お米を食い荒らすコクゾウムシの対策や駆除方法|唐辛子が効く?おすすめの駆除剤も

米袋に突然発生する黒い虫やウジのような幼虫。この虫の正体はお米を食い荒らす「コクゾウムシ」です。倉庫やキッチンで発生するコクゾウムシを防ぐための正しいお米の保存方法や駆除方法、唐辛子を使った対策などを解説します。おすすめの防虫剤、殺虫剤も!


稲

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「米びつをあけたら黒い虫が入っていた」そんな経験はありませんか?この虫の正体はお米を食い荒らす「コクゾウムシ」です。せっかくおいしいご飯を食べようと思っていたのに、お米に虫がわいていたら気分もなえてしまいますよね。ここでは、そんなコクゾウムシが発生しない正しいお米の保存方法や駆除方法などを解説します。

コクゾウムシとはどんな生き物?

コクゾウムシ
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お米にわく虫「コクゾウムシ」とは

コクゾウムシは日本では「米食い虫」とも呼ばれるように、お米を主食にする虫で、お米の中に穴をあけ産卵します。幼虫はウジのような見た目をしていて、お米を食べながら成長し、成虫になるとお米の中から出てきます。お米以外にも麦、トウモロコシ、乾麺などにも発生するので家庭内で注意したい害虫のひとつです。

お米に発生する虫はコクゾウムシ以外にも?

お米
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コクガの幼虫もお米に発生する虫として知られています。幼虫はウジのような姿で、口から蚕のように糸を出し、米を糸で束ねるのが特徴です。色は暗褐色で、米だけでなく、麦や他の穀類も食害します。最初は3~5mm程度の幼虫だったものが徐々に2cmほどに成長し、最後は白い小さな蛾になります。

コクゾウムシによる害はどんなもの?

アレルギー
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一番の害はお米を食べられてしまうことです。コクゾウムシが食べたお米の中身はスカスカになり、人が食べる部分が無くなってしまいます。大量発生してしまった場合、お米を破棄しなければいけなくなるので、大変厄介な害虫です。また、人によってはコクゾウムシを食べることでアレルギーを起こす人もいるので注意が必要です。

コクゾウムシの侵入経路はどこから?お米の倉庫から侵入する?

倉庫
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お米を買ったときは何ともなかったのに、ある日、米びつにコクゾウムシが急に現れてびっくりした経験がある人も多いでしょう。コクゾウムシは大変小さいため、お米の貯蔵庫などに簡単に侵入します。そして、卵を産み付けられたお米が袋詰めされて、各家庭に運ばれます。また、田んぼやイネ科の植物が家の近くにある場合、植物に付いていたコクゾウムシが家の中に侵入してくることもあるので注意が必要です。また、不特定多数の人が使う精米機を媒体にコクゾウムシが広がったり、家の中のほかの穀物内で繁殖したコクゾウムシが侵入したりといった危険性もあります。

コクゾウムシの対策は?正しいお米の保存方法とは

米びつ
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コクゾウムシを発生させないためにお米を適した方法で保存しましょう。そのためにはお米は生鮮食品だと思って扱うことが大切です。

できれば冷蔵庫へ

冷蔵庫
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コクゾウムシは温度が18度以上の場所で活動するといわれているので、極力お米は冷蔵庫で保存することをおすすめします。万が一コクゾウムシが混ざっていたとしても、冷蔵庫に入れてあれば繁殖が防げるからです。冷蔵庫にスペースがなくどうしても常温で保存しなければいけない場合は、直射日光が当たる場所、電子レンジの近くなどの温度が高くなりやすい場所を避けましょう。

密閉容器を使う

密閉容器
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開封後に袋をあけっ放しにしていたり、袋の口の閉じ方が甘かったりすると外から虫がもぐりこんでくる可能性があります。また、米袋によっては通気のため小さな穴があいていることがあるので保存の際は密閉容器に移し替えるのがいいでしょう。保存容器はタッパーやプラスチックバッグのほか、ペットボトルでも代用可能ですよ。買ってきた袋からいちいち移し替えるのは少し手間ですが、コクゾウムシの発生を予防するためにぜひ実践してみてください。1回に炊く分を個包装にしておけば、毎回計る必要が無いので料理の支度が楽になるという利点もありますよ!

水回りを避ける

キッチンシンク
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お米を湿度が高い水回りに置くのも危険です。コクゾウムシは高湿度で活発になるといわれていますし、お米にカビが生えるリスクも生じます。よく米びつをシンクの下に置く人がいますが、シンクの下は湿度が高く風通しも悪いので保存場所には適していません。また、濡れた手や計量カップでお米を計るのも避けましょう。

防虫剤や唐辛子を入れる

唐辛子
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コクゾウムシの侵入を防ぐには、お米を虫から守ってくれるアイテムを利用する手もあります。市販の防虫剤を使用するほか唐辛子を入れるという方法もあります。唐辛子には虫が嫌がるテルペノイド系化合物という成分が含まれているため、コクゾウムシ予防に効くといわれています。ただ、市販の生の唐辛子には水分が含まれているのでカビが発生するリスクもあります。唐辛子を入れることに不安がある場合は、米びつに入れる防虫剤を活用するのがおすすめです。

コクゾウムシの発生を防ぐメーカーおすすめ防虫剤

米びつに入れておくだけでコクゾウムシの発生を防ぐ防虫剤もあります。
ITEM
アース製薬 本格 炭のチカラ
・内容量:1個
・標準使用量:米びつ(5~10kg)に1個
・有効成分:植物由来成分、紀州備長炭、活性炭
・効果持続期間:約6カ月
・適用害虫:コクゾウムシ、ココクゾウムシ、コナナガシンクイムシ、ノシメマダラメイガ

メーカー担当者がおすすめポイントを解説!
虫の嫌がる植物由来成分入りのゲルでお米を虫から守ります。虫を誘引する一因となるお米のにおいを脱臭する活性炭入り。保管時の米びつ周辺の臭いがお米に付くのを防ぎます。

お米の保存方法についてはこちらもチェック!

コクゾウムシの卵の見分け方

蛇口
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お米の中に卵を産みつけるコクゾウムシ。卵が産み付けられたお米は一見見つけづらいですが、卵は水に浮く性質があるため、水に浸すと見分けやすくなります。また、コクゾウムシの幼虫がふ化し、中身が食べられて空洞になったお米も浮いてきやすいです。

この方法は昔から用いられていますが、完全に卵を取り除けるわけではないので、もしかしたら間違えて卵を食べてしまう危険性があります。基本的にはお米にコクゾウムシが発生してしまったら、食べることは考えず破棄するのがおすすめです。

コクゾウムシ駆除に適した殺虫剤

コクゾウムシが大量発生した場合、お米を破棄しただけでは駆除しきれていない可能性があります。「コクゾウムシが部屋の中にまだ潜んでいるかもしれない」そんな不安がある方には、煙で駆除する殺虫剤がおすすめです。触れることなく一気に駆除ができるので、虫が苦手な方でも気軽に使えます。

また、田んぼやイネ科の植物が家の近くにあったり、お米の保管庫があったりとコクゾウムシが侵入しやすい環境にも最適です。ここでは、コクゾウムシが一気に駆除できる殺虫剤を紹介。メーカー担当者からの紹介コメントも必見です!
ITEM
バルサンワンタッチ煙タイプ
・規格/内容量:6~8畳用/20g
・有効成分:メトキサジアゾン(オキサジアゾール系)、フェノトリン(ピレスロイド系)
・適用害虫:コクゾウムシ、カメムシ、ムカデ、ゲジ、アリ、ショウジョウバエ、チョウバエ、ユスリカ、ガ、チャタテムシ、シバンムシ、コクヌストモドキ、ダンゴムシ、ワラジムシ

メーカー担当者がおすすめポイントを解説!
殺虫くん煙ざいのパイオニアとして70年の実績を誇るバルサン。殺虫成分の特徴を組み合わせたバルサン独自組成効果が家中のいや~な虫をまるごと殺虫します。キッチンで使用すればコクゾウムシも一網打尽。用法・容量を守って使用すれば乳児や小さい子どもがいても安心というのもおすすめポイント。

ITEM
バルサン火を使わない水タイプ
・規格/内容量:6~8畳用/12.5g
・有効成分: メトキサジアゾン(オキサジアゾール系)、ペルメトリン(ピレスロイド系)
・適用害虫:コクゾウムシ、カメムシ、ムカデ、ゲジ、アリ、ショウジョウバエ、チョウバエ、ユスリカ、ガ、チャタテムシ、シバンムシ、コクヌストモドキ、ダンゴムシ、ワラジムシ

メーカー担当者がおすすめポイントを解説!
こちらはバルサンの火を使わずにおいの少ないタイプです。水を容器に入れるだけで、煙が出始め、部屋の隅々まで殺虫成分が行き渡ります。火を使うのが怖い人におすすめです。


適切な保存方法や唐辛子、防虫剤でコクゾウムシの発生を予防しよう

ご飯
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コクゾウムシは、防虫剤や唐辛子を使用したり、冷蔵庫に入れたり、密閉容器に移し替えたり、防虫剤を入れたりと正しい保存方法を徹底すれば発生を抑えることができます。万が一発生した場合は、市販の殺虫剤を使用すると手軽に駆除ができます。おいしいお米を守るために、今回紹介したことをぜひ心がけてくださいね。

紹介されたアイテム

アース製薬 本格 炭のチカラ
バルサンワンタッチ煙タイプ
バルサン火を使わない水タイプ

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