目次
DIYに欠かせない!研磨の道具の違い、知っていますか?
サンダーと同じく研磨する電動工具にはグラインダーや電気やすりがあります。また、木材の表面を整える電動工具という仲間には電動カンナも。それぞれの違いを押さえておきましょう。研磨用の電動工具
サンダー
ディスクグラインダー
電気やすり
電動カンナ
サンダーの種類・選び方
サンダーの4つの種類
サンダーには形状や仕組みによって、4つの種類があります。どれが必要なのか見極めましょう!オービタルサンダー
コーナーサンダー
ランダムサンダー
サンドパッドをラバーパットに付けて研磨するので、緩やかな局面の研磨も可能。オービタルサンダーと同じ動きに加えて、回転運動が加わることで目詰まりしにくく、より研磨力が強くなっています。また、ムラができにくく、研磨痕も付きにくいです。パッドを変えればワックスがけや磨きつや出しなども行えます。ベルトサンダー
押さえておこう!サンダーを選ぶポイント
目的にあわせた種類を選ぶ
DIY用途や初めて使うならオービタルサンダーまたはコーナーサンダーがおすすめです。組みあがった後の物を研磨したいならコーナーサンダー、そうでなければオービタルサンダーを選びましょう。主な用途が古いペンキなどの塗装落としの場合、よりパワーのあるランダムサンダーかベルトサンダーを選びます。曲面がある場合はランダムサンダー、広い平面ならベルトサンダーが向いています。集塵機能付きを選ぶ
サンダーは細かな塵がたくさん出ます。吸い込むと体に良くないため、集塵機能がついているものを選ぶのがおすすめ。すべて吸い込めるわけではありませんが、格段に掃除も楽になります。市販のサンドペーパーが使えるものを選ぶ
クランプレバーにサンドペーパーを挟み込むものは、専用のサンドペーパーだけでなく一般のサンドペーパーが使えます。ランニングコストも抑えられるうえに多くの種類のサンドペーパーを使えるので市販のサンドペーパーを使えるものがおすすめ。静音タイプを選ぶ
サンダーは大きな音が出る機械です。住宅街で使うなら静音タイプを選びましょう。作業者にとっても音は意外にストレスになるので、静音タイプのほうが作業後の疲れが少ないです。また、スピード調節機能がついているものならスピードを調整することで音の大きさも調整できます。パッドの大きいものを選ぶ
より研磨を早くしたいなら、パッドの大きいものを選びましょう。回転数は多い方が研磨職は強いですが、それよりもパッドの大きさのほうが研磨スピードに大きな影響を与えるので、パッドの大きさを優先するのがおすすめです。おすすめサンダー10種 価格・スペック比較表付き
オービタルサンダー4
小型で使いやすい!マキタ【防じんミニサンダBO4555】
プロからDIYユーザーまで幅広い人に支持されるサンダー。グリップが握りやすく、重量バランスも良いので扱いやすいです。また、特筆すべきは集塵性能。高い吸塵性能で、粉塵を防ぎます。・回転数:14000rml
・重さ:1.1kg
集塵機能付は初めてでしたが、かなりいいですね。そのままの使用でもいいんですが、お勧めは本体ダストボックスの接続口にマキタ集塵機を口径変換アダプタを使って接続し使用。強力な吸い込みでほぼ完璧な集塵率です。
出典: 楽天市場
初心者向け リョービ【ミニサンダ S-5000】
今回紹介する中で最軽量。小ぶりで低重心なので、片手でつかんでの操作も簡単、初心者でも使いやすいサンダーです。大きな面を研磨するには少し弱いですが、ちょっとした木工の表面仕上げには十分。初めてのサンダーに。・回転数:10000rml
・重さ:0.76kg
手軽に扱えるサンダーが欲しいと思って物色していてこれを見つけました。実際に扱ってみて小ぶりで軽量でとても扱いやすいです。広い面のサンディングなどには向かないと思いますが、ちょっと軽く削りたいとか、小さなパーツの面取りするとかには最適です。付属に「集じんノズル サンダ用 6075287」が付いているので購入する必要はありません。
出典: Amazon
静かと評判!BOSCH【吸じんオービタルサンダー GSS 23AE/MF】
音が気になるサンダーなので静かなものを選びたいところ。この機種は低振動仕様で音が小さい上に、回転数を調節することで気になりにくい低い音に抑えることも可能です。もちろん研磨性能もしっかり!・回転数:~12,000rml
・重さ:1.4kg
付属の120紙ヤスリで駆動(1)にしてもよく削れます。音が気になりましたが扇風機(強)ぐらいでした。今後はヤスリを変えてベランダのサビ取りにもチャレンジしてみたいと思います。
出典: Amazon
Amazonサンダーランキング1位はとにかく安い!新興製作所【サンダ SDS200D】
Amazon1番人気のサンダー(2018/1/30現在)。とにかくサンダーの中では群を抜いてお安いです。付属のペーパーがすぐに使えなくなる、などのコメントはあるものの、本体は問題なく使えるようです。コストパフォーマンス重視の人に!・回転数:12000rml
・重さ:1.3kg
シンプル。値段の割に全然使い易いです。調整が出来ないのは残念ですが、価格で納得です。
出典: 楽天市場
コーナーサンダー2
しっかり使える!BLACK + DECKER【高集塵マウスサンダー】
先のとがった形状と握りやすいグリップで、細かいところまで研磨しやすいです。さらに、従来製品より研磨力もアップしており、細かい場所だけではなく面の研磨もできるだけのパワーを兼ね備えています。・回転数:14000rml
・重さ:1.1kg
使いやすい!補修などで使うのに購入いたしました。細かい所まで綺麗サンダーしてくれて特に角には最高です!
出典: 楽天市場
コードレスで細かい作業がしやすい!EARTH MAN 【14.4V充電式サンダー SD-110Li】
隅の方や奥の方の研磨なら、取り回しやすいコードレスが使いやすいです。充電式は効果になりがちですが、この機種は本体約5000円、電池と充電器の付いたセットでも8000円とお値ごろ感があります。・回転数:9000rml
・重さ:1.1kg
サイコーでした(^^)持ちやすくて、しかも力強い!この値段で、コストパフォーマンス高いです(^^)
出典: 楽天市場
ランダムサンダー 2
塗装はがしなら!プロも使う日立工機【ランダムサンダ SV13YB】
日立工機のランダムサンダー。振動で壊れやすいサンダーだからこそ、耐久性の高い日立工機の製品は安心感があります。プロも使うこの機種は、ムラができにくくきれいに仕上がります。ダストバックも装備されており、さらに集塵機にも接続可能。・回転数:12000rml
・重さ:1.4kg
コスパと信頼性で日曜大工に最適。プロ用仕様と比較しても劣らない性能。耐久性については、日曜大工だから問題ないでしょう。
出典: Amazon
値段重視なら!藤原産業【E-Value ランダムサンダー EWS-220R 】
塗装をはがすならランダムサンダーのほうが良い、と思いつつも値段からオービタルサンダーを選ぶ人も多いかと思います。この機種ならオービタルサンダー並みの値段でランダムサンダーを使えます。上位機種ではないので、強い研磨はできませんが、値段を考えれば十分に使えます。・回転数:12500rml
・重さ:1.3kg
80スープラのカーボンボンネットがボロボロになってきたので元の塗装を剥離するために使用しました。手でペーパーがけする10倍は早くキレイにできました。おかげでその後のアクリルクリア塗装もうまくできました。もう十分元は取ったと思います。
出典: Amazon
ベルトサンダー 2
マキタ ベルトサンダー M990
高い研磨力で、表面処理はもちろん削って成形も楽々できます。クランプ付きなので机に固定可能、小物も簡単に研磨できます。ガンガン削りたい人におすすめの一台。・回転速度:4.5m/s
・重さ:2.6kg
全体的にはとても満足しています。何しろ今までの苦労はなんだったのか・・・!と思わせてくれましたから。ただスピードが速い!ここができたら最高なんだけどなー。後、音が思ったより大きいので、集合住宅で使うには勇気がいります。
出典: Amazon
リョービ(RYOBI)ベルトサンダ 76×533mm BE-3210 637521B
木工をしっかりやっていくなら欠かせないベルトサンダー。速度調節機能付きなので、どんどん削りたい時にも丁寧に削りたい時にも最適な速度で作業できます。木工中級者を目指すならぜひ手に入れたい一品。・回転速度:〜5.8m/s
・重さ:3.8kg
小型で携帯用に。重量も程良く、作業効率も申し分ありません。クランプが便利でした。
出典: 楽天市場
スペック・価格が一目でわかる比較表
メーカー | 品番 | タイプ | パッド寸法 | 回転数 | 重さ | 市販ペーパー | 集塵機能 |
マキタ | BO4555 | オービタル | 112×102 | 14000 | 1.1 | 〇 | 〇 |
リョービ | S-5000 | オービタル | 75×105 | 10,000 | 0.76 | 〇 | 〇 |
ボッシュ | GSS 23AE/MF | オービタル | 92×182 | ~12,000 | 1.4 | 〇 | 〇 |
新興製作所 | SDS200D | オービタル | 90×187 | 12000 | 1.3 | 〇 | × |
ブラック・アンド・デッガー | KA2000 | コーナーサンダー | 133×94 | 14,000 | 1.1 | × | 〇 |
高儀 | SD-110Li | コーナーサンダー | 140×100 | 9000 | 1.1 | × | 〇 |
日立工機 | SV13YB | ランダムサンダー | ø 125 | 12,000 | 1.4 | × | 〇 |
藤原産業 | EWS-220R | ランダムサンダー | ø 125 | 12500 | 1.3 | × | 〇 |
マキタ | M990 | ベルトサンダー | 76×457 | 4.5m/s | 2.6 | × | 〇 |
リョービ | BE-3210 637521B | ベルトサンダー | 76×533 | 〜5.8m/s | 3.8 | × | 〇 |
使い方のポイント!
装備を整えよう
塗料などの粉塵はもちろん、木工の粉塵も肺を痛める恐れがあります。研磨作業には必ずマスクをしましょう。目を守るゴーグルもつけた方が望ましいです。また、振動の強烈なサンダーは長時間使っていると手がしびれてしまうことも。防振手袋をするとしびれが軽減され、手が動かず落としてしまうといった事故を防げます。防振手袋についてはこちらの記事から
オービタルサンダーの切削痕を防ぐには、持ち方に気を付けて
サンダーは基本的に両手でしっかり持つのが基本。研磨するものに強く押し付けると切削痕が残ってしまうため、しっかり持ちつつ押し当ては軽くします。木目に沿って動かしますが、この時サンダーの角度は進行方向に対して斜めになるように持つと、切削痕が付きにくいです。ペーパーはたるませず、早めに交換
サンドペーパーがたるんでいるとそこから破れやすく、思わぬ深い傷をつけることも。ペーパーはたるませないようにピンと張って留め、破れが出てきそうな部分があったら早めにペーパーを取り換えましょう。粉塵吸入タイプは、サンドペーパーへの穴あけを忘れずに
粉塵を吸入してくれるサンダー。パッドに空いた穴から粉塵を吸収しています。この穴がサンドペーパーによってふさがれてしまうと、切削粉が飛び散るだけでなく、やすりの目がつまって切削能力が大きく落ちてしまいます。純正のペーパーはパッドの穴の位置に会うように穴が開いていますが、市販のサンドペーパーにはもちろん穴は空いていません。パンチなどでパッドの穴の位置に自分で穴を開けてから使いましょう。作業にあったサンドペーパー・ポリッシャーを使おう
紙やすりのかけ方は番号の小さな荒い目から、番号の大きな細かな目に、何度かに分けて書けるのが基本。材料によって種類もあるので、使う材料にあわせて選びましょう。また、ランダムサンダーを使った磨きの場合、ポリッシャーを利用することで輝くような見た目に。サンダーを使うには資格が必要?
グラインダー(サンダー)を業務で使い、砥石を交換するには資格が必要で、「自由研削といし取替試運転作業者特別教育」を受ける必要があります。でも、ここで紹介しているサンダーは自由切削といしに当たらないため、資格は必要ありません。サンダーの中古・レンタル情報
お得にいきたいなら中古やレンタルも検討しましょう。限られた期間だけ利用するならレンタルが便利を。使用済みでも気にしないなら中古を買えばお安いです。賢く使える中古情報、レンタルのおすすめ情報です。中古情報
楽天市場
楽天市場にはお得な中古も。種類も豊富にあります。すぐに買いたいならこちら。サンダーの中古商品一覧はこちら→https://search.rakuten.co.jp/search
ヤフオク!
掘り出し物がお得に買えるかも!?ヤフオク!にはサンダーの出品も多数。サンダーのオークション一覧はこちら→https://auctions.yahoo.co.jp/search
レンタル
コーナンやカインズなどのホームセンターで工具のレンタルをしているところも。また、ネットから申し込めて家に配達してくれるレンタルサービスも。レンタルトライ
2泊3日1300円~レンタル可能。オービタルサンダー、コーナーサンダー、ランダムサンダー、ベルトサンダーと揃っています。メーカーもリョービ、EARTH-MAN、ボッシュと揃っているので比べてから購入するのにもいいですね。HPはこちら→http://www.rentaltry.com/electrictools/electrictools.html