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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
スマホ・パソコンでビニールハウスを遠隔監視!てのひらハウスのサービス
ビニールハウスに設置したセンサー機器から7種類のデータ(気温・湿度・飽差・気圧・Co2濃度・土壌水分量・日射量)を取得して、WEBサーバへ蓄積。ユーザーは、スマートフォンやパソコンを利用して遠隔で監視閲覧します。期間を指定して測定値の推移を比較・閲覧したり、気付いたことをコメント機能で残したりすることもできます。
ハードウエアは小型・軽量で設置場所を選ばないほか、ネットワークの設定を行ってから出荷されるため、ユーザーが難しい設定を行う必要がありません。
てのひらハウスの開発
「てのひらハウス」の開発は、2018年に北海道の道北、上川郡に位置する下川町を株式会社 アイ・セプトが視察したことから始まりました。下川町は、冬は最低気温が-30℃になる厳しい自然環境ですが、光ファイバーを全住宅に敷いて、オンラインサービスを提供するなど、ICT(情報通信技術)に関する意識が高い地域。そのことに着目したアイ・セプトが、「下川町特用林産物栽培研究所」(通称「しもかわしいたけふぁーむ」)に、ハウスの現状把握と作業効率化、収量拡大などのヒントを得ることを目的に、しいたけ専用のハウス環境測定IoTサービスを先行して、下川町と共同開発を行いました。2019年1月に環境測定IoTサービスを設置して、実証実験を続けたのち、この経験をもとに下川町・下川町の農家・JA北はるかの協力を得て、多くの作物で活用できる「てのひらハウス」の開発をスタート!今回のリリースに至りました。
今後は環境制御にも着目して、機能拡張に取り組みます。
てのひらハウス:https://tenohira-house.net/
株式会社アイ・セプト:https://i-cept.jp/