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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
そんなときには、冬の寒さをやわらげる「断熱シート」がおすすめ!窓や床に設置することで、室内の冷えを軽減してくれる優れものです。
この記事では、編集部が厳選した断熱シートをたっぷり紹介!!また、選ぶ際のポイントや注意点、シートの貼り方・剥がし方も解説します。100均の断熱シートを使った実践リポートも、ぜひチェックしてみてくださいね。
断熱シートの効果とは?
断熱シートには冬以外にも、夏の紫外線をカットするものや模様やミラー反射で室内を見えにくくする効果があるものなど、一年を通して使用できる種類も多くあります。
断熱シートの選び方
使用場所で選ぶ
断熱シートには、窓ガラスに貼るタイプのほか、カーペットやラグなどの下に敷いて使う床用もあります。また、車のフロントガラスをカバーして、霜や雪から守るための断熱シートも販売されています。まずは、どのような場所に使いたいのかを明確にして、適した断熱シートを選びましょう。家の窓
窓用の断熱シートには、さまざなな種類があります。空気の層で冷気を防ぐ気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)タイプのものや、窓の目隠しにもなる模様入りのもの、夏にも活躍するUVカットタイプなど種類は豊富。機能や好み、インテリアなどに合わせて選んでみましょう。
ホットカーペットの下に
床用の断熱シートには、保温効果の高いアルミタイプや、スペースに合わせてサイズを調整できるジョイントタイプのものなどがあります。
車のフロントガラスに
厚さで選ぶ
厚みがあるほど断熱性も高まります。床用シートの場合は、クッション性も高まるほか、足音を軽減する効果も!窓用の断熱シートは、あまり分厚いと景色が見えづらくなることもあるので、設置場所を考えて選びましょう。大きめのシートを選ぶ
断熱シートは、貼りたい場所に対して余裕のあるサイズを選びましょう。いざ設置しようとしたときに、サイズが小さ過ぎてカバーしきれなかったら、がっかりしてしまいます。大きめのものを購入してシートが余っても、玄関ドアやトイレなどの小さな窓に活用できますよ。おすすめの窓用断熱シート6選
特殊な3層構造で暖房効率大幅アップ!
「窓に貼るプチプチシート」で断熱!約7mm厚の3層構造のポリエチレンシートが、暖かい空気を含み、冷たい外気をブロックします。設置方法は、水で貼り付けるだけと簡単。大きめの窓にも対応できる大判サイズもうれしいポイントです。ミラータイプで目隠しにもなる断熱シート
暖かい空気を反射して室内にとどめ、窓の冷気による熱損失を防ぐ断熱シート。ミラータイプなので、日中は外から見ると鏡のようになり、部屋の中が見えにくくなる効果があります。また、UVカット機能も99%と高く、夏の日差し対策としても使えます。テープ・水不要で簡単設置!おしゃれなレース柄シート
全面粘着加工を施すことで、水やテープを使わずに設置が可能。ぴったりと貼り付くため、すりガラスや凹凸のあるガラスにも対応します。広い面積に貼るものだけに、おしゃれなレース柄もうれしいですね!窓枠全体をカバー!インテリアを邪魔しない透明タイプ
窓枠に取り付けるタイプなので、網入りガラスや複層ガラスの窓にもOK!ガラスに貼り付けるシートのように、シワや気泡を気にすることもありません。シートの下部は両面テープでしっかり固定できるので、防寒性はバッチリ。中央のファスナーで開け閉めができ、ノンストレスで使用できます。超透明タイプのシートで2層構造の窓に!
窓の明るさを損ないたくないという人には、こちらの超透明タイプがおすすめです。窓ガラスではなく、テープでサッシに取り付けるため、設置窓を選びません。シートのほかに湿気を吸収するシリカゲルもついており、寒さ対策はもちろん、結露を防ぐこともできます。すりガラスタイプで視線もカット!
光を十分取り込みながら、プライバシーも確保できる、すりガラスタイプの断熱シートです。貼り付けは水で接着させるだけと簡単で、はがしても跡が残りません。室内の空気を逃さない断熱効果はもちろん、夏の強い日差しも遮断してくれるので、一年を通して活躍します。おすすめの床用断熱シート6選
厚みがありクッション性も抜群!
コタツやホットカーペットの下に敷くだけで、床からの冷気を防ぎ、暖房効果がアップ!厚さは8mmあり、クッション性も抜群なので、階下への防音効果も。家族が集まるリビングや子ども部屋にもおすすめです。好きな大きさに変えられるジョイント式
45×45cmのピースをパズルのように組み合わせて使う、床用断熱シート。これなら、部分ラグマットから大きめのホットカーペットまで、自在にサイズを調節できます。シートの片面にはアルミフィルムが施されており、暖かさもひとしお。清潔に使用できる、ダニ除け加工も高ポイント!20mでたっぷり使える!フリーカット式の断熱シート
なんと長さ20mもの断熱シート!広いスペースの床の断熱にはもちろん、車内に敷いたり、浴槽の保温に使ったりなど、アイデア次第で幅広い用途に使えます。本体は、断熱性とクッション性に優れた発泡ポリエチレンを採用し、シートの表面にはPETアルミ蒸着フィルムを施しているので、汚れもサッと拭き取れます。薄型なのに高性能!DIYで簡単リフォーム
「床の断熱工事をしたいけれど、お金も時間もかかってしまう」「賃貸だから工事ができない…」そんなお悩みを持つ人には、こちらの断熱シートがおすすめです。床に敷き詰めたら、上からカーペットやフローリングマットを載せるだけ!床板を剥がすなど、大がかりな工事なしで床の断熱加工ができるのです。厚さは4mmと薄いですが、床下からの冷気はシャットアウト。暖房効率も大幅にアップしますよ!敷き布団の下に敷いて暖かな眠りを
フローリングの上に布団を敷いていると、床からの冷気でなかなか寝付けないことも。そこでぜひ取り入れたいのが、敷き布団の下に敷いて使う断熱シート!住宅の断熱材と同じ素材を使っているため、とても暖かく、洗濯機で丸洗いすることも可能です。台所の床冷え防止!キッチンマット専用の断熱シート
調理や洗い物など、冬場の台所仕事は、足元から冷えてつらいですよね。そんなときには、こちらのキッチンマット専用の断熱シートをおすすめします。厚さ8mmのシートが床からの冷気を遮断し、疲れも軽減。すべり止め加工もしてあるので、安全に使えます。おすすめの車用断熱シート3選
フロントガラスの凍結・降雪対策に!
車のフロントガラスにかけるだけで、冬の凍結や雪から愛車を守ってくれる断熱シート。特殊な3層構造になっているので、高い断熱性と保温効果を発揮します。冬だけでなく、夏の紫外線対策や、黄砂、ホコリ除けにもおすすめです。防音!フードとボンネット用の断熱シート
厚さ5mmのフードとボンネット用の防音の車用断熱シート。夏の防熱、外からの熱を遮断し、室内環境を涼しく快適にします。素材はアルミホイル、反射率は97%。電力消費を削減し、高価な電気料金を削減。取りつけが簡単で、薄くて軽量です。磁石でピタッと留まる!サイドミラーも凍結防止
上部と下部に合計8個の磁石を内蔵し、フロントガラスにしっかりと固定できる断熱シートです。両端には鏡用保護カバーが付いているので、サイドミラーの凍結も防げます。ずれにくいため、強風の日も安心!夏の紫外線対策や秋の落ち葉対策にも一枚あると重宝します。100均の断熱シートを使ってみた!
そこで、編集スタッフが実際に100均の断熱シートを購入し、自宅の窓ガラスに使ってみることにしました!
今回入手したのは、ダイソーの「窓ガラス断熱シート」。水分で貼り付けるお手軽タイプです。パッケージには「冬は暖かく、夏は涼しい」とあるので、寒さ・暑さ両方の対策として使えそうですね。
まずは100均の断熱シートをチェック!
サイズ
長さは90cm、幅は45㎝と小さめサイズ。大きい窓には1枚だけでは足りないので、部分的に使うか、何枚か貼り合わせて使うことになりそうです。今回編集スタッフは、キッチンの小窓にシートを貼ることにしました。仕様
作業に必要なもの
霧吹き
窓ガラスに水を吹きかけるために使います。雑巾
窓の汚れを拭き取るために、用意しておきましょう。カッター
断熱シートをカットするために使います。メジャー
窓のサイズを測る際にあると便利。定規
断熱シートのサイズを測ったり、カッターで真っすぐ切ったりするために使います。油性ペン
断熱シートを切るときに、ペンで目印をつけます。新聞紙
窓に水を吹き付ける際に、周囲が濡れないように新聞紙でカバーします。Step1. 窓ガラスの汚れを拭く
Step2. 窓のサイズを測る
Step3. 断熱シートをカットする
Step4. 窓に水を吹き付ける
Step5. 窓ガラスにシートを貼り付ける
Step6. 作業完了!
断熱シートの剥がし方は?
断熱シートは何年も貼りっぱなしにしていると、紫外線などで劣化し、粘着面が窓ガラスに付着して取れにくくなってしまいます。そうなると、ペロッときれいに剥がすことができなくなるため要注意!シートは定期的に貼り替えるようにしましょう。
断熱シートを買う前の注意点
ただし、全ての断熱シートがダメというわけではなく、製品によっては、網入りガラスや真空二重ガラスなどにも対応しているものもあります。断熱シートを購入する前には、製品仕様をよく確認するようにしましょう。
断熱シートが使えない窓ガラスの一例
熱射反射ガラス
表面に極薄の金属膜をコーティング加工することで、太陽光の熱を反射させるガラス。熱線吸収ガラス
熱線の吸収を高めるために、微量の金属成分を加えて着色したガラス。網入りガラス
ワイヤー(網)を入れることで、火災時に割れても破片が飛散しないことを目的としたガラス。真空二重ガラス
二層になったガラスの中間層が、真空になっており、断熱・遮熱効果に優れます。断熱シートの貼り方と剥がし方
貼り方
用意するもの
・水で貼れる断熱シート・カッター
・油性ペン
・定規
・霧吹き
・雑巾
・新聞紙
Step1. 窓ガラスの汚れを拭き取る
窓に汚れがついていると、シートが密着しにくくなります。雑巾で窓ガラスをよく拭き、ホコリや油分を取り除きましょう。洗剤を使った場合は、しっかりと拭き取ってください。洗剤が残っていても、シートが付着しにくくなるので要注意!Step2. 窓の周辺を新聞紙で保護する
水で濡れないように、窓枠の下や床などを新聞紙でカバーしておきます。Step3. カットする大きさを確認する
設置したい窓に断熱シートを当て、切り取るサイズを確認しましょう。油性ペンで印をつけておくと、カットする際の目安になります。Step4. 適切な大きさに断熱シートを切る
断熱シートを床に広げ、窓に合った大きさにカットします。真っすぐに切るには、目印に沿って定規を当ててカッターで切るのがおすすめ!床が傷つかないように、シートの下に重ねた新聞紙や段ボールを敷いておくと安心です。Step5. 窓ガラスを水で濡らす
窓ガラスに、霧吹きで水を拭きかけます。ガラスの全面がしっかり濡れるように、たっぷりとスプレーしましょう。Step6. 断熱シートを貼り付ける
断熱シートの接着面を窓ガラスに当て、貼り付けていきます。この際、裏表を間違えないよう注意しましょう。シートと窓ガラスの角を合わせると、ズレずにうまく貼ることができます。Step7. シートをしっかり密着させる
断熱シートの中央から上下左右に向かって、手で押さえながらしっかりと密着させます。透明なシートの場合は、気泡があると目立ってしまうので、スキージーなどで押し出すのがおすすめ。Step8. 水分を乾燥させたら完成!
シートを貼り終わったら、しばらく時間を置いて水分を乾燥させます。これで作業は完了です!剥がし方
断熱シートは、半年ごとに貼り替えるのが推奨されています。長期間貼りっぱなしにしていると、紫外線などで劣化してボロボロになったり、接着成分が固まって剥がしにくくなってしまうことがあるためです。まだ新しいシートを貼り替えるときは、隅を爪で軽く起こし、引っ張れば簡単に外すことが可能です。しかし、古くなってしまった断熱シートを剥がすには、少々コツが必要。そこで今回は、そんな劣化した粘着シートの剥がし方を紹介します!
用意するもの
・ドライヤー・霧吹き
・中性洗剤
・カッターもしくはスクレーパー
・雑巾
剥がし方のコツ
- 窓に貼ってある断熱シートをドライヤーの風で温め、接着成分をゆるめる
- カッターかスクレーパーを使い、シートの端を少し剥す
- 端を持ち、少しずつ引っ張りながらシートを剥がす
- 窓ガラスに接着成分が残り、ベタベタしている場合は、水で希釈した中性洗剤を霧吹きで吹きかけ、時間を置く
- ふやかした接着成分をスクレーパーでこそぎ取る
- 薄めた中性洗剤を窓ガラスに吹き付け、雑巾できれいに拭き上げる