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チェーンソーの目立て、頻度は?頼んだ場合の料金は?
頻度
チェーンソーの目立て頻度は給油2~3回に一度といわれています。それ以下でも、硬いものを切ると一気に磨耗することもあるため、切れ味が悪くなったと感じたら目立てをしましょう。カッターが丸くなっていたり、切っ先に白いラインがあるように見えたりしたら目立てのし時です。料金
チェーンソーメーカーの代理店や金物屋などで目立てを依頼することができます。その場合の料金はおおよそ1000~1200円前後。チェーンソーの刃の数が多いもの、竹挽き用などは高くなり、2000円前後です。目立ては自分でできる?
頻度の高い目立ては自分でやりたい!でも自分でできるの?と不安もありますよね。プロのような目立てはすぐにできるようにはなりませんが、素人の簡単な目立てでも明らかに切れ味が回復します。また、チェーンソーの目立て専用の器具や、自動で研いでくれる機械もあり、それらを使うと簡単に目立てが行えます。
目立ての仕方の種類
1. 電動目立て機を使う
電動の目立て機は、角度などを設定するだけで簡単に目立てができます。良いところは何と言ってもそのスピード!面倒な目立て作業がわずか数10秒~数分で終わります。価格は5千~2万円ほどかかります。2. 目立て器具を使う
チェーンソーの目立て専用の器具。手で動かして使用するものや、チェーンソーにセットしてチェーンソーの回転を利用するものがあります。初心者でも比較的均等に目立てをできるのがメリット。3. ヤスリとゲージを使う
一番メジャーな方法。専用ゲージで角度を測りながら、丸ヤスリなどを使って一目ひとめ研磨します。4. ヤスリのみで行う
ゲージを使わずにヤスリだけで目立てをする方法。道具を要しないので作業の合間にもできる一方、角度を一定に保つのが難しく、上級者向け。チェーンソーの刃の基本の目立て方法
ヤスリとゲージを使った、基本の目立て方法を紹介します。
道具
丸ヤスリ
カッター研ぎのメイン。カッターによってサイズが違うので注意。ヤスリホルダーorガイド
丸ヤスリの深さ・角度を固定するための器具。なくても研ぐことはできるが、初心者は使った方が好ましい。平ヤスリ
デプスゲージを削るために使います。クランプor台
目立て時にチェーンソーを固定するのに使います。汎用的なクランプを使うこともできますが、線尿品ではガイドを立てて固定することができて使いやすい。手順
Step1. チェーンソーの準備をする
オイルや汚れを布などでふき取り、チェーンソークランプで固定します。Step2. ホルダーまたはガイドをセットする
ホルダーを使う場合、丸ヤスリをホルダーに取り付けます。ホルダーごと丸ヤスリをカッターにはめ込むように当てます。ガイドラインとチェーンソーの刃が平行になるようにします。ガイドを使う場合はガイドをカッターに取り付け、ローラーに乗せるように丸ヤスリを斜めにあてます。Step3. カッターを研ぐ
そのまま丸ヤスリを、内側から外側に滑らすように動かします。ガイドラインとチェーンソーの角度が変わらないように気を付けます。すべてのカッターについて順々に行っていきます。Step4. デプスカウンターをセットする
次に、デプスゲージとカッターの高さの差を保つためにデプスゲージを削ります。デプスカウンターをカッターの間に置き、窓部分からデプスゲージが見えるようにします。Step5. デプスゲージを削る
窓部分から出ているデプスゲージを平ヤスリで削ります。出ている部分がほぼ削れ、やすりを動かしにくくなったら収終了。すべてのデプスゲージについて行います。動画
目立てのコツ6つ
やってみたけどうまくいかない、そんなときに見直したい、目立てのコツを紹介します。
1. 早めに目立て
切れなくなるまで研がないと、カッターがつぶれ、研ぐのが難しくなります。切れるうちに研ぐように心がけることで、カッター間のばらつきも少なく、簡単に研ぐことができます。2. 丸ヤスリは新しいもの、よく切れるものを使う
ヤスリはどんどん摩耗します。切れないヤスリでは滑って角度がずれやすく、手間も余計にかかります。新しいものを使いましょう。3. しっかり固定する
ヤスリの角度をしっかり固定できても、チェーンソーがぐらぐらしていてはカッターとの角度がずれてしまいます。チェーンソー本体、そしてガイド部分をしっかりと固定することが重要です。4. ヤスリは押して
やすりは基本的に押すときに削れるようになっているので、押すときに力を入れて削り、引くときには力を入れず戻すだけにします。5. できるだけガイドを使う
それぞれのカッターが揃った状態にするのには角度と深さを固定することが重要です。なれのいる作業なので、初心者は基本的にガイドを使うようにしましょう。6. ヤスリと腕をまっすぐに
ヤスリと腕の角度がずれていると、研磨する角度もずれやすくなります。ヤスリと腕を一直線にすることで、よりずれを少なくできます。おすすめの目立て道具セット
上記で紹介した基本的な目立てをするときに必要な器具が揃った、チェーンソーの目立て用器具セットを紹介します。スチール シャープニングセット 4mm 1/4 3/8ピコ
シャープニングセット 4mm 1/4 3/8ピコ
スチールのチェーンソーを使っているならぜひ使いたい目立て道具セット。やすりホルダー、丸やすり、平やすりがセットになっています。
ハスクバーナ 目立てキット 0.325″ 21BP・21VP(H25)5056981-25N
ハスクバーナ 目立てキット 0.325" 21BP・21VP(H25)5056981-25N
ハクスバーナの目立てキット。ケースはついていませんが、シンプルイズベストなといった内容のセット。
【FocusOne】目立てセット ヤスリ/ハンドル/ホルダー/デプスゲージ付 目立てツールキット
【FocusOne】目立てセット
使える幅が広いのが魅力のセット。やすりホルダー、やすりハンドル、平やすり、デプスゲージに丸ヤスリが3サイズ(4.0mm・4.8mm・5.5mm)ついています。ほぼすべてのチェーンソーで使えてリーズナブルなお値段も魅力。
簡単!おすすめの目立て工具
慣れていない人にも簡単に使える、専用目立て工具。おすすめ2種を紹介します。SK11 チェーンソー目立機 丸やすり4.0mm付
SK11 チェーンソー目立機 丸やすり4.0mm付
目立て角度と深さを固定できるので、目立てに慣れていなくてもきれいにそろった目立てを行えます。一般的な4mm丸やすり。
ソーチェーン用目立てキット パワーシャープ スターターキット 14インチ用 541652
オレゴン(OREGON)ソーチェーン用目立てキット
画期的な目立て器具。カバーの先端部に砥石が入っており、カバーをかぶせてチェーンソーの刃を回転させるだけで目立てを行えます。わずか数秒で目立てが終わる優れもの。パワーシャープのチェーンを使っている必要があるのでご注意ください。
速い!おすすめの電動目立て機
時間のかかる目立て作業の時間を大幅短縮できる、電動目立て工具を紹介。ニシガキ 刃研ぎ名人チェンソー プロ林業家仕様 N-823
ニシガキ 刃研ぎ名人チェンソー プロ林業家仕様 N-823
新品のような切れ味になる、と評価の高い目立て機。手で行うよりも短時間で、初心者でも安定して目立てを行えます。
リョービ(RYOBI)チェンソーシャープナ CBS-60 682600A
リョービ(RYOBI)チェンソーシャープナ CBS-60 682600A
研磨をスピーディーにできるリョービの目立て機。軽くて取り回ししやすく、持ち運びしやすいのが特徴です。
インパクトビット 龍宝丸 チェーンソー用ヤスリビット 全サイズ共用タイプ No.1032-9
チェーンソー用ヤスリビット No.1032-9
こちらは電動目立て機ではなく、インパクトにつけるだけでチェーンソー用の電動やすりになるやすりビット。安定して使うのに若干コツは必要ですが、短時間で切れ味を回復させます。全サイズ用なので、草刈り機の目立てなどにも共用できます。