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ライター - cocoa2250
AGRI PICK専属ライター。農業やDIYを好きな全ての方に向けて厳選したグッズ情報やテクニックをご紹介しています。最近の趣味は日帰り登山。お休みの度に少しずつ登山用品をお部屋に増やしています。…続きを読む

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「屋外でもパソコンなどの精密機械を利用したい」「災害時もちゃんと電源を確保したい」。そんなときにおすすめなのがインバーター発電機。家庭のコンセントと同等の高品質な電気を作ることに特化した屋外用発電機です。この記事ではインバーター発電機の選び方や厳選商品をご紹介します。
インバーター発電機とは?

インバーター発電機とは高品質な電気を作ることに特化した屋外用の発電機です。小型発電機にはインバーター、スタンダード、FWなどのいくつかの種類があり、それぞれで異なる特性を持っています。インバーター発電機の場合は周波数を整え、電圧の変動が少ない良質な電気を作ることに特化しており、パソコンなどの精密機械を動かすことに適しています。
インバーター発電機を選ぶ際のポイントは?
いざインバーター発電機を買おうと思っても、選ぶ基準がわからないですよね。種類も用途も様々なので、初心者は迷ってしまうでしょう。そんな方のために、選び方の基準をご紹介します。
消費電力で選ぶ

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発電機には対応できる出力が決められています。出力が高ければ、消費電力の高い製品も使えるようになりますが、燃料消費は大きくなる傾向があります。家電製品の中では比較的、大きめの消費電力量の電子レンジで1,300W程度なので、普段使いであれば、そこまで大出力のものは必要ありませんが、災害時に使う場合には2,000~3,000Wのモデルがあると便利です。
対応する周波数で選ぶ

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国内で販売されている家電製品は販売される地域ごとに50Hzと60Hzの2種類の周波数が設定されています。大半のインバーター発電機には50Hzと60Hzを切り替えるためのスイッチが付いており、どちらにも対応できるようになっていますが、製品によっては片方にしか対応していないものもあります。異なる周波数での充電は性能の低下ばかりか火災などの原因ともなるので必ず、事前に確認してから購入するようにしておきましょう。
燃料タイプで選ぶ

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発電機の燃料にはガソリンとガスボンベの2種類があります。ガソリンは低コストで長時間の稼働にも耐えられることがメリットですが、重たいガソリンを運ばなければいけないデメリットがあります。対して、ガスボンベの場合は使用できる期間が長く、燃料がどこでも手に入ることから災害時にも使えるのがメリットです。反面、ガソリンほどの長時間の稼働には適していない点には注意しましょう。
価格や補償期間で選ぶ

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インバーター発電機の平均価格は85,000円前後。高価なものであれば、220,000円前後の機種もありますが、場合によっては新品ではなく、中古を検討してみても良いでしょう。また、保証期間については製品の耐用年数によっても異なります。インバーター発電機の場合は3年~17年とかなりの幅があるので、事前に確認しておきましょう。
アウトドアでおすすめのインバーター発電機4選!
アウトドアで使用できるおすすめのインバータ発電機をご紹介。人里離れたキャンプ場などで使用するのなら、持ち運びや連続運転時間を重視して選ぶのも良いでしょう。
1. ガスボンベタイプの決定版!|三菱重工 MGC900GB
三菱重工 MGC900GB
三菱重工が開発したガス燃料ポータブル発電機。いざという時でもカセットボンベで発電できるので安心です。防音性にも優れており、大型ハンドル付きで持ち運びも楽々。
・重さ:22kg
・使用燃料:ガス
・騒音レベル:60dB
・定格連続運動時間:1時間/ボンベ2缶
2. クラス最軽量!|YAMAHA EF2500i
YAMAHA EF2500i
重さ29kgのクラス最軽量タイプ。男性なら一人でも持てるサイズなのでキャンプや屋外作業に持っていきやすいのが特徴です。タンク容量も81Lとかなり多く、最大で6時間以上の稼働が可能。
・重さ:29kg
・使用燃料:ガソリン
・騒音レベル:65~68dB
・最大連続運動時間:3.2~6.1時間
3. 燃費と静音性ならこれ!|ナカトミ EDG-900
ナカトミ NIVG-900
負荷に応じてエンジン回転数を制御するエコモード搭載。燃費や静音性を向上させたモデルです。また、スイッチ一つで50Hzと60Hzの両方に切り替えられるようになっており、地域を選ばずに使用できます。別途、市販のエンジンオイルの購入が必要です
・重さ:12.7kg
・使用燃料:自動車用無鉛ガソリン
・最大連続運転時間:約2.3時間
4. 2台つなげて使える!|Honda(ホンダ) EU16i
ITEM
ホンダ EU16i
2台を繋げて使えば、2台分の出力を発揮できる並列運転機能搭載。国土交通省指定の「97基準値超低騒音型」の機種でもあり、従来機種よりも格段に騒音を抑えています。
・重さ:20.7kg
・使用燃料:無鉛ガソリン
・騒音レベル:86dB
・最大連続運転時間:3.4~8時間
・参考価格:116,500円
非常用にも!一般家庭でも使える使える2,000~3,000Wのインバーター発電機
災害時に安心の2,000W以上のタイプをご紹介。これだけ出力があれば、まず使えない製品はないので、屋外でイベントなどをする際にも利用を検討してみても良いでしょう。
5. 12Vバッテリーにも対応!|NOVOPAL DIGITAL MOVE
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DIGITAL MOVE
最大出力2200Wの超ド級の大出力モデル。エコスロットルスイッチをオンにしておけば、2000W以下の消費電力の製品充電時の燃料消費を抑えることができます。車やバイクの12Vバッテリーも充電できます。50Hzと60Hzの両方に対応しています。
・重さ:27kg
・使用燃料:ガソリン
・騒音レベル:60dB
・参考価格:53,780円前後
低価格な商品で、デザインも良く、音も静かです。 出典:楽天市場
静音タイプのインバーター発電機
住宅街やキャンプ場で使うから駆動音が静かなタイプがおすすめ。静かなものであれば、早朝や夜中でも気兼ねなく使えるのも魅力的です。
6. 超コンパクトで静か!|YAMAHA(ヤマハ) EF900iSGB
YAMAHA EF900iSGB
縦横40cm程度のコンパクトモデル。重量21kgとかなり軽めで騒音も控えめに設計されています。50Hzと60Hzの両方に対応。
・重さ:21kg
・使用燃料:ガス
・最大連続運転時間:1時間
インバーター発電機の比較表
製品名 | 重量 | 使用燃料 | 特徴 |
① MGC901GB | 22kg | ガス | ガス燃料ポータブル発電機 |
② EF2500i | 29kg | ガソリン | クラス最軽量 |
③ EDG-900 | 17.5kg | 無鉛ガソリン | 低燃費かつ静音 |
④ EU16i | 20.7kg | 無鉛ガソリン | 2台接続して使える |
⑤ DIGITAL MOVE | 27kg | ガソリン | 12Vバッテリー対応 |
⑥ EF900iSGB | 21kg | ガス | 超コンパクトかつ静音 |
インバーター発電機は用途と電力で選ぼう
アウトドアでも非常時でも使えるインバーター発電機をご紹介してきました。発電機を選ぶのって難しそうと思っていた方も、少し選びやすくなってきたんじゃないしょうか。非常時にも役に立つインバーター発電機は、ご家庭にひとつは備えておいたほうがいいですよ! あなたの用途にあったものを買って、楽しいアウトドアライフを堪能して下さい!
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