パワーアシストスーツで力仕事も楽々!メーカー別おすすめ10選

重いものを持ち運びするのは思っている以上に重労働です。パワーアシストスーツがあれば作業の負荷を軽減するだけでなく、腰ひざ痛も回避できる可能性があります。この記事ではおすすめのパワーアシストスーツをメーカー別で紹介。性能を比較した一覧表やお得に使い始められるレンタル情報も載っています。作業負荷を軽減して効率が上がるパワーアシストスーツの特性を知って、導入を検討してみませんか。


パワーアシストスーツ

出典:写真AC
人が身につけ、機械の力を使って人の動きをサポートする装置であるパワーアシストスーツ。高齢者や女性でも、体に負担をかけずに重いものを軽々と持ち上げられ、農業や介護業界関係者をはじめ、ほか業種からも大きな注目を集めています。ここではパワーアシストスーツのメリットやデメリット、気になる価格からおすすめ商品までをご紹介します。

パワーアシストスーツとは?使い方、価格は?

パワーアシストスーツ パワーアシストスーツとは、農作業をはじめとした力仕事における作業負荷の軽減、腰の保護を目的に作られた装着型の装置です。動力によって体、関節にかかる負荷を軽減し、少ない力で重作業を行えるように設計されています。

パワーアシストスーツの仕組み|駆動装置アクチュエータで腰をサポート

多くのパワーアシストスーツは、腰の動きを補助します。上半身につける部分と下半身につける部分が腰で蝶番(ちょうつがい)のようになっており、腰を曲げたり伸ばしたりする動きをモーターなどでサポート。駆動装置でアシストの力の元となる部分であるアクチュエータには、モーターや空気圧などいくつかのタイプがあります。アクチュエータを動力源として、作業の動きに合わせて力が加わるよう設計されています。

パワーアシストスーツの価格|高い?安い?気になる値段

市販されているパワーアシストスーツは、安いもので15万円、高いものだと100万円以上のものもあります。まだまだ技術開発の途上段階なので、製品開発が進み、需要が増えてくれば価格は下がっていくことが予想されています。

各メーカーが低コストで運用できるよう日々開発を進めており、数年前と比べると、わずかではあるものの価格は下がってきています。近年では国や自治体が有効性を調査し、コストを抑えた商品開発の依頼や、ユーザーへのレンタルを助成するなどの取り組みもあり、低価格化が期待されています。

パワーアシストスーツのメリットとは?

パワーアシストスーツ 老若男女問わずに着用でき、少ない力で重い荷物を持ち運びできるようになるため、力が弱い方でも荷物の運搬、詰め込みなどの作業をこなせるようになります。腰やひざの負担が軽減されるため、関節に不安を抱えている方も安心して作業に従事できます。また、仕事だけでなく、家庭での掃除やDIY、除雪作業といった日常での場面でもその効果を発揮します。

介護・農業・物流分野で活躍が期待

パワーアシストスーツは、介護や農業などの分野で活用が進んでいます。人を持ち上げる力仕事が必要な介護現場や高齢化が進み重作業が困難になっている農業現場、利用量が近年一気に増えた物流業界など、力仕事が必要な業界では、パワーアシストスーツを導入することにより働き手不足の解消が期待されています。

パワーアシストスーツの問題点とは?

問題点イメージ画像
出典:Pixabay
力仕事の強い味方となるパワーアシストスーツですが、価格や使い方などで不安視されている面もあります。以下はより一般的に普及させるために解決させるべき問題として挙げられているものの一例です。導入する際にも検討してみましょう。

・コストが高い。パワーアシストスーツはまだ高額で、導入が難しい。
・アシストを使いたい作業は仕事の中の一部で、かえって着脱が手間になる。
・アシストスーツ自体が重く、負担になる。
・正しく使わないと、逆に関節に負担をかけてしまう恐れがある。
・作業中にスーツをぶつけてしまうことへの不安など、作業に対する不安が起こる。

メーカー別!おすすめのパワーアシストスーツ

荷物
出典:写真AC
ひとことでパワーアシストスーツといっても、商品によって価格・性能が大きく違います。メーカーごとのおすすめ商品をピックアップしたので、用途に合ったものを見つけてみてください!

株式会社ATOUN|「あうん」の呼吸で動くロボットを追求

パナソニックの子会社ATOUN(あとうん)。2003年に松下電器の社内ベンチャーとして発足、ゴム製のアシストスーツなどを開発していました。2015年にパワーアシストスーツ AWN-03を発表。社名変更をしATOUNとなってからはATOUNシリーズのモデルを製品として扱っています。

ITEM
ATOUN MODEL Y AWN-12
荷物を持ち上げる際に腰を伸ばすようにサポートする「アシストモード」、荷物を下ろす際に体をゆっくりと下ろすようサポートする「ブレーキモード」、移動の際にモーターをオフにすることで快適に動ける「歩行モード」を搭載。重量は4.5kgと同社従来商品よりさらに軽量化に成功。稼働時間は約4時間です。

・価格: 約90万円
・重量: 4.5kg
・サイズ:幅484×高さ810×奥行280mm

株式会社クボタ|農業機械のトップメーカーも参入中

クボタはトラクターなど農業機械の国内トップシェアを誇るメーカーです。農業機械以外にも建設機械や建設材料など幅広い産業機械を取り扱っています。パワーアシストスーツは農家の高齢化や慢性的な人手不足などの課題を解決する「スマート農業」への取り組みとして導入されました。

ITEM
クボタ WIN-1
重いコンテナを持ち上げることに特化して作られた製品。肩から伸びたフレームからつながったワイヤーをコンテナに引っ掛け、ワイヤーを巻き上げるウィンチ型で、重い荷物も楽々と持ち上げます。同時に腰・ももへのアシストもつき、負担を軽減。操作は手元のスイッチで行えます。


・価格: 約115万円
・重量: 9.5kg
・サイズ:幅620×高さ890×奥行431mm

イノフィス|「着る、筋肉」のマッスルスーツを販売!

イノフェスは2013年に設立された、東京理科大学初発のベンチャー企業。マッスルスーツ自体は2001年から開発が行われていたものですが、近年になって「着る、筋肉」のキャッチコピーやCMなどで知名度が上がっています。

ITEM
イノフィス マッスルスーツ Every
空気圧が動力源の省エネパワーアシストスーツ。動き回る作業に適しているソフトフィットと、中腰の姿勢を維持するような作業に適しているタイトフィットの2種類が販売されています。シンプルな構造ゆえに本体重量は3.8kgと軽量で、簡単に着脱できる点もおすすめポイントです。価格も魅力的です。

・価格: 約15万円
・重量: 3.8kg
・サイズ:S-Mサイズ幅805×奥行170×高さ465mm/M-Lサイズ幅840×奥行170×高さ465mm

マッスルスーツ Power

イノフェス「マッスルスーツ」シリーズのハイパワーモデル。コンプレッサーから注入される空気で35.7kgfの補助力を得ることができるため、重いものを持ち運びするときに真価を発揮します。また、空気はコンプレッサーだけでなく手押しポンプでも注入可能。スペースや作業内容にあわせて切り替えて使えます。

イノフィス「マッスルスーツ Power」

マッスルスーツ Edge

イノフェス「マッスルスーツ」シリーズのエントリーモデル。電力が不要なので活動時間に制限がなく、軽めの重量も相まって、気軽に長時間使えます。オプションで防水加工や保証期間の延長も可能なので、使用場所や頻度に合わせてのオーダーがおすすめです。動力となる空気は手動式。

イノフィス「マッスルスーツ Edge」

ジェイテクト|自動車部品製造技術を活かした「人と機械(モノ)の調和」

光洋精工株式会社と豊田工機株式会社が合併し、2006年に発足したトヨタグループにあたる機械・自動車部品製造会社。2017年に新規事業としてパワーアシストスーツの開発を発表。2018年に「J-PAS」の販売を開始しました。

J-PASS

ジャイテクトの中でもおすすめは、J-PASに次ぐシリーズ第二弾にあたるJ-PAS LUMBUS。作業によって選べる4段階のアシストレベル調節機能を維持したまま、軽量化・スリム化に成功しました。動作に応じてアシストを自動変更してくれたり、防水性を高めていたりと、製造業に深く関わってきたノウハウが活かされています。

JTEKT「J-PASS」

UPR(ユーピーアール)株式会社|物流業界発!荷物の持ち運びを熟知したスーツ開発

山口県宇部市創業の物流・輸送機器レンタル企業。2010年よりアシストスーツ事業に取り組み、数千社のデモ実績をもとにさまざまなタイプの製品を生み出しています。公式HPでは「アシストスーツ診断」も用意。質問に答えるとぴったりのアシストスーツを提案してくれます。

サポートジャケットEp+ROBO

腰部左右に設置されたモーターが独立して稼働、体のあらゆる動きに対応してくれます。モーター付きながら重量は3.4kgと最軽量クラスで、アシストの際の機器反応速度を調節する機能も搭載。着用時の違和感やストレスを可能な限り減らしたアシストスーツです。

UPR「サポートジャケットEp+ROBO」

パワーアシストインターナショナル株式会社|研究を活かした製品開発が魅力

長年の研究成果をもとに、2015年に設立された和歌山大学発のベンチャー企業。システム工学部の教授として研究してきた八木栄一氏が代表をつとめており、パワーアシストスーツを専門的に開発・販売しているメーカーです。

PAIS-M100

荷物の上げ下げや中腰の維持だけでなく、歩行時の股関節もサポートするパワーアシストスーツ。重いものを持ったまま動き回る、農業や運送、引っ越しなどの作業に特におすすめです。動力は電動モーターながら生活防水加工も施されており、シーンを問わず使用できます。

パワーアシストインターナショナル「PAIS-M100」

ジャーマンバイオニック株式会社|ドイツ式!人間工学に基づいた技術

本社をアウクスブルクに置くドイツのメーカーで、東京にも拠点を持っています。腰痛が及ぼす人体への影響と生産性の低下を重要視し、体をサポートするための外骨格スケルトンを開発・製造しています。

Cray X

ハイパワーかつ長時間可能なサーボモーターと搭載。鉄よりも固い強度を誇るカーボンファイバーをフレームに採用することで、同程度の性能を持つ従来の商品より大幅に軽量化しました。スーツにソフトウェアを内蔵したのは世界初。電波により自動更新されるため、常に最新の状態で使用できます。

ジャーマンバイオニック「Cray X」

株式会社サステクノ|多様な働き方をアシストスーツでサポート!

青森県八戸市のメーカー。農業や介護業界における現場作業の軽労化、省力化を目指した商品開発の第一弾として、2018年からパワーアシストスーツを販売しています。
ITEM
株式会社サステクノ AeroBack
前傾姿勢、中腰を維持したままの作業を楽にするパワーアシストスーツです。特徴はなんといってもその軽さで、本体重量はたったの1.3kg。体への負担が少なく長時間の着用でも疲れにくい仕様です。2本の人工筋肉で12kgfの補助力も備えており、軽さと力強さを両立させています。

・価格: 198,000円
・重量: 1.3kg

メーカー別!パワーアシストスーツを比較

メーカー 品番 価格(円) 重量(kg) サイズ(mm)
ATOUN AWN-12 約90万 4.5 484×810×280
クボタ WIN-1 約115万 9.5 620×890×431
イノフィス Every 約15万 3.8 S-M:805×170×465
M-L:840×170×465
イノフィス Power 90万 6.6 S-M:810×450×200
M-L:900×500×220
イノフィス Edge 49.8万 4.3 S-M:780×450×175

M-L:900×500×195
ジェイテクト J-PAS LUMBUS 約77万 4 440×846×327
UPR サポートジャケットEp+ROBO 月額1.8万 3.4 500×360×700
パワーアシストインターナショナル PAIS-M100 100万 4.7 450×420~550×250~350
ジャーマンバイオニック Cray X 初期費用:64.9万 月額費用:12.4万/月(12カ月)14.9万/月(6カ月) 7.9
サステクノ AeroBack 19.8万 1.3

レンタル&中古も!パワーアシストスーツがお得に使える方法

出典:Pixabay
「興味はあるけれどいきなり購入はためらわれる…」「繁忙期だけ使いたい」そんな人におすすめなのがレンタル。レンタルをおこなっている会社を紹介します。

UPR(ユーピーアール)株式会社

パワーアシストスーツの総合代理店として、上記で紹介したさまざまなスーツを販売するユーピーアール。一か月単位のレンタルも行っており、ATOUNやイノフィスのマッスルスーツをレンタルすることが可能です。

UPR「アシストスーツ」

サコス株式会社

建設機械レンタルの会社で、トラックからはかりまでレンタルを行っています。ATOUNをレンタルすることが可能です。

サコス株式会社「アシストスーツ」

作業負荷を大幅軽減!パワーアシストスーツ を使ってみよう!

パワーアシストスーツ 未来を感じるパワーアシストスーツ。言葉だけを聞くとロボットっぽいものを想像しがちですが、イメージとしては身につける力仕事版電動自転車のような機械です。低価格化も進み、近い将来普通に使われるようになるのかも…!進化を続けるパワーアシストスーツから目が離せません!!

紹介されたアイテム

ATOUN MODEL Y AWN-12
クボタ WIN-1
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イノフィス マッスルスーツ Every
株式会社サステクノ AeroBack

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表参道で編集・校正をしつつ、宮古島で農業も営んでいる編集プロダクションです。農薬不使用のサトウキビでつくった黒糖や、野草を採取したハーブティーをつくっています。農業を取り入れた新しいカタチの働き方を模索しています。

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