ブルーベリーのおすすめ品種ランキング|相性や見分け方も

ブルーベリーのおすすめ品種をランキングや一覧でご紹介!ラビットアイ系、ハイブッシュ系を比較すると?栽培しやすいのはどれ?大粒、甘いなどの特徴から、相性のいい品種の組み合わせや見分け方も、写真付きで解説します。


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ブルーベリーを育て始めるときに悩むのが、「どの品種を買えば良いの?」ということ。楽しく&比較的簡単に育てるために大事なのは、地域に合った品種を、長く収穫できるように組み合わせることです。ブルーベリーの品種について、初心者さんでも分かりやすいように解説します!

ハイブッシュ系とラビットアイ系を比較!

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ブルーベリーの栽培用品種は、「ハイブッシュ系」と「ラビットアイ系」の2つに大きく分けられます。「ローブッシュ系」というブルーベリーもありますが、これは北アメリカやカナダの野生種で、いわゆる「ワイルドブルーベリー」です。

ラビットアイ系は暑さに強く、実が青くなる前にウサギの目のように赤くなる特徴があります。ハイブッシュ系はラビットアイ系よりも収穫時期が早く、味も良質ですが、涼しい気候を好むので西日本での栽培には向きません。
ハイブッシュ系  ラビットアイ系
 栽培しやすい地域  寒冷地
※南部ハイブッシュのみ温暖地向き
 温暖地
 味の特徴 良質。酸味と甘みのバランスが良い。大玉になるものが多い  やや皮や種が目立ち、ハイブッシュに劣る。酸っぱさは控えめ
 収穫時期 6月上旬~7月下旬  7月上旬~9月上旬
 育てやすさ 土質を選ぶため、ラビットアイよりデリケート。 ピートモスで酸性土壌を作るのがコツ  ハイブッシュほと大玉にならないが、育てやすく丈夫。樹勢が強い。乾燥や土の悪さにも比較的耐えてくれる
 見分け方 卵のようにふっくらとした、楕円形の葉。果実はラビットアイより先に熟す 幅の狭い葉。ほんの少しギザギザしている。ハイブッシュと比べて収穫時期が遅く、完熟前の果実はウサギの目のように赤い

おすすめ品種20種をご紹介!

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代表的な品種こそあれど、「欠点のない品種」は存在しないのが、ブルーベリー栽培の難しいところ。でも、知れば知るほど奥が深い世界でもあるんですよ。人気なものを中心に、おすすめの魅力的な品種を20種類ご紹介します!

北部ハイブッシュ(ノースハイブッシュ)系

おいしく、一番人気のあるブルーベリーがハイブッシュ系です。土壌を選び、暑さに弱いですが、涼しい場所にお住まいならぜひ育ててほしい系統です。

1. アーリーブルー

北部ハイブッシュ(ノーザンハイブッシュ)ブルーベリーの早生種。「アーリー(早い時期の)」という名を冠している通り、ハイブッシュブルーベリーの中でも真っ先に熟します。収穫シーズンの到来を告げてくれる、代表的な品種です。味・香りともに優れ、ブルーベリーの摘み取り園でも最初のシーズンに重宝される品種です。


2. コリンス

こちらも北部ハイブッシュブルーベリーの早生種。6月中旬頃から収穫できます。果実は大粒で、ひと粒ひと粒のサイズの差ができにくいとされています。アーリーブルーと並んで、早生種の中では基本となる代表的な存在です。

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コリンス 2年生苗

3. スパルタン

6月中旬~下旬に収穫できる、北部ハイブッシュブルーベリーです。早生種にあたります。きわめて大ぶりの果実がつくのが特徴。なんと、100円玉くらいのプリッとした見ごたえのあるものが収穫できるという商品価値の高い品種。たくさんあるブルーベリーの種類の中でも、かなり優等生的な存在。ただし、粘土質の土壌に弱いというデメリットも。田んぼの跡地のような土がやわらかい場所で、いきなり大量栽培を始めるのは危険です。


4. デューク

北部ハイブッシュブルーベリーの早生種。強い自家受粉性を持っているため、実付きが非常に良いのが特徴。「ちゃんと受粉してくれるか不安……」「2品種を揃えるのは難しいかも」というニーズに応えてくれる品種です。収穫時期は6月。大きなデュークの果実が鈴なりにできている様子を見ると、思わず笑みがこぼれますよ。味もよく、ブルーベリーらしい甘みと酸っぱさを楽しめます。


5. パトリオット

ハイブッシュブルーベリーの早生種です。野生種のローブッシュ系(ワイルドブルーベリー)の血が入っているため、かなり寒い気候下でも育てることができます。土壌への適応性も高いです。ただし、香りは独特で、好みが分かれます。


6. エリザベス

北部ハイブッシュブルーベリー。6月中旬~7月中旬が収穫期です。中生~晩生種。大玉で、平べったい果実をつけます。味は酸味・甘みのバランスが良好で、優れています。果実の日持ちも良いです。


7. ダロウ

1965年に発表された、北部ハイブッシュブルーベリーです。7月上旬~下旬が収穫期であり、ハイブッシュ系の中では晩生種にあたります。発表当初は当時最大の大玉品種として話題になったそう。味はやや酸味が強いので、しっかり完熟させてから収穫しましょう。早く収穫しすぎたら、ジャムに加工して甘くするのがおすすめです。


8. レイトブルー

ハイブッシュ系の中では、もっとも遅いシーズンに収穫が始まる最晩生種です。名前に「レイト(遅い)」と入っているので、覚えやすいですね。東北だと8月中旬ごろが収穫期です。

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レイトブルー 2年生苗

ホームセンターで売っている物とは比べも物にならないくらいしっかりしたとても良い苗木でした。


9. チャンドラー

1994年発表のハイブッシュブルーベリーです。一番果(最初にできる果実。ブルーベリーは一番果が大玉になります)は500円玉くらいのビッグサイズになる、きわめて大粒の品種です。ただ、栽培難易度が高いので、初心者さん向きとはいえません。また味も、完熟前はかなり酸っぱく、収穫が遅れるとぼけた風味になってしまうのも難しいところです。


南部ハイブッシュ(サザンハイブッシュ)系

10. シャープブルー

あたたかい地域でも育てることができ、味も北部ハイブッシュ寄りでおいしい、南部ハイブッシュ系のブルーベリーです。収穫は6月下旬~7月上旬ごろで、中生種にあたります。丸くて大きい果実がつきます。暖地での栽培向きであり、寒い地域では凍害が発生しがちです。


11. オニール

オニールの特徴は、ズバリ「甘くておいしい」こと。水切れが心配な夏の鉢栽培でも、オニールなら乾燥への耐性が比較的あるので、管理しやすいですよ。

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オニール 2年生苗

二年生とは思えないほど大きく立派な苗が届きました。 葉芽もポツポツ出てきており、目に見えて元気よく育っています。


12. ミスティ

6月ごろから収穫できます。ブルーベリー栽培では、寒さに当てて「冬が来た」と感じさせ、休眠させなければならないのですが、ミスティはこの寒さに当てる時間が短くてOK。暖地向きであり、室内栽培に取り込みたい人にもおすすめです。

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ミスティ 2年生苗

初めて生ブルーベリーを食べた今年…こんなに美味しいものとは知らなかった。出来れば、うちのベランダで栽培したいと思いこちらのショップで品定めしました。野菜は割りと簡単にできましたが、ブルーベリーはもちろん初めてなので色々と本で勉強中。順調になりそうでしたら、実家の畑でもやってみようと思ってます。


13. サンシャインブルー

ブルーベリーの花は一般的に白ですが、この品種はピンク色の愛らしい花を咲かせます。紅葉も赤々とした感じではなく、少しくすんでいる個性的な外見。味が良く、育てやすく、観賞価値も高いので、家庭用にいかがでしょうか。

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サンシャインブルー 2年生苗

人気者の「オニール」とあわせて購入しました。皆様のレビュー通り活き活きとしたとても元気な二年生です。サンシャインブルーはオニールに比べて葉が小さく細かく繁っており、スラリとした姿形のよい苗でした。並べて植えた時のバランスを考えて選んでくださったのか、対するオニールはやや背が低く、横に枝を伸ばそうという意思がみえます。後方にサンシャインブルー、前方にオニールを植えました。大満足です。


14. マグノリア

南部ハイブッシュブルーベリーの中では、やや上級者向けの位置付け。味はなかなかのもので、上手に育てれば、ぎっしりとブドウの房のようになった果実が収穫できますよ。

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マグノリア 2年生

根張りも十分で立派な苗でした。植え付けがちょっと遅かったのが気になりますが、立派に育って欲しいものです。


ラビットアイ系

15. ホームベル

ラビットアイの代表的な品種です。さし木で増やしやすいので、初めてのさし木にぜひ用いてみてください。味は甘いですが、香りは控えめ。ここまでご紹介してきたハイブッシュ系に比べると、ラビットアイ系であるこの品種の果実は小ぶりです。

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ホームベル 2年生苗

梱包、説明書等とても丁寧にありがとうございました。苗も予想以上に立派で驚きました。大切に育てます 


16. ティフブルー

こちらも、ラビットアイの代表的な品種です。7月の終わりごろから収穫が始まり、9月にもまだ収穫できるので、摘み取り園ではラストシーズンに育てられることが多いです。ラビットアイ系の中でも、晩生種にあたります。長くブルーベリーの収穫を楽しみたい人に。ほかにも、代表的なラビットアイに「ウッダード」があります。


17. ブルーシャワー

ラビットアイ系の品種は基本的に小粒ですが、なかなか大きい果実をつけるのがこのブルーシャワー。「ラビットアイ系でも、大きい果実を収穫したい!」という方におすすめ。

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ブルーシャワー 2年生苗

春から初夏にかけて、大粒で新鮮なブルーベリーの実を沢山収穫できました。
とても美味しかったです。


ちょっと変わったブルーベリー!ピンク色もある!

18. ピンクレモネード

ハイブッシュ系とラビットアイ系を交配させて誕生した、ハイブリット種。ブルーベリーなのにピンク色の果実を付けます。収穫時期は6月下旬~7月中旬ごろ。名前の通り、レモネードのような味わいです。

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ITEM ピンクレモネード 接木苗5号ポット(ノーブランド品)

19. フロリダローズ

こちらもピンクレモネードと同じく、ピンク色の果実をつけるブルーベリー。ラビットアイ系です。収穫期は7月中旬~8月中旬ごろになります。酸味はやや少なめ。


20. ノースランド

「ハーフハイブッシュ系」という、ハイブッシュ系に野生種のローブッシュ系をかけあわせて誕生した系統の品種です。ハーフハイブッシュ系は小ぶりなので、鉢植えでの栽培に向いていますよ。耐寒性もあります。ノースランドは入手しやすく、家庭用におすすめです。

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ノースランド 2年生苗

すくすくと元気な苗でした。全部で3種類購入しましたが、こちらの苗が一番元気のようです。みんな大きく育って、たくさんの実をつけてくれるように頑張ります。


栽培しやすいのはどれ?初心者おすすめランキング3

1位:デューク

なんといっても自家受粉しやすく、ひと株でも実をつけるのがポイントです。早生品種なので、ブルーベリーの収穫シーズンの到来を真っ先に楽しめます。おいしいハイブッシュ系の中では最も栽培が簡単な部類であり、収穫量が多く、味も良く、おすすめ!

2位:ホームベル

初心者さんでも育てやすいラビットアイ系の代表種が、2位にランクイン。ホームセンターでも入手しやすく、関東以南地域での入門用に適しています。

3位:シャープブルー

北部ハイブッシュ系に近い良質な味わいでありながら、ラビットアイ系のように樹勢が強く、育てやすい品種です。「味の良いハイブッシュに興味があるけど、温暖な地域に住んでいる」という方におすすめ!

相性のいい組み合わせは?

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ブルーベリーは2つ以上の品種を組み合わせて育てる

ブルーベリー栽培では、2つ以上の品種を組み合わせて育てるのが一般的です。特にラビットアイ系は注意が必要で、別々の品種同士で受粉させなければうまく実がならないという、「自家不和合性」を持っています。対するハイブッシュ系は、自分の花粉で実をつけることができますが、ハイブッシュ系も別の品種の花粉で受粉させてあげたほうが、果実が大きくなり、実付きもよくなります。

要注意!組み合わせのポイント

覚えておきたいのが、「ハイブッシュ系とラビットアイ系の間では、受粉ができない」ということ!ブルーベリーを育てるなら、ハイブッシュ系の間で2品種以上、ラビットアイ系の間で2品種以上を揃えてあげましょう。

 

おすすめの組み合わせ①「スパルタン」×「デューク」

大ぶりで味のよい優等生・スパルタンと、デュークの組み合わせです。どちらも北部ハイブッシュ系の早生品種なので、開花期が重なり、受粉させやすいですよ。デュークは自家受粉性が強いため、「ひと株も実がつかなかった……」というリスクを防ぐのに有効です。ただし、スパルタンは栽培が難しい品種なので、気を付けて育てましょう。

 

おすすめの組み合わせ②「ホームベル」×「ティフルブルー」

ラビットアイ系の代表種同士の組み合わせです。どちらも育てやすく、丈夫なので、初めてのブルーベリー栽培にぴったり。苗の入手しやすさも抜群です。

おすすめの品種一覧

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品種 系統 特徴 初心者向き 栽培に向くエリア
1.アーリーブルー 北部ハイブッシュ 収穫時期が早い 関東以北
2.コリンス 大玉な代表種
3.スパルタン 極大玉。味も良い ×
4.デューク 自家受粉しやすい
5.パトリオット 耐寒性に優れる
6.エリザベス 平たい大玉。日持ちする
7.ダロウ 晩生種の大玉
8.レイトブルー ハイブッシュの最晩生種
9.チャンドラー 極大玉。栽培難易度が高い ×
10.シャープブルー 南部ハイブッシュ 栽培が比較的簡単 温暖地
11.オニール 甘くて美味しい
12.ミスティ 寒い時期が短い地域向き
13.サンシャインブルー ピンクの花が咲く。観賞価値が高い
14.マグノリア 収穫量が多い
15.ホームベル ラビットアイ 果実は小さめ。育てやすい代表種 温暖地
16.ティフブルー 育てやすい代表的な晩生種
17.ブルーシャワー ラビットアイの中では大玉
18.ピンクレモネード ハイブッシュとラビットアイの交配種  果実がピンク色。レモネードのような味 東北~沖縄
 19.フロリダローズ  ラビットアイ 果実がピンク色 温暖地
20.ノースランド ハーフハイブッシュ 耐寒性があり、入手しやすい 寒冷地~極寒冷地

地域に合った品種選びが大切

「育てやすいラビットアイ」と、「味の良いハイブッシュ」。栽培家の間で人気があるのはハイブッシュですが、丈夫で耐暑性に優れるという点で、ラビットアイも重宝されています。大事なのは、自分の地域の気候や、育てる場所の土壌に適した系統の品種を選ぶこと。ブルーベリーの品種選びは、とても奥が深いです。たとえ一度失敗してもあきらめず、色々な品種を試してみてくださいね。

 


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MitsuyaNao
MitsuyaNao

ブルーベリー畑やってます。農業、ガーデニング、アイテム紹介系中心のライター。