目次
そこで、今回は雑草対策に効果的な10個の方法をピックアップ。業者に頼む余裕がない方のためにも、費用を安く済ませられるDIYの対策方法を中心にご紹介します!
1. グランドカバー|草花を植えておしゃれに対策
ハーブ系のグランドカバー
ハーブ系の植物を選べば、雑草対策のついでに香りに癒される庭作りもできちゃいます。種類はさまざまですが、背丈が高くならないもの、地面を這うように成長するものがおすすめ。料理やハーブティーにも使えて一石二鳥!ペニーロイヤルミント
フォックスリータイム
クローバー系のグランドカバー
幸運を呼び込む植物として親しまれているクローバー。鮮やかな緑色の三つ葉が定番ですが、中にもたくさん種類があるんです。色合いは赤・ピンク・ミックスカラーなど、葉の数は五つ葉・七つ葉などから選ぶことができます。暑さ・寒さにも強いので、初心者でも育てやすいのもポイントですよ。ティントセピア
ティントヴェール
花を咲かせるグランドカバー
グランドカバーといえば、芝生や人工芝のような「草」を思い浮かべがち。でも、中にはかわいらしい花を咲かせるものもあるので、ガーデニングが好きな方には特におすすめです。複数の種類を組み合わせて、色とりどりの鮮やかなお花畑にしてみてはいかがでしょうか。クラピア
芝桜
タマリュウ
ワイルドフラワー
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2. 敷石・庭タイル|心地よい空間作りにも
庭タイル
手軽に始めたいなら、ブロック感覚で組み立てられる庭タイルがおすすめ。石畳柄やモザイク柄、正方形型や正円型、レンガやセメントタイルなど、柄・形・素材の種類はさまざま。水平を保ったり、強風対策をしたり、注意点はありますが初心者でも手軽にチャレンジできますよ。正方形の庭タイル
モザイクデザインの庭タイル
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敷石
庭を本格的に整えたいなら敷石がおすすめ。天然石、素焼き、磁器タイル、レンガなど、素材に種類があります。敷石は形がバラバラなので、最初にレイアウトなどを考えておくのがポイント。タイルよりも少しだけ労力がかかりますが、特に難しい作業はありません。ご家族と一緒に楽しみながら挑戦してみてはいかがでしょうか。レンガの敷石
御影石の板石
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3. 除草シート・防草シート|被せるだけで対策完了
敷石・庭タイルは隙間から雑草が生えてくる可能性もありますが、除草・防草専用のシートやマットなら太陽光をシャットアウト!さらに、土との接触を断つため、雑草の種子が運ばれてきても根付かずに簡単に引っこ抜けます。ガーデニングなどに使う場合は、シートの上に砂利などを敷くのが基本です。
ガーデニングにおすすめの除草・防草シート
使用範囲が限られるガーデニング用なら、小さめのサイズ&カットしてもほつれにくい除草・防草シートがおすすめです。ハサミでカットしやすい除草・防草シート
畑・農地におすすめの除草・防草シート
庭だけでなく、畑や農地の雑草処理も悩みの種。余計な労力を少しでも抑えるために、耐久性と保湿性に優れた専用シートを使いましょう。ビニールハウス内の通路にも活用できますよ。ちなみに、ブルーシートは太陽光を透してしまうので、あまりおすすめはできません。農業用の除草・防草シート(アグリシート)
耐久性重視におすすめの除草・防草シート
雨風に打たれやすい場所や長期間放置する場所には、耐久性のあるものがおすすめ。更地・空き地だけでなく、お墓やメガソーラー(太陽光発電機)の雑草対策にも有効です。デュポン ザバーン 除草・防草シート
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4. 砂利・玉砂利|庭の見栄え作りにも役立つ
砂利
水はけがよく、壊れにくい小粒の砂利。サイズは「4cm以下」の小さいもの。ガーテニングだけでなく、更地や空き地に敷くことで防犯対策にもなりますし、駐車場として活用することもできます。また、砂利の上に敷石を並べれば、さらにおしゃれ感を演出できるのでおすすめです!金華砂利
大磯砂利
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玉砂利
砂利よりも大きく、丸みを帯びている玉砂利。サイズは「4cm以上」の大きいもの。白玉砂利や黒玉砂利など、さまざまな種類があります。花壇・プランターの装飾にはもちろん、全体的に敷き詰めることで庭づくりのテイストを形作ることができますよ。白玉砂利
黒玉砂利
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5. 庭チップ|自然にも景観にも優しい
ウッドチップ
スギやヒノキなどの木材をチップ状に砕いた「ウッドチップ」。比較的安く手に入るため、使用範囲が広い場合におすすめ。寒さ対策にも効果的で、バラや観葉植物専用の種類もあります。スギひのきウッドチップ
バークチップ
赤松や黒松の樹皮を小石ほどの大きさに砕いた「バークチップ」。樹皮の風合いがおしゃれなのに加え、ウッドチップよりも防虫効果を期待できます。一方で、価格が少々お高めなので、彩りを加えたい箇所にピンポイントで使うのがおすすめです。インテリアバーク
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6. 除草剤(除草薬)|まずは根っこから枯らそう
液体タイプ
即効性があり、手軽に使えるのが「液体タイプ」です。また、薬剤の残留が少なく、畑や花壇に転用したい方にもおすすめ。水に濡れると流れてしまうので、天候に注意しながら使用します。食物添加物100%の安全な除草薬もありますよ。ラウンドアップ マックスロード(日産化学工業)
オレンジパワー(フマキラー)
顆粒タイプ
雑草を生えないようにしたい場合には「顆粒タイプ」。雨などによって土に染み込み、根っこから枯らすことができます。残留性があるので雑草の成長を防ぎますが、逆に草花や農作物も育てられません。庭づくりやガーデニングには向かないので注意しましょう。ネコソギ粒剤
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7. 草刈機(刈払機)|畑・農地・裏庭で活躍
草刈機(刈払機)
草刈機(刈払機)を選ぶときは、動力・刃・ハンドルの3点に注目します。また、各メーカーがさまざまな種類を発売しているため、ひとつに絞るのは少々難しいかもしれません。ただ、基本は使用用途で選びます。ガーデニング用なら小回りの効く軽量タイプやメンテナンスのしやすさなどを基準にするのがおすすめです。リョービ(RYOBI) 刈払機 草刈機 AK-1800
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刈り取った雑草を処理する「小枝粉砕機」
庭で刈り取った雑草や雑木林で手入れした小枝。草刈機(刈払機)を使った広範囲になると、後処理に困ってしまいますよね。そんなときは、細かく砕いてくれる「小枝粉砕機(ガーデンシュレッダー)」も併せて用意しておくと便利です。山善(YAMAZEN)園芸用電動粉砕機 ガーデンシュレッダー YGS-30A
リョービ(RYOBI)ガーデンシュレッダ GS-2020
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8. 草取り道具|お手軽に対策するなら
定番の「鎌」で刈り取る
草刈機はもちろん、除草シートなどを敷くスペースもないなら、専用の「鎌」を使うのがおすすめ。昔ながらのオーソドックスな形もあれば、電動式のものもあります。仁作 ステンレス製 ねじり鎌
ムサシ 除草バイブレーター
専用の道具で根っこから引っこ抜く
草取りの定番である鎌以外にも、便利な道具がたくさん販売されています。野菜の調理を助ける便利グッズと同じように、雑草も効率よく処理していきましょう。抜けるンですミニ
Mont Blanc 草抜くぞう
土を掘り返しす「レーキ」で雑草処理
地面をならしたり、雑草を集めたりする時に使う「レーキ」。畑・農地でよく見かけますが、小柄なサイズなら一般家庭のガーデニングにも活用できます。ギザギザとした熊手を使って、土を掘り返して雑草を根っこから取り除きます。フィスカース(FISKARS ) ガーデンホーレーキ
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9. 防草土|水と合わせた固まる土・砂で雑草対策
防草土(固まる土・砂)のメリット
メリットとしては、防草効果がとても高いこと。網目が荒い除草・防草シートの場合、隙間から雑草が生えてくる恐れがあります。しかし、土を厚く固める防草土なら、いくら生命力の高い雑草でも突き破られる心配はありません。また、コンクリートよりも温かみのある風合いに仕上がるのもポイントです。アイリスオーヤマ 固まる砂
防草土(固まる土・砂)のデメリット
一方、デメリットとしては、強度が弱いこと。土を水で固めただけなので、月日が経つと部分的に凹んでしまったり、ポロポロと風化してきたりします。また、見た目や水はけの良さを考えながら綺麗に固めるのは技術が必要で、DIY中級者から上級者向けといえるでしょう。その他の雑草対策と組み合わせて、部分的に使うなどの工夫がおすすめです。防草土(固まる土・砂)で使う道具
その他の雑草対策と同じように、まずはすでに生えている雑草の処理から入ります。除草剤などを使って、根っこから取り除きましょう。その後、スコップなどを使って土を平らにし、レンガなどで防草土を使う範囲を決めます。ここまで来たら、防草土を敷いて、少しずつ水を撒けば完成です。普段から家庭菜園で使っている道具を応用できるので、想像していたよりも手軽にできますよ。10. コンクリート|雑草を完全に遮断
ちなみに、「セメントを使って塗装する」と考える方もいますが、用途が異なります。そもそも、セメントとは、水や砂、砂利と混ぜ合わせて使う「接着剤」の役割を果たす素材のこと。塗装する際に使うのはコンクリートなので、間違えないように注意。また、「モルタル」も同じセメントが主成分ですが、コンクリートよりも強度が劣ります。
コンクリート塗装のメリット
コンクリートは、「セメント+砂+砂利」を混ぜ合わせた建築素材。雨、風邪、高温、低温に耐えられる強度の高さが魅力で、土を覆えば長期間に渡って雑草対策の効果を期待できます。また、難しいイメージを抱きがちですが、道具と材料さえあればDIYが可能。とはいえ、全くの初心者だと心許ないので、防草土と同じく中級者〜上級者向きといえるでしょう。砂とセメントがMIXされて便利!インスタントセメント
コンクリート塗装のデメリット
耐久度が高いですが、半永久的に効果があるわけではありません。年月を重ねるごとにヒビや風化が発生し、その隙間から雑草が生えてきます。また、夏場は日差しの照り返しが激しく、外気温を高くしてしまうデメリットも。防草土と同じく、まずは部分的に使うのがおすすめです。コンクリート塗装には専用の道具が必須!
普段はあまりなじみがないので知られていませんが、コンクリートの主成分であるセメントは強いアルカリ性です。直接手を触れると炎症を起こし、出血してしまう恐れもあるため、手袋や長靴、防護メガネ、防護マスクは必須です。また、セメントを混ぜる容器「トロ舟」や混ぜたり、塗装したりする時に使うスコップなども揃えておきましょう。手袋
トロ舟
スコップ
おすすめできない雑草対策
雑草対策は多岐に渡りますが、実は効果がなかったり、効果はあるけど副作用があったり、おすすめできない方法もあるので注意が必要です。塩・塩水・海水
石灰・消石灰
重曹
酢
熱湯
規模や環境を考えて、ベストな対策を選ぼう!
小さな裏庭・ベランダなら「草取り道具」、中規模の庭や畑・農地なら「除草剤(除草薬)」「草刈機(刈払機)」で雑草を一掃。その後、「除草・防草シート」を敷き、「庭タイル」や「敷石」「砂利」「庭チップ」などで好みのガーデニング空間を作ります。
また、自然の力を活かす「グランドカバー」なら庭づくりをもっと楽しめますし、本格的なDIYに挑戦するなら「防草土」や「コンクリート・セメント」もおすすめです。梅雨から夏場にかけて、特に面倒になる雑草の処理。ぜひ、今回ご紹介した方法を試してみてくださいね!