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奈良の三輪そうめん、その歴史は?
日本の麺食文化のルーツだという「そうめん」。その発祥の地が、大和の国(現:奈良県桜井市)といわれています。今から1200年以上昔に日本最古の神社・三輪山の大神神社で、飢饉と疫病に苦しむ民の救済を祈願したところ、三輪そうめんの原型ともなる、手延べの製法を神の啓示として賜ったのだそう。そののち、伊勢参りの途中で訪れた人々の舌を魅了し、その製法も兵庫や小豆島、島原へと伝わっていったといわれています。ランクいろいろ!「三輪素麺工業協同組合」が認める三輪そうめんの等級とは
1位:超極細なのに感じるしっかりとしたコシ!
三輪の神杉(かみすぎ)
三輪そうめんの最高等級品がこちら。1200年にも渡る手延べの技術が詰まった逸品です。超極細の麺は艶やかで上品な口当たり。その中に感じるしっかりとしたコシを堪能あれ。
2位:天皇家をはじめ各宮家へ献上される由緒ある品
三輪の緒環(おだまき)
極細専用の小麦粉を使用し、生産時期も限定。細いながらも弾力のある自信作で、天皇皇后両陛下、皇太子殿下をはじめ、各宮家へ献上している由緒正しき「三輪そうめん」の代表ともいえる存在です。
三輪の緒環
・線状:475~525本(1束50gあたり)
・茹で時間:1分半
・参考価格:50g×76束6,000円前後
・茹で時間:1分半
・参考価格:50g×76束6,000円前後
3位:じっくり熟成させた「古物」
三輪の瑞垣(みずがき)
寒い時期に限定して生産。レギュラー品よりも細めに仕上げ、蔵でじっくりと熟成させ「古物(ひねもの)」に。さらに一層、コシ感に磨きをかけています。
三輪の瑞垣
・線状:400~475本(1束50gあたり)
・茹で時間:2分
・参考価格:50g×20束3,000円前後
・茹で時間:2分
・参考価格:50g×20束3,000円前後
4位:幅広い年代に愛されるレギュラー品
三輪の誉(ほまれ)
全生産量の約90%を占めるのが、この「誉」の規格。手延べ製法の基本を守り、厳選された小麦粉と塩を使用。小麦の風味を生かした深い味わいで、幅広い年代から長い間愛され続けているレギュラー品です。
老舗店のお取り寄せ商品もチェック!
その細さは芸術的!匠の技を感じる品
三輪山本 白龍・白髪 詰め合わせ
地元・奈良県民にも人気の高い食事処「三輪茶屋」で食べられるのが、享保2年創業の手延べそうめん「三輪そうめん山本」。その代表的な手延べそうめん「白龍」と「白髪」がセットになった商品です。熟成させた古物(ひねもの)の「白龍」は同社独自の伝統技術で細さはもちろん、コシやうま味も十分に追求。贈答用として、また各地の料亭などでも高級そうめんとして重宝されています。細いほど高級とされるそうめんにおいて、「白髪」はなんとゆで時間30秒。10gあたり300本という超極細の麺。熟練のそうめん師でなければ作れないという希少価値の高い逸品です。その芸術的な細さはもちろんのこと、贈答用のパッケージは、重厚感のある木箱に独特なデザインのロゴを刻印したスタイリッシュなデザインで、贈り物にぴったり。

一子相伝の強いこだわりを感じて
三輪そうめん小西 杉鳥居 極細創業100年を超える「三輪そうめん小西」は初代から受け継がれてきた伝統の製法を今に伝える一子相伝の味。麺匠・小西幸夫がこだわり抜いて仕上げた極細麺「杉鳥居 極細」は、大切な人にこそ贈りたい最高級そうめんの真髄が込められています。約1年半、工場長自らが管理する倉庫で寝かせたそのうま味を堪能あれ。

杉鳥居 極細
・線状:約120〜130本(10gあたり)
・参考価格:50g×18束5,000円前後
・参考価格:50g×18束5,000円前後
コシとうま味を両立した人気の細麺
三輪そうめん松田 白髭 古物
創業は天保元年。その代々続く手延べ製法の魅力を一層引き出したのが「白髭 古物」です。滑らかで、「味わい深い細麺」をコンセプトに、小麦粉を独自の配合でブレンド。ゆでて色艶のきらめく麺線が特徴で、コシ感と風味のバランスも絶妙です。
地元で人気の「千寿亭」の味を自宅にも
池利 色撫子(いろなでしこ)
こちらも人気の食事処、池利三輪素麺茶屋「千寿亭」で提供されている「池利」のそうめん。約160年の伝統を受け継ぎながら、常に新しさも求めている同社のそうめんは、お取り寄せ品としてもエリアを選ばず人気を集めています。そんな池利の魅力を色濃く感じるのが「色撫子」。まるで花が咲いたように食卓を彩るその色は、特別なパーティーや女子会などへの手土産にも重宝されています。
国産の小麦粉にこだわり匠の技が光る一品
玉井製麺所 ほんまもんの三輪素麺 芳醇
「玉井製麺所」は、数ある三輪そうめんの製造元の中でも、希少な国産小麦で現在も製造を続けている希少な一軒。海外産の強力粉に比べ、グルテンの少ない日本の小麦粉で極細のそうめんを作ることは非常に難しく、高い技術が求められます。それにより、芳醇で風味があり、もちもちとした食感を楽しめる、日本古来の三輪そうめんを再現。まさに「ほんまもん」な一品です。
小麦を知り尽くした企業厳選の三輪そうめん
麦坐 三輪素麺 三輪の白糸
明治10年(1877年)、お伊勢参りでにぎわう街道界隈で生まれた「麦坐」。製粉を生業としてきた同社は、「小麦を知り尽くした企業」として、全国各地の食材から職人に至るまでを厳選して提供しています。もちろん「三輪の白糸」も独自ブレンドの小麦粉を使用し、風味豊かな仕上がりです。決め手はたっぷりのお湯で素早く!そうめんの上手なゆで方
冷やしそうめんなら、調理後すぐに食べるのがベストですが、ラップをして冷蔵庫保存も可能。冷水をかけてほぐしてから召し上がれ。にゅうめんの場合は、あらかじめ麺をゆでておき、食べる前に好みの汁に麺を放てば、おいしく仕上がります。
残り物アレンジや、おうちランチにぴったりのレシピはこちら!
簡単レシピ「月見おろし」
温泉卵を月に見立てた「月見おろし」。大根おろしにきゅうりのおろしも加えてさっぱりといただきます。おろしと温泉卵を盛りつけたら、めんつゆをかけていただくシンプルなメニューで、休日のおうちランチにもぴったり。上手に温泉卵を作るコツは、たっぷりのお湯をしっかりと沸騰させてから火を止め、卵を割らずに12分ほど入れて放置するだけ。残り物をアレンジ!「カレーにゅうめん」
いつもの「残り物のカレー」をちょっぴり斬新ににゅうめんへとアレンジ!スープは、薄切りにしたタマネギとしゃぶしゃぶ用の薄切り豚肉を炒めたら、そうめんのつゆと水を加えたカレーに加えるだけ。ゆでて水切りしたそうめんを器に盛り、スープを注いで召し上がれ。ゆでほうれん草があると彩りも鮮やかです。そのほか、和はもちろん、洋まで、意外なアレンジレシピも紹介されているので、「三輪素麺工業協同組合」のページをぜひチェックしてみて!
→「三輪素麺工業協同組合」レシピ:http://www.miwasoumen-kumiai.com/recipe/
ちょい足し調味料があれば夏じゅう飽きずに食べきれる!
香ばしい練りごまで食欲増進
めんつゆに練りごまを加えて簡単アレンジ。ごまの香りに食欲が刺激されます。夏バテ防止にもなりそう。
梅干しでさっぱり!
冷たい麺はもちろん、温かいにゅうめんにも意外と合うのが梅干し!二日酔いの朝におすすめ。常備しておきたい薬味野菜
みょうがや青じそはたっぷり添えたいですよね。自分で育ててみませんか?かわいいプランターに植え替えて、そうめんギフトに添えたら喜ばれそう。夏休みのレジャーに!おうちで流しそうめんパーティ
いちどはやってみたい流しそうめん。こんなキットがあれば、庭やベランダでのパーティが盛りあがること間違いなし!
芸術的な細さと、意外なほど感じるコシやうま味のトリコに
いかがでしたか?歴史を大切に、長く伝わる伝統的な技術を今に伝える「三輪そうめん」。アレンジの幅が広いのも魅力的。ギフトとしてはもちろん、暑くなるこれからの季節に自宅でも食べてみたくなりそうですね。→日本三大そうめんを食べくらべ!
紹介されたアイテム

三輪の神杉
¥3,240 税込

三輪の緒環
¥6,530 税込

三輪の瑞垣
¥3,240 税込

三輪の誉
¥3,240 税込

白龍・白髪詰合せ 三輪山本
¥5,400 税込

杉鳥居 極細
¥4,067 税込

三輪素麺 手延べ三輪の白髭 細麺
¥3,240 税込

池利 色撫子(いろなでしこ)木箱入り
¥2,160 税込

玉井製麺所 ほんまもんの三輪素麺 木箱
¥5,940 税込

麦坐 三輪の白糸
¥4,587 税込

九鬼 純ねりごま 白
¥486 税込

紀州南高梅 白干梅
¥1,620 税込

人工竹 流しそうめん基本キットA(2m+2m)
¥14,500 税込