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理想的なぷるぷるの唇でいるのって難しいですよね。市販のリップクリームを使っても、カラカラになってしまったり皮が剥けてしまったり。デリケートな唇に悩まされている人に、一度試して欲しいのがオーガニックのリップクリーム。市販のものは高級なものが多いですが、なんと手作りできるんです。
手作りリップクリームの使い心地は?市販品と違うの?
市販品のリップクリームは硬いクリームを塗りつけるような使い心地ですよね。手作りリップクリームは、つける時には硬いのですが、つけた瞬間溶けて浸透していくような感じ。はじめて使うとちょっと驚きますよ!つける時に好きなアロマの香りがふわっと広がるのも気持ちがいいです。
また、化学薬品を使用していないため、低刺激だそう。市販品のリップクリームを使うと唇が剥けてしまうけれど、手作りリップなら大丈夫、という人もいます。唇がデリケートな人は一度試してみては?
想像以上に簡単!リップクリームの作り方
実はリップクリームを作るのってとっても簡単!材料を計って、温めて溶かしたらあとは混ぜるだけ。ちょっとしたおかし作りより簡単ですよ。
材料・道具
・シアバター10g・みつろう2g
・ホホバオイル15g
・エッセンシャルオイル 適量
・湯煎またはレンジ加熱ができるポット
・リップクリームの容器
基本のレシピ
STEP1.材料を計量して混ぜる
シアバター10g、みつろう2g、ホホバオイル15gを計量しながら同じカップに入れます。STEP2.湯せんして溶かす
蜜蝋がしっかり溶けるまで湯せんで温め、材料を混ぜます。湯せんでは溶かすのに時間がかかるため、レンジで行ってもOK。その場合600Wで最初は1分、後は様子を見ながら10秒ずつ加熱します。STEP3.エッセンシャルオイルなどを混ぜる
下の写真くらいに蜜蝋が完全に溶けたら、エッセンシャルオイルを入れて香り付けをします。香りのないものが良い人は何も入れなくても大丈夫です。STEP4.容器に入れ、冷ます
容器に入れ、常温で冷まします。冷めるに従い白っぽくなってきます。熱が取れ、固まったら出来上がりです。夏のリップは?UV対策ならマンゴーバター
唇の乾燥というと冬のイメージが強いですが、夏は夏で紫外線により荒れてしまいます。基本の手作りリップクリームをアレンジして、夏用のリップも作れますよ。
蜜蝋UPやキャンデリラで溶けにくく
基本のリップクリームは溶けやすいため、夏は蜜蝋を多めにして溶けにくくします。また、それでも溶けが気になる人は蜜蝋の代わりにキャンデリラワックスを使っても。UV対策
UV対策ならマンゴーバター。シアバターをマンゴーバターに変えるだけでOKです。浸透性が優れており、乾燥対策の効果もありますよ。ただし、マンゴーは漆科の植物で、漆アレルギーの人は使用できませんので注意!保湿効果重視ならオイルやバターにこだわろう
手づくりリップクリームの魅力はなんといっても応用がきくところ!好みやシチュエーションにあわせて色々試してみましょう。
シアバター
シアナッツから取れるバター。シアの実はなるまでに時間がかかり、数年に一度しかならないためとても貴重。酸化に強く、保湿作用抜群のシアバターは貴重品として取り扱われています。カカオバター
キョコレートの原料となるカカオバター。皮膚を柔らかくし、乾燥から肌を守ってくれる効果があるとされます。ほんのりチョコレートの香り。アルガンオイル
モロッコに自生しているアルガンツリーという木の実から取れる貴重なオイル。抗酸化作用や血行促進の効果があるビタミンEが豊富です。オリーブオイル
料理にもよく使われるオリーブオイル。昔から肌にも使われています。オレイン酸やビタミンAが豊富。肌に使う時には精製されていないオイルの方が成分が豊富でおすすめ。ココナッツオイル
食用としても注目されているココナツオイル。たくさんのミネラルを含んでおり、抗菌作用や抗酸化作用、保湿性が高いとされています。馬油
その名の通り馬から取れるオイル。動物性のオイルながら不飽和脂肪酸が多く植物性脂肪に近いのが特徴。人間の皮脂に近い成分であり、肌との相性が良いとされています。浸透力が強く、抗酸化作用をもちます。アロマの香り!精油でプラスアルファの効果を
精油とは植物の香り成分を抽出したもので、エッセンシャルオイルとも言われます。アロマテラピーによく使われます。心と体の働きをリラックスされる効果や、消化促進、ホルモンの調節作用など香りによって様々な効果があるとされています。
例えば夜はリラックスできるラベンダーのリップ、昼は集中できるペパーミントのリップなど、場面にあわせてリップを変えるといった使い方もできますね!
通販で買える!必要な材料と道具 簡単キットも
作るのは簡単でも、いざ材料を買おうとしたら近所では売ってなかったり。ネットで買える材料・道具をまとめました。リップの入れ物はどれがいい?繰り出し容器やケースタイプ
フロストリップバームチューブ
繰り出しタイプのリップの容器。クリアなら流し込んだ時にどれくらい入っているかみやすいので、こぼしにくいです。詰め替え用 クリームケース マカロン
マカロン型のクリームケース。流し込みやすいので不器用でも大丈夫。カラーバリエーションが多くて可愛いです。
手づくりリップのキット
材料や道具を集めるのが面倒、という人には必要なものが揃ったキットという心強い味方がいます。まずはこちらで試してみては?手作りリップ&クリームキット
リップもクリームも作れるお得なセット。材料はもちろん、必要な道具やレシピも入っています。紹介したレシピとほぼ同じ作り方です。
リップクリーム手作りキット
こちらはキャンデリラワックスを使ったレシピ。どの材料が自分にあっているか比べるのにも便利。
とっても簡単!手づくりリップでぷるぷる唇を目指そう
オーガニック化粧品というととにかく高い、こだわり派の人のためのもの、というイメージがありますが、実は手づくりすればリーズナブルだしとっても簡単。料理を作るくらいの手軽さでできちゃいます。騙されたと思ってぜひ一度試してみてください!