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- AGRI PICK 編集部
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畑や庭を穴だらけにして作物を台無しにしてしまうモグラ。今回はそんなモグラによる被害から畑・庭を守るための対策グッズと効果的な使い方についてご紹介します!
こちらの記事ではモグラの生態から、どんな対策法があるのか、効果やメリット・デメリットの比較などをしています。あわせて参考にしてください。
【モグラ対策グッズ】音波で寄せ付けない
まず、ご紹介するのは、聴覚が発達しているモグラの長所を利用した音波対策です。充電形式は、「ソーラータイプ」「乾電池タイプ」の2種。使用する際、忌避剤と異なり、動植物に影響を与えないのが嬉しいポイントです。ちなみに、モグラの学習能力対策として、「慣れさせない」ための機能を備えている商品もありますよ。使い方
STEP1. モグラの巣(本道)を探す
対策のポイントで一番重要なのは、本道を見つけることです。モグラ塚の下にあるのが本道か確認するために、一度モグラ塚を踏みつけて、地面を平らにしてください。もし、本道だった場合は、壊されるとすぐ直す習性があるので、後日チェックしてください。STEP2. 音波発生器設置
本道を見つけたら、発生器を垂直に設置してください。あらかじめ穴をあけとけば、差し込みやすいですよ。多少の雨なら心配はありませんが、大雨の際は、壊れてしまわないように、いったん、取り外すようにしましょう。おすすめの音波モグラ撃退器
ネズミやヘビにも効果あり!Orphan(オーファン)の「ソーラー式 モグラ撃退器」
オーファンの音波は、地面に差し込むタイプ。しかも、ソーラー式なので、電池が切れる心配もありません。音波振動は、約30秒間隔で発生し、一台で625㎡まで効果を及ぼすことができるそう。モグラだけではなく、ネズミやヘビ対策に困っている方は、オーファンの音波装置だけで対策できますよ。設置する際は、ソーラー式ということを念頭に、日陰の場所は、避けるようにしてください。単一電池1本で6カ月!「モグガード」
ソーラーだと、雨続きの期間不安という方には、乾電池1本で動くモグガードがおすすめ。一度埋めれば、6カ月は効果を得られますよ。ただし、水田周りや土質の柔らかい土壌では、効果が弱まってしまうそうなので、設置は避けるようにしてください。ソーラー式モグラ撃退器 2本入
発生する音波振動は、約50平方メートル(約15坪、約半径4m)の範囲に伝わり、モグラを驚かせます。約25~30秒の間隔で土中に約4秒間、モグラが嫌う音波振動を発生します。【モグラ対策グッズ】忌避剤で寄せ付けない
お次は、薬剤での対策方法。モグラの嫌いな薬剤を寄せ付けたくない場所に撒くことで、庭や畑から追い払うことができます。設置タイプとしては、「地面に置くタイプ」「直接巣穴に差し込むタイプ」「直接巣穴に噴射するスプレータイプ」の3つ。ちなみに、雨や水が掛かると効果が薄れる場合があるので、雨が降った後はこまめに効果をチェックするようにしましょう。忌避剤の使い方
STEP1. モグラの巣(本道)を探す
音波の場合同様、対策の基本は、本道を見つけること。一度モグラ塚を踏みつけて、モグラ塚の下にあるのが本道か確認しましょう。STEP2. 忌避剤を設置する
忌避剤には、「置くタイプ」、「差し込むタイプ」、「スプレータイプ」の3種類存在します。置くタイプの場合は、畦や畝に一定の間隔をあけて埋めてください。ちなみに、商品によってあける間隔や埋める深さが異なってくるので、チェックしてくださいね。おすすめのモグラの忌避剤
置くだけ簡単!錠剤タイプの「モグラクリン」
モグラが出没しそうな場所に埋めるだけの、お手軽な錠剤タイプ。匂いがかなり強烈なので、使用の際は手袋とマスクを装備が必須。効果は3カ月間持続するそうです。使用後、土を掘り返して除去する必要がないのもうれしいポイントです。動植物には影響なし!「もぐら侵入禁止」
1個埋めるだけで約3年持つという優れもの。動植物に被害が出ないので、庭や畑にも安心して使えます。広範囲音波振動ソーラーと合わせて使うと、より効果が見込めるそうです。雨に強いのが魅力!三共消毒「モグラ出てってクレヨン」
「モグラクリン」「もぐら侵入禁止」とは異なり、土に刺すタイプの錠剤です。刺すだけではなく、塗っても使えるそうで、効果は2カ月持続します。固形タイプなので、雨に強いのもうれしいポイントです。【モグラ対策グッズ】確実に被害をストップ!モグラ捕獲器
最後は、モグラ対策最終手段ともいえる捕獲です。通常モグラは一つの巣に一匹しかいないため、捕獲すれば確実に被害を止めることができます。ただし、絶滅危惧種や準絶滅危惧種のモグラもいるので、捕獲をする際は、きちんと許可を取るようにしましょう。利用には許可が必要
無許可での捕獲は、「鳥獣保護法」という国によって定められた法律で罰せられてしまいます。お住いの都道府県の野生鳥獣保護窓口または市町村の害獣対策課に連絡してください。また、自治体によっては捕獲器を貸与してくれる場合もあります。都道府県別に野生鳥獣保護窓口がある
基本的に、各都道府県ごとに連絡窓口が設けられているので、そこに連絡するようにしてください。もし、専用窓口に連絡がつかなかった場合は、代表連絡の方にコンタクトを取ってみてくださいね。【行政の野生鳥獣保護窓口】http://www.vets.ne.jp/wild/pc/
捕獲機の使い方
STEP1. モグラの巣(本道を探す)
これまでの対策法同様、まずはモグラ塚を踏みつけて、モグラ塚の下にあるのが本道かどうか確認しましょう。STEP2. 捕獲器を設置する
本道にミミズを入れた捕獲器を設置すると、より捕獲率が上がります。また、人間の匂いがつくと、近づかなくなってしまうので、捕獲器を触るときは手袋などをつけて、きちんと匂い対策をしましょう。設置してから、1~2日経ったら、捕獲器を掘り起こして確認してください。仕掛けが失敗していたら、他の本道へ罠を移しましょう。捕獲できるまで根気強く繰り返してください。モグラは半日エサを食べなければ、ほとんど死んでしまいます。もし、「無傷で」捕獲する方法を選ぶ場合は、戻ってくることがないように家から10~30キロ以内の山や森に逃してあげてください。