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ライター - cocoa2250
AGRI PICK専属ライター。農業やDIYを好きな全ての方に向けて厳選したグッズ情報やテクニックをご紹介しています。最近の趣味は日帰り登山。お休みの度に少しずつ登山用品をお部屋に増やしています。…続きを読む

開封した袋を、もう一度密封できるアイテムをご存知ですか?インパルスシーラーはプラスチック袋などを熱電流の力で密封できる機械です。お菓子の袋から錠剤の入った袋、さらには米袋や肥料袋までさまざまなものを密封できるので、プライベートから農業・家庭菜園までさまざまな場面で使用することができます。この記事ではインパルスシーラーの魅力や使い方、おすすめ製品などをご紹介していきます。
インパルスシーラーの原理とは?

シーラーはビニールやポリエチレンなどフィルム製の袋を密封したいときに使用する機械です。インパルスは「ごく短時間に流れる大電流、電圧」を意味しており、発熱したヒーター線の熱伝導により、対象物となる包材を熱溶着する機械をインパルス式シーラーといいます。
使い方も密封したい容器の口を挟み、数秒間押さえるだけと至ってシンプル。熱電流の力で見た目を残さずにきれいに密封することができます。特に、インパルス式の場合は押さえている間だけ熱電流が流れる安全設計なので、安心してお使いいただけます。
インパルスシーラーの種類
インパルスシーラーにはコンパクトな卓上型と、業務用におすすめの足踏み型があります。さらに卓上型には、使い勝手のよいレバー式や気軽に持ち運べるクリップ式、力の要らない押し下げ式といったバリエーションも。インパルスシーラーを購入する際は、使用する頻度や目的をよく考えてから選びましょう。
卓上型
レバー式
シンプルな操作でシールできる、初心者にもおすすめのタイプ。袋を挟んでレバーを押し下げるだけで、手軽に美しくシールすることが可能です。袋の余分な部分をカットできる機能を搭載したものもあります。
押し下げ式
ファックスのような外観が特徴的なシーラー。テーブル部分に袋を乗せて軽く押し下げるだけで、強い圧力が掛かりきれいにシールすることができます。一般的には店舗での包装作業や、食材などを少量ずつ個別包装するのに適しています。
クリップ式
その名の通りクリップのような外観の卓上型シーラーです。袋をクリップするように挟み、ボタンを押せばシール完了。場所を取らないコンパクトサイズで、持ち運びにも便利です。食べかけのお菓子の袋をシールするなど、日常使いにぴったり。
足踏み型
足踏み型シーラーはその名の通り、足で踏み込むことでシーラーを使用するタイプです。手で押すよりも強い力を発揮できるため、袋が分厚い場合や大きめのシールを施す必要がある際に重宝します。容量の大きい袋のシール作業や、1日あたりの包装作業量が多い場合にも、こちらがおすすめ。
インパルスシーラーの使用シーンと使い方
インパルスシーラーは商品の包装などによく使われています。例えば、エアクッションで商品を包装する際、シーラーで留めておくことでシールよりも綺麗な状態で包装することができます。また、袋内の空気を抜いてくれるタイプのものもあり、身近なものでは食べかけの食材の袋や、薬局などで処方される錠剤の入ったプラスチック袋など、保存期間を伸ばしたいときなどに重宝します。
卓上タイプのおすすめインパルスシーラー
簡単操作で初心者にもおすすめ!|レバー式
レバーを手で押し下げるだけで、簡単にシールすることができるレバー式。斜めに閉じたりするなど、好きな角度でシールできる自由度も魅力。気軽に使えて持ち運びにも便利なので、家庭用としてもおすすめです。
1. シンプル操作で使いやすい!|富士インパルス ポリシーラー P-200
P-200
操作方法は袋の厚さや種類に合わせてレバーを下げるだけ。シンプルな操作でシーリングのできる定番モデルです。操作方法も簡単なので、初心者の方にも。カッター機能でちょうどいいサイズにできるのもおすすめポイント。
・シール幅:2mm、シール長:200mm
・サイズ:72×310×117mm
・重量:2.2kg
2. プラスチック袋に最適!|高性能卓上シーラー シールくん20cm幅
シールくん20cm幅
通称プチプチとして知られるエアーキャップやシュリンクフィルムなどといったほとんどのプラスチック袋の熱シールに対応しているのが魅力です。操作方法もいたってシンプルなので、複数の錠剤を一つの袋にまとめておきたいときや商品を密封したいときにさっと取り出してすぐに使用することができます。
・シール幅:2.4mm、シール長:200mm
・サイズ:320×80×150mm
・重量:2.6kg
両手で持ったままシールできる|押し下げ式
押し下げ式は、袋をシーラーのテーブル部分に乗せ、そのまま押し下げるだけで封をすることができます。両手で袋を持ったまま作業できるので、ずれることなくしっかりとシールすることが可能。少量のものを個別包装するときに最適です。
1. 手軽さが魅力の全自動式|富士インパルス オートシーラー FA-300-10WK
FA-300-10WK
強力な電磁石によってシール圧力を発生させてシールを作成する全自動タイプ。コントロールユニットから設定を変更することで、加熱時間や素材の厚みなどに応じたさまざまな設定を加えることもできます。各部品ごとの耐久力も高いため、頑丈なものをお探しの方もチェックしてみてください。
・シール幅:10mm、シール長:300mm
・サイズ:360×58×36cm
・重量:18kg
2. 脱気したいときに最適!|富士インパルス 脱気シーラー V-301
V-301
こちらは各種食品の鮮度維持、衣類や精密機械の酸化防止に最適の脱気シーラーです。ノズルで空気を吸ってから口を止める仕組みになっていて、真空保存するほどでもないけど、できるだけ保存期間を伸ばしたいときに使うと良いでしょう。
・シール幅:5/10mm、シール長:300mm
・サイズ:40×42×22.8cm
・重量:12.3kg
ハンディサイズで気軽に使える|クリップ式
もっと気軽に使えるコンパクトなものが欲しい!という方に、おすすめなのがクリップ式シーラー。食べかけのお菓子の袋を密閉したり、手作りスイーツを小分け包装する際など、いつでも使いたいときにサッと使えます。
スピード感が魅力!|テクノインパルス クリップシーラー Z-1
Z-1
コンセントを入れるとすぐに立ち上がり、0.5秒でピタッと密封できるスピード感が魅力。液体の密封もできるため、カレーや煮物など残った料理や食材を小分けして保存したいときや、開封した乾物を長期保存したいときに最適のシーラーです。一部の種類のエアーキャップにも対応しているので、商品の梱包などにも使用できます。
・シール幅:2mm、シール長:200mm
・サイズ:22.5×4.5×45cm
・本体重量:210g
お米や肥料の包装に最適!足踏み型のインパルスシーラー
足で踏み込む足踏み型は、手で押すよりも強い力を発揮できるタイプです。米袋や肥料袋など大きなものを密封するのにも適しています。
1. 軽快なステップが魅力|富士インパルス 足踏み型シーラー FI300-6269
FI-300
軽い足踏みで次々とシーリングできる軽快な操作性が魅力の足踏み式シーラー。シール部の角度を45度まで調節できるので、粉末などを梱包したいときにおすすめです。
・シール幅:2~5mm、シール長:300mm
・サイズ:39×52×92cm
・重量:20kg
2. 肥料袋や米袋のシーリングに|FR-450-2 アングル固定テーブル装備足踏み型シーラー 富士インパルス OYA-FR-450-2
FR-450-2
こちらは特に重たい内容物に対応するテーブルを標準搭載しているので、米袋や肥料袋などの重たいものをシーリングしたいときに最適です。
・シール幅:2mm、シール長:450mm
・サイズ:530×560×1030mm
3. 耐久性と安定性が魅力|足踏みシールくん60cm幅 FRL-600MUL
FRL-600MUL
耐久性と安全性の両方に優れるダイキャストボディを採用しており、とにかく頑丈なのが魅力。こちらも米袋などの重ためのものを密封できる作りになっているので、農家の方におすすめです。
・シール幅:3mm、シール長:600mm
・サイズ:70×38×85cm
シーラーと併せて持っておきたいアイテム
冷凍も高温もOK|ナイロンポリ袋 ENH-O-8 100枚
ナイロンポリ袋 ENH-O-8 100枚
マイナス40℃の冷凍から、95℃の高温包装まで可能。丈夫で破れにくいので長期保存にも最適です。50ミクロン以上の溶接ができる機械をお使いください。
・サイズ:240mm×350mm(シール巾3方:約10mm)
インパルスシーラーは袋の密封に最適!野菜やクッキーなどの包装にも使えます!!
出典:
Flickr(Photo by:Luigi Guarino)
インパルスシーラーは開封した袋を自宅で手軽に密封できる便利なアイテムです。ご自宅で栽培した野菜などを袋詰めしたり、錠剤の入った袋をもう一度、密封したりといった使い方もできるため、一台あるとさまざまな場面で活躍してくれます。持ち運びのできるタイプもあるので、ご自身の用途に合ったものを探してみてくださいね。