ベランダの虫よけ方法と最強グッズ21選！100均のおすすめアイテムも紹介

暖かくなってくると気になるベランダの虫。ベランダで育てている植物に付いたり、洗濯物干しなど作業をしている間に、虫が室内に侵入したりするのは嫌ですよね。

この記事では、ベランダの虫よけに効果的な対策方法とアイテムを紹介。効率的な虫よけ対策をして、ベランダを快適な空間に保ちましょう。

ベランダに集まる虫の種類

ベランダに集まる虫といっても、ハエやゴキブリ、ハチなど種類はさまざま。虫によってベランダに集まる原因や対策が異なるので、まずはどのような虫がベランダに発生しやすいのかチェックしておきましょう。

ハエ・コバエ

ハエやコバエは4～11月ごろの暖かい時期に発生します。ベランダで発生するコバエはキノコバエの可能性が高く、植木鉢に生えるキノコの真菌をエサに繁殖。ハエは腐った生ごみや排せつ物がエサとなり繁殖してしまいます。

ゴキブリ

ゴキブリは高温多湿な気候を好み、20度以上の環境で生息します。産卵期は5～10月で、夏が最も活動的になるのが特徴です。ベランダではほこりや排水溝の汚れがエサとなり、放置した段ボールなどが産卵場所となって発生します。

カメムシ

カメムシは4～10月の暖かい時期に活動し、ベランダで育てている植物や果実がカメムシのエサになります。光に集まる性質があり、部屋から漏れる照明の光に誘われたり、白色を好む性質によって、白いシーツや洗濯物に付いたりすることも。

ハチ

ハチは女王バチのみ冬眠し、3～11月ごろに活動する虫です。直射日光が当たらず雨風をしのげるベランダは、ハチの巣を作るには好条件の場所。巣を作られてしまうとハチが大量発生してしまいます。また、ベランダ以外にも家の軒下や天井裏にも発生するため要注意です。

ダニ

ベランダに発生しやすい体長1～2mmほどの赤い小さな虫は、タカラダニというダニの一種です。4～5月ごろに発生し、ベランダにある花粉やコケをエサに壁などに生息しています。7月ごろにはいなくなり、人や動物を刺すことはありません。

蚊（ボウフラ）

蚊の活動時期は5～10月の暖かい時期。蚊の幼虫であるボウフラは、ベランダにある植木鉢の受け皿に残った水やじょうろに残った水などで繁殖します。2週間ほどで成虫になり、少しの水でも大量発生してしまいます。

クモ（蜘蛛）

クモは暖かくなり始める3～4月ごろから活動的になりますが、1年中生息しています。ゴキブリやハエ、蚊などの害虫をエサとする益虫で、セアカゴケグモなどの毒グモ以外は人に危害は与えません。害虫となるエサが多いとクモも発生しやすくなります。

ベランダに虫が来る原因

屋内に虫を入れないためにも、ベランダに来る虫の対策をしておきたいですよね。まずは、なぜベランダに虫がやって来るのか、原因を明らかにしておきましょう。本格的なベランダの虫よけ対策の前に、原因を減らしておくだけでも効果はありますよ。

植物を育てている

ベランダで植物を育てていると、ハチやチョウ、ガ（蛾）など、花粉を集めたり吸ったりする虫が花の香りに誘われて寄ってきます。ほかにも、アブラムシや毛虫など植物の葉に付く虫もいて、せっかく育てた植物がダメになってしまうことも。また、植物の水やりによって水がたまった状態で放置しておくと、蚊などが発生する原因にもなります。

排水溝が汚い

定期的にベランダの排水溝掃除をしないと、土やホコリ、枯葉などで排水溝が詰まって汚い状態に。不衛生なところには虫がわいてしまう可能性が高く、ベランダに虫を寄せ付ける原因の一つになってしまいます。雨の日のあとなど、排水溝に湿ったゴミがたまりやすいので、ゴミを撤去して乾燥させておくだけでも、虫がわく原因を排除できるでしょう。

コケやカビが生えている

ベランダの日当たりや風通しが悪く、コケやカビが生えてしまっている場合も虫が発生しやすくなります。じめじめした場所は不衛生で虫が増殖しやすく、コケを食べる虫もいるため、掃除をしてきれいな状態を保っておくことが大切です。

洗濯物の柔軟剤

洗濯物の柔軟剤の香りが、虫が寄って来る原因になることも。虫は花やフルーツの甘い香りを好む習性があり、柔軟剤や香水の香りにも反応します。せっかく洗った洗濯物に虫が付いてしまうのを避けるのであれば、無香料や香りの少ない柔軟剤を使うのがおすすめです。香りの強い柔軟剤を使う場合は、部屋干しするなど使い分けるのも効果的ですよ。

ベランダの虫よけ対策方法

ここからは、具体的にベランダの虫よけ対策を紹介していきます。前述した虫が来る原因をなくすことに加えて、すぐにできる対策は大きく6つ。「防虫ネットの設置」「虫が嫌うハーブを育てる」「薬剤（虫よけ）を使用する」「掃除」「無臭の洗剤・柔軟剤を使う」「ライトの設置」について、詳しく説明します。まずは、それぞれの対策はどんな虫に効果的なのか知ることが重要です。一覧表に効果の具合を◎、◯、△、×でまとめたので、対策したい虫に効果的な方法をチェックしてみてください。

害虫の種類	防虫ネットの設置	虫が嫌うハーブを育てる	薬剤（虫よけ）を使用する	掃除	洗剤・柔軟剤の変更	ライトの設置
ハエ・コバエ	△	◯	◎	◎	○	△
ゴキブリ	◎	◎	◎	◎	×	×
カメムシ	◎	◎	◎	×	◎	◎
ハチ	◎	◯	△	×	◎	◯
ダニ	×	◯	◎	◯	○	×
蚊（ボウフラ）	◎	◎	◎	◎	◎	△
クモ	◯	◎	◯	◎	×	×

対策法1｜防虫ネットの設置

カメムシなどネットの網目よりも大きな虫であれば、ベランダに防虫ネットを張ることで対策が可能です。防虫ネットは農作物が虫による被害を受けないように、畑などに張るのが一般的で、ベランダ専用の防虫ネットはあまり多くはありません。ベランダ用やバルコニー網として使用したい場合には、面積が大きめの防虫ネットを購入し、自宅のベランダに合わせてカスタマイズしましょう。天井から手すりにかけて貼り付けて設置し、屋外の環境でも外れないように粘着力の高いテープを使用するのがおすすめです。

効果の高い害虫

ハエ、ゴキブリ、カメムシ、ハチ、蚊（ボウフラ）、クモ

大きめの農業用防虫ネットで、ベランダ全体をカバー

網戸のない窓にも簡単に貼り付けできる

銀糸テープ入りで虫を寄せ付けない

0.6mmサイズの網目で、小さな虫もシャットアウト

対策法2｜虫が嫌うハーブを育てる

ハーブ系の植物の中には、虫が苦手とする香りを発する種類があり、虫よけとして使用できます。小さな子どもやペットがいる家庭で、殺虫剤や薬剤の虫よけを使いたくないときにも便利ですよ。植物を育てるのが苦手な人は、ハーブのエキスを抽出したエッセンシャルオイルでも効果はあるので、希釈してスプレーなどにして使うのもおすすめ。ハーブごとに効果のある虫の種類が違うため、しっかりチェックして購入しましょう。

効果の高い害虫

ハエ・コバエ、ゴキブリ、カメムシ、ハチ、ダニ、蚊（ボウフラ）、クモ

蚊とダニを寄せ付けない、爽やかな香り

育てやすく、香りが強いハーブ

さまざまな虫に効果のある、日本の最強ハーブ

かわいらしい花を楽しみながら虫よけできる

天然成分100％の最強ハーブスプレー

対策法3｜薬剤を使用する

薬剤を使った虫よけアイテムは多く、虫ごとに効果的な成分が入った製品から選べるのが魅力的です。種類は主に「つるすタイプ」「置くタイプ」「スプレー・散布タイプ」の3種類で、虫の特徴や使用場所によって使い分けができます。薬剤を使った虫よけアイテムは、人体に影響のないように作られていますが、赤ちゃんやペットのいる家庭など、化学薬品が気になる人は、天然成分で作られている虫よけアイテムを選びましょう。

効果の高い害虫

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敷くだけで地面をはう虫を寄せ付けない！

つるした空間に虫を寄せ付けない、一番お手頃なタイプの虫よけ

網戸に貼るだけで虫の侵入を防ぐ！

天然由来の成分なので子どもやペットがいるご家庭でも安心

窓・網戸へスプレーすれば4カ月防虫！

虫だけでなく鳥や獣も寄せ付けない

対策法4｜ベランダを掃除する

ベランダには花粉やほこりが付きやすい床、水たまりができやすくコケやカビが生えやすい排水溝など、虫にとって好都合な場所がたくさん。こまめに掃除をすることでベランダにある虫のエサや繁殖場所を排除し、虫が寄って来るのを防ぐことができますよ。特に汚れがたまりやすい排水溝の掃除方法と、コケやカビが生えてしまったときの対処法を詳しく解説します。

効果の高い害虫

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排水溝の掃除方法

まずは水の入り口である排水溝のごみを取り除きます。カバーが外れる場合は、トングなどを使って排水管の中のごみもしっかり取り切りましょう。カバーが外れない場合は、ラバーカップを使って詰まりの原因を圧力で押し流します。それでも詰まりが解消しなければワイヤーブラシを使って排水管の詰まりをこそげ落としましょう。マンションやアパートなどの公共住宅や賃貸で排水溝が詰まってしまった場合は、無理に掃除をするのではなく、まずは管理人に相談しましょう。

便利なケース付きのラバーカップ

2種類のヘッドで詰まりを解消

コケやカビの撃退法

ベランダに生えてしまったコケはお湯で落とすことが可能です。事前にごみを取り除いておき、45度以上のお湯をコケの上から直接かけてコケを浮き上がらせます。そのあとは硬めのホウキなどを使えば簡単にコケを取り除けますよ。最後に水で流せば掃除完了です。続いて、ベランダのカビを落としたいときには、マイペットを使用します。カビに直接マイペットをスプレーすると、カビが浮き上がります。スプレーの量は少量でOKです。ブラシなどでしっかりこするとカビが取れますよ。仕上げに水をかけて掃除完了です。

家中の汚れに使える便利な1本

対策法5｜洗剤・柔軟剤を変える

ベランダに洗濯物を干している人は、洗濯洗剤や柔軟剤を見直すことで虫よけ対策ができますよ。フローラルやフルーツ系の甘い香りは、本物の花や果物と勘違いしてしまうため虫を寄せ付けてしまいます。洗濯物に虫が付くと取り込むときに刺されたり、卵を産み付けられてしまったりすることも。洗濯洗剤や柔軟剤を無臭タイプに変えることで、虫が寄って来るのを防げますよ。さらに本格的に対策したい人には、虫よけ成分が入った柔軟剤もおすすめ。

効果の高い害虫

カメムシ、ハチ、蚊、ハエ・コバエ、ダニ

消臭・防臭力抜群の最強無香料洗剤

対策法6｜ライト（殺虫器）の設置

虫よけというより殺虫器ですが、夜行性の虫が好きなブルーライトの光で虫を寄せ付け、電熱線に虫が触れることで殺虫する、電撃殺虫器があります。サイズなどさまざまな種類がありますが、どれもぶら下げるタイプなので場所を取りません。夜に虫がたくさん寄って来るなど、夜行性の飛ぶ虫にお困りの人は、ブルーライトでの虫よけも検討してみては？

薬を使わず電気で殺虫

キャンプでも大活躍！

【ダイソーセリア】100均の虫よけアイテムの効果は？

ダイソーやセリアなどの100円均一でもベランダの虫よけ対策が可能です。ダイソーでは、トランスフルトリン配合で60日効果が持続する「バルくん虫こないでネット」という製品を購入できます。Watts（ワッツ）では、約30日効果が持続するつるすタイプの「虫よけプレート」や「虫よけ芳香剤」を購入可能。エアコンの室外機に取り付ける「虫よけストッパー」に水切りネットを取り付けることで、ゴキブリ対策ができます。すべて100均で材料をそろえられますよ。

効果的に虫よけして快適なベランダ空間にしよう

ベランダでの効果的な虫よけ対策についてご紹介しました。虫よけの薬剤を使う物、虫が嫌いな香りを放つ植物を活用することなど、まだまだできる工夫があったかと思います。これから夏に向けてベランダを過ごしやすい空間にするのに、虫よけ対策は万全に、快適なベランダ空間にしましょう！