- YasuhiroOgawa
植物園に勤務していた経験を活かして、正確でわかりやすい記事を書いていきたいです。好きな花はハイビスカス。現在は、トロピカルフルーツの新しい栽培に取り組んでます!…続きを読む
おすすめのハイビスカスを10品種ご紹介します。「ハイビスカス」とひとことで言えど、色や形も様々なのがハイビスカスの面白みとも言えるでしょう。ハーブティーでよく見かける「ローゼル」やカラフルな「フラミンゴ」など幅広い種類や、それぞれの育てやすさのポイントも必見です。
ハイビスカスを育ててみたいと考えている方は是非参考にしてみてはいかがでしょうか?
1.ブッソウゲ(アカバナー)
アカバナーの名でも広く親しまれている沖縄では、庭木や防風林などとして最も一般的に植えられているので、ブッソウゲ(仏桑華)がハイビスカスを総称する和名としての意味もあります。
ハイビスカスの基本種とされ、品種改良で重要な役割を果たしました。しかし、原種か人為的に作られた園芸品種か分かっておらず、ハイビスカス最大の謎と言えます。株姿はコーラル系に近く、花はやや垂れ下がるように咲いて背丈が3mほどまで大きくなり、性質は非常に丈夫です。
2.フラミンゴ
柱頭が花弁化した2段咲きのコーラル系品種で、フラミンゴを連想させるようなオレンジ色の下垂する花が人目を引きます。オレンジフラミンゴの名でもよく流通しています。背が高くなりやすいので、枝先を切って分枝を促すと花付きもよくなります。同様の品種として、赤花のレッドフラミンゴ、黄花のレモンフラミンゴがあります。
3.ミセスユミ
在来系の品種ですが、黄色とピンクの鮮やかなグラデーションが美しい花が人目を引きます。性質の強さは在来系の中では中間くらいで、比較的育てやすいです。
4.ロングライフシリーズ
デンマークのグラフ社により高度に育種された大輪系と在来系の中間的な品種で、花は2~3日持ち、条件がよいと大輪の花を咲かせます。鉢物用の品種なので枝は間延びしにくく、分枝に優れ、光線不足の場所でも咲きやすいです。5.サニーシリーズ
鉢物用に作り出された品種のシリーズで、屋外のみならず明るい屋内の窓辺でも開花します。6.レッドスター
昔から最も人気がある定番の在来系赤色品種です。暑さ、寒さに強く丈夫で育てやすいので初心者にもオススメです。
7.フィフスディメンション
花径は18cmほどで大輪系品種の中ではやや小ぶりです。花が咲き始めから終わりまでに色の濃淡が変化する様子がユニークです。大輪系の中では比較的丈夫で開花しやすく、育てやすいです。
8.アーノッティアヌス
ハワイのオアフ島原産の原種です。白い花弁に赤い花柱がアクセントになった花は貴婦人のような美しさで、原種ながら非常に魅力的です。花付きもハイビスカスの中でトップクラスの多さです。ただし立ち枯れしやすいので、水はけと通気性のよい用土を使うとよいでしょう。