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- オフィス バンズ(bands farm)
三鷹で編集・校正をしつつ、宮古島で農業も営んでいる編集プロダクションです。農薬不使用のサトウキビでつくった黒糖や、野草を採取したハーブティーをつくっています。農業を取り入れた新しいカタチの働き方を模索しています。…続きを読む
日本防犯設備協会に「防犯カメラに対する考え方」を教えてもらいました
日本防犯設備協会とは?
日本防犯設備協会は、防犯機器・防犯システム・情報セキュリティシステムなどの、防犯設備に関しての調査や研究を行う、防犯のプロフェッショナル!防犯設備士の養成及び優良防犯機器の認定を行うことで、正しい知識を普及し、一層の犯罪の防止や生活の安全の実現を目的に活動しています。防犯カメラに対する適切な考え方とは?
防犯カメラを設置する第一の目的は、「犯罪抑止力」。設置する目的としては、防犯カメラを付けることで、犯罪の発生を防ぐという考えが適切です。犯罪現場を録画しておくと捜査などに役立つ可能性はありますが、それは主目的ではありません。設置するために知っておきたい基準とは?
防犯カメラの設置はあくまで任意です。しかし、設置するには守るべきルールがあります。例えば、個人宅や個人店での設置を検討している場合、気を付けなければならないのは「個人情報保護法」です。防犯カメラなので、防犯と関係のないものは映さないようにしなければならないからです。マンションなどは国から設置の指針がありますし、コンビニなども大手チェーンであれば本部の指示やマニュアルによって設置されていることがほとんどです。
自治体ごとに防犯カメラ設置のガイドラインがあるので、確認してから設置する必要があります。
防犯カメラの便利な機能|LED、フルHD、Wi-Fiも!
LEDライト
LEDライトは、夜間に撮影する場合の照明機能です。暗視機能として近赤外LEDがあれば、暗闇でも白黒撮影が可能です。ただし、最近増えているデイナイト機能が搭載されていれば、LEDライト機能は必須ではありません。デイナイト機能は、屋外において一定程度暗くなると、赤外カットフィルターを外し、赤外光量を増やして白黒撮影ができる機能です。フルHD
フルHDは、フルハイビジョンのことで、最近よく撮影や記録に使用されます。そのため、遠くの人物を詳しく確認したい場合や画像を拡大して見たいときは、フルHDだと鮮明な画像を確認できます。有線とワイヤレス(Wi-Fi)
有線の特徴
有線接続のメリットは、犯人の顔やナンバープレートなどを鮮明に記録しやすいことです。また、有線のケーブルには同軸ケーブルとネットワークケーブルの2タイプがあり、どちらのケーブルでも1本のケーブルに防犯カメラの映像と電源を重畳することができます。
ワイヤレス(Wi-Fi)の特徴
ワイヤレスのメリットは、多少離れた場所にも設置できることです。電源が確保しやすい屋内なら設置が簡単なので向いています。しかし、周波数が電子レンジと同じなので電波状態が悪くなり映像が乱れるなど、うまく撮影できなくなるデメリットもあります。画角調整機能
人物をどのくらいの大きさで撮影するかを決めるのが画角です。事前に目的に合わせた画角に調整できるかを確認しましょう。画角の種類と例(アナログカメラの場合)
1. 人の胸部から上が画面の高さの全体。人相がわかる。2. 人の全身が画面の高さの全体。人物の特定ができる。
3. 人の全身が画面のほぼ1/2。行動も把握できる
4. 人の全身が画面のほぼ1/4。周囲の状況も把握できる
例えば、自宅前が気になるという場合には3の画角で人通りや不審な行動を把握することがおすすめです。
マイク機能
防犯カメラの映像と一緒に音声も録音するための機能です。最近ではカメラ越しにこちらの声を発信できるタイプもあり、遠隔から犯人に警告するといった使い方もできます。カメラに映っていない部分でも音声が録音できていてそれが証拠となる場合もあります。広範囲をカバーしなければならないときなどにはマイク機能付きの機種を検討するのが◎防犯カメラの選び方は目的で決める!家庭用の場合は?
一軒家用|屋外や玄関におすすめの防犯カメラ
目立つ箱型で犯罪抑止力アップ!スマートIR機能で暗くても視認が可能
玄関先でバッチリ防犯抑止力になる箱型。カメラ本体部に高い防じん・防水性があるので、屋外でも安心です。一本の同軸ケーブルで映像信号伝送と電源供給が可能な電源重畳タイプ。赤外線照明・スマートIR機能を搭載しているので、解像度や視認性も抜群。HDアナログカメラ駆動ユニットとHDアナログディスクレコーダーを組み合わせて、カメラ側に同軸ケーブルを接続するだけでレコーダーに高解像度画像を録画することが可能です。近隣に配慮したドーム型。デイナイト機能の搭載ので昼夜連続の24時間監視に対応!
箱型よりも目立たないドーム型。昼間はカラー撮影、夜間や低照度時は高感度白黒撮影が可能で、昼夜連続の24時間監視に対応。外部マイクによる音声収録や外部スピーカーによる警告発声もできる「音声双方向通信機能」を搭載しています。一軒家用|庭・駐車場におすすめの防犯カメラ
インテリジェントオート(iA)機能で車や人の動きの識別性に優れる
インテリジェントオート(iA)機能で、移動する人や車の輪郭、ヘッドライトに照らされているナンバープレートの識別性が高い製品。顔の位置を自動判別し明るさを調整することで、背景の明るさが変化したときの顔の判別性も高くしています。さらに暗号通信に対するセキュリティも搭載!フルハイビジョン・デイナイト機能で夜間撮影対策に
フルHDとインテリジェントオート(iA)機能搭載。顔の位置を自動判別し明るさを調整できるだけでなく、背景の明るさが変化したときの顔の判別性も高くなっています。ヘッドライトに照らされて光っているナンバープレートの識別性が高く、移動する人や車の輪郭もハッキリ撮影。デイナイト機能の近赤外光源も付いています。全体を見渡して撮影できる広角レンズが特長!
キヤノンのネットワークカメラとして初の赤外照明機能を採用。0ルクスの光源がない暗闇でも30m先の対象物を撮影できます。水平画角113.4度の広角レンズを搭載し、空間全体を見渡した映像を記録できます。コーティングには、雨天時や降雨時の撮影にも故障しにくい、水と親和性が高い特性があります。持ち去りやいたずら検知など18種類の異常事態を検知するインテリジェント機能でセキュリティも万全!共同住宅用|屋内・屋外でのおすすめの防犯カメラ
顔の識別性が高く、玄関前でプレッシャーを与えられる箱型
玄関前で存在感を放つ箱型防犯カメラ。インテリジェントオート(iA)機能で、人の顔などの識別性を高めたモデルです。データやSDメモリーカードを持ち去られても漏洩をブロックできるセキュリティ機能付き。居住者に配慮したドーム型で、耐衝撃に強くて安心
目立つものを付けたくない場合にはこちらのドーム型。ドーム型でも、箱型と同じようにインテリジェントオート(iA)機能で、人の顔などの識別性を高めているモデルです。特に耐衝撃性能・デイナイト機能が付いているのが魅力。家庭用|屋内に最適!おすすめ防犯カメラ
屋内に設置する際は、より目立つものを選んだり、わかりやすい場所に設置したりすることが大切です。ただし、手の届く高さに設置すると壊されてしまうリスクもあるので、天井など高い場所への設置がおすすめです。
被写体の動きを自動感知する「動き検出」が強み
昼間はカラー撮影、夜間などはIRカットフィルターOFFで高感度白黒撮影が可能な簡易式の「デイナイト機能」を搭載。昼夜連続の24時間監視にも対応しています。広い撮影範囲内をデジタルズームし、移動表示するデジタルPTZ、巡回表示するオートパトロール機能など充実のセキュリティ機能も付いています。高精細・高感度機能を搭載
簡易式のデイナイト機能で24時間監視に対応しています。ドーム型でもしっかりと明るい昼間はカラー撮影、夜間などはIRカットフィルターOFFで高感度白黒撮影できます。さらに、8種類のシーンファイル機能を搭載しており、さまざまな設置環境や撮影条件に応じて、パラメーターを最適値に簡単設定できるようになっています。コスパ抜群!HDアナログカメラでフルHD撮影
アナログ出力対応の屋内モデルです。この機能があるとアナログカメラからネットワークカメラへの段階的な切り替えが可能。一本の同軸ケーブルだけで、映像信号・電源・同期制御信号の相互のやり取りができます。カメラのそばに電源を用意する必要がなく、施工しやすいのも魅力。動体検知機能を持つネットワークカメラを設置すれば、動いたものだけの撮影や、スマートフォンにアラートも飛ばせます。家庭用|防犯カメラのおすすめの設置場所と使用上の注意点
劣化防止のためにメンテナンスをする
設置に必要な費用
防犯カメラ選びの費用は、機種代だけではありません。設置する際は、記録装置や配線工事も含めて総合的に金額を検討することが重要です。機種だけで考えるならば、必要な機能を備えた製品の中からできるだけ安いものを選べば問題ありません。店舗用|屋内におすすめの防犯カメラ
目の届かないところをしっかりと見張る
店内の目の届かない死角などにもしっかりと存在感を示してくれるのが箱型の防犯カメラ。パナソニック系の魅力でもあるインテリジェントオート(iA)機能とスーパーダイナミック機能の改善とシャッタースピードの最適化で、移動する人の識別性の高さが際立っています。内蔵マイクの音検知機能が秀逸
顔スマートコーディング技術と高度な内蔵マイクを兼ね備えています。即座に気付けるよう外部機器との連携も強みの一つ。内蔵マイクがカメラ設置場所付近の物音を検知した後、PCや携帯端末にメール通知したり、システム運用しているレコーダーへのイベント録画、録画ソフトや映像管理ソフトとの連携でアラーム音を鳴らしたりすることも可能です。高性能魚眼レンズを搭載し、1台で360°全方位をクリアに撮影
何といっても全方位型で360度監視できるのが魅力的。約5メガピクセル(2,192×2,192px)までの高解像度魚眼映像出力に対応しているだけでなく、カメラ側で歪み補正を施した多彩な撮像モード(パノラマ・ダブルパノラマなど)を搭載。本体には頑丈な素材を使用し、高い耐衝撃性と防じん・防水性能があり、屋外設置も可能です。店舗用|屋外におすすめの防犯カメラ
視認性を最大限まで引き上げた高スペックモデル
高解像度の最高峰ともいえる4Kで撮影。夜間屋外や照明の暗い室内でも色の識別性は、ほかの機種よりも圧倒的に高いモデルです。さらに、フルHDカメラの距離よりも2倍、面積4倍に渡る広範囲のエリアをカバーできます。インテリジェントオート(iA)機能なども備わっており、最高に頼れる防犯カメラです。全方位型で高解像度・高感度を実現
新開発MOSセンサーを使用し、これまでの機種を上回る高解像度・高感度を実現!約5メガピクセル(2,192×2,192pix)までの高解像度魚眼映像出力に対応しています。カメラ側で歪み補正を施した多彩な撮像モードで、最大30フレーム/秒の動画配信が可能。暗い環境でも最大半径10m先まで撮影できる優れものです(設置高さ約3m時)。農業用|農家が防犯カメラを使うのはなぜ?
目的と場所に合った機能と性能を持つ機種を、下記の説明を参考に選び、確実な撮影を実現しましょう!
単価が高い農作物やブランド品の盗難対策として
害獣被害の対策として
農耕機の盗難対策として
精神的な負担の軽減
防犯カメラを設置するのは精神的な安心感にもつながります。大切に育てた農作物が「また食べられているかもしれない」と毎朝心配しなくて済むので気持ちが楽になりますよ。農業用|農地で防犯カメラを効果的に使うには?
ビニールハウスでの効果的な使い方
ビニールハウスの盗難対策には、夜間での盗難も視野に入れ、高感度かつフルHD解像度の防犯カメラを使いましょう。接続方法はネットワーク方式と同軸方式の2種類あります。ネットワーク方式は複数の防犯カメラをスイッチングハブで接続するシステムで、同軸方式は小規模の物件で使われます。ビニールハウスには施工が楽な同軸方式がおすすめです。畑や農地での効果的な使い方
広大な畑や農地の場合、周囲をフェンスなどで囲ってその出入口に防犯カメラを設置するのが有効です。害獣対策としては遠赤外線防犯カメラを使えば林の中の動物が葉に隠れていても熱源として映すので、記録画像からの確認が楽になります。使用するフェンスは電気フェンスなどでも良いのですが、フェンス自体を盗まれる場合もあるため、しっかりと地面に固定することが大事。また、可能であればカメラのすぐ近くに「防犯カメラ作動中」などの看板を掲げておくと、さらに防犯対策になります。
圃場での効果的な使い方
圃場も盗難には要注意です。圃場用の防犯カメラは防雨構造のハウジング内に撮像部と記録装置などを内蔵している「記録一体型屋外用」がおすすめ。商用電源を配線するだけで作動でき、記録画像はノートパソコンにWi-Fiで取り出すことも可能になっているためです。付属ソフトウエアを使うことで、防犯カメラ画像の確認や水田の水門のコントロールを、スマートフォンにより遠隔で行える機種もあります。駐車場での効果的な使い方
フルHDの「記録一体型屋外用」なら犯人がトラクターや農業機械に接近する様子と車両内での行動を撮影できるのでおすすめです。撮影範囲は対象車両などの周辺1メートルを入れた範囲で、犯人の妨害工作がしにくい2.5m以上の高さに設置します。記録装置の保管場所が大事
農業での防犯カメラは、記録装置の取り扱いがポイントになります。せっかく録画したのに記録装置を盗まれたら元も子もありません。ビニールハウスや牛舎などでは、防犯カメラを複数(屋内と屋外)分散して設置して、ケーブル配線で室内に記録装置を設置します。圃場では防犯カメラと記録装置間のケーブル配線ができないので、記録装置を内蔵した防犯カメラを使用します。