サカタフェア2020で見つけた!新品種ハボタンやトルコギキョウ

AGRI PICK編集部は、2020年1月10日に開催された「サカタフェア2020」に行ってきました。フェアで発表された新品種のハボタン「ドレスレッド」や、華やかなフリンジ八重咲きのトルコギキョウ、雨に強いペチュニアなど、2020年注目の品種をご紹介します!


ハボタンの寄せ植え

撮影:AGRI PICK編集部
サカタフェアは40年以上続くサカタのタネの商談会です。毎年1月に行われ、新しい商品や企画に加え、花や野菜のオリジナル品種などが数多く展示されます。

2020年1月10日に開催された「サカタフェア2020」では、新品種のハボタン「ドレスレッド」が発表されたほか、色とりどりの花が展示されていました。中には、風雨や低温に強い品種、作業効率を高める品種など、安定出荷の役に立つような花も。2020年注目の品種をご紹介します!

新品種ハボタン「ドレスレッド」

ハボタンを持つ社長
撮影:AGRI PICK編集部
今回発表された新品種は、ハボタンの「ドレスレッド」。花壇用のわい性品種で、葉がちりめん状のハボタンです。実際に目にしてみると、小さなかごに入ってとてもかわいい印象。全日本花卉品種審査会の1等特別賞を2度受賞したというドレスレッドの特徴について、詳しく説明してもらいました!

コンパクト

ドレスレッド
撮影:AGRI PICK編集部
「ドレスレッド」はわい化剤を使わなくても小さく育つことが特徴の一つ。近年はコンパクトなハボタンが求められているほか、わい化剤の使用量を控えられることは、省力化、低コスト化につながります。サイズが小さいので、寄せ植えにも適しています。

発色が早い

ハボタンは、最初は緑色の葉が生長し、寒くなると低温に反応することで中央の葉の部分から発色して、観賞用になります。しかし、近年の暖冬によって、色がなかなかつかなくなってきました。ハボタンは正月の風物詩として人気がありますが、11~12月の出荷時期に十分に発色していないと出荷ロスになります。

その点、ドレスレッドは発色が早く、安心して栽培することができます。また発色する葉が多いので、見栄えがします。

色戻りがしにくい

ハボタンは低温で発色したあと、気温が高くなると色が緑色に戻ってしまうことがあります。一度緑色に戻ってしまった葉は、また発色することはないので、出荷できなくなることもあり、栽培農家の方ががっかりしてしまうことも。ドレスレッドは色戻りがしにくいことも評価されています。

美しい葉型

ドレスレッドとドレススノー
撮影:AGRI PICK編集部
「ドレスレッド」は葉枚数が多くて、葉型が美しいことも特徴。葉がぎっしりと生えていて、全体的にこんもりとした形を作っています。葉の形がちりめん状なので、フリルのように見えて、とても華やかです。

赤色が美しいハボタン「円(まどか)春の紅」

切り花ハボタン
撮影:AGRI PICK編集部
お正月を彩る縁起物として人気のハボタンは、切り花としても人気があります。「円(まどか)春の紅」は、切り花、ポット苗兼用のハボタンで、花色が鮮やかな赤であることが特徴です。白色系の「円(まどか)春の宴」と合わせれば紅白がそろい、よりおめでたい雰囲気を出すことができます。
また、茎が固く曲がりにくいため、栽培時に葉かき作業などがしやすく、時間短縮につながるとともに、出荷ロスも少なくなります。

華やかなフリンジ八重咲きのトルコギキョウ

数種類のトルコギキョウ
撮影:AGRI PICK編集部
サカタフェア2020の会場で、壁に沿って展示されていたにもかかわらず、ひときわ目を引いていたのが、トルコギキョウ。トルコギキョウの花言葉は、「優美」「すがすがしい美しさ」など。特に注目の品種をご紹介します。

ボヤージュ(1型)スノー

ボヤージュスノー
撮影:AGRI PICK編集部
フリンジ咲で花形にすぐれた「ボヤージュシリーズ」に、新しく追加されたのは「ボヤージュ(1型)スノー」。純白で大輪のフリンジ咲きで、とても華やかです。低温伸長力があるため、咲きづらい冬場から春先にかけて安定した出荷が可能です。

マキア(2型)ホワイト

マキアホワイト
撮影:AGRI PICK編集部
適度な大きさでカジュアルに使いやすいマキアシリーズには「マキア(2型)ホワイト」が仲間入り。白色でほどよいフリルが入り、栽培しやすく秀品率が高い品種です。また、適度な大きさでほかの花と合わせやすいので、アレンジに活躍しそうです。

雨に強いペチュニア「バカラiQ」

バカラiQ
撮影:AGRI PICK編集部
ペチュニアの定番品種である「バカラ」シリーズを総合的に改良したシリーズとして「バカラiQ」が登場。特に雨に強く、これまでペチュニアが苦手としてきた晩春から梅雨、盛夏にかけて花を咲かせ続けることができます。

ペチュニアは雨に打たれると、灰色かび病が発生して観賞価値が下がることがありますが、「バカラiQ」は、この病害に強く、従来の品種に比べて、雨による花の傷みとその後の回復力に優れています。このため、雨が降った後でも花が全体を覆うように咲き続けるため、これまでペチュニアの出荷が少なかった時期に高品質な苗を提供することができます。フェアでは、動画で「バカラiQ」の回復力を示していました。

新品種を使って、新しいチャレンジを!

トルコキキョウ2
撮影:AGRI PICK編集部
色とりどりの花が展示されていたサカタフェア2020。気候の変化や市場のニーズに対応した新商品がたくさん展示されていました。新しい品種にチャレンジすることで、栽培や作業がしやすくなったり、安定した出荷ができるようになったりする可能性が感じられます。
紹介したのは一部なので、サカタのタネのウェブサイトもチェックしてみてはいかがですか?
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神山 朋香
神山 朋香

大学卒業後、地方公務員として消費者教育や労働福祉の普及事業に従事した後、AGRI PICK編集部に。AGRI PICKでは、新規就農に役立つ情報などを執筆しています。

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