コンテナハウスとは?おしゃれ&低価格に!|施工内容・税金・中古情報まで解説

店舗用の倉庫やバイクや自転車のガレージだけでなく、住居用としても人気を集めるコンテナハウス。築用に作られたコンテナを使用して、建築基準法に則った合法の建築物として認められる住居です。今回は、価格や購入する際に注意すべきポイント、おすすめの会社や中古アイテムを紹介します。


コンテナハウス

出典:Adobe Stock
事務所や従業員の休憩場所として、物置きとして、あるいは趣味の隠れ家、住居、店舗として……「丈夫で安くて、おしゃれなスペースが欲しい」というニーズにぴったりなコンテナハウス。遊び心をくすぐるコンテナハウスの価格相場やメリット・デメリット、自作費用についてご紹介します。

コンテナハウスとは?サイズは??

コンテナハウス
出典:Adobe Stock
コンテナハウスとは、建築用コンテナを利用した家のこと。建築基準法においても建築物(住居)として認められます。そもそもコンテナは、貨物輸送に使うためのものです。港町にコンテナがずらっと並んでいる光景、誰もが想像できるのはでないでしょうか。昔のコンテナハウスはこの輸送用コンテナを利用して作られていましたが、現在では新品の建築用コンテナを使うか、中古コンテナに建築基準法を通すための施工を加えて使うかのどちらかになっています。

コンテナハウスのサイズは大きく分けて2種類あります。ISO海上輸送コンテナと同規格の20フィートと40フィートです。高さと幅は同じで長さだけが異なります。規格外の大きさのコンテナを制作してくれる会社もありますが、工賃自体はそれほど変わらないので、価格に大きな差はありません。

また、規格外のサイズの輸送には、通常よりも高額な輸送費がかかるので、注意が必要です。たとえ、ISO規格よりも小さく作っても、輸送費は低くならないので、注意しましょう。
20フィート40フィート
寸法(m)6.058×2.348×2.59112.192×2.348×2.591
面積(平方メートル)14.229.7
4.298.9
7.716.2

コンテナハウスのメリット

コンテナハウス

建築費用の安さ(価格)

コンテナハウスを欲しいと思う人のほとんどが「コンテナハウスは安い」という言葉に惹かれます。大きさによりますが、コンテナ自体の値段は十数万円ほど。ただしコンテナ自体が安くても、そこに塗装や基礎工事、電気工事、トイレや配管の工事費用がかかってきます。コンテナハウスの本体価格よりも、この工事費用の方がずっとお金がかかるので、トータルで見るとそれほど安くありません。どんな施工をするのかで値段は大きく上下しますが、安くて300万円前後すると思っておきましょう。

環境構築作業の工数削減、作業負荷の軽減

コンテナハウスは短時間で建設できる家です。「運んで現場に置くだけ」のタイプなら、トラックから降ろして1時間以内に設置を終えることができます!

災害時の代替環境への切替え時間の短縮

すぐ建設できるコンテナハウス。災害が起こったときの仮設住宅として活用された例もあります。今までの仮設住宅はプレハブ小屋が主流でしたが、使用後に移設可能で頑丈なコンテナハウスも、仮設住宅としての利用が増えていきそうです。

メンテナンス次第では100年以上使うことも可能

コンテナハウス 丈夫で地震にも強いコンテナハウス。なんと、メンテナンス次第では100年以上使うことも可能です。プレハブ小屋よりも耐久性があります。

断熱と防音効果の高さ

コンテナハウスは軽量鉄骨(プレハブ小屋)よりも厚みがあります。防音性、断熱性を重視するならプレハブ小屋よりコンテナハウスがおすすめです。

生活もできるおしゃれなデザイン

コンテナハウスの海外風デザインに惹かれる人は多く、ビジネス用の店舗、さらには住宅としても利用されています。トイレやキッチンを付けたり、電気、水道を引いたりすることもできるんですよ。

コンテナハウスのデメリット

コンテナハウス
出典:Flickr(Photo by Brent Wickham)

移動するのは意外と大変

コンテナハウスは「移動できる建物」です。ただし、そう簡単に移動させられるわけではなく、分解、輸送、再構築が必要です。基礎を作り直し、ライフラインも整えなければなりません。一から建て直すよりはローコストですが、思い付きで移動できるようなものではないと認識しておきましょう。

立地条件によってはコンテナを運び込めない

コンテナを土地へ運び込むときにネックになるのが電線です。「電線の上から搬入するのに大きいクレーンが必要だけど、道路が狭くて入れない!」という事態に陥り、搬入をあきらめるケースもあります。設置できるかどうかは敷地の形状にも左右されます。土地を買う前に要チェックです。

固定資産税がかかる

コンテナハウスは建築基準法上の「建物」なので、固定資産税が掛かります。ランニングコストも考えて建設しましょう。

コンテナハウスの値段は?人気のハウスの参考価格を比べてみた

コンテナハウスの内装 コンテナハウス制作のリーディングカンパニー、「株式会社archimetal.jp」さんのコンテナハウス制作窓口「コンテナベース」では、コンテナハウス設置にかかるおおよその費用を紹介しています(詳細は公式サイトにて)。

20フィートオールインワン(20フィート×1)300万円~

コンテナボックスのみで300万円、設備込みで500万円からのプランです。トイレ・シャワー・ミニキッチン付き。重量鉄骨の小さな別荘が、トータルたった500万円~で建てられるなんて夢が広がりますね。しかもコンテナハウスは頑丈&長持ち。全て閉めきればシェルターとしても使用できます。

別荘、SOHO向き(20フィート×2)|700万円

デッキを真ん中に配置し、20フィートのコンテナ2台で挟んだプランが700万円です。「最初のプランだと狭過ぎるかも?」という方におすすめ。広さを倍にしても値段は倍にならず、コストパフォーマンスが良いのも魅了です。

別荘、SOHO向きの中央デッキに屋根を付けたバージョン| 800万円

中央のデッキに屋根を付けて、アウトドアデッキを足したプランが800万円。 住空間として利用できるコンテナハウスです。床面積は40.4平米。1LDK~2LDKのマンションと同じくらいの広さで、暮らすこともできます。

ハイエンドコンテナハウス(20フィート×2)|1,000万円

19坪のハイエンド&ローコストハウス。1,000万円程度です。住宅としてはもちろん、ちょっとしたレストランとしても利用可。

2階建て最小限住宅(20フィート×4)|2,100万円

コストパフォーマンスの高い2階建て住宅!駐車スペース、吹き抜けを設けた家が2,100万円で建設できます。間取りは2LDK、広さは74.5平米です。土地をいくらで購入するのかにもよりますが、本格的な家をコンテナハウスで!と考えている方におすすめ。

コンテナハウスは固定資産税がかかる?

固定資産税
出典:写真AC
結論からいうと、コンテナハウスは固定資産税の課税対象です。輸送用コンテナであっても、四方を壁と屋根で固定されており、地面に定着していれば、建築基準法上の建築物として見なされます。固定資産税の計算方法は家屋と同じで「固定資産税評価額×標準税率(1.4%)」です。例えば、固定資産税評価額が1,000万円なら、1,000万×0.014=14万円が固定資産税になります。この評価額は3年に1度見直されます。

また、固定資産税を下げられる特例措置があるので、先に確認しておきましょう。建築物の課税床面積が120平方メートル以下の場合、新築後3年間は税金が半額になります。土地に関しても、200平方メートル以下の小規模住宅用地であれば、課税標準額が6分の1に、それ以外の一般住宅用地であれば、3分の1になります。

固定資産税を支払う義務があるのは、毎年1月1日時点で課税対象となるものを所有している人です。例えば、2月にコンテナハウスを売っても、1月1日時点で所有していたのなら、納税通知書はあなたのもとへ送付されます。納税方法は4回の分割払いか一括納付があります。

メンテナンスやその他費用は?

コンテナハウス
出典:写真AC

運送費、基礎工事費、給排水繋ぎ込みは土地の条件によって大きく変わる

「何をするか」だけではなく、「どんな土地か」によっても費用は変動します。運送や基礎工事、給排水繋ぎ込みにかかる費用があてはまります。予算は多めに用意しておくのが無難です。

防錆加工

コンテナハウスは防錆加工を施してあります。防錆のメンテナンス費用は一般的な住宅と変わりません。

シロアリ対策

コンテナハウスはシロアリが発生しなさそうなイメージかもしれません。しかし、実際はコンテナハウスの断熱材にシロアリが住みつくことも。シロアリ対策の費用も一般的な住宅と変わりません。

雨漏り

雨漏り対策が必要なのも、木造建築と変わりません。コンテナは四角いので、雨が流れにくく、そのままでは天井が傷んでしまいます。雨が溜まらないように施工してもらいましょう。

コンテナハウスを建てるまでの流れ

コンテナハウス建設の流れ
出典:写真AC
実際にコンテナハウスを建てるとなると、どういった流れになるのか気になりますよね。ここでは、全体の施工の流れを解説していきます。コンテナハウスの施工の特徴は、通常の建築よりも施工納期が短くて済みやすいことです。全体の流れは以下の通りです。1つずつ解説していきます。
  1. 打ち合わせ〜現地調査
  2. 詳細打ち合わせ打ち合わせ〜契約
  3. 図面作成〜引き渡し

打ち合わせ〜現地調査

最初に、どんなコンテナハウスを作りたいのかを専門業者に相談します。サイズやデザイン、予算などを伝えながら、決めていきましょう。仮見積もりをもらい、問題がなければ、現地調査をしてもらいます。コンテナのサイズや周囲の環境に問題がないかを調査してもらい、正式な見積もりをもらいましょう。

詳細打ち合わせ〜契約

正式な見積もりに問題がなければ、詳細な仕様を固めていきます。必要な設備の有無について細かく決めていきましょう。見積り金額や納期に問題がなければ、契約し、施工に取りかかってもらいましょう。

図面作成〜引き渡し

専門家が材料や工数を計算し、設計作業をします。必要な資材が集まったら、工場で施工開始です。施工が完了したら、問題がないか確認したうえで、設置予定の土地へ運搬します。地面に据え付ける工事をし、完成です。

通販で買える!おすすめコンテナハウス2選

実はコンテナハウスはネット通販でも購入できます。わざわざ建設会社に行く必要はありません。ただし、想像と違ったものを買ってしまい困らないように、実物を確認してから購入することをおすすめします。サイズや内装を確認しておきましょう。

中古で買えてローコスト!物置や隠れ家に

ITEM
プラウ バイクガレージ 扉タイプ PH-CG01
小さめのサイズなので、趣味の部屋や物置としておすすめです。約3.8畳の広さがあり、バイク収納ガレージのような使い方ができます。観音開きで、天井付近に横長の小窓が付いています。

・外寸:幅243.8×高さ259.1×奥行302.9cm
・内寸:幅235.6×高さ234.0×奥行295.7cm

休憩小屋に、事務所に!広めの中古ユニットハウス

ITEM
コンテナハウス 住重ナカミチハウス
片開きドアと窓が付いており、事務所として使いやすいコンテナハウスです。約5.7畳なので、一人暮らしの部屋の感覚で使えます。カギ付きのドアが関係者以外の侵入を防止。2口コンセントが2箇所あり、電化製品も使用可能です。

・外寸:幅465.0×高さ225.0×奥行260.5cm
・内寸:-

オークションもチェックしよう!

海辺のコンテナハウス
出典:PIXTA
格安で手に入れるなら十万円台からの出品もある、中古のオークションもねらい目です。トイレシャワー付きのコンテナハウスやカスタマイズ済みのおしゃれなハウスまでいろいろありますよ。

ヤフオクのコンテナハウスを見る

施工例豊富!オーダーしたい人必見のサイト

コンテナハウス 自分好みのコンテナハウスをオーダーしたい方は、下記のサイトをチェックしてみましょう。製作例を見ていると夢も膨らみます。

BOX OF IRON HOUSE(群馬県)

BOX OF IRON HOUSE公式サイトはこちら
コンテナハウスをオーダーするのであれば、まずはこちらのサイトからチェック!コンテナハウスを専門的に作っている会社です。住宅用をはじめ、災害用、防音室などいろいろな施工事例があります。

・施工費用(目安):85万円(8フィート)~
・付帯設備:防音、キッチン、バス、トイレ、ウッドデッキなど

Earth Smart(大分県)

Earth Smart公式サイトはこちら
「コンテナハウスだからこそ実現できる空間づくり」をモットーに数多くの施工を手掛けています。大分県にはなってしまいますが、モデルハウスも展示しているのでお近くにお住まいの方は見学してみましょう。

・施工費用(目安):要問合せ
・付帯設備:キッチン、バス、トイレ、ウッドデッキ、空調換気など

木箱(静岡県)

木箱公式サイトはこちら
「コンテナハウスだけど、どうしても木造で造りたい!」そんな人にはこちらの業者がおすすめです。国産材の中でも評価の高い「天竜材」を使用したナチュラルなコンテナハウスを建てることができます。

・施工費用(目安):要問合せ
・付帯設備:キッチン、バス、トイレ、ウッドデッキ、空調換気など

コンテナハウスでガレージは自作できる?

コンテナ
出典:Pixabay
コンテナハウスの用途として人気なのがガレージです。ガレージに求められる「かっこいい」雰囲気を表現するのに、コンテナは相性が良いでしょう。自作となると大分敷居が高く、センス良く仕上げるのも難しいので、プロに頼むのがおすすめです。

コンテナでガレージを作るときの注意点

コンテナハウス

自分で建築確認申請を通す

それでもコンテナガレージを自作したい!という方は、自分で建築確認申請を通す必要があります。建築確認申請をしないと設置できないので注意してください。コンテナを利用した建築物の取扱いについては、国土交通省のホームページに記載があります。

参考サイト:国土交通省【コンテナを利用した建築物の取扱いについて】

基礎工事を行い、建築用コンテナを輸送・設置

欠かせないのが基礎工事。作った基礎の上に、輸送してもらった建築用コンテナを設置します。そもそもコンテナが運び込めない土地も存在するので、着手する前に確認しましょう。

排気ガスの排出経路の確保

ガレージの中には排気ガスがたまります。排気ガスの排出経路も忘れずに確保しましょう。具体的には、窓を作る、換気扇を設置する、といった方法があります。

結露など温度管理

普段暮らしている部屋の温度がガレージに伝わると、その温度差で結露ができ、ガレージ内が傷みます。金属製の工具やパーツを置くガレージだからこそ、結露で錆が発生する空間にならないよう、温度管理の対策を取りましょう。

汚れや暑さ対策

また、ガレージ内の汚れや暑さも大敵。掃除しやすい構造にする、冷房器具を置いて夏でも作業に熱中できるようにする、といった工夫が必要です。

コンテナハウスはデザインや耐久性で選びたい

コンテナ
出典:Pixabay
最近商業施設などでよく見かけるコンテナハウスは、自宅にも比較的ローコストで導入することができます。ぜひ、ガレージや農作業、家庭菜園の休憩スペースとして検討してみてくださいね。

紹介されたアイテム

プラウ バイクガレージ 扉タイプ PH-…
コンテナハウス 住重ナカミチハウス

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あまのこなみ
あまのこなみ

脱サラ後、自然を求めて田舎に移住し、現在はWEBライターとして活動中。農家さんの畑を訪問し、記事執筆やホームページ作りのお手伝いなどをしています。農家さんからオーガニック野菜を定期購入しており、毎月、めずらしい野菜や果物が届くことが楽しみの1つです。好きな野菜は四角豆。

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