10月のフラワーアレンジメント|牧子さんの植物教室

下北沢のアトリエ「NEROLIDOL」とAGRI PICKのコラボ連載企画第3弾。10月に楽しみたいお花とそのアレンジを、オーナーの牧子さんに教えてもらいました。今回は菊を使ったアレンジと色んなシーンで使えるリストレットの作り方をご紹介します!


撮影:AGRI PICK編集部
「お庭の草花を暮らしにもとり入れる」をコンセプトに、誰でも簡単にできる草花のアレンジをフローリストの猪飼牧子さんにご提案いただくAGRI PICK連載企画第4弾。

ABOUT

猪飼牧子さん
撮影:AGRI PICK編集部

猪飼牧子(Makiko Ikai)
フローリスト。アロマ・ハーブ・生花・エディブルフラワーなど、植物の活用に関する多種多様な知識を持つ。東京都下北沢のアトリエ「NEROLIDOL」では、花束やハーブティー、アクセサリー販売のほかに教室を定期開催。「生活に寄り添う、植物のある暮らしと装い」を伝えている。

Instagram:https://www.instagram.com/makiko_nerolidol/
Facebook:https://www.facebook.com/nerolidolflower/
Blog:http://nerolidol-m.jugem.jp/

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10月の草花のご紹介

10月のテーマは「菊」。菊は、キク科キク属。⽉にピックアップしたコスモスと同じく、夜の時間が⻑くなってくると秋が訪れるのを感じ、蕾をつける植物です。

菊の旬は9月末から10月ですが、今は農家さんたちが照明のコントロールをすることで一年中花屋さんに置かれるようになりました。

菊【chrysanthemum】

撮影:AGRI PICK編集部
日本古来からあるキクは輪菊や小菊と言われ、仕立て方にもよりますが、1本の茎から大輪の花を咲かせます。中国から伝わった草花で、江戸時代に庶民の間で人気を博した日本の国花です。
撮影:AGRI PICK編集部
輪菊や小菊を欧米で品種改良し、逆輸入したものが「マム」と呼ばれる菊です。仏花のイメージの強い菊ですが、上の写真のように、それを払拭するようなかわいらしい品種が沢山あるのが特徴。
牧子さんにご用意いただいたお花も色や形がさまざまで、一輪挿しでもお部屋を華やかに演出してくれます。
また菊は薬用植物としても有名で、古くから長寿の花として親しまれてきました。身体の上半身の熱を取り、解毒すると言われています。
特に東北では食用花としてお浸しなどにしてよく食べられているんですよ♪

食用菊の下処理方法

1. 菊の食用花を買ってきたら、花弁だけ取り除きます。
2. 沸騰したお湯に少し酢を入れ、さっと湯がいて冷水にとります。
3. しっかり水を絞ってタッパーで保管します。
水気をしっかり取れば1週間ほど保存可能。そのまま三杯酢をかけて食べたり、寿司飯に混ぜたりすると美味しいですよ!

菊の品種(種類)について

菊は一重のシンプルなシングル咲きや、ダリアのように華やかなデコラ咲き、丸いフォルムが可愛いピンポンマム、花弁が細く筒状になったスパイダー咲き、花弁の先がスプーンの様に広がったスプーン咲き、花弁の密集したポンポン咲きなど…咲き方がとっても多様で、それぞれに華やかです。

撮影:AGRI PICK編集部
スプーンのような花弁のスプーン咲き

撮影:AGRI PICK編集部
花弁の先が尖ったスパイダー咲き

菊の基本の飾り方と花器

小ぶりな品種

撮影:AGRI PICK編集部
日本酒のとっくりを活用して活けたアレンジ。動きのある草花とまとめることで、奥行きを出すことができますよ。
テーブルや、陽の当たらない窓際、洗面所などに飾るのがおすすめです。

大ぶりな品種

撮影:AGRI PICK編集部
存在感抜群なシングル咲きのこちら、実は上のアレンジと内容はあまり変わりません。主役のお花を変えるだけでここまで印象が変わるのは驚きですね。
ギュッとまとめるのではなく、華奢なつる植物などをプラスしてあげると、ヌケ感を出すことができます。
ただ、背が高く安定感に少し欠けるので、あまりモノの動きのない玄関や、背が高すぎない棚の上などに飾るのがおすすめです。

菊をつかったフラワーアレンジメント

撮影:AGRI PICK編集部
今回は菊をつかったリストレットの作り方を教えてもらいました。
お子さんのホームパーティーや結婚式でお友だち同士でおそろいでつけるととってもかわいいですよ。
腕につけるだけでなく、ワイングラスを飾ったりリース風に部屋に飾っても素敵です。

材料

花材

撮影:AGRI PICK編集部
季節の草花を数種類。5~8cm前後の長さがあるものだと扱いやすいです。今回はシオン、パニカム、西洋フジバカマ、ヒペリカム、ミシマサイコなどを用意しました!

花材を選ぶポイント
・茎が硬くてしっかりしたものを選ぶ作業しやすい
・今回は生花を使用しているが、ドライフラワーやブリザーブドフラワーで作ってもOK!
・水分をあまり必要としない、ドライフラワーになりやすい花の方が持ちが良い


そのほかの材料

撮影:AGRI PICK編集部
・リボン(適量)
・ワイヤー(適量)
・フローラルテープ(適量)

作り方とコツ

ワイヤーとリボンをフローラルテープでまとめる

撮影:AGRI PICK編集部
リボンの中央くらいにワイヤーをあてて、フローラルテープでワイヤーの端とリボンを1周分まとめます。

草花をフローラルテープで巻いていきます

撮影:AGRI PICK編集部
リボンとワイヤーを手のひらにのせ、その上に草花(適宜作業しやすい長さに切る)をフローラルテープで2周ほど巻いて留めていきます。
フローラルテープは、引っ張って伸ばしながら巻いていくことでしっかり定着するので、ゆるく巻かないように注意!

お好みの長さまで繰り返す

撮影:AGRI PICK編集部
2本目も草花を先ほどと同じ向きでフローラルテープで2周ほど巻き、これを腕一周分繰り返します。
お好みの長さになるまで同じように1本ずつ草花をフローラルテープで固定していきます。

最後は花材の向きを反対に

撮影:AGRI PICK編集部
上写真のように同じ方向にまとめていた花材を、最後は下の写真のように3~4つまとめて逆向きに取り付けます。
フローラルテープを細くよじりながら草花の間をよけて固定していくとうまくいきますよ。
最後の草花は少しボリュームのあるものを使用すると、最後の留めた部分が隠れやすく、作業もしやすいです。

菊をおしゃれに楽しむ

今回は菊の飾り方やフラワーアレンジメントについてご紹介しました!和のイメージが強い菊ですが、おしゃれな品種も多く、実は奥が深いんです。リストレッドは別のお花にも応用できるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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AGRI PICK 編集部
AGRI PICK 編集部

AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。