繰りに関する対策・外国人技能実習生等への対応など
農林水産省の新型コロナウイルス緊急対応策や外国人技能実習生等への対応はこちらにまとめられています。https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/#c02
農家向けの支援策はこちらの記事を参照。
新型コロナウイルス感染症に係る相談窓ロ
対応時間は平日9:00~17:00です。https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/#c06
農機具レンタル1,000円オフキャンペーン
農機具宅配レンタルサービス「アグリズ」は、2020年4月10日~5月31日の対象期間中、農業現場のコスト削減や、家庭菜園で農機具の利用を支援する「レンタル機全品1,000円OFFキャンペーン」を実施しています。こんな取り組みも!休校中のいまこそ農業体験
オイシックス・ラ・大地は、臨時休校中の高校生に向けて、生産者が参加者を募集する「農業体験」の情報を紹介するサイトも開設。風通しの良い畑で、普段とは違う体験を高校生に提供しています。
参加者からは、
「普段の生活ではできない体験ができ、久しぶりに外で活動できて良かったです。農業の現状、生産者さんの話を聞くことができ、貴重な体験になりました」
「自分が普段口にする野菜が、どのような形で作られているのかよくわかり、野菜を見る目が変わり、とても濃い内容の体験ができて良かった。今後も農業体験に参加したいです。」
といった感想が寄せられたそうです。
「農業体験」募集サイト:https://www.oisixradaichi.co.jp/news/posts/agri/
※参加申し込みは終了している場合もあります。詳しくはURLを参照してください。