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マルチバーナーを徹底解説!|素早くマルチの穴あけができる!仕組みやおすすめ製品、使い方を紹介


マルチの穴あけを効率化したいならマルチバーナーが断然便利!バーナーの熱を使って一瞬で穴あけ。歩きながら穴あけできるので腰にも優しいです。マルチバーナーDXなど人気商品の紹介の他、使用のメリット、使い方、使った人の感想をわかりやすくお伝えします。

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AGRI PICK 編集部

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マルチの穴あけ
出典:写真AC
マルチに穴をあけるのは一苦労。そんな面倒な作業を簡単にしてくれるのがマルチバーナーです。マルチバーナーを使えば、立ったまま作業ができ、効率よくマルチに穴をあけられます。この記事では、マルチバーナーの使い方やおすすめのマルチバーナーをご紹介していきます。

マルチバーナーとは?

マルチバーナーは、マルチシートに穴をあける道具です。草焼きバーナーのアタッチメントで、燃料は小型ガスボンベを使用します。カッター式とは異なり、熱処理による穴あけなので、切り口からマルチが破れる心配はありません。

マルチバーナーのメリット

出典:PIXTA
マルチバーナーを使うことには、さまざまなメリットがあります。まず歩きながら次々とマルチに穴をあけられるので、作業スピードがとても早いです。慣れれば1分間に100個程度の穴があけられとても効率的です。カッターで切断する場合と違い、熱で溶かして処理をするので、切断面から破れてしまうこともありません。そのため、スピーディーかつ、きれいに穴をあけられるのです。

また、1回ずつしゃがむ必要がないので、腰に負担がかかりません。力を入れずに軽く穴があくので、女性でも簡単に穴をあけられます。このように、マルチバーナーを使うことで、時間の短縮と、体への負担を減らすことができます。

おすすめのマルチバーナー、どちらを選ぶ?

現在市販されているマルチバーナーは、新富士バーナーから販売されている2つの商品です。連続使用可能時間や火力が違うので、栽培規模や、使用頻度に合わせて選ぶとよいでしょう。2つの商品について詳しく解説していきますので参考にしてみてください。

初めての方におすすめ!簡単、手軽に使えます。

新富士バーナー マルチバーナープロ MB-P

マルチバーナープロ MB-Pは、カセットボンベに本体を直接取り付けて使用するマルチバーナーです。カセットボンベの取り換えが簡単にでき、片手で作業ができるので、気軽に使用することができます。マルチシート用の火口は付属していないので、別売りのものを購入する必要があります。草焼きバーナーとしても使用できるので、1台あると、いろいろな場面で役立ちます。

・寸法:685mm(全長、本体のみ)
・重量:0.45kg(本体のみ)
・使用時間:約90分(RZ-860使用時)
・発熱量:4.7kW(4,000kcal/h)(RZ-860使用時)
・火口径:φ27mm
・炎温度:1,300℃

広範囲、長時間使用する場合はこちら!ボンベ搭載でパワフル!

新富士バーナー マルチバーナー MB-DX

ボンベ2本を搭載しているので、マルチバーナープロ MB-Pと比べて長時間の使用が可能です。レギュレーターを搭載しているため、使い続けてボンベが冷えても、火力の低下はほとんどありません。また本体とボンベが離れているので歩きやすく、より作業効率がアップします。マルチシート穴あけ用の火口は搭載されていないため、別途購入が必要です。

・火口径:φ25mm
・サイズ:680mm(本体「グリップから火口」のみ)
・重量:2.0kg(本体、ホース、収納ケース、ボンベ2本含む)0.55kg(本体「グリップから火口」のみ)
・使用燃料:ねじ込み式ガスボンベ
・使用時間:約2.0時間(RZ-860 2本使用時)(※30分間の連続燃焼データーより換算したものです)
・発熱量:2.9kW(2,500kcal/h)(※5分間の燃焼データーを1時間に換算したものです)
・炎温度:1,300℃
・付属品:ゲージ1セット、専用容器(ボンベ)RZ-860(2本)

別売りのアタッチメントが必須!

新富士バーナー マルチ穴あけ火口 75mm MB-75HN

新富士バーナー製のマルチバーナーでマルチの穴あけをする場合に必要になるアタッチメントです。育てる作物、あけたい穴の大きさに合わせてサイズを選択してください。

・対応マルチ径:40、50、75、100mm

マルチバーナーの使い方

マルチバーナーの使い方はとても簡単です。一度使ってしまえば、誰でもすぐに慣れてしまうはずです。もちろん、火を使うものなので、間違った使い方をすると危険になります。安全に使いこなすために、マルチバーナーの使い方を見ていきましょう。

Step1. ボンベ、マルチ火口のセット

周りに火の気がないことを確認してボンベをセットします。自然に締まる位置より少し強めに締めることで、ガスの漏れを防げます。次にバーナーの火口の先端にマルチ火口をセットします。固定ネジをしっかりと締めて、外れないように注意してください。

Step.2 穴あけピッチの設定

本体の導管に穴あけピッチをネジで固定します。穴をあけたい間隔に設定し、緩みがないようかたく締めてください。

Step.3 点火

火口を斜め下にした状態で、ハンドルをONの方向に約2回転半回します。ガスの出る音が聞こえたら、ライターを着火し、マルチ火口の隙間から近づけて点火します。点火後は約2分間ハンドルを全開にしてマルチ火口を加熱して下さい。

Step.4 マルチの穴あけ

マルチ火口が十分に加熱されたら、マルチ火口がマルチに対して垂直になるように押し当てて穴をあけます。約1秒もかからずマルチは焼き取れるので、押し当てるのは一瞬で大丈夫です。
 

マルチバーナーのDIY方法

ガストーチ
出典:写真AC
マルチバーナーは便利ですが、気になるのはやはりお値段です。そんな方に朗報、実はマルチバーナーは自作できるのです。それほど難しくないので、DIYに馴れている方は自作してみるのもいいですね。具体的なDIY方法をご紹介していきます。

Step.1 用意するもの

  • ガストーチ
  • ホースバンド
  • 使用済みのスプレー缶もしくは空き缶(スチール)

Step.2 スプレー缶の加工

スプレー缶の底から約5cmほどのところを、金属用のノコギリでカットします。次に切り取った缶の側面中心付近に、ドリルで穴をあけます。ニッパーなどを使って、ガストーチの先端部分が入る大きさになるように広げます。この時、外側に羽根が飛び出るようなイメージで広げてください。

Step.3 スプレー缶の固定

穴があいたら、ガストーチの先端部分を挿しこみ、ホースバンドで先端部分と缶の穴の羽根の部分を固定します。

Step.4 仕上げ

加工が終わったら、一度ガストーチを着火します。スプレー缶の塗料やコーティング剤を焼き切りましょう。煙が出なくなったら完成です。

材料もそれほど必要ないので、購入するより安価で自作できます。ただし、火を使うものなので、DIYに自信のない方は、購入したほうが安全に作業できますよ。

マルチバーナーで畑仕事をもっと効率的に!

マルチの穴あけは、しゃがんでの作業となるため腰も痛くなるし、カットしたビニールが畑に散乱するので何かと大変。立ったまま高速に穴をあけることができるマルチバーナーを使えば、穴あけの苦労から一気に解放されますよ!

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