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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
全国のユーザーからの声を踏まえ開発された新商品で、これにより、現場における不安解消や作業の効率化を行うことで、放牧に取り組む生産者が増えることや、モチベーションアップを見込んでいます。
酪農経営に影響が!アブがもたらす家畜への被害
ですが、家畜を襲うことが目的ではありません。
血を吸うことで、メスが卵を作るためのタンパク源とされています。
アブの家畜への被害
被害1. 吸血などによる直接害
小型家畜や弱小家畜の失血、皮膚炎の発症被害2. 寄生行動に伴うストレスの発現
寄生や吸血に伴う痛み・イライラなど被害3. 吸血などによる直接害
小型家畜や弱小家畜の失血、皮膚炎の発症特に放牧酪農においては、牛が十分な摂食・休息ができず、産乳量の低下などにつながることから、酪農経営全体に影響を与えることが懸念されています。
全国の農場に3,000台以上!アブ捕獲器「アブキャップ」
2016年から販売をスタートし、2021年4月現在で3,000台以上が全国の農場に導入されています。
「アブキャップ」のしくみ
日光で熱を帯びたバルーン部に乗ってきたアブは、血を吸おうとバルーンの上を歩きまわり、次第に上に上がっていきます。
上部にある筒は、アブが一度入ったら出れない仕組みになっており、これにより薬品や電気を使用することなくアブを駆除することができます。
アブの捕獲数が年々減少!1/6まで減る結果に
この結果から、「アブキャップ」を長期間利用することで、農場におけるアブ被害を最小限に抑えることができる可能性が示唆されました。
現場の課題解決をする3つのサービスを開発
サービス1. 家畜の「いたずら防止セット」
別途、電気柵の本器(パワーボックス)が必要になります。
サービス2. パーツ販売を充実!ユーザーの「あったらいいな」を実現
「一部分だけが破損してしまった」「予備でもう一つ欲しい」など、交換部品を求める声が多くあり、細かなパーツの販売を開始しました。サービス3. コンクリートなどの固い地盤でも設置できるよう改善
スタンドをコンクリート用アンカーを打ち込んだ上にアブキャップを差し込めるように改善。固い地盤でも設置ができるようになりました。
最近は、家畜のアブ対策だけでなく、人間がより快適に過ごせるために、ゴルフ場やキャンプ場などの観光施設での導入事例が増えています。
設置方法の詳細はこちら
https://farmage.co.jp/products/abukyap/「アグリキャップ」の購入はこちら
ファームエイジ株式会社
電気柵を用いた放牧酪農・野生動物対策システムの販売・設計を行いつつ、グラスファーミングスクールやフィールデイズインジャパンなど日本の農業を変革するための取り組みを数多く行っています。
https://farmage.co.jp/