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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
食と農の民主化を目指すスタートアップ企業「PLANTIO」とタッグを組んで、アーバンファーミング(都市空間の隙間を利用した農業)と、国産ライムの需要創出の取り組みを開始しました。
コロナビールには、ライムは欠かせない存在
メキシコには、ビールとライムジュースを組み合わせた「ミチェラーダ」という伝統的なビアカクテルがあり、ライムのフレッシュな果汁は、メキシコ生まれのコロナビールの味を引き立たせてくれます。ライムが持つ香り、爽快感、フルーティーな酸味と少しの苦味。これら全てを含めて、コロナビールらしさに。
「コロナビールを飲む」体験の中で、ライムを入れるプロセスは一種の儀式であるとさえ言えます。
最高のコロナビールを突きつめると「日本産ライム」に
特長1. 産地直送のフレッシュな香り
産地からお店に直送の新鮮なライムは香りが高くコロナビールとの相性もピッタリです!特長2. 皮まで安心して使える
防腐剤やワックスを使っていないので、皮ごとボトルに差し込むコロナビールには大切なポイント。特長3. 芳醇な果汁量でおいしい
国産ライムは通常ライムと比べて果汁の量が多くジューシー!コロナビールをさらにおいしくしてくれます。コロナの「プロジェクトプロジェクトライム」1. アーバンファーミング!渋谷でライムを自社栽培
世界の大都市に比べて東京は遅れをとっていますが、東京23区内のビルの屋上には東京ドーム1,900個分の農業用地ポテンシャルが。その全てをファーム化した場合、50万食分の野菜を栽培することが可能です。
コロナビールが自社でライム作りに着手し、企業として都市型農業に取り組むことは、推進力になると同社は考えています。
渋谷区の屋上遊休地を活用して、ライムを栽培!
食と農の民主化を目指すスタートアップ「PLANTIO」が提供する都市型農園施設とタッグを組んで、渋谷区の屋上遊休地を活用して、コロナビールのための国産ライムの栽培を2021年5月1日(土)から稼働予定。今回のタッグは、サステナブルな食と農のあり方を提案する「PLANTIO」の考え方に、コロナビールが賛同したことにより実現。
「PLANTIO」の農園はコミュニティ機能も有しており、ユーザーが共同管理 する”シェア型“が特徴。コロナビールが栽培を開始するライムファームも、今後「PLANTIOユーザー」と一緒に育てていくことが、視野に入っています。
コロナの「プロジェクトプロジェクトライム」2. 国産ライムの需要と供給をつなぐ
生産量が少ない国産ライム
現在、日本全体のライム輸入量約2000トン(財務省 貿易統計)に対し、国産ライムの生産量は約3.5トン(農林水産省 平成30年産特産果樹生産動態等調査)。 農家にとってもほかの柑橘類より出荷単価が高いライム。国内生産が拡がってこなかったのには、 「需要が見えづらい」という大きな課題があります。コロナビールとともに使われるライムの消費ポテンシャルは推定100トン(コロナビール販売量合計から算出)。この現状に対して、コロナビールのライム需要と国内柑橘農家の供給をつなぐことで、国産ライムの市場を広げていくことができるのではないかと同社は考えています。
国内農家のライム供給をつなぐチャレンジ
コロナが持つライム需要と国内農家のライム供給をつなぐ役割を担うチャレンジとして、国内柑橘農家と提携し、一定規格を満たすライムをコロナビールを愛してくれる人たちに提供する予定。今年は試験的に国産ライム栽培の先駆者的存在である和歌山県の柑橘農家の「観音山フルーツガーデン」から採れたてのフレッシュライムを買い取り、一部店舗で提供予定。時期はライム収穫時期となる9月以降を予定しています。
「観音山フルーツガーデン代表」児玉芳典さんのコメント
ライムを栽培すること自体はそんなに難しくなく、柑橘類でいうとモノによって味の変動が大きいみかんよりも、ある程度味が統一されるレモンやライムは本来、 農家にとっても作りやすい柑橘果実です。
市場が広がらない一番の要因は、やはり需要と供給がうまくマッチングできていないことだと考えています。
一定量の輸入があるからには安定需要があるはずですが、相対的に見てマイナーな品種は既存の大口な流通 ルートだと買い取ってもらえないのが現状です。
個人で小売店舗に売りに行くなどできれば話は別ですが、 そこにエネルギーを割ける農家もそうそういません。
小さな市場に出荷したとしても、個人で大量消費するような果物でもないのでなかなか売れず、結局畑を広げるに至らないのが現状の国内ライム栽培です。
国産レモンは最近ブランド化されてきて少しずつ需要が見えてきていますが、ライムはまだまだ。
実際に、うち以外のライムを栽培している農家さんからも、売り先に困っている、という問い合わせもあります。
ライムを必要としている店舗やお客様に対して定期的に仕入れていただけるルートがあれば、農家も安心して栽培することができます。
ですので、今回の取り組みをきっかけにライム流通の入り口を広げていけるのであれば、本当にありがたいと思っています。
6次産業化に取り組む観音山フルーツガーデンはこちら。
「プロジェクトライム」を通じて、最高のコロナビールを体験してもらいたい!
ブランドメッセージに”THIS IS LIVING”を掲げ、仲間と外で過ごす豊かな時間を提唱し、アーバンファーミングや家庭用プランターにおける農体験が、自然とともに生きていく暮らしのヒントになることを同社は望んでいます。
「Corona Extra ブランドマネージャー」からのコメント
今回の国産ライムに関する取り組みは、ブランド全体としても、とても大きな一歩になります。私たちはコロナビールの味と、コロナビールを飲む体験そのものを、より良いものにしていきたいという想いが強くあります。
その体験を最大化するためにはコロナビールのアイデンティティの1つでもあるライムに注目することにたどり着きました。
このたび、そうした私たちのニーズと社会課題を組み合わせることで、 国産ライムを鍵とする「プロジェクトライム」が誕生しました。この取り組みを成功させて、来年以降のさらに大きな挑戦に繋げていきたいと考えています。
また、農業を通じて人や食と関わっていくことは、コロナのブランドメッセージ”THIS IS LIVING”で伝えている「人生の本質的な豊かさ」にも通じる部分があります。
地球と、自然とともに生きていく暮らしのきっかけ作りになればと考えています。
「プロジェクトライム」詳細はこちら
https://corona-extra.jp/projectlime/
コロナエキストラ公式サイト
https://corona-extra.jp/
PLANTIO
https://plantio.co.jp/